とにかく映画が好きなんです

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています



アントニオ・バンデラス主演の映画「チリ33人 希望の軌跡」をWOWOWで観た。

2010年に起きたチリ鉱山の岩盤崩落事故の実話を映画化。


満足度 評価】:★★★☆☆

この事故が起きた当時は、日本でも毎日のように報道されていたのでよく覚えている。

よく知っている話だけに感動も薄く…。

そんなみんながよく知っている話を映画化するのは難しいことなんだなということは良くわかった。

ただ、極限の状態に置かれた人たちの行動は興味深かった。

「チリ33人 希望の軌跡」予告編 動画

(原題:THE 33)




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キャスト&スタッフ


出演者

〇アントニオ・バンデラス

〇ロドリゴ・サントロ

ジュリエット・ビノシュ
…(「アクトレス~女たちの舞台~」、「おやすみなさいを言いたくて」、「トスカーナの贋作」、「ショコラ」、「イングリッシュ・ペイシェント」、「ポンヌフの恋人」など)

〇ルー・ダイヤモンド・フィリップス

ガブリエル・バーン
…(「ハイヒールを履いた女」、「ユージュアル・サスペクツ」など)

監督

〇パトリシア・リゲン

2015年制作 アメリカ、チリ合作映画

チリ33人希望の軌跡

あらすじ


2010年8月5日 チリのサンホセ鉱山で岩盤の崩落事故が起きる。

地下700mの地点で採掘をしていた33人の作業員が閉じ込められてしまう。

彼らはマリオ(アントニオ・バンデラス)をリーダーとし、救助があると信じて避難所での生活を始めるが、地上との連絡が途絶えてしまい、作業員たちに焦りの色が見え始める…。

チリ33人希望の軌跡2


感想(ネタバレあり)


印象に残るのはとても元気な姿で地下から登場した作業員たち


2010年にチリにあるサンホセ鉱山の地下700m付近で起きた岩盤の崩落事故を忠実に映画化。

私も、あの事故は毎日テレビで報道されているのを観ていた。

むしろ、2010年と聞いて、もう6年も経ったのかという思いが真っ先に立った。

もっと、最近のような気がしていた。

あの時の記憶として残っているのは、彼らがとても元気だったということ。

69日間も地下700mにいた人たちだから、地上に出てきたヘロヘロなのではないかと思ったのに、地上に上がるなり、飛び跳ねていたのを観て、すごく驚いたことを覚えている。

その時は、あれは、チリ人のラテンの気質がそうさせるのか、それとも西洋人の体の違いなのかと考えたものだった。

今でも、この映画を観た後も、その謎は解けないままだ。

なんであの人たちはあんなに過酷な生活を送っていたのに、あんなに元気だったんだろう…。

恐らく、その69日間、冷静な判断力を失わずにいたことや、最後まで前向きな気持ちでいたことが、その元気な姿につながっているのではと思う。

チリ33人希望の軌跡5


いかにも政治家らしい政治家の大統領


この映画を観始めて、岩盤が崩落し、33人の人たちが閉じ込められてしまった後、まず最初にビックリしたのが、大統領の対応だった。

真っ先に国民のことを考えるはずの大統領はこの時、彼らを見殺しにするつもりだった。

助けられるはずがないと。

この事件を内密に処理し、ことが過ぎるのを静かに待てばいいと思っていた。

ところが、この話はあっという間に世間に知られてしまった。

すると、彼はその責任を鉱山大臣(こんな役職があること事態がお国柄)になすりつける。

33人にとってラッキーだったのは、この鉱山大臣に良心があったことだ。

真っ先に鉱山に向かい事態の収拾を図った。

その後、形勢が逆転して33人が助かりそうだとなってくると、今度は大統領が全面に出てきてアピールをする。

それはもう、絵に描いたような政治家だった。

こういう危機的な状況でこそ、その人の政治家としての資質が出るもんなんだなと改めて思った。


チリ33人希望の軌跡3


危機的な状況で必要なのは冷静な判断の持ち主


そして、なぜ、あの時33人は69日間という長丁場を耐えられたのか。

それは、あの危機的な状況の中で、冷静に物事を考えられる人(=マリオ)がいたからだと思う。

既に、岩盤が崩落した時点で食べ物の奪い合いがスタートしていた。

そこをマリオが食物庫の鍵を任され、わずかな食料を毎日少しずつ分けた。

その冷静な判断が、後々、長くそこで生き延びた結果につながったのではと思う。

よくフィクションの映画では、規律を乱すおバカちゃんがいて、みんなの食べ物を食べつくしちゃったりしてしまう。

そして、この後どうやって生き延びるんだよ!!なんてケンカになったりするが、

これはさすがの実話の映画化。

そういうことはなく、1人の冷静なリーダーが他の人たちをまとめていた。

そういう人がいるかいないかでその先の展開が大きく変わるもの。

今回は、マリオの存在がとても大きかった。

チリ33人希望の軌跡4


ハリウッド俳優を使った再現VTR


しかし、残念なことに、私はこの映画を観る前に69日間生き延びたことも、マリオのようなしっかりとしたリーダーがいたことも当時の報道で知っていた。

だから、この映画を観ることは、その時に起きた出来事を時系列で確認をしたような感覚になってしまった。

それ以外の内容も知らなかったこと(例えば大統領の話や、作業員の愛人の話)も、私の想像を超えるものではないく、全てが想定内に収まってしまった。

ここに、「多くの人が知っている事実の映画化」の難しさを感じる。

それは、作業員たちを主人公にして真正面から時系列通りに作った作品だからかもしれない。

例えば、この事故以降も追跡取材をしているジャーナリストを主人公にして、取材する側からの視点で作ってみるとか、ガブリエル・バーンが演じた鉱山の専門家を主人公にしてみたりなど、視点を変えて作品を撮ってみたら、事故の見え方もちょっと違うだろうし、新たな事実も出てくるかもしれない。

そしたら、もっと面白い映画になったんじゃないかなぁと思った。

これでは、「世界まる見え!テレビ特捜部」の再現VTRをハリウッド俳優で作ってみたという印象でしかない。

最も印象に残っている場面といったら、最後のエンドクレジットの直前で、生き残った33人が円陣を組んでいる写真だったりする。

ということは、その後の彼らがもっと知りたかったということなんだなぁ。

もう一工夫、もう一アレンジ欲しかった。そんな映画だった。



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3月25日にWOWOWで放送された「Hollywood Express」の全米映画ランキングをご紹介。

先週1位の「キングコング:髑髏島の巨神」を押しのけ、大ヒットで1位に君臨したのは実写版「美女と野獣」。

日本では、4月21日からの公開。

今週は、それ以外ににも7位に低予算ホラー映画の「The Belko Experiment」が初登場している。

全米 映画ランキング ベスト10(3月17日~3月19日)


1位 「美女と野獣」

)(4月21日 日本公開予定)




美女と野獣





2位 「キングコング:髑髏島の巨神」

)(3月25日 日本公開予定)



3位 「LOGAN/ローガン」

)(6月1日 日本公開予定)



4位 「Get Out」

)(日本公開未定)



5位 「THE SHACK」

)(今秋 日本公開予定)



6位 「レゴバットマン ザ・ムービー」

)(4月1日 日本公開予定)



7位 「The Belko Experiment」

)(日本公開未定)



8位 「Hidden Figures」

)(日本公開未定)




9位 「ジョン・ウィック チャプター2」

)(7月7日 日本公開予定)



10位 「Before I fall」

)(日本公開未定)




今週は、以上でございます~。


初登場で1位を獲得したのは、「美女と野獣」

ディズニーアニメーション映画「美女と野獣」の実写版リメイク作品。

誰もが知っているあのアニメを実写版にして、どれだけの人を感動させることができるのか。

既に、初週の興行収入が1億ドルを超えており、これは歴代6位の成績なんだとか。

作品自体の評価となると、アメリカの批評家サイトRotten Tomatoesによれば、批評家の支持率70%であり、上中下で表現すれば「中」の評価。

日本でも大ヒットを見込み、GW前の4月21日の公開を予定している。



7位に初登場したのは低予算ホラー映画の「The Belko Experiment」

オフィスに閉じ込められた80人のアメリカ人たち。

彼らはオフィスに社内放送から流れる謎の声に従い「殺すか殺されるか」の死のゲームがスタートする。

と聞くと、面白そうな感じがするけど、こちらのRotten Tomatoesの評価は46%と低め。

主演は、「ゴースト」のトニー・ゴールドウィン。

日本公開は未定。



今週は以上です~。




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ケン・ローチ監督の映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」を映画館で観た。

心臓病を患いながら一人暮らしを送るダニエルの生活を通して、イギリスの生活困窮者に対する行政の厳しさを訴える。

満足度 評価】:★★★★★

人が人らしく生きる権利はどこにあるのか。

あまりにも理不尽なできごとの繰り返しに、何度も泣いて、何度も腹を立てながら観た作品だった。

観終わった後は、エンドクレジットが終わってもしばらく涙が止まらなかった…。

「わたしは、ダニエル・ブレイク」予告編 動画

(原題:I, DANIEL BLAKE)




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キャスト&スタッフ


出演者

〇デイヴ・ジョーンズ

〇ヘイリー・スクワイアーズ

監督

ケン・ローチ
…(「この自由な世界で」、「ジミー、野を駆ける伝説」、「麦の穂を揺らす風」など)


2016年制作 イギリス、フランス、ベルギー合作映画

わたしは、ダニエル・ブレイク

あらすじ


大工のダニエル(デイヴ・ジョーンズ)は、心臓発作を起こして以来、医者から仕事をすることを止められている。

そのため、生活保護を受給しようと役所に行くが、審査の結果「仕事を探せ」と言われてしまう。

その審査に対し不服申し立てを行おうとするが、役人はパソコンを持っていない彼に対し、「申請はネットでしろ」の一点張り。

途方に暮れてしまう彼だったが、彼と同じく生活に苦しむシングルマザーのケイティ(ヘイリー・スクワイアーズ)とその子供たちの一家と知り合い、互いに支え合うようになる。


わたしは、ダニエル・ブレイク5


感想(ネタバレあり)


予算削減のための政策が生活困窮者をさらに苦しめる


主人公のダニエル・ブレイクは生活困窮者である。

心臓発作を起こして倒れた後は、医者に「仕事を辞めなさい」と言われ、生活保護を受けようとしても、国には「仕事をしろ。仕事を探せ」と言われてしまう。

そんなダニエルの生活を見つめるこの映画の中で、聞き慣れない言葉があった。

それは、「寝室税」である。

映画の中で、ダニエルが「『寝室税』だって払っているのに、なんでこんな仕打ちを受けなきゃいけないんだ」と言うセリフがある。

あまりにも聞き慣れない言葉であり、どんな税金なのか想像もつかないので調べてみた。

簡単に説明すると、こんなことらしい ↓

bedroom tax(寝室税)とは2013年4月にイギリスで導入された制度で、使われていない寝室の数に対し、低所得者向け住宅手当の支給額を削減する制度。

 tax(税)の名称をとりながらも実際は金品を徴収するものではなく、手当を減額するシステムである。

財政支出削減の政策として行ったが、貧困層からの反発が強かったうえに裁判所による違法判決も出された。

eigonary より

つまり、財政難の国が低所得者層に対する給付金の予算を減らすためにひねり出した法案のよう。

なんとも理不尽で、急場しのぎの法案であり、貧しい人々の生活をより苦しめる法案であることは目に見えている。

この映画のダニエルのように、妻を亡くして一人暮らしをしている人は、妻と共に住んでいた家で暮らしていると、自動的に寝室が1つ多いと判断され、給付金が減らされてしまい、より生活が苦しくなる。

ここで描かれる苦しみの全ての発端は、この訳の分からない「寝室税」にあり、国民の実情を考えずに法案を作った結果、余計に貧しい人たちを負のスパイラルに追い込んでしまったということが良く分かる。


わたしは、ダニエル・ブレイク3

日本でも起こり得る役所の理不尽な申請カット


ただでさえ、その「寝室税」で追い込まれていた主人公のダニエル・ブレイクは、生活保護受給申請でさらに追い込まれてしまう。

心臓発作を起こし、医者から「仕事はするな」と止められたにも関わらず、生活保護の申請を出すと「仕事をしろ」と言われる。

その件で不服申し立てをすると、「申請はネットで」と言われる。

パソコンを持っていないダニエルは図書館へ行って申請しようとするも、入力のしかたが分からず「エラー」が出てしまう…。

この堂々巡りは、まるでダニエルに対し、「生活保護を受けられるものなら受けてみろ!!」という国からの挑戦としか思えない。

常にネットがそばにある私からしたら、「あらゆる申請をネットでできるようにして欲しい」と思うし、その方がありがたいとも思うけど、使えない人には使えない人用の申請方法があってしかるべきで、ハラスメントの1つに他ならない。

それでも、私はそんなダニエルの様子を観ながら、「まさか日本ではこんな風に医者に仕事を止められた人まで働かせる自治体はないだろう」「イギリスは大変だ」などと思いつつ、ちょっと他人事のような感じで観ていた。

しかし、そうでもないらしい。

私が、この映画を映画館で観た時は、たまたま人権派弁護士の宇都宮健児氏のトークショー付きの回だった。

なので、直接彼から日本の現状について聞くことができたのだが、宇都宮氏によれば「日本でも同じようなケース(病気なのに働けと言われ生活保護を受けられなかった)が数件ある」らしい。

そして、いずれも餓死したり、役所にたらい回しされたことが苦になって自殺したりなど、「死」まで追い込まれてしまったらしい。

私はそのトークショーを聞いて、今も日本のどこかに、ダニエル・ブレイクがいるかもしれないという現実を突きつけられた。

わたしは、ダニエル・ブレイク4

ちょっとしたミスさえも許されないお役所仕事が生活困窮者を追い詰める


ダニエル・ブレイクは、その堂々巡りの申請を行っている最中に、同じく生活困窮者でシングルマザーのケイティと知り合う。

ケイティはロンドンで生活保護を受けていたものの、2人の子供ともう少し広いところで暮らしたいと思い、郊外にあるダニエルが暮らす街へ引っ越してきた。

ダニエルはそんなケイティ一家と知り合い、ケイティが仕事探しをしている間、ダニエルが子供の面倒をみたり、それに対し、ケイティがダニエルに食事を作るなどして、互いに助け合うようになる。

「遠くの親戚よりも近くの隣人」そんな関係だろうか。

私がこの映画の中で、最も心に残ったのは、ケイティとダニエルがフードバンク(生活困窮者に対し、食料を提供する施設)へ行くシーンだった。

係りの人に言われた通りに食料を手にしていたケイティが、おもむろに缶詰を手に取り、一心不乱にむさぼりついた場面。

「あまりにもお腹が空いてしまって」と泣きながらへたり込むケイティ。

あのケイティの一心不乱な姿は、あまりにも衝撃的だった。

仕事がないまま二人の子供を育て、生活保護を受けに行こうとすると、引っ越したばかりで道に迷い、ようやくたどり着いたかと思えば「遅刻した人は審査を受けられません」とはじき出される。

役所の人たちも「規則を破った時の責任」を問われることを恐れ、「これは規則だから」の一点張り。

そんな社会がケイティを追い詰める。

そこに彼女の気持ちが分かるダニエルがいて、「君は間違っていないよ」と言ってくれたから、まだ心が救われた。

もし、ケイティが1人だったら、きっと心が折れてしまっていたに違いない。


わたしは、ダニエル・ブレイク2

国が福祉の予算を削るたびに、貧しい人たちも国から削られていく


そもそも、法律や国の予算は国民一人一人が人間らしく生きるためのものである。

しかし、財政が悪化していく中、予算を削っていくと、それと同時に貧しい人たちの生活もまた削られていく。

そこで求められるのは、生活困窮者に対する施しではない。

仕事をしたい人が仕事をして、仕事ができない人は仕事ができるようになるまで保護を受ける。

そういう、当たり前の生活なのだ。

全ての人がトップランナーを目指さなくても良い。

ただ、全ての人が最低限の生活ができるようになるボトムアップの政策が必要なんだと思った。

それが、人間らしい生活であり、生きる権利なのだと思う。

予算を削れば良いというものではない。

私だって、いつ生活困窮者になるのか分からない。

そうなった時、私にはダニエルとケイティのように頼れる友人はいるだろうか…。

いつか来るかもしれないそんな時を想像すると、なんだか背筋がゾッとするような恐怖を感じる。

常に、社会の底辺で生きる人たちにスポットライトを当ててきたケン・ローチの傑作映画だと思った。



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小日向文世主演、矢口史靖監督の映画「サバイバルファミリー」を映画館で観た。

ある日突然、電気がなくなったら…。電気が使えなくなった世界をシミュレーションするコメディ映画。


満足度 評価】:★★★★☆

面白かったなぁ。最初は笑いながら観ていたが、途中で笑えなくなり、最後には「私だったら、こんな時どうするだろう…」と真剣に考えながら観た。

私は、かなりの確率で生きていけない自信がある。


「サバイバルファミリー」予告編 動画





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キャスト&スタッフ


出演者

小日向文世
…(「ザ・マジックアワー」など)

深津絵里
…(「ザ・マジックアワー」など)

〇泉澤祐希

〇葵わかな

柄本明
…(「天空の蜂」、「愛を積む人」、「座頭市」など)

〇大地康雄

〇時任三郎

〇藤原紀香

監督・脚本

〇矢口史靖

サバイバルファミリー

あらすじ


サラリーマンの鈴木義之(小日向文世)は、ある日目覚めると家の電気が停電していることに気付く。

しかし、家の電気は妻の光恵(深津絵里)にまかせ、自分はいつも通り出勤し、息子・賢司(泉澤祐希)は大学へ、娘・結衣(葵わかな)は高校へ登校する。

しかし、停電しているのは鈴木家だけでなく、その地域一帯であり、電車も動かいていない。

義之はなんとか徒歩で出勤したものの、パソコンが動かず仕事にならない…。

そして、地域一帯の停電はその日だけでは復旧せず、次の日も続くのだった…。


サバイバルファミリー2

感想(ネタバレあり)


だんだん笑えなくなるサバイバルコメディ


「ある時、この世から電気がなくなったらどうなるか…」についてシミュレーションしたコメディ映画。

もしもこれがハリウッド映画なら、シュワルツェネッガーやスタローンのようなヒーローが登場して、なんとかしてくれるんだろう。

しかし、この映画はそんな現実離れしたパニック映画ではない。

本気のサバイバルであり、本気のシミュレーションだった。

というのも、私たちは震災の時に似たような経験をしている。

あの時の恐怖を思い起こさせるようなシーンが満載されていたから、余計にリアリティを感じる。

電車が止まり、徒歩で通勤し、「飲料水」の争奪戦が始まる。

初めは笑っていたものの、途中からあまりにリアルで笑えなくなる。

そして、なんとも面白いのは、役人が誰一人として助けに来ないところだ。

街から警察も消防も自衛隊も消える。

もしも、電気がなくなったら、国でさえも機能しなくなるのだ。

だから、本当にそんなことが起きたら私たちは自分で自分の身を守らなくてはいけない。

これは、矢口史靖版の「もしも電気が無なくなったら」シミュレーションである。


サバイバルファミリー3

ボタン一つで何事も解決する現代のありがたさを知る


矢口版のシミュレーションでは、こんな時に強いのは「田舎暮らし」だと提案する。

自分で畑を耕し、井戸水を飲み、薪で火を起こし、五右衛門風呂に入っているようなど田舎。

今は、田舎だってそんな生活している人はなかなか珍しいだろう。

たしかに、そんな生活だったら電気がなくても生活していける。

しかし、この映画はそんな「田舎暮らし」を称賛しているわけではない。

「こんな時に強いのは田舎暮らしだよ」と提案しているだけだ。

でも、そんな「田舎暮らしプレゼンテーション」を観ていると、田舎暮らしの良さを知ることになる。

と、同時に、都会暮らしの便利さも知ることになる。

電気がなくなったことで改めて思い知らされる「温故知新」である。

例えば豚の燻製、蒸気機関車、釣れたての魚の美味しさ、かまどで炊くご飯、五右衛門風呂などなど。

今ではすっかり忘れられてしまったものの良さを改めて感じさせてくれる。

しかし、それと同時に、今では何事もボタン一つでできてしまうありがたさを感じるのである。


サバイバルファミリー5

自分なりにシミュレーションしながら観る


そして、この鈴木一家がサバイバルしている様子を観ながら、

「私だったら、この時どうするだろう」

と、自分なりのシミュレーションを考える。

きっと、それぞれの人が、その時、家族、友人、恋人、職場、学校、様々な人と場所をシミュレーションし、「私だったらこう動く、こうなったら嫌だ」と妄想するようになる。

この映画の狙いはそこにあるのではと思う。

観客の1人1人が、この鈴木一家のサバイバルと自分を置き換えて、「もしも、電気がなくなったら、私はどうするか」を考えさせる。

正直言って、私はスマホを片時も離せない生活をしているので、こんな事態が発生したら生きていけない。

しかも、両親は年老いているので、今いる場所(横浜)から離れることができない。

ところが、横浜は人口が過密な上に近所に畑も井戸もないから、確実に生きていけない…。

1日や2日ならまだしも、2年半とか…。無理…。

サバイバルファミリー4


最後に必要なのは、「お金」ではなく「人」


結局、人は生きるか死ぬかの状態になった時に必要になるのは、お金でもなく、立派な家でもなく、支え合う人とその人への気持ちなのだ。

鈴木一家は、母光恵の実家が気になり東京から鹿児島まで歩いて向かう。

最初は何となく始めたその旅も、最後にはそれが心の拠り所となり、みんなが「おじいちゃんの安否を確かめる」という目標に向かって心が一つになる。

それまで互いに自分のことしか考えていなかった家族も、生きるか死ぬかの状態になった時は互いに助け合う。

私は、彼らのそんな様子を観ながら、「もしも、私が彼らの立場だったら、私が頼りにするのは誰なんだろう…」とか、「あの人は、こんな時どうするんだろう…」なんてことを考えながら観ていた。

そして、自分でシミュレーションしてみたら、本当に自分にとって大切な人の存在が見えてくるに違いない。

すると、自分はこれから何を大切にして、どういう行動をしたらいいのかが見えてくる。

人は1人じゃ生きていけない。

そして、きっと全ての人に大切にしたい人がいるはずだ。

いつかくる大地震に備えて、この映画を観ながら、そんなことを考えてみるのもいいかもしれない。



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ケヴィン・スペイシー主演、デヴィッド・フィンチャー製作総指揮による海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン1>第13話をNetflixで観た。

ホワイトハウスの中で、No.1の権力の座<大統領>の席を巡るゲームを繰り広げる議員たちを描くこのドラマ。

シーズン1の終盤では、回を重ねるごとに、フランクの敵が増えている。

それでも、常に勝者であり続ける秘訣とは何か。

そして、自分よりも強い敵と遭遇してしまった場合の対処法とは…。

「ハウス・オブ・カード」<シーズン1>予告編 動画





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***********

〇 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン1>第12話 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン1>第12話。自分が主導権を握っているつもりが、いつの間にか踊らされていた。ケヴィン・スペイシー主演【感想】

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キャスト&スタッフ



出演者


ケヴィン・スペイシー(「アウトブレイク」、「L.A.コンフィデンシャル」、「セブン」、「アメリカン・ビューティー」など)

ロビン・ライト(「フォレスト・ガンプ/一期一会」、「消されたヘッドライン」、「誰よりも狙われた男」など)

ケイト・マーラ

マイケル・ケリー(「アジャストメント」)

マハーシャラ・アリ(「ムーンライト」)

製作総指揮


デヴィッド・フィンチャー(「ドラゴンタトゥーの女」、「ゴーン・ガール」、「セブン」など)



ハウス・オブ・カード野望の階段1-1-1

感想(ネタバレあり)


自分よりも強い敵にバッタリ出くわしたら…

森の中で野獣(例えば熊のような)とバッタリ出会ってしまったら。

そんな時は「視線をはずしてはいけない。相手の目を見ながら、ゆっくりと後ずさりしろ」とよく言われる。

このドラマを皆がら思ったのは、そんな野獣同士の頂上決戦だ。

フランクは、ペンシルバニア州知事選挙に力を入れていると見せかけ、実はその裏で「副大統領」のポストを狙っていたが、最終局面に「大統領」が彼の前に立ちはだかる。

それは、フランクにとっての予期せぬ伏兵であり、森の中でバッタリ出くわした熊である。

さすがのフランクもいつも通りのキレの良いカードを切り出すことができない。

できることといえば、相手の様子を伺いながら、じりじりと後ずさりすることのみ。

しまいには、彼が秘密にしていた隠れ家(ダイナー)に、相手が乗り込んできた。

そーなったらゲームオーバー。

フランクは相手の要求を呑むしかない。

とはいえ、我らがフランクは最後まで屈しなかった。

「大統領の犬」になることを拒否し、対等な関係でいることを主張する。

しかし、その「対等な関係」は、彼の資金源である「サンコープ産業」を敵に回すこととなる。

それは次のシーズン以降、フランクは「サンコープ産業」にどう対応していくのか。


ハウス・オブ・カード野望の階段1-13-1

大事に育てていた飼い犬に手を噛まれる…

シーズン1で、フランクがじっくりと育ててきたのが、ジャーナリストのゾーイ・バーンズである。

フランクが彼女にネタをリークすることで、ゾーイの記事は注目を浴び、名前も売ることができた。

しかし、ここへきて、その関係が歪み始める。

ゾーイはフランクの操り人形になることを拒み始め、フランクは今までの関係を強要する。

そして、ゾーイはついにフランクの尻尾を握ってしまう。

このシーズン1の間にゾーイは「フランク的思考」を学び、「彼ならどう動くか」を会得してしまった。

そうやって行きついたのが、「フランクはルッソを意図的に消した」という結論だった。

ゾーイは取材を進めるうちに、肌感覚で「フランクがルッソを消した」と感づいたに違いない。

だから、「誰に取材をすれば良いか」が分かるし、行動も早い。

フランクからすれば、「育ててやった恩も忘れて」というところだろうが、彼は副大統領のポスト狙いに集中していて、ゾーイまで気が回らなかったというのが実情だろう。

物語は、ゾーイがフランクの「副大統領のポスト」を狙う野望に気付いたところで終わっている。

うわーーー。

これ、どうやって対応するんだろう~!!

と思ったところで、見事にシーズン1は終了している。

さて、フランクは、次回、飼い犬に手を噛まれることになるのか…。


次回がとても気になる…。



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神木隆之介主演の映画「3月のライオン【前編】」を映画館で観た。

幼い頃に家族を亡くし、17歳でプロ棋士になった主人公の青春物語。


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

原作は人気のコミックらしいけど存じ上げないし、将棋のルールも良くわからない。

それでも対局のシーンは緊迫感があって面白かった。

ただ、全体的に漂う昭和の雰囲気に「今の日本」を感じ取ることができず、浮世離れした感じが私としてはちょっと残念だった。

「3月のライオン」予告編 動画





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キャスト&スタッフ


出演者

神木隆之介
…(「君の名は。」、「バクマン。」など)

有村架純
…(「ビリギャル」など)

〇倉科カナ

染谷将太
…(「バクマン。」など)

〇清原果耶

〇佐々木蔵之介

加瀬亮
…(「沈黙-サイレンス-」、「アウトレイジ」、「永遠の僕たち」、「硫黄島からの手紙」、「誰も知らない」、「それでも僕はやってない」など)

〇伊藤英明

〇豊川悦司

監督・脚本

大友啓史
…(「ミュージアム」など)

3月のライオン

あらすじ


桐山零(神木隆之介)は6歳の頃に、家族を交通事故で亡くし、父の友人で棋士の幸田柾近(豊川悦司)に育てられる。

それ以来、ひたすら将棋をする生活を送るが、中学生になる頃には幸田の娘・香子(有村架純)や息子よりも強い棋士となり、幸田は自分の子供たちにプロ棋士になることを諦めさせる。

桐山はその後、順調にプロ棋士となるが、香子たちとの暮らしづらくなってしまったため、家を出て独立し、1人暮らしを始める。

とはいえ、桐山はその後も香子を姉と思い慕うが、香子は棋士の後藤九段(伊藤英明)と不倫関係にあり、それが許せない桐山はトーナメント戦で後藤を倒すことを目標にし始める…。

3月のライオン2


感想(ネタバレあり)


1つのことしかできない人は強い


どんな分野でも、1つのものに熱中し、それしかできない人って強いなと思う。

私も昔、週末になれば映画館に通っていた頃があり、仕事か映画の毎日を送っていた。

しかし、そんな「映画しかない」自分が嫌になって、全く違う趣味を見つけたり、仕事中心の生活をして、しばらく映画から離れた時期があった

今思えば、あの「映画しかない」頃の自分をもっと極めるべきだったと思う。

そしたら、今とはもっと違う映画の見方ができたに違いないと思うと、その時の自分の選択を時々後悔してしまう。

だから、この映画の主人公の桐山零のように、「僕には将棋しかないんです」と言って苦悩している子を見ると、自然と応援したくなってしまう。

そして、背中を叩き「それで良いんだよ」と言ってあげたくなる。

「ぼくにはこれしかありません」

と言いきれるのは、他の誰にも真似できない才能なのだ。

人気コミックが原作のこの映画、正直言ってマンガは読まないので、原作は知らないし、将棋もルールが分からない。

でも、この映画を観ているうちに、将棋のルールを知りたくなったし、画面の中でうたれている手がどんな意味を持つのかとても知りたくなった。

棋士たちが、彼らの人生の全てをかけて、盤の上で勝負しているその姿がこの映画の魅力なんだと思う。

3月のライオン3

緊迫感あり!対局シーン


この映画の中で、最も面白かったのは対局のシーンだ。

身体の大きな男の人たちが、小さな将棋盤を挟んで座り、勝負が始まる。

対戦するふたりの間には、ピンと張り詰めた緊張感が走り、思考回路を回転し続ける。

そして、早く緊張感が途切れ、回転速度が遅くなった方が負けだ。

頭脳戦のようだけれども、体力勝負のようなところもある。

その緊迫感溢れる対局の場面は非常に面白かった。

将棋のさし方、座り方から、間の取り方まで、棋士それぞれに個性があって、いかに相手のペースに乗せられずに、マイペースに対局を進めることができるのか。

そんな見た目の裏側にある心理戦も面白かった。

もしも、将棋のルールが分かったら、彼らがさした手の意味も分かって、より面白かっただろなぁと思うと、そこが残念だった。

3月のライオン5

日本映画特有の「現実味のない甘さ」


将棋の対局のシーンは面白くて、ふんふんなる程と思いながら観ていたが、それ以外の日常生活の描写については、少し退屈なところもあった。

まず、あまりにも話が長い。

もっと、シンプルでコンパクトにできたんじゃないかなと思う。

これで、同じ長さの【後編】があるかと思うと、テレビドラマのワンクール分を見させられた気分になる。

そして、この映画を観ながら感じたのは、「なぜ、今、将棋なんだろう」という謎だった。

アナログからデジタルへ移行している今、なぜ、あえて「将棋」というテーマで映画を作ったんだろう…。

しかし、その答えは、この映画の中には無かった。

さらに残念なことには、この映画から「今」を感じ取ることができなかった。

全体的に昭和感が漂う画面に浮世離れした雰囲気を感じ、まるでおとぎ話のような印象が残った。

現在の私たちの生活にリンクするような部分がなく、東京の下町を舞台にしている割に、「今の東京で必死になって生きている人」がここにはいない。

そこには、これからはデジタルの時代だけど、ゲームを捨てて将棋をしましょうと感じ取れることもない。

素晴らしい映画というものは、時代を読み、それを制作側が咀嚼して画面に反映させ、観た者にこれからの時代を考えさせるものであるが、多くの日本映画にはそこが欠けている。

その辺の日本映画特有の「現実味のない甘さ」は、他国の映画の基準からは大きく引き離されている部分である。

ただ、この映画はまだ【前編】であり、もしかしたら、【後編】を観たら、「この時代に『将棋』をやる意味」が見えてくるかもしれないから、【後編】を期待して待ちたい。


3月のライオン4

退屈さを吹き飛ばす俳優たちの演技


というわけで、若干退屈な部分がありつつも、なんとなく最後まで楽しめたのは、役者たちの演技によるところが大きかった。

どの俳優も安心して観ていられる俳優さんたちばかりで良かった。

中でも、染谷将太はいつもいい仕事をするなと思って観ていた。

私の中では神木隆之介よりも、染谷将太の方が印象に残っている。

それぐらい、今回の染谷将太は良かった。

あともう1人あげるなら加瀬亮だな。

歩いている姿を見ただけで、羽生名人かと思った。

出番は少ないけれど、その全体的に漂う雰囲気や、漏れ出るオーラがとても良いなと思った。

これは、前編であり、後編は1ヶ月後ということで、因縁の後藤との対決やら、宗谷との対局もあるんだろうけど、「最年少で勝っちゃう奇跡」みたいなのあるんだろうか…。

だったら、説得力のあるやつにして欲しいが…。

まぁ、とにかく、いろいんな意味で【後編】に期待してる。



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ケヴィン・スペイシー主演、デヴィッド・フィンチャー製作総指揮による海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン1>第12話をNetflixで観た。

フランクがついに「副大統領」のカードをきる。

ルッソを当て駒にしてペンシルバニア州知事選挙に現副大統領を擁立し、自分はその後釜に入り込もうとしたのだが、そこには意外な伏兵が待ち伏せていて、思うようにゲームを仕切ることができず…。

「ハウス・オブ・カード」<シーズン1>予告編 動画





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〇 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン1>第11話 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン1>第11話。目標を手に入れるためなら何でもする男とその妻は運命共同体。ケヴィン・スペイシー主演【感想】

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キャスト&スタッフ



出演者


ケヴィン・スペイシー(「アウトブレイク」、「L.A.コンフィデンシャル」、「セブン」、「アメリカン・ビューティー」など)

ロビン・ライト(「フォレスト・ガンプ/一期一会」、「消されたヘッドライン」、「誰よりも狙われた男」など)

ケイト・マーラ

マイケル・ケリー(「アジャストメント」)

マハーシャラ・アリ(「ムーンライト」)

製作総指揮


デヴィッド・フィンチャー(「ドラゴンタトゥーの女」、「ゴーン・ガール」、「セブン」など)



ハウス・オブ・カード野望の階段1-1-1

感想(ネタバレあり)


パワーゲームにおいて、敵もしくはライバルは1人とは限らない…

そもそもこのドラマは、ホワイトハウスの中で政治家たちが互いにカードを持ち、ポーカーフェイスを巧みに使い分けながら相手の出方を見つつ、いかに自分がその中で勝ち残っていくかを描くドラマである。

そして、シーズン1の終盤になり、フランクは「副大統領」のポストをかけたパワーゲームを始める。

そのために、まず首席補佐官の息子をスタンフォード大学に入れるように根回しをする。

首席補佐官がフランクに対し借りができた状態で、ペンシルバニア州知事選に出馬していたルッソを消す。

急遽、ポストに穴が開き「絶対に勝てる候補者」を擁立しなければいけなくなったところで、現副大統領を担ぎ上げる。

すると、今度は「副大統領」の席が空いた。

そこで、フランクは首席補佐官から大統領に口添えしてもらい、大統領から副大統領に任命してもらうという計画だった。

これまた、なんという計算高さ。

やはり、本当に成功したいという気持ちがあるのなら、周りの人間の二歩先、三歩先の行動も読んだうえで動きださなければいけない。

それは、チェスや将棋の駒を動かす原理と同じだ。

チェスや将棋ならたった一人の相手の動きを読めばいいけれど、人生における成功において敵は1人とは限らない。

フランクが計算できていたのは、ここまでだった。

そこで、思わぬ伏兵が登場する。


ハウス・オブ・カード野望の階段1-12-1

自分が主導権を握っているかと思いきや、いつの間にか踊らされていた…

重要なポストにいながら、これまでこのドラマの中ではそれ程重要な働きをしていなかった人がいる。

それは、大統領である。

そのため、大統領に話を通したい時は、首席補佐官を通せば良いと私も思っていた。

ところが、大統領は私たちの考えよりも上を行っていた。

大統領は富豪のレイモンド・タスクと手を組み、だいぶ前からフランクの動きを見張っていた。

その上で、大統領はタスクを副大統領に推し、タスクはそれに難色を示し、大統領はフランクをタスクの説得役としてタスクの元に向かわせる。

そして、タスクはフランクが「ある要求」をのめば、彼に副大統領のポストを渡すと言い出し…。

ここでフランクは大統領にはめられたと知ることになる。

ホワイトハウス内でのパワーゲームでフランクは完全に大統領に負けてしまった。

その「ある要求」が何かなのかも明かされず。

自分が主導権を握っていると思っていたパワーゲームで、いつの間にか相手の手のひらで転がされていると知ってしまったフランク。

その結果は次回に持ち越しになってしまった。

どうするんだろうなぁ。

どう考えても、タスクの要求を呑むしか道は残されていないように思うけど…。

そして、大統領がフランクに要求したのは、一体何なのか…。


次回がとても気になる…。



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アニメーション映画「SING/シング」【3D字幕版】を映画館で観た。

経営難の劇場が起死回生のために、地域の人を集めて歌のコンテストを実施する。

満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

楽しかった!!

ストーリーはありきたりかなぁと思ったけど、「怒涛のヒット曲メドレー」は楽しいし、最後のステージでは思わず拍手したくなった!!

「SING/シング」予告編 動画(字幕版)

(原題:SING)




「SING / DELUXE EDIT.」オリジナルサウンドトラック

SING / DELUXE EDIT.

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キャスト&スタッフ


声の出演

マシュー・マコノヒー
…(「追憶の森」、「インターステラー」、「マジック・マイク」、「アミスタッド」など)

リース・ウィザースプーン
…(「グッド・ライ~一番優しい嘘~」、「デビルズ・ノット」、「わたしに会うまでの1600キロ」など)

スカーレット・ヨハンソン
…(「ジャングル・ブック」(声のみ)、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「LUCY ルーシー」、「ヘイル・シーザー!」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「真珠の耳飾りの少女」、「アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」、「her/世界で一つの彼女」、「ママが遺したラヴソング」など)

〇セス・マクファーレン

タロン・エガートン
…(「キングスマン」、「イーグル・ジャンプ」など)

〇ジョン・C・ライリー

監督・脚本

〇ガース・ジェニングス

2016年制作 アメリカ映画

SING/シング

あらすじ


劇場主のバスター・ムーン(マシュー・マコノヒー)は経営難に悩まされていた。

そこで、彼が思いついたのは誰でも参加できる「歌のコンテスト」だった。

町中の人に参加してもらい話題になれば、きっと観客が帰って来てくれると信じていた。

そして、早速オーディション開始。

そこには、歌うことが大好きだけど毎日夫と子供の世話に追われてしまっている主婦のロジータ(リース・ウィザースプーン)や、歌には自信があるストリートミュージシャンのマイク(セス・マクファーレン)、ロックミュージシャンの彼氏と参加しているティーンエイジャーのアッシュ(スカーレット・ヨハンソン)など、様々な人たちが夢と希望を持って集まっていた…。

SING/シング2

感想(ネタバレあり)


人種や生い立ちを問わず、全ての人に夢見る自由がある


このところのアメリカのアニメ業界では、「ピクサー」を傘下に入れたディズニーアニメーションが独り勝ちの様子。

興行的にも成功し、批評家のウケが良いのも、ディズニー作品が多い。

最近では、「アナと雪の女王」、「ズートピア」、「ファインディング・ドリー」、「モアナと伝説の海」がアメリカで成功を収めている。

実際、この映画「SING/シング」も「ズートピア」や「モアナと伝説の海」と比べると、ストーリーはありがちで、深みもなく、ちょっと劣るかなという印象を受けてしまう。

しかし、「SING/シング」、「ズートピア」、「モアナと伝説の海」には、共通したメッセージがある。

それは、「人々の多様性」への寛容さと、全ての人に平等に与えられるチャンスである。

ズートピア」がそうだったように、「SING/シング」に登場する様々な種類の動物たちは、多様な人種を示している。

人種や生い立ちを問わず、全ての人に夢を見る自由があり、また、その夢を叶えるチャンスが与えられる。

それこそが、まさに、「アメリカンドリーム」だと、この「SING/シング」は訴えている。

そのハリウッドの原動力ともなっている、昔からアメリカの人々が追い求める基本的な権利は、政権が変わったところで失ってはいけないものだと言いたいのかもしれない。

特に、アメリカのこれからの時代を担っていく子供たちにこそ、「夢を追い求める気持ち」を失わないで欲しいとの願いがそこに込められているように思う。


SING/シング4

様々な世代にまたがった「怒涛のヒット曲メドレー」が楽しい


「SING/シング」は、一度夢を失いかけた人が再び夢を追い始める話である。

かつては大盛況だった劇場が、今では借金まみれになってしまい、手放さなくてはいけなくなってしまった劇場主。

歌手になりたいと思いながら、これまで挑戦できなかった人たち。

そんな彼らが寄せ集まり、とりあえず勇気を持って行動しようという物語であり、人種の多様性以外にその裏に込められたメッセージなどはない。

とても分かりやすいストーリーではあるが、単純すぎて少し退屈な部分もある。

しかし、そのバックに流れる音楽がそんな退屈さを吹き飛ばしてくれる。

テイラー・スウィフトや、ケイティ・ペリー、サム・スミス、ジョン・レジェンドなどの最新ヒットから、ビートルズ、フランク・シナトラという往年の名曲まで

あらゆる世代が「あ、この曲知ってる」とピンとくるような、「怒涛のヒット曲メドレー」がとにかく楽しい。

日本人にとってはお馴染みの「きゃりーぱみゅぱみゅ」の曲だって流れてくる。
(あの5人組アイドルたぬきは面白かった)


SING/シング5

「夢追い人」たちの境遇に共感


音楽が様々な世代の心にヒットするように構成されているとするなら、登場人物たちもまた、様々な人々の心にヒットするように作られている。

主人公のバスターは「あれをやりたい」「これをやりたい」というアイディアは豊富だけれども、どれも思うようにいかず、失敗してしまう。

しかし、人が良くて憎めない性格ゆえに周りの人たちは彼を助けたくなってしまう。

主婦のロジータは、毎日子供たちと夫の世話に追われ、なかなか自分の時間が作れない。

そんな時、コンテストの記事を見て、歌を歌うことが好きだった自分を思い出す。

ティーンエイジャーのアッシュは、ボーイフレンドと共にバンドを組んで二人で成功することが夢だった。

しかし、アッシュだけがオーディションに合格したことでボーイフレンドは彼女の元を去ってしまう。

青年ジョニーは、父や兄たちと共に泥棒稼業に足を突っ込むが、歌手になる夢を捨てきれない。

ところが、高圧的な父に負けてしまい、そのことを言い出せずにいる。

歌が大好きなミーナは、誰よりも素晴らしい才能の持ち主でありながら、極度のあがり症で人前でその才能を披露することができない…。

その様々な理由の「夢追い人」を登場させることで、観客の多くはは登場人物の誰かに共感し、彼らを自分に置き換えながら応援するようになる。

きっと誰もが一度は夢を見たことがあったはずで、その時のことを思い出しながらこの作品をみて、最後はまるで自自分が成功したかのような気分になれるし、「私ももう一度がんばってみよう」と思える。

それが、この作品の強みだと思った。

SING/シング3


「歌」とは歌う人も聴く人も幸せにするもの


「怒涛のヒット曲メドレー」を楽しみ、「人前で歌を歌う夢」を叶える姿に胸を熱くする。

その両面から見て、「歌」とは聴く人も、歌う人も幸せにできるものだと感じた。

だから、古代の昔から音楽はなくならないのだし、カラオケ店はいつの時代も繁盛する。

「歌」とは多くの人を幸せにする力を持っているものだと改めて感じた作品だった。

だからこそ、私たちは毎日音楽を聴き、歌手を夢見る人たちは後をたたない。

そして、だからこそ、この映画のタイトルは「SING」なのだと実感する。

人生いろいろあるけど、楽しいのが一番!!

っていう楽天主義100%なところも、この映画の魅力。

そうなんだよね。

ゴタゴタ言ったって、結局、楽しんじゃうのが一番だよねって私も思う。



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シャーロット・ランプリング主演の映画「ハイヒールを履いた女」をWOWOWで観た。

ある殺人事件の鍵を握る謎の女と、彼女に惹かれていく刑事のサスペンスミステリー映画。

劇場未公開の作品をどこよりも早く公開する「WOWOWジャパンプレミア」の一本。


満足度 評価】:★★★★☆

地味な小品ながら面白い映画だった。

サスペンス映画ながら、心を惹かれるのは事件の謎解きではなく、事件の謎を握るある女の悲しみだった。

孤独が引き起こした悲しい出来事を描いた作品。


「ハイヒールを履いた女」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:I, Anna)




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キャスト&スタッフ


出演者

シャーロット・ランプリング
…(「さざなみ」、「リスボンに誘われて」、「クリーンスキン 許されざる敵」、「評決」など)

〇ガブリエル・バーン
…(「ユージュアル・サスペクツ」など)

エディ・マーサン
…(「僕と世界の方程式」、「おみおくりの作法」など)

監督

〇バーナビー・サウスコーム

2012年制作 イギリス、ドイツ、フランス合作映画

ハイヒールを履いた女

あらすじ


ロンドンにあるアパートの一室で中年男性の他殺体が発見される。

バーニー刑事(ガブリエル・バーン)は、その中年男性の同居人が怪しいとみて捜査を進めるが、進展しない。

その一方でバーニーは、殺人現場付近でよく見かける女(シャーロット・ランプリング)のことが気になり始める…。


ハイヒールを履いた女2


感想(ネタバレあり)


電話線に求める「誰かとのつがなり」


原題のタイトルは「I, Anna」である。

これはアンナという女性が電話に出る時に第一声に発する言葉「私、アンナです」である。

映画も、まさにそのアンナがある男性に電話をかけているところからスタートする。

日頃、私たちが誰かに電話を掛ける時はどんな時だろうか。

メールよりも電話で話した方が早い時や、緊急の用事がある時など、必要に迫られた電話もある。

その一方で、「声を聞きたい電話」というのがある。

誰かとつながっていたい、その人の声が聴きたいと思う時、私たちは電話を使う。

今でこそ、携帯電話が主流になってしまったけれど、電話線がある家の電話や公衆電話は電話線があるだけで、より強く「誰かとつながっている」という印象がある。

前述した主人公のアンナは、この映画の中で頻繁に電話をかけ続ける。

ここで携帯電話ではなく、あえて公衆電話や家の電話を使ったのは、アンナが電話線を通じて誰かとつながっていたいと思っているからだと思った。

相手は、元夫だったり、娘だったり、新しく知り合った男性だったり…。

なぜ、彼女はそんなに頻繁に、しかも「公衆電話」から電話をかけ続けるのか…。

それは、彼女が孤独だからだ。


ハイヒールを履いた女4


「お見合いパーティ」に求める新しい出会い


アンナが電話と同じように頻繁に利用するのが、「独身パーティ」だ。

夫と離婚し、独身のアンナはお見合いパーティに参加し、そばにいてくれる男性を探し続ける。

それもまた、彼女の「誰かとつながりたい」という気持ちの表れだ。

そして、同じ参加者の女性から「男性を悦ばせる方法」を聞き出しては、それを積極的に試してみる。

たとえ、それが自分の気持ちに反した嫌な行為であっても。

私は、アンナが独身パーティに参加している様子を見て、イギリスにも日本と同じような「お見合いパーティ」があるのかとちょっとビックリした。

それに、アンナの見た目は独立した女性であり、仕事もしていて、何不自由なく暮らしているように見える。

そんな彼女ですら、「誰かとつながりたい」と感じ、不快な思いをしてまで男性についていくのか。

それもまた、彼女の孤独がさせる行動だった。


ハイヒールを履いた女5


「孤独」が導く電話とパーティ


アンナのその「電話」と「独身パーティ」への執着心と奇行から見えてくるのは、彼女が心の奥底に抱える「孤独」だ。

以前は結婚し、娘を一人前に育て、それなりに満足した生活を送っていた。

しかし、ある日、夫から離婚され、心に大きな穴がぽっかりと開いてしまう。

それ以来、アンナはその大きな穴を埋めるように「電話」をし、「独身パーティ」へ足を運ぶ。

また、孤独を抱えた人間は、同じように孤独な人間を引き寄せ、互いの心の穴を埋め合おうとする。

バーニー刑事がアンナに心を惹かれたのは、彼も妻と別居していて、アンナと同じく「孤独」を抱えているからだった。

互いに孤独だからこそ感じ合い、引き寄せ合うものがあったのだと思う。

バーニー刑事がもっと早くアンナに出会えていたら、もしかしたら彼女を幸せにできたのかもしれない。

しかし、そうならないのが、人生であり、運命のような気がする。


ハイヒールを履いた女3


「孤独」がもたらす悲劇と妄想


「孤独」は人の心を蝕み、破壊する。

アンナは離婚によって自分を見失い、孫を失うという最大の悲劇をもたらしてしまう。

決して意図的ではなく、完全な事故だった。

しかし、それによって、娘もまた彼女から離れていった。

そして、本当の「孤独」がやってくる。

「孤独」は彼女の心を見事に破壊した。

いないはずの娘や孫と一緒に暮らしていると妄想し、「つながり」を求めて離婚した夫に電話をかけ続け、新しい出会いを求めてさまよい続ける。

そして、第二の悲劇が生まれる。

アンナは、自分が殺人者になったと気付いた時、全ての呪縛から解かれて目が覚める。

そして、思うのは「死ぬこと」のみ。

バーニー刑事がアンナの希望になったものの、結局のところ、その後は一生病院暮らしになるのでは…と思った。

「離婚」から始まった小さな心の隙間が、ドンドン大きくなり、次々と不幸を産み出し、やがて全てが破壊される。

ジャンルとしてはサスペンス映画なのかもしれないけれど、事件の謎解きの部分よりも、「孤独」が心を破壊していく過程の方が恐ろしく、悲しい映画だった。



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クリス・エヴァンス主演の映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」をWOWOWで観た。

1942年、第二次世界大戦の頃、軍の「スーパーソルジャー計画」により超人となったキャプテンアメリカの活躍を描くアクション映画。


満足度 評価】:★★★★☆

もし、「キャプテン・アメリカ」と「アベンジャーズ」シリーズを観ていないなら、まず、この映画をスタートにして観るべき作品。

この映画が公開された当時の私は、映画をじっくりと観られる環境ではなく、後から公開された「アベンジャー」シリーズを先に観てしまい、今さら「ファースト・アベンジャー」を観た。

だから、だいたい話は知っていたので、退屈なのでは…と思っていたけど、いやいや、むしろ、この後に続く伏線の起点を確認することができて楽しかった。


「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」予告編 動画

(原題:CAPTAIN AMERICA: THE FIRST AVENGER)




「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」 DVD

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キャスト&スタッフ


出演者

クリス・エヴァンス
…(「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」など)

トミー・リー・ジョーンズ
…(「クリミナル 2人の記憶を持つ男」、「ジェイソン・ボーン」、「リンカーン」など)

〇ヒューゴ・ウィーヴィング
…(「ホビット」シリーズ、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「マトリックス」シリーズ)

〇ヘイリー・アトウェル
…(「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」など)

セバスチャン・スタン
…(「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」など)

ドミニク・クーパー
…(「ドラキュラZERO」、「ウォークラフト」、「ダウト・ゲーム」など)

スタンリー・トゥッチ
…(「スポットライト 世紀のスクープ」、「プラダを着た悪魔」、「ハンガーゲーム」シリーズ、「ジュリー&ジュリア」、「バーレスク」など)

サミュエル・L・ジャクソン
…(「ヘイトフル・エイト」、「キングスマン」、「ビッグ・ゲーム」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー」、「ターザン:REBORN」、「ダウト・ゲーム」、「ロボコップ」、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」など)

監督

ジョー・ジョンストン
…(「遠い空の向こうに」など)


2011年制作 アメリカ映画

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

あらすじ


1942年、第二次大戦下のアメリカ。

スティーヴ・ロジャース(クリス・エヴァンス)は、米軍に入隊してナチスを倒すことを希望するが、背が低く、ひ弱で病弱なために不適格とされてしまう。

しかし、スティーヴの人一倍強い愛国心に目を付けたアースキン博士(スタンリー・トゥッチ)は、彼を軍の秘密作戦「スーパーソルジャー」計画の被験者にするため、米軍に入隊させる。

それは、どんな人間も超人にしてしまうという秘密兵器なのだが、博士は彼を第一号の被験者に決める。

そして、ちょうど同じ頃、ドイツでナチスに協力している軍事組織ヒドラでは、シュミット(ヒューゴ・ウィーヴィング)が「スーパーソルジャー」と同じ実験の被験者となっていた…。


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー2


感想(ネタバレあり)


ひ弱で病弱な青年が、ある日突然ヒーローに


チーム・アベンジャーズのキャップ主演作品第1弾。

続編の第2弾、第3弾を見た後に、この第1弾を見るという邪道な見方をしてしまった。

しかし、それはそれで今まで謎だった部分が解消されて、とても楽しめた。

この「キャプテン・アメリカ」シリーズの特に第1弾は、完璧なまでの「勧善懲悪」作品だった。

善良で愛国心が強い青年ロジャース。

ところが、彼はひ弱で病弱なため入隊することができず、さらには、マッチョな人間たちからイジメられるという境遇にあった。

イジメられっ子がヒーローになるという設定は、アメコミのMARVELシリーズの中でいうと、「スパイダーマン」シリーズと同類だ。

それは、意図的にMARVEL読者を想定して描かれたものなのではと思う。

ゲームやマンガが大好きで「コミコン」に熱心に通うような、アメリカ版オタクの青年たち。

「そんな君でも、いつかヒーローになれる日が来るかもしれない」

と思わせてくれるところが、アメコミファンの胸あつポイント。

もちろん、MARVELには、オタクヒーローの他にも、ビジネスマンがヒーローになる話(「アイアンマン」)や、生まれつきのヒーローもいれば(「マイティ・ソー」)、科学者が自分を実験台にしてしまう(「ハルク」)など、様々なパターンを用意している。

その中でも、ひ弱な青年がヒーローになるという「キャプテン・アメリカ」や「スパイダーマン」は、多くの青年たちがそのカッコイイヒーローに憧れるというよりも、共感しながら観る作品なのではと思った。


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー3

頭の中にあった謎の答え合わせ


先述した通り、私は先に続編から観てしまった邪道なタイプの人間だ。

だから、この映画を観ている間は、これまでに感じていた謎を1つ1つ答え合わせ時間となった。

ひ弱なロジャースが、「スーパーソルジャー」作戦でヒーローになったことも(初めはキャップがここまでひ弱な青年だと思っていなかった)、キャップが盾を使うようになった理由も、どれも私の頭にあった謎を解消させてスッキリさせてくれた。

他にも、親友バッキーとの関係、バッキーが死んだと思った理由、キャップが果たせなかったダンスの約束、ヒドラとの因縁がここから始まったことや、トニー・スタークのお父さんがスーパーパワーを手に入れたこと(後のアイアンマンの動力源になる)や、SHIELDのフューリーがキャップを仲間に入れたことまで。

どれを観ても、「あぁなる程。そういうことだったのか」と思う事ばかりで、やっぱり、こういう連続ものは最初から観ないとダメだよねと、改めて思った。


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー4

「冷凍保存」と「バッキーとのブロマンス」


そんな中、特にこの映画を観て良かったと思ったのは、「冷凍保存」と「バッキーとのブロマンス」だった。

続編以降を観て思っていたのは、「キャプテン・アメリカ」とは、アメリカ軍に意図的に冷凍保存させられた人だと思っていた。

というより、「冷凍保存」も含めての「スーパーソルジャー計画」だと思っていた。

ところが、そうじゃなく、アメリカを守るために自ら北極の凍土に突っ込んでいったのか…。

それを、「生きてるかも」と思って発掘しに行ったSHIELD。

そんな事情だったのかぁ~、だから、キャップはペギーとダンスに行けなかったことを、この後いつまでも悔やんでいるんだね。

そして、「親友バッキーとのブロマンス」

この後のキャップとバッキーの関係を知っているだけに、この2人の友情は、何でもないシーンでも観ているだけで心が熱くなる。

「あぁ、バッキーが普通だ…」そんな当たり前のことに切なくなる。

だから、バッキーが谷底に落ちていくシーンは、思わず、私まで「バッキーーーーー!!」と叫んでしまった。

そして、ここから新たなドラマが始まるんだなぁ。


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー5


「叶えた夢」と「失った代償」


キャプテン・アメリカとは、ひ弱な青年スティーヴ・ロジャースが「絶対叶えられない夢」を実現した到達点だった。

それと同時に、アメリカのオタク青年たちの「憧れ」を体現している。

しかし、親友を亡くし、恋人とは離ればなれになってしまうという「夢の代償」付き。

「願い続ければ叶えられない夢はない」というアメリカンドリームをそのまま形にしたような作品だった。

今回はWOWOWで行われた「キャプテン・アメリカ」シリーズの第3弾「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の放送に合わせた「アベンジャーズ」特集での放送で観たけれども、これは、その一連のシリーズの中で必須で観るべき作品だと思った。

というのも、この「ファースト・アドベンチャー」は、全ての始まりに過ぎない。

これがきっかけで第2弾の「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」があり、第3弾の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」では、それが「アベンジャーズ」分裂の危機にまで発展する。

全ての始まりは、この「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」にある。

もしも、何も知らなければ、まず、ここから始めるべき作品だ。



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