とにかく面白かったんだよね

ストーリーも、キャスティングも脚本も、カメラも、本当にすごい映画だった


「バードマン」予告編 動画




※ネタバレ注意。この感想には、ストーリーに関することも含まれています。ご注意ください

感想(ネタバレあり) 気の利いたセリフが次から次へとやってくる


オープニング。マイケル・キートンのブヨブヨした上半身裸の背中がドアップで登場するの

それを観ながら、「あぁ、バットマンのときは、筋肉モリモリで鉄棒にぶら下がってたのにね~」って思ってたの

そうすると「あぁなんで、こんなことになっちゃったんだ」ってセリフが良いタイミングでかぶってきて、

もうそれだけで爆笑

この映画は、そんな「気の利いたセリフ」が良い

中でも、私が一番印象に残ってるのは、娘(エマ・ストーン)が、

「人はみんな、ブログやって、facebookやって、twitterやって、私はここにいます!って主張してる」

「でも、パパは、それを全部否定して、世の中から存在を消してるくせに、みんなから忘れられることを恐れてる」

っていうセリフ

これが、この映画の全てなんだよね

自分の全盛期だったバードマンを超えられず、引きずって、どうすればいいか分からない

でも、いつかは過去とさよならしないといけない

この映画の過去との別れ方はかなりクレイジー

過去を引きずらないで、過去と別れるためには、命がけですべてを投げ出す勇気が必要

その「命がけ」がすごくグッとくる映画だった

バードマン


いろいろと、意味を含んだキャスティングが面白い

この映画のキャスティングもすごく良くて

マイケル・キートンは「バットマン」やってたし、エドワード・ノートンは「超人ハルク」やってたし、娘役のエマ・ストーンは「アメイジングスパイダーマンシリーズ」のヒロインだし、ヒーローじゃないけど、ナオミ・ワッツは「キングコング」出てたしね

主要キャストの半分は、ヒーロー映画がらみなの

なかでも、エマ・ストーンはすごく良かった

この子、こんなに良い演技する子だと思ってなかったからビックリ

今後が期待できる女優さん

また、このヒーロー映画がらみのキャスティングで、ヒーロー映画を皮肉っちゃうんだから、すごいよね

ロバート・ダウニー・Jr は、マイケル・キートンの半分しか演技ができないってセリフは爆笑しちゃったわ

結局のところハリウッドとしては、ヒーロー映画に頼らないとやっていけないし、

それが、意外にもブロードウェイにも影響してるんだね

で、散々、ハリウッドを皮肉ったのに、アカデミー賞で絶賛されるんだから

なんだかんだいって、ハリウッドはいろんな意味で大きなところだよね


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