ディラン・オブライエン主演の映画「メイズ・ランナー」を観た。
なぞの迷路に集められた少年たち。彼らはなぜそこに集められ、どのようにそこから逃げるのか…。
謎が謎を呼ぶアクション映画。
【満足度 評価】:★★★★☆
面白かったわーーーー。最初から、最後までドキドキしっぱなし
彼らは、今までの記憶をすべて失われてしまい、出口は、彼らを取り囲む迷路のみ
さて、少年たちは、永遠に迷路のど真ん中で生きていくことを選ぶか、そこから逃げ出すことを選ぶのか・・・
出演:ディラン・オブライエン、ウィル・ポールター、カヤ・スコデラーリオ、パトリシア・クラークソン、キー・ホン・リー
監督:ウエス・ボール
◆「メイズランナー」DVD
◆「メイズランナー」原作本
トーマス(ディラン・オブライエン)は、目覚めると地下から上昇する貨物用エレベーターの中にいた。
暗闇の中、自分が何者なのか、なぜそこにいるのか分からない。
エレベーターが止まり、扉が開くとそこは草原の真ん中であり、周りを少年たちが取り囲んでいる。
彼らはトーマスを「新人」と呼んでいるが、何がなんだか分からないトーマスはそこから逃げようと必死に走り出す。
しかし、そこは出口のない巨大迷路のど真ん中だった…。
3年間かけて、巨大な迷路に集められた少年たち。
彼らは、名前以外の過去の記憶を消されそこへ集められた。
四方を迷路に囲まれているため、そこから出るには巨大な石の迷路をから逃げ出すしかない…。
まず、この設定がすごく面白い。
なぜ迷路なのか、なぜそこにいるの全ての理由が分からない。
さらには、一つ謎が解けると、次にまた新しい謎がやってくる。
・なぜか1人だけ送り込まれた女子テレサ
・テレサがなぜ最後の1人なのか
・グリーバーとは一体何なのか
・なぜグリーバーに刺されると狂気になるのか
・この迷路には本当に出口がないのか
・WCKDとは何か
・テレサが知っていたトーマスは一体何者なのか
などなど

ということで、物語全体が出口の見つからない迷路のように入り組んでいる。
とはいえ、それをすごくシンプルに単純に描いているから、決して難しいことはない。
とても「単純明快」
この面白さは1997年製作のカナダ映画「CUBE」に通じる面白さだ。
「CUBE」は素数を理解できないと先に進めないというトリックがあったけれど、この「メイズ・ランナー」もまた、迷路に振られた番号の並びが脱出のパスワードとなっている。
◆「CUBEキューブ」Blu-ray

その数字の羅列が意味するものとは。
そこには理由があるのだろうか…
しかし、この映画を最後まで観ても答えは見つから無い…。
謎は、謎のまま次の章へとつながっていく…。
最後の最後になって、「To Be Cotinued」と言う小憎らしさ。
クソーーーっと思いながら、次章を楽しみに待ってしまう自分がいる。

主役は無名俳優ばかりのこの映画。
普通、この手の「謎ばかり映画」では、大物俳優が出てきた瞬間に、
「あぁこの人がキーマンか。何かやらかすな」
とピンときてしまって、どんでん返しがシラケてしまうことがよくある。
しかし、無名の新人俳優ばかりが出てくる(ギャリー役のウィル・ポールターはその中でも有名人)と、誰がキーパーソンで、誰が何をやらかすのか予測できない。
そこも、この映画の面白さの1つだ。
主役・トーマスを演じたディラン・オブライエンは、若いころのポール・ウォーカーに雰囲気が似ていて
彼の顔をみるたびに、ポール・ウォーカーを思い出す。
このまま、すくすくと伸びて欲しい
そして、もう一人、気になったのは、この映画で、一番の走り手・ミノ役を演じたキー・ホン・リー
韓国の子がこんな大きな役をもらってるっていうのが、同じアジア人として、まず嬉しくて
その走りっぷりと、頼りのなる雰囲気がすごく良かった
ぜひ、他の映画でも活躍して欲しい

さらに、私が面白いなと思ったのは、少年たちの対立構造だ。
「迷路での秩序を守るため」に、役割ごとに細かくグループ別けされ、自分の仕事に集中することでその場の平和を維持している。
ということは、もしも、そこが内紛の絶えない場所であれば、全ての人間に役割を与え、それぞれが与えられた仕事に集中すれば、おぞのずとその場の平和が保たれるということなのか。
そして、その中でも、誰か一人(この映画の場合はトーマス)が、いままでの規律に無かった新しいことをやって、自分たちの自由を得ようとすると、決まって保守的な人間(ギャリー)からストップがかかる。
この「保守的な人間」が、多くの人間を従えているから、話が中々前に進まず厄介なことになる。
これまた、どの国でも観られる足の引っ張り合いであり、もしかして、そのシンプルな対立構造がどのように確立されていくのかを観察したくて、彼らは集められたのかと思ってしまうぐらいの面白さだった。

そして、続きは第2章へ。
ラストシーン、砂漠の街へと旅立って行くところで物語は終了する。
そのシーンを観ながら、迷路のど真ん中に取り残されてしまった保守派の少年たちを思った。
彼らはどうするんだろう…(笑)
とはいえ、主人公はトーマス。
次の舞台は砂漠。
どんな話になるのか、ちっとも想像がつかない。
少年たちの人数は減るのか。それとも増えるのか??
どんな展開が待っているのか、とても楽しみ。
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◆「メイズランナー」DVD
◆「メイズランナー」原作本
なぞの迷路に集められた少年たち。彼らはなぜそこに集められ、どのようにそこから逃げるのか…。
謎が謎を呼ぶアクション映画。
【満足度 評価】:★★★★☆
面白かったわーーーー。最初から、最後までドキドキしっぱなし
彼らは、今までの記憶をすべて失われてしまい、出口は、彼らを取り囲む迷路のみ
さて、少年たちは、永遠に迷路のど真ん中で生きていくことを選ぶか、そこから逃げ出すことを選ぶのか・・・
出演:ディラン・オブライエン、ウィル・ポールター、カヤ・スコデラーリオ、パトリシア・クラークソン、キー・ホン・リー
監督:ウエス・ボール
「メイズ・ランナー」予告編 動画
(原題:The Maze Runner)◆「メイズランナー」DVD
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◆「メイズランナー」原作本
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あらすじ
トーマス(ディラン・オブライエン)は、目覚めると地下から上昇する貨物用エレベーターの中にいた。
暗闇の中、自分が何者なのか、なぜそこにいるのか分からない。
エレベーターが止まり、扉が開くとそこは草原の真ん中であり、周りを少年たちが取り囲んでいる。
彼らはトーマスを「新人」と呼んでいるが、何がなんだか分からないトーマスはそこから逃げようと必死に走り出す。
しかし、そこは出口のない巨大迷路のど真ん中だった…。

感想(ネタバレあり)メイズランナーは全部で3部作??第一弾は「巨大な石の迷路」
謎が謎を呼ぶ----。3年間かけて、巨大な迷路に集められた少年たち。
彼らは、名前以外の過去の記憶を消されそこへ集められた。
四方を迷路に囲まれているため、そこから出るには巨大な石の迷路をから逃げ出すしかない…。
まず、この設定がすごく面白い。
なぜ迷路なのか、なぜそこにいるの全ての理由が分からない。
さらには、一つ謎が解けると、次にまた新しい謎がやってくる。
・なぜか1人だけ送り込まれた女子テレサ
・テレサがなぜ最後の1人なのか
・グリーバーとは一体何なのか
・なぜグリーバーに刺されると狂気になるのか
・この迷路には本当に出口がないのか
・WCKDとは何か
・テレサが知っていたトーマスは一体何者なのか
などなど

20年前の傑作「CUBE」に通じる面白さ
ということで、物語全体が出口の見つからない迷路のように入り組んでいる。
とはいえ、それをすごくシンプルに単純に描いているから、決して難しいことはない。
とても「単純明快」
この面白さは1997年製作のカナダ映画「CUBE」に通じる面白さだ。
「CUBE」は素数を理解できないと先に進めないというトリックがあったけれど、この「メイズ・ランナー」もまた、迷路に振られた番号の並びが脱出のパスワードとなっている。
◆「CUBEキューブ」Blu-ray
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その数字の羅列が意味するものとは。
そこには理由があるのだろうか…
しかし、この映画を最後まで観ても答えは見つから無い…。
謎は、謎のまま次の章へとつながっていく…。
最後の最後になって、「To Be Cotinued」と言う小憎らしさ。
クソーーーっと思いながら、次章を楽しみに待ってしまう自分がいる。

出演するのは若くて無名の俳優たちだから、キーマンが誰か分からない!
主役は無名俳優ばかりのこの映画。
普通、この手の「謎ばかり映画」では、大物俳優が出てきた瞬間に、
「あぁこの人がキーマンか。何かやらかすな」
とピンときてしまって、どんでん返しがシラケてしまうことがよくある。
しかし、無名の新人俳優ばかりが出てくる(ギャリー役のウィル・ポールターはその中でも有名人)と、誰がキーパーソンで、誰が何をやらかすのか予測できない。
そこも、この映画の面白さの1つだ。
主役・トーマスを演じたディラン・オブライエンは、若いころのポール・ウォーカーに雰囲気が似ていて
彼の顔をみるたびに、ポール・ウォーカーを思い出す。
このまま、すくすくと伸びて欲しい
そして、もう一人、気になったのは、この映画で、一番の走り手・ミノ役を演じたキー・ホン・リー
韓国の子がこんな大きな役をもらってるっていうのが、同じアジア人として、まず嬉しくて
その走りっぷりと、頼りのなる雰囲気がすごく良かった
ぜひ、他の映画でも活躍して欲しい

少年たちの対立に紛争と政治の縮図を見る
さらに、私が面白いなと思ったのは、少年たちの対立構造だ。
「迷路での秩序を守るため」に、役割ごとに細かくグループ別けされ、自分の仕事に集中することでその場の平和を維持している。
ということは、もしも、そこが内紛の絶えない場所であれば、全ての人間に役割を与え、それぞれが与えられた仕事に集中すれば、おぞのずとその場の平和が保たれるということなのか。
そして、その中でも、誰か一人(この映画の場合はトーマス)が、いままでの規律に無かった新しいことをやって、自分たちの自由を得ようとすると、決まって保守的な人間(ギャリー)からストップがかかる。
この「保守的な人間」が、多くの人間を従えているから、話が中々前に進まず厄介なことになる。
これまた、どの国でも観られる足の引っ張り合いであり、もしかして、そのシンプルな対立構造がどのように確立されていくのかを観察したくて、彼らは集められたのかと思ってしまうぐらいの面白さだった。

舞台は砂漠へ…
そして、続きは第2章へ。
ラストシーン、砂漠の街へと旅立って行くところで物語は終了する。
そのシーンを観ながら、迷路のど真ん中に取り残されてしまった保守派の少年たちを思った。
彼らはどうするんだろう…(笑)
とはいえ、主人公はトーマス。
次の舞台は砂漠。
どんな話になるのか、ちっとも想像がつかない。
少年たちの人数は減るのか。それとも増えるのか??
どんな展開が待っているのか、とても楽しみ。
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