とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています



2018年11月



海外ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード6『嵐の二夜』をNetflixで観た。

この家族が揃うと時、いつも何かが起きている。

ヒルハウスに住んでいた頃、嵐が起きて家族が集まった。

そして、ネルの葬儀の前夜、家族が集まった夜に嵐がやってくる…。

その嵐は、家族の心を表したものなのか…?

「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Haunting of Hill House)






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〇 「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード5 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード5『首折れ女』幼い頃からネルを悩ませるその幽霊の正体とは。ミキール・ハースマン主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者



〇エリザベス・リーサー


〇ヘンリー・トーマス


原作・製作




ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス







感想(ネタバレあり)


ネルに狙いをつけるヒルハウスの「何か」


家族がヒルハウスに住んでいた頃、ある嵐の夜の日にシャンデリアが落下する。

そして、家は停電に。



パパとママは停電の復旧をしようとしている間、子供たちは広間に集まって寄り添っている。



その時のできごとから考えると、この家族が全員揃うと、いつもろくでもないことが起きるんだなと思った。

そして、その被害に遭うのは、いつも家族の中心にいたママと幼いルークとネルだった。



だから、ネルは幼い頃から良からぬものを見てしまうし、ルークはそんなネルの気持ちに引きずられてしまう。

ということは、このヒルハウスの「何か」は、この一家を狙っていて、まずはママと幼い2人から攻撃するのだ。



そのネルが、この嵐の夜にいなくなってしまう。

スティーブンが子供たちの面倒を見て、パパが家中を歩き回ってネルを探している。

しかし、ネルはどこにもおらず、ママはまるで夢遊病のように家の中を徘徊する。



その時、パパが見たのは、車椅子にのった少年の幽霊だった。

その少年は一体、何者なのか。



いきなり停電は復旧し、ネルも子供たちの側に現れる。

「どこにいたの?」と聞いても、ずっとここにいたと言う。



なぜ、ヒルハウスの「何か」は、ネルのことを隠したのか…。

それは、ネルを連れて行くという暗示なのか…。



ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス1-6-1









嵐に心がかき乱される兄弟たち


そのネルが亡くなって葬儀をする前日。

その日も外は嵐だった。



再び家族は葬儀をするシャーリーの家に集合する。

しかし、久しぶりの再会だと言うのに、兄弟げんかが始まってしまう。



兄弟たちはスティーブンが書いたヒルハウスの本のことが気に入らず、その売り上げをもらうことを拒否する。

家族からしたら、幼い頃の記憶で兄が金儲けをしていることが気に入らないのだろう。

けれど、スティーブンはその記録を何かに残しておくべきと考えたはずだ。



私はスティーブンの気持ちが分かる。

記録として、何があったのかを残しておくべきではないかと思った。



そして、何者かがネルの目にボタンを置いている。

ネルがボタンを集めているのを知っているのは家族だけ。

しかし、誰もそこにボタンを置いてないという…。

そんなことで議論している間に、停電が起きる。



周囲は停電もしていないのに、シャーリーの家だけ停電が起きている。

何が起きているのか。



パパはその時、これまでネルと連絡をとっていて、ネルが「首折れ女が帰ってきた」と言っていたと打ち明ける。

だから、ネルは自殺ではなく「首折れ女」に殺されたのだと。

その話にルークも同意する。



でも、前回の話だと、首折れ女はネル本人だったはずで。

ネルが自分を殺したとなると、やはり自殺なんじゃないか…と思ってしまうけど。



パパによれば、ママもネルもヒルハウスに殺されたんだと…。

ネルはヒルハウスに捕まったのだと。

パパが何かを知っていながら、何も語らないのがもどかしい。



そんな話をしているうちに、ネルの棺が落ちて、停電は復旧する。

それには、パパにそれ以上話すなという意味が込められているのか…。



停電が復旧した瞬間、テオをケビンが一緒にいた様子を見て、二人が浮気していると勘違いしたシャーリー。

シャーリーは、テオがゲイだと知っているはずだけど。

嵐は収まっても、家族のいさかいは収まらない様子…。




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日本映画
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マリー・アントワネットの首飾り


2002年日本公開作品。

サイズ:A4版

監督:チャールズ・シャイア

出演:ヒラリー・スワンク 、ジョナサン・プライス 、サイモン・ベイカー 、エイドリアン・ブロディ 、ブライアン・コックス 、ジョエリー・リチャードソン 、クリストファー・ウォーケン など


【掲載内容】
・池田理代子(漫画家・声楽家)、山口遼(宝飾史研究家)、藤本ひとみ(作家)によるレビュー


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ゲット・ア・チャンス!


2001年日本公開作品。

サイズ:A4版(幅狭め)

監督:マレク・カニエフスカ

出演:ポール・ニューマン 、リンダ・フィオレンティーノ 、ダーモット・マローニー など


【掲載内容】
・ポール・ニューマンからのメッセージ

・プロデューサー(クリス・ドール)とカニエフスカ監督が語るポール・ニューマン

・内海陽子(映画ライター)、西脇英夫(映画ライター)によるレビュー


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マジェスティック


2002年日本公開作品。

サイズ:A4版

監督・製作:フランク・ダラボン

出演:ジム・キャリー 、ローリー・ホールデン 、マーティン・ランドー など


【掲載内容】
ジム・キャリー インタビュー

・フランク・ダラボン監督 インタビュー

マーティン・ランドー インタビュー

・ローリー・ホールデン インタビュー

・大橋美加(ジャズ・ボーカリスト)、細越麟太郎(映画評論家)、永田よしのり(映画よろず屋)によるレビュー

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ホワット・ライズ・ビニース


2000年日本公開作品。

サイズ:A4版

監督:ロバート・ゼメキス

出演:ハリソン・フォードミシェル・ファイファー 、ジョー・モートン 、ミランダ・オットー など


【掲載内容】
・ロバート・ゼメキス来日会見
・渡辺麻紀(映画ライター)によるレビュー
・金子裕子(映画評論家)によるハリソン・フォード解説
・稲田隆紀(映画評論家)によるミシェル・ファイファー解説

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救命士


2000年日本公開作品。

サイズ:A4版

監督:マーティン・スコセッシ

出演:ニコラス・ケイジパトリシア・アークエットジョン・グッドマン 、ビング・レイムズ 、トム・サイズモア、マーク・アンソニー 、クリフ・カーティス など


【掲載内容】
・斉藤守彦(映画ジャーナリスト/アナリスト)、水原文人(映画批評)によるレビュー

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ポワゾン


2001年日本公開作品。

サイズ:A4版

監督:マイケル・クリストファー

出演:アントニオ・バンデラスアンジェリーナ・ジョリー、トーマス・ジェーン など


【掲載内容】
・北川れい子(映画評論家)、大場正明(映画評論家)によるレビュー
・大谷和代(映画ライター)によるアントニオ・バンデラス 解説
・稲田隆紀(映画評論家)によるアンジェリーナ・ジョリー解説


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キャスト・アウェイ


2001年日本公開作品。

サイズ:A4版

監督:ロバート・ゼメキス

出演:トム・ハンクス、 ヘレン・ハント など


【掲載内容】
トム・ハンクス インタビュー

・ロバート・ゼメキス インタビュー

・椎名誠(作家)、小林淳(映画・映画音楽評論家)によるレビュー


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ベティ・サイズモア


2001年日本公開作品。

サイズ:A4版

監督:ニール・ラビュート

出演:レニー・ゼルウィガーモーガン・フリーマンクリス・ロックグレッグ・キニアアーロン・エッカート など


【掲載内容】
・おかむら良(映画評論家)、八坂裕子(詩人)によるレビュー

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奇蹟の輝き


1999年日本公開作品。

サイズ:A4版

監督:ヴィンセント・ウォード

出演:ロビン・ウィリアムスキューバ・グッディング・Jr、 アナベラ・シオラ 、マックス・フォン・シドー など


【掲載内容】
・丹波哲郎 インタビュー
・山口直樹(映画評論家)、山川紘矢、亜希子(翻訳家)によるレビュー

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ペイ・フォワード 可能の王国


2001年日本公開作品。

サイズ:A4版

監督:ミミ・レダー

出演:ケヴィン・スペイシー、 ヘレン・ハント 、ハーレイ・ジョエル・オスメント 、ジェイ・モアー 、ジム・カヴィーゼル、ジョン・ボン・ジョヴィ など


【掲載内容】
・山田太一(脚本家)、川本三郎(評論家)、稲垣都々世(映画文筆家)によるレビュー
・鳥越俊太郎(キャスター)インタビュー
・馬場敏裕(タワーレコード サウンドトラック担当)による音楽解説

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岸部一徳主演の日本映画「鈴木家の嘘」を試写会で観た。

長男が自殺した家族が、その死を受け入れていく姿を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

家族の自殺という重いテーマを描きながら、それをユーモラスに時にはクスッと笑わせながら、力強く描いた作品だった。

酷い悲しみに襲われた時、無理にその事実を受け入れようとせず、時には嘘というオブラートで包んでゆっくり咀嚼しても良いんだなと思った。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『鈴木家の嘘』予告編 動画



更新履歴・公開、販売情報

・2018年11月5日 試写会にて鑑賞。

・2018年11月20日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい上映劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
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オリジナルサウンドトラック「鈴木家の嘘」

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キャスト&スタッフ


出演者


…(「空飛ぶタイヤ」、「座頭市」、「その男、凶暴につき」など)

〇原日出子

…(「菊とギロチン」など)


…(「HANA-BI」など)

…(「アウトレイジ 最終章」など)

〇吉本菜穂子

〇宇野祥平

〇山岸門人

〇川面千晶

監督・脚本

〇野尻克己


2018年製作 日本映画



鈴木家の嘘





あらすじ

鈴木家の長男・浩一(加瀬亮)が自殺した。

自室で自殺しているのを見つけた母・悠子(原日出子)は、その場で倒れ意識を失ってしまう。

数日後に目覚めた母は、浩一が自殺した時の記憶を失っていた。

それを知った娘の富美(木竜麻生)は、とっさに「お兄ちゃんはアルゼンチンにいるよ」と母に嘘をついてしまう…。



鈴木家の嘘5






感想(ネタばれあり)


ラッシュ時の通勤電車の遅延は日常茶飯事


日本は先進国の中でも、自殺率が高い国で知られている。




朝の通勤ラッシュの時間帯に人身事故によって電車が遅延するのは日常茶飯事だ。

その理由の全てが自殺とは言わないけれど、かなりの確率で「会社に行きたくない」と思った人が、そのまま電車に飛び込んでしまう人が多いことを物語っている。

そして、多くの人が電車の遅延に足止めをくい、会社に謝りの電話を入れ、うんざりするような朝を迎えることになる。



その割に、その「自殺」と正面から向き合った映画は少ないように思う。

物語の中で、主人公の友人が自殺で亡くなってしまうというような要素としての描き方はあっても、自殺した本人と、その周りの人々について描かれるというような作品はあまりない。



それは、見て見ぬふりをしているのか。

自殺などなかったことにしているのか。

中には「自殺を扱った重い映画など誰も観ない」と言われてGOサインが出なかった企画もあるだろう



この映画「鈴木家の嘘」は、そんな日本の映画界のタブーを破った作品である。

「自殺」を扱っていながら、決して重くならず、時にはユーモアを交え、クスッと笑わせながら、力強く描いている

そして、この映画を観終えたところで、自殺を減らすヒントも得られたような気がした。



なので、ぜひ「重たいんじゃないか」という先入観を捨てて、この映画を観て欲しいと思う。

そして、一人一人が「自殺」について考えれば、日本の社会も少しは変わるんじゃないかと期待してしまう。



鈴木家の嘘3



悲しいことと向き合うための時間稼ぎ


物語は、鈴木家の長男・浩一(加瀬亮)が自殺するところから始まる。



そのことに対する家族の反応が、この映画はとても特徴的だ。

浩一が自室で首をつっているのを見た母(原日出子)は気を失い、昏睡状態になり、目覚めた時には浩一が自殺したという記憶を失くしてしまう。



浩一の妹である富美(木竜麻生)は、そんな母に対し「お兄ちゃんは、引きこもりをやめてアルゼンチンで働いてるよ」と嘘をついてしまう。

その富美の嘘に合わせるために、家族は振り回されてしまう。



人は酷く悲しいことがあった時、その現実をなかなか受け入れることができないこともある。

そんな時、人それぞれの「現実逃避」をして、受け入れるまでの時間を稼ごうとする。

そして、いつか必ずその現実と向き合わなければいけない時がやってくる。



富美は、母が記憶を失っていることを知って、とっさに嘘をついてしまうが、その嘘は母が「息子の自殺」という事実を受け入れるまでの良い時間稼ぎになったと思った。

叔母さん(岸本加代子)は富美に対し、

「なんで嘘なんてついたよの。生きている人間は気持ちの整理をつけなきゃだめだ。」

と責めたけれど、そんなに強く生きていける人ばかりではない。



辛い現実を受け入れるのにかかる時間は人それぞれだ。

首をつっている息子を見て気を失った母が、そんなに簡単に現実と向き合えるとは思えない。

そんな母に、現実を「嘘」というオブラートでくるんで、少しずつ咀嚼させたのは正解だったと思う。



その嘘に救われたのは母だけではない

母に嘘を貫き通すために、家族も「浩一が死んだ」という事実よりも、母を支えることに神経を使うことで、浩一の自殺を忘れられる時間もあったはずだ。



そんな彼らを見ていると、家族の自殺のような酷く悲しいことがあった時、その問題とすぐに向き合わなくてもいいんだなと思った。

悲しいことと向き合う時間は人それぞれ。

時には「嘘も方便」で、時間稼ぎをしてもいい。

ゆっくり考えればいい時もあるのだ。



鈴木家の嘘2



野尻監督ならではのリアリティ


目覚めた母に対し、「お兄ちゃんはアルゼンチンにいる」と富美が言った場面がとてもユーモアに溢れ、思わず「ククッ」と笑ってしまう。

そこだけではない。

なぜか、浩一は保険の受取先をソープ嬢にしていたり、みんなで浩一がアルゼンチンにいる風を装ったり、めちゃくちゃありがちなゲバラのTシャツをみんなで着たり(これで騙されちゃうお母さんもおああさんだけど)。

この映画には、思わず「えっ」と思ったり、笑ってしまうシーンが多い



だからこそ、重い気分になることなく最後まで見れてしまう

自殺を扱った作品なのに笑えてしまうというのがとても意外だった。

それに、「嘘」で母の現実逃避をさせたのも、すごくリアリティある発想だと思った。



それもそのはず、この映画がデビュー作となる野尻監督はお兄さんを自殺で亡くしているという。

だからこそ、家族から浩一への目線にリアリティがあるのだ。

そうじゃなかったら、こんなに笑ってしまうような作品を作るのは難しい。

「自殺で笑う」なんて、遺族の人が良い気分がしないだろうと思ってしまうからだ。



しかし、野尻監督自身が遺族だからこそ、そのユーモアが生れるのだ。

そこが、この映画の他の映画とは違う長所でもある。



鈴木家の嘘4




希望は「時間と会話」にある


とても辛いことがあった時、その痛みを癒すには「時間と会話」が必要なんだと、この映画を観て思った。

そのために、嘘を利用するなら、それも「嘘も方便」だ。

ゆっくり時間をかけて自分の中で処理をしていけば良い。



そして、もう一つ必要なのが会話だ。

兄の自殺を受け入れることができず、家族は兄の自殺のことに頭がいっぱいで、自分はどうしたらいいのか分からない富美は、グループカウンセリングに通い始める。



そこで、様々な人と出会い、会話をすることで、富美自身の辛さも緩和されていく。



一日中自室に引きこもり、ご飯も家族と食べることなく、誰とも会話をしないまま一日を終えた浩一。

浩一が亡くなってしまったのは、会話がなかったからではないかと思った。



両親が手を差し伸べても、浩一自身が会話をしようとしなかったので、両親に問題はなかったと思う。

両親が手を差し伸べた時に、浩一が少しでも心を開いて、罵り合いでもいいから少しでも会話をしていたら…と思う。



だからも、もしも、一日中引きこもっているいるような人がいたら、この映画を観て、誰かと会話をして欲しいと思う。

相手を罵って、嫌われてもいいじゃないか。

どんな人生でも、死んでしまったら、周りの人が悲しむということを知って欲しい



ぜひ、一人でも多くの人に観て欲しい作品である。





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海外ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード5『首折れ女』をNetflixで観た。

ヒルハウスで暮らしてきた家族に起きたことが少しずつ明らかになって、ドラマも少しずつ怖くなってきた。

このエピソードは、そのヒルハウスで自殺したと言われたネルの物語。

ネルが幼い頃から悩まされてきた「首折れ女」の幽霊は、一体何者なのか。

その正体がここで明らかになる。

「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Haunting of Hill House)






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〇 「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード4 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード4『双子だから』ネルに迫る危機を感じ取るルーク。ミキール・ハースマン主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者



〇エリザベス・リーサー


〇ヘンリー・トーマス


原作・製作




ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス







感想(ネタバレあり)


幼い頃からネルを悩ませ続けた「首折れ女」の幽霊


ヒルハウスで暮らしている頃、いつもネルの前に現れた「首折れ女」の幽霊。

その「首折れ女」とは一体誰なのか。

このエピソードでは、その謎が描かれる。



幼い頃から、その「首折れ女」に悩まされ、ヒルハウスを出て大人になっても、ネルは時々金縛りに悩まされるようになる。

そんな彼女を助けてくれたのは、精神科医のアーサーだった。

アーサーは、金縛りに遭っているネルに優しく話しかけ、抱きしめてくれる人だった。



しかし、そのアーサーも、ネルが金縛りに遭っている最中に突然死(死因は動脈瘤)してしまう。

その時、ネルの目の前に現れたのが首折れ女だった。

それ以来、ネルは再び「首折れ女」に悩まされるようになる。



ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス1-5-1








幽霊屋敷 ヒルハウスで起きていること


そして、ネルは「首折れ女」の幽霊に導かれるようにヒルハウスへと向かう。



幼い頃から、「暗示」はあった。

壁紙の向こう側に書かれた「Nell」の文字。

それが、やがて「come home Nell」になり、大人になったネルがヒルハウスに着くとその文字が「welcome home Nell」になる。



誰かが幼い頃からネルに目をつけ、「首折れ女」の幽霊を見せ、大人になったネルをヒルハウスに招き入れる。

誰かが図書室の螺旋階段にロープをかけ、そこへネルを誘導し、突き落とす。

その衝撃で、ネルの首にはロープがからまり、首を折って亡くなってしまう…。

そして、「首折れ女」の正体がネル本人だったという衝撃の結末で、このエピソードは終わる。



このヒルハウスには何が起きているのか

その理由を探るカギを握っているのは、ママとパパにあると思った。

ママとパパの間に何があって、パパはあんなに血だらけになったのか



そして、ママはどうやって死んでいったのか。

そこに、このヒルハウスの恐怖を解くカギがあると思った。



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1998年公開作品。

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監督:中原俊

出演:小林薫、風吹ジュン、益岡徹、深水三章 など


【掲載内容】
・川本三郎(評論家)、斎藤綾子(作家)によるレビュー

・山本おさむ(漫画家・原作者)映画「コキーユ」によせて

・中原俊 監督 インタビュー

小林薫・風吹ジュンが語る 大人の恋

・撮影日記



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g@me ゲーム


2003年公開作品。

サイズ:A4版

監督:井坂聡

出演:藤木直人、仲間由紀恵、石橋凌、宇崎竜童、IZAM など


【掲載内容】
・藤木直人 インタビュー

仲間由紀恵 インタビュー

・東野圭吾(原作者)インタビュー

・井坂聡 監督 インタビュー


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AIKI


2002年公開作品。

サイズ:A4版

監督・脚本:天願大介

出演:加藤春彦、ともさかりえ、石橋凌、火野正平、原千晶、木内晶子、桑名正博 など


【掲載内容】
・加藤春彦 インタビュー

・天願大介 インタビュー

・天願大介監督からのメッセージ

・大東流合気柔術 解説

・実在のモデル オーレ・キングストン・イェンセンについて

・野村正昭(映画評論家)、赤坂真理(作家)、阿部恒世(チェアウォーカー快適情報誌 WaWaWa編集長)によるレビュー



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あずみ


2003年公開作品。

サイズ:A4版

監督:北村龍平

出演:上戸彩、原田芳雄小栗旬、成宮寛貴、小橋賢児、金子貴俊、北村一輝、オダギリジョー、りょう、伊武雅人、竹中直人 など


【掲載内容】
・原作者 小山ゆうからのメッセージ

・上戸彩 インタビュー

・北村龍平 監督 インタビュー


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SEOUL ソウル


2002年公開作品。

サイズ:A4版

監督:長澤雅彦

出演:長瀬智也、チェ・ミンス、キム・ジヨン、チェ・ソンミン など


【掲載内容】

・長瀬智也 インタビュー


・チェ・ミンス インタビュー


・長澤雅彦 監督 インタビュー


・塩田時敏(映画評論家)によるレビュー


・ソウル撮影MAP




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双生児


1999年公開作品。

サイズ:A4版

監督:塚本晋也

出演:本木雅弘、りょう、藤村志保、竹中直人、筒井康隆、浅野忠信、もたいまさこ、田口トモロヲ、石橋蓮司、村上淳、麿赤兒、内田春菊 など


【掲載内容】

本木雅弘 インタビュー


・りょう インタビュー


塚本晋也 監督 インタビュー


・北村道子(衣装)インタビュー


・拓植伊佐夫(ヘアメイク監督)インタビュー


・塩田時敏によるレビュー


・野村宏平(ミステリ評論家)インタビュー




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Stereo Future episode 2002


2001年公開作品。

サイズ:A4版(幅狭め)

監督・脚本・撮影・編集:中野裕之

出演:永瀬正敏麻生久美子、桃生亜希子、緒川たまき、竹中直人、吹越満、風間杜夫、赤星昇一郎、ピエール瀧 など


【掲載内容】

・中野裕之インタビュー

・木内鶴彦、緒川たまき 対談

・森直人(映画批評家)、江口研一(翻訳家・ライター)によるレビュー




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リターナー Returner


2002年公開作品。

サイズ:A4版

監督:山崎貴

出演:金城武 、岸谷五朗 、鈴木杏 、樹木希林 など


【掲載内容】
・金城武 インタビュー

・岸谷五朗 インタビュー

・山崎貴 監督 X 鈴木杏 対談



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13階段


2003年公開作品。

サイズ:A4版

監督:長澤雅彦

出演:反町隆史 、山崎努 、笑福亭鶴瓶 、田中麗奈宮藤官九郎、宮迫博之 など


【掲載内容】
・反町隆史インタビュー

・大久保賢一(映画評論家)による山崎努論

・長澤雅彦 監督 インタビュー

・製作日誌




--------------------------

夜を賭けて


2002年公開作品。

サイズ:A4版(幅せばめ)

監督:金守珍(キム・スジン)

出演:山本太郎、 リュ・ヒョンギョン 、樹木希林、李麗仙 、清川虹子 、山田純大 、六平直政、唐十郎 、奥田瑛二 、風吹ジュン など


【掲載内容】
・原作 梁石日(ヤン・ソギル)からの製作手記

・金守珍(キム・スジン)監督インタビュー

・山本太郎 インタビュー

・篠藤ゆり(作家)によるレビュー



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模倣犯


2002年公開作品。

サイズ:A4版

監督:森田芳光

出演:中居正広、 山崎努 、藤井隆 、津田寛治 、木村佳乃 など


【掲載内容】
・中居正広 インタビュー

・森田芳光 インタビュー


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メトロポリス


2001年公開作品。

サイズ:B5版

監督 :りんたろう

原作 :手塚治虫

脚本 :大友克洋

声の出演:井元由香 、小林桂 、岡田浩暉 など


【掲載内容】
・りんたろう監督インタビュー

・大友克洋インタビュー

・ジェームズ・キャメロンからのメッセージ

・メトロポリスの街案内

・キャラクター紹介

・「メトロポリス」製作の6年間の軌跡

・原作「メトロポリス」について

・鈴木伸一(アニメ作家)によるレビュー

・主題歌「THERE’LL NEVER BE GOOD-BYE 」歌詞




--------------------------

五条霊戦記


2000年公開作品。

サイズ:A4版

監督 ・脚本:石井聰亙

出演:浅野忠信 、永瀬正敏 、隆大介 、船木誠勝 など


【掲載内容】
・石井聰亙 監督 インタビュー

・荒俣宏(作家)によるレビュー

・製作手記

・義経と弁慶、密教 解説


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みんなのいえ


2001年公開作品。

サイズ:B5版(高さ低め)

監督 ・脚本:三谷幸喜

出演:唐沢寿明、 田中邦衛 、田中直樹 、八木亜希子 など


【掲載内容】
・「この映画のホントとウソ」三谷幸喜

・棟梁がのぞいた「みんなのいえ」建築現場 [大工監修]田中秀男

・「みんなのいえ」キャラクター出没MAP

・「みんなのいえ」キャラクター別ハウジング・チャート

・特別付録【組み立て飯島家】


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11月17日にWOWOWで放送された「Hollywood Express」の全米映画ランキングをご紹介。

初登場1位でランクインしたのは、アニメーション映画の「グリンチ」

その他、初登場で第3位にランクインしたのは、ゾンビ映画「Overlord」

第6位にランクインしたのは「ドラゴン・タトゥーの女」続編「蜘蛛の巣を払う女」

など、3本の新作がランクイン!!

全米 映画ランキング ベスト10(11月9日~11月11日)


1位 「グリンチ」

)(12月14日 日本公開予定)



映画『グリンチ』公式サイト



グリンチ






2位 「ボヘミアン・ラプソディ」

)(現在公開中)



映画『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト



3位 「Overlord」

)(日本公開未定)





4位 「くるみ割り人形と秘密の王国」

)(11月30日 日本公開予定)



「くるみ割り人形と秘密の王国」映画 ディズニー公式サイト


5位 「アリー/スター誕生」

)(12月21日 日本公開予定)



映画『アリー/スター誕生』オフィシャルサイト



6位 「蜘蛛の巣を払う女」

)(1月11日 日本公開予定)



映画『蜘蛛の巣を払う女』オフィシャルサイト

7位 「Nobody’s Fool」

)(日本公開未定)





8位 「ヴェノム」

)(現在公開中)





9位 「Halloween」

)(2019年4月 日本公開予定)





10位 「The Hate U Give」

)(現在公開中)





先週のランキングはこちら
 ↓
全米映画ランキング(11/2~11/4)初登場で1位にランクインしたのは「ボヘミアン・ラプソディ」!!その他、ディズニーとコメディの新作が2本ランクイン!!【予告編あり】



今週、紹介する作品は3本!!


初登場で1位にランクインしたのは、アニメーション映画「グリンチ」

英語版ではベネディクト・カンバーバッチが吹き替えをしているクリスマス映画の「グリンチ」

いや~観たいわ~。字幕版を…。


グリンチ

日本での公開は12月14日より。



初登場で3位にランクインしたのはゾンビ映画「Overlord」

第二次世界大戦中に、ナチスドイツに占領されたフランス上空を飛んでいたアメリカのパラシュート部隊の乗っている飛行機が撃墜されてしまう。

急遽、彼らがパラシュートで落下した村は、ナチスドイツが人体実験をしている施設がある場所で、そこにはゾンビたちがうごめいていた…。

という、なんとも面白そうな雰囲気プンプンの作品。



Overlord

ぜひ、日本でも公開して欲しい作品!!



初登場で6位にランクインしたのは、「ドラゴン・タトゥーの女」の続編「蜘蛛の巣を払う女」


原作でいうと、ミレニアムシリーズの第4弾で、原作者は執筆中に突然死してしまい、周りの人たちで最後まで書き上げた結果、それまでのミレニアムシリーズ程の評価を得ることはできなかったといういわくつきの作品。

この映画化続編にしても、監督はデヴィッド・フィンチャーではないし、ルーニー・マーラが演じた役をクレア・フォイが演じることに嫌悪感を持っている人もいて、作品を観る以前に厳しい状況だった。

ということを考えると、Rotten Tomatoesの支持率41%はなんとなく理解できる数字。

蜘蛛の巣を払う女
日本での公開は1月11日より。

ちなみに、私はクレア・フォイが好きなので(ルーニー・マーラも好きだけどね)、楽しみにしている。




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フランシス・マクドーマンド主演の映画「スリー・ビルボード」を映画館で観た。

アメリカの小さな田舎町で娘をレイプされ殺された女性が、町に看板を3枚の広告看板を作ったことで町民に起こる波紋を描く。


満足度 評価】:★★★★★

これはすごい映画だった!

私にはちょっと恐ろしい映画だった。

この感想にはネタバレを含みます。映画をご覧になってからお読みください

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「スリー・ビルボード」予告編 動画

(原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年2月8日 映画館で観た感想を掲載。

・2018年11月18日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。

ネット配信で観る:「スリー・ビルボード」(字幕版)

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DVDで観る:「スリー・ビルボード」

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オリジナルサウンドトラック「スリー・ビルボード」

スリー・ビルボード

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キャスト&スタッフ


出演者

フランシス・マクドーマンド
…(「プロミスト・ランド」など)

ウディ・ハレルソン
…(「記者たち~衝撃と畏怖の真実~」、「LBJ ケネディの意志を継いだ男」、「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」、「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」、「スウィート17モンスター」、「ファーナス 訣別の朝」など)

サム・ロックウェル
…(「バイス」、「プールサイド・デイズ」、「ギャラクシー・クエスト」、「禁断のケミストリー」など)

〇アビー・コーニッシュ

〇ジョン・ホークス

〇ピーター・ディンクレイジ

ルーカス・ヘッジズ
…(「ある少年の告白」、「レディ・バード」、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」など)


監督

〇マーティン・マクドナー


2017年製作 イギリス映画



スリー・ビルボード




あらすじ



アメリカのミズーリ州にある田舎町エビング。

その町で娘がレイプされ、殺されてから7か月が経ち、業を煮やしたミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は事件現場のそばにある3枚の看板に自分の意見広告を掲載する。

「娘がレイプされ殺された」「まだ犯人はつかまっていない」「どうする?ウィロビー署長?」という3枚。

その看板が町に思わぬ波紋を呼ぶことに…。



スリー・ビルボード2




感想(ネタバレあり)


3枚の看板に込められたミルドレッドの希望



これは面白い映画だったなぁ。

ただの看板、されど看板。

町はずれにある3枚の看板が、予期せぬできごとを引き起こす。



娘をレイプされ、殺された女性・ミルドレッドは、町はずれの道路沿いに警察の不手際を告発する3枚の看板を立てる。

「警察は黒人を差別することで忙しく、娘の事件を捜査してくれないから」という理由で。



だからなのか、その看板は赤地に黒文字のみというシンプルな作りながら、その色合いはナチスドイツを思い起こさせる

つまりそれは「警察=ナチ=差別的 である」と言っているように見える

実際に、警察官のディクソン(サム・ロックウェル)はいかにも南部の田舎町にいそうな「差別主義」の白人男性である。

彼は、私たちがニュース映像でよく見る黒人をこん棒で殴っているような南部の保守的な白人警官を象徴しているのだ。



その色合いで警察がいかに差別主義的で無能なのかを皮肉り、その上で、ミルドレッドは「怒り」の感情を文字に乗せている

彼女が、その看板に書いた「警察への3つの告発」とは

「娘がレイプされ殺された」

「犯人はまだ逮捕されていない」

「どうする?ウィロビー署長?」

という3枚。



なぜ、看板は3枚だったのか

それは、それぞれが過去・現在・未来を示している

娘がレイプされたという「過去」、まだ逮捕されていないという「現在」、そしてこれからどうするのかという「未来」



その中で、「未来」の看板にウィロビー署長(ウディ・ハレルソン)の名前が書かれているのは、ミルドレッドにとってウィロビー署長が未来への希望だったからだ。

南部の小さな田舎町の「差別的な(ナチ的な)警察の中で、最もまともなウィロビー署長」にミルドレッドは期待をかけて、その看板を書いたのだろう。

しかし、ミルドレッドのその希望はもろくも崩れ去っていく…。



スリー・ビルボード4


「秩序」を失った町は感情がエスカレートする



ミルドレッドの希望だったウィロビー署長は病気を苦に自殺してしまう。

これは恐らく、ミルドレッドの「スリー・ビルボード」が掲げられる前から署長が決めていたことなのではないかと思う。



ミルドレッドからしたら、差別主義者ディクソンの手綱を取れるのはウィロビー署長だけだと思ったのだろう。

しかし、ウィロビー署長は自分と家族のことで精いっぱいだったのだ。



そうして、「町の秩序」だった署長がいなくなってしまったことで、町はたががはずれ、やがて町民の感情はエスカレートし、カオスになっていく

ミルドレッドの看板は炎上。

それがディクソンの仕業だと思ったミルドレッドは警察に放火をし、警察署が炎上。

たまたまその場にいたディクソンは全身に大やけどを負ってしまう。

ウィロビー署長という「秩序」を失った町で起きたのは、報復の連鎖だったのだ。



しかし、看板の炎上はディクソンの仕業ではなく、ミルドレッドの元夫の仕業だったのだ。

看板を見て「ブチ切れた」元夫は、怒りに任せて看板に火を放ったのだ。

娘を失ったという思いは、ミルドレッドも元夫も同じながら、表現の仕方はそれぞれ。

その時、既にミルドレッドも、ディクソンも、ミルドレッドの元夫も感情のコントロールができなくなっていた



しかし、ミルドレッドが放火した時、彼女のそばにいたジェームズのナイスプレーによって、ミルドレッドが放火したことはばれずに済んでしまう。

放火された時、警察署で敬愛するウィロビー署長からの手紙を読んでいたディクソンは、大やけどを負ってしまうが、それまでの自分の行いを反省し、その手紙に書かれていた「善い行いができる人間になれ」という言葉に心を動かされる。



そして、ディクソンは、ミルドレッドの娘の事件を解決することがウィロビー署長の言う「善い行い」だと思うようになる。

これは一見、「雨降って地固まる」のように見えるが、ディクソンの怒りの矛先が「レイプ犯」に移っただけなのだ。



スリー・ビルボード3


Twitter村の炎上を連想させる「3つの看板」



そんな「3枚の看板が引き起こす騒乱状態」を観て、私は「Twitterの炎上」を連想した



ミルドレッドが看板に込めた「3つの告発」は、「『Twitter村』に思いをぶちまける3つのつぶやき」である。

「Twitter村」では、そのつぶやきに対し、賛否両論が起きる。

たいていが賛成の声よりも、否定的な声の方が大きく、その声は拡散し、やがて炎上する。



つぶやきが炎上したことで、意気消沈し消えていく者もいれば、さらにつぶやきを連投する者もいる。

また、たとえ数が少なくても彼女を支援する「賛成の声」は、彼女の背中を押し、その声が集まれば集まるほど気持ちは大きくなっていき、「もっとやっていいんだ」という気持ちにさせる

これはTwitterでいえば、「いいね」や「リツイート」の数のことである。



批判の声の中には、命の危険を感じるような脅迫もあり、ひどく落ち込むこともある。

それでも、ミルドレッドは戦い続け、町は騒乱状態になる。

Twitterでいえば、それが「炎上」であり、

ミルドレッドは周りの批判が大きくなればなるほど、アクションを起こすタイプなのだ。

それが、誰も望んでいない「警察への放火」であり、これが次の報復の連鎖へとつながっていく。



そこまでくると、エスカレートした彼女を見た賛同者の中には、ジェームズのように「あなたの進む方向は間違っている」と言って離脱していく者もいる。

しかし、その時には既に気持ちが高ぶっているミルドレッドからしたら、「離脱した人がおかしい」と思い、「去る者は追わず」の状態になっている



さらにエスカレートすると、ミルドレッドが投下した「犯人はまだ見つかっていない」という声に乗じて「犯人探し」が始まり、それはやがて「魔女狩り」へと進展していく



それまで対立し続けていたミルドレッドとディクソンが手を組んで始めたのが、まさに「魔女狩り」だったのだ。

はじめ「怒りの告発」を投下したミルドレッドは、「正義はどこにあるのか」を問いかけたかったはずだ。

その結果として、「差別主義者」のディクソンと手を組んで「レイプ犯探し」をすることは、決して正義ではないし、それはウィロビー署長が望んでいた「善い行い」ではない



周りの「いいね」の声に踊らさせれて、ミルドレッドは「自警団」にでもなった気分になってしまい、行き先を間違えてしまった。

それもこれも、「彼女の希望だったウィロビー署長」が亡くなってしまったことから端を発している。



スリー・ビルボード5


SNSのつぶやきに社会が巻き込まれる現代



アメリカでは、Twitterにおける「大統領のつぶやき」が連日ニュースになっている。

その中で、大統領は自ら新聞社の実名を挙げ「フェイクニュースだ」と怒りのつぶやきをする。

そう言われた新聞社は、大統領批判に熱を込めるようになる。

この負の連鎖反応は、まさに町の秩序(ウィロビー署長)を失った町の騒乱状態と同じである。



SNSでは、毎日のようにそうした「批判合戦」による炎上が起きている。

それを読んだ人たちは、その言葉を「自分の都合のいいように解釈」し、「犯人捜し」をスタートさせてしまう

そこに文字の恐ろしさがある。



ミルドレッドは、ただ「警察に一石を投じたいだけ」だったはずだ。

それが、警察官による暴力事件にまで発展してしまう。

Twitterでも、「死にたい」と言った一言が殺人事件にまで発展していまうのと同じことだ。



多くの人たちが後先を考えずに、気軽に批判をしたり、心情を吐露すると、それが受け取る側の解釈によって、事態は思わぬ方向に進んでいくというのがよくわかる。



もしもこの後、ミルドレッドとディクソンが手を組んで、あの「レイプした可能性がある男」を殺してしまったら、次はどうするのか。

彼は犯人ではないという証拠まであるのに。

また、「可能性のある男」を探し出して、勝手に制裁をくだすのか。

そうやって、どこまで魔女狩りを続けたら満足できるのか



それ以前に、あの男がバーで言った言葉は、ただの「はったりかも」しれないのに



最期はミルドレッドとディクソンのとてもさわやかな表情でこの映画は幕を閉じるが、私はそんな二人を見て、とても暗澹たる気持ちになった。

彼らがやっていることは、明らかに法を超えた「ただの自警団による魔女狩り」に過ぎないから。

ミルドレッドが看板を出した時に望んでいたのは、そんなことではなく、「事実」を知りたかっただけのはずなのに。

ディクソンが警察官ではない以上、そこに正義はないのだ。



それを思うと、現代の私たちはSNSに日常を振り回され過ぎているなと感じた。

著名人の多くのつぶやきが連日炎上し、議論が交わされるが、その結果、この映画のように最後は「犯人捜し」と「魔女狩り」で終わってしまうだけなのだ。

ミルドレッドの娘を思う気持ちには、何度も胸が張り裂けそうになったけれど、残念ながら、このやり方は正しくなかったなと思った。

世の中は、そんな彼女を応援してくれる人ばかりではないのだ。



この映画は、SNSの炎上がニュースをにぎわせている現代を見事に表した作品だった。

そして、その結末が私にはちょっと恐ろしい作品でもあった。








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海外ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード4『双子だから』をNetflixで観た。

末っ子のネルとルークが双子だというのを、このエピソードを観て初めて知った。

彼らは双子だから、幼い頃からお互いに感じ合えてしまうことがあった。

それが大人になっても続き、ルークはネルに危険が迫っているのに気付いたのか、ある行動を起こしていた…。

「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Haunting of Hill House)






***********

〇 「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード3 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード3『触れるだけで』特殊な能力を持ったテオの苦しみと使命。ミキール・ハースマン主演【感想】

***********


キャスト&スタッフ


出演者



〇エリザベス・リーサー


〇ヘンリー・トーマス


原作・製作




ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス







感想(ネタバレあり)


ルークがジョーイの向こうに見ていた双子のネル


このエピソードを観て、初めて知ったのはルークとネルが双子だということ。

彼らは双子だから、いろいろ感じ合ってしまうということ。



彼らがヒルハウスに住んでいた幼い頃、ネルは「首折れ女」というお化けに悩まされていた。

そのネルが、再びヒルハウスへ戻っていく。



同じくルークも、幼い頃に帽子をかぶった巨人のお化けに悩まされていた。

そして、ネルがヒルハウスに戻ったちょうどその時、ルークと同じリハビリ施設で暮らすジョーイが施設から逃げ出してしまう。



その施設では、一旦抜け出してドラッグを服用したら、もう戻れない決まりになっている。

しかし、ルークは、そんなジョーイを救うために町へ探しにいく。



本当にルークが救いたかったのは、ジョーイではなくネルではなかったのか。

もしかしたらネルに危険が迫っているのを感じて、ルークはジョーイを助けたいと思ったのではないか。



ジョーイを救ったら、ネルを救えるのではないか

そんなことをルークが心の奥底で感じていたのではないか。

そう思ったエピソードだった。



ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス1-4-1







双子だから感じ合えること


ジョーイを救うために、ルークはスティーブンの部屋に押し入るが、iPadとカメラを持って部屋を出たところでスティーブンとばったり会い、物を盗む代わりに200ドルをもらう。



そのお金でルークはジョーイとモーテルにでも泊まって、翌日、新しい施設を探そうと思っていた。

しかし、ジョーイはそのお金を持ってどこかへ消えてしまった。

ルークはジョーイのことを救うことができなかったのだ。



ちょうどその時、スティーブンの元にはネルが亡くなったという知らせが入る。

ルークはジョーイを救えなかったように、ネルのことも救えなかったのだ。



そして、スティーブンからネルが自殺したと聞くと、ルークは「自殺じゃない」と即答する。

その時、ルークはネルに何を感じたのか。

ルークが強盗たちに襲われて血を流していた頃、もしかしたらネルにも何かが起きていたのか。

スティーブンに会う直前に出てきた目を光らせ「家へ帰ってきなさい」と言ったママは、ルークに何を伝えたかったのか



双子には、双子にしか分からない神秘というのがある。

片方に何か起きると、もう一人もそれを感じてしまうというのは、そういうこともあるかもなぁと思ってしまう。

ネルに何が起きたのかは分からないけれど、ルークはそれを誰よりも感じ取るのもわかる気がする。



ということは、ルークが辛い思いを抱えてドラッグ中毒になってしまった間、ネルはネルで辛い思いをしていたのかもしれない

そして、その結果、ヒルハウスに戻ることになった。

だからこそ、ルークはそんなネルに何が起こったのかを感じ取ったのかもしれない。



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アルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA/ローマ」を東京国際映画祭で観た。

1970年代のメキシコを舞台に、家政婦の視点で当時の中流階級の家庭を描いた作品。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

1970年代のメキシコを舞台に、ある中流家庭と家政婦の美しい関係が描かれる。

上下の関係を越え、一家が家政婦を家族のように慕う姿に涙が溢れた。

キュアロン監督の経験が織り込まれているそうで、これは監督の家の話かなと思った。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ROMA/ローマ』予告編 動画

(原題:Roma)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年11月2日 東京国際映画祭にて鑑賞。

・2018年11月17日 感想を掲載。

・2018年12月14日 Netflixにて配信スタート。


アルフォンソ・キュアロン監督作「トゥモロー・ワールド」

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アルフォンソ・キュアロン監督作「ゼロ・グラビティ」

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キャスト&スタッフ


出演者

〇 マリーナ・デ・タビラ

〇ヤリャッツァ・アパリシオ

〇マルコ・グラフ

監督

アルフォンソ・キュアロン
…(「トゥモロー・ワールド」など)


2018年製作 メキシコ・アメリカ合作映画



ROMA/ローマ





あらすじ


1970年代のメキシコシティのローマ。

クレオ(ヤリャッツァ・アパリシオ)は、ある中流家庭に仕える家政婦をしていた。

夫婦と4人の子供たちがいる家庭だが、夫は外で二重生活を送るような人で、妻のソフィアが家庭を支え、子供たちを育てていた。

クレオは、そんなソフィアを支え、時には子供たちの遊び相手になったり、家事をこなしながら、忙しい日々を送っていた。



ROMA/ローマ5






感想(ネタばれあり)


1970年代、経済成長期を迎えたニューメキシコ


ROMAと言っても、イタリアのローマではなく、メキシコシティのローマ。

時代は1970年代初頭。

メキシコシティでは、1968年にオリンピックが行われたばかり。



東京オリンピックの後、東京が高度経済成長期を迎えたように、その当時のメキシコシティも経済成長に湧いていた

経済が成長する中、冷戦時代の当時は、亡くなったばかりのゲバラによる革命の影響を受け、一部の左翼運動家によりデモ行進が行われたりもしていた。

家政婦のクレオが付き合っていたボーイフレンドも、革命のために身体を鍛えていた様子が描かれていたり、町に出た奥さんとクレオがデモ行進に巻き込まれてしまう場面を見ると、その様子が伝わってくる。



そのように、その当時のメキシコは激動の時代を迎えていて1961年に生まれたアルフォンソ・キュアロン監督は、ちょうどその頃にメキシコシティで幼少期を過ごしていた

ここに描かれるドラマは、そんな監督自身の経験が込められたものだと言われている。



ROMA/ローマ2




家を支えていたのは、母と家政婦のクレオ


そんな時代だったからか、男性たちはとても浮ついていたような印象だった。

ある者は、仕事が忙しく動き回り、ある者は革命に燃える。



クレオが仕えていた一家の主であるお父さんは、同居する母と、妻と4人の子供たちがいながら「出張だ」と言って外へ出て行き、なかなか帰って来ないような生活をしていた。



そのため、一家を支えていたのは妻だった。

とはいえ、仕事から子供たちの世話まで一人でこなすことはできない。

なので、大半の家事をこなしていたのがクレオだった。



家の掃除から、洗濯、食事の支度や、子供たちの遊び相手までクレオがこなしていた。

子供たちにとって、クレオは、時にお母さんであり、お姉さんであり、友達だったように思う。



それでも、時には休みをもらって、友達やボーイフレンドと遊びに行くクレオの楽しそうな顔がとても印象的だった。

家にいる時は、お掃除している家政婦でも、外に出れば彼女は20代のまだ若い女性なのだ。

きっと、もっと、他の女の子たちと同じように遊びに行きたいと思ったこともあっただろうに、嫌な顔一つせず、全てをこなすクレオの顔が心に残っている。



それはきっと、キュアロン監督にとっても同じで、監督の家にいた家政婦も、嫌な顔一つしていなかったんだろうと思う。



ROMA/ローマ3





神は、クレオも子供たちも決して見捨てない


子供たちがクレオを家族だと思っていたように、クレオにとっても、子供たちは自分の子供のように思っていたに違いない。

そう思わせるのが、ラストの海のシーンだった。



夫に頼らない生活をすると決めた母が、子供たちを連れて海へ行き、そこで「お父さんはもう帰って来ない」と告白する。



母がクレオを同行したのは、彼女にとってクレオは、雇い主と家政婦という関係を越えて、家族だと思っているからだ。



そして、遊びに行った海で波にのまれてしまう子供たち。

その頃、クレオは失意の底にいて、体調も良くなかったのに、子供たちが溺れそうだと知ると、海の中へ服のままグイグイと入っていく。

その姿に涙が止まらなかった。



それは、クレオにとっても、まるで自分の子供たちのように思っているからに違いない。

その時、クレオは自分の死産について「良かったと思ってしまった」ことに罪悪感があった。



それは、もしも一人で子供を産んだら、養ってくれる人間もおらず、家も追い出されてしまうと思ったからに違いない。

でも、これほどまでに強く結びついた家族が、クレオをクビにするはずもないし、きっとクレオの子供も一緒に育ててくれたに違ない。

クレオの中でも、きっとそう思いながら、甘えてはいけないと思っただろうし、路頭に迷ってしまうという不安もあっただろう。



海から出たクレオが子供たちを抱きしめているところへ後光がさしている場面は、この映画で最も美しく心に残るシーンだ。

神は決して子を失ったクレオのことも、父を失った子供たちのことも見捨てはしない

そう思えた、とても感動的で涙が止まらないシーンだった。



ROMA/ローマ4





キュアロン監督にとって輝ける幼少時代の思い出


キュアロン監督の実体験が込められた作品というだけあって、これは監督にとっての「家政婦の思い出」だ。

だからこそ、この作品を白黒で撮影したんだろう。

もしかしたら、当時、監督が見ていたテレビは白黒だったかもしれない。



とはいえ、白黒なのに、とても画面が鮮やかなのだ。

これがこの映画の驚異的なところ。

海は海の色に見えるし、山は山の色をしている。



監督にとって当時のニューメキシコはキラキラと輝いているのだ。

だから、映像も、こんなにも輝いているのだ。

また、映画の中に「ゼロ・グラビティ」への影響を感じさせる「宇宙からの脱出」の映像があったりして、今の監督を育てた様々な土壌を知った気がした。

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きっと監督にもクレオのような家政婦がいて、お父さんが帰って来なくても寂しい思いをすることなく、すくすく育ったんだろうと思う。

「ゼロ・グラビティ」にしても、「トゥモロー・ワールド」にしても、そこに女性たちの強さと、女性たちへの優しさが描かれているのは、この映画に描かれているような幼少期を過ごしたからだろう。



とても優しくて温かい作品だった。

Netflixで配信されるので、ぜひ、観て欲しい。







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海外ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード3『触れるだけで』をNetflixで観た。

エピソード3では、次女テオについて描かれる。

テオは、ある特殊な能力を持っていて、その能力に幼い頃から悩まされてきた。

しかし、彼女は大人になり、心を閉ざした子供たちをその能力で助けることに使い始める。

それで人助けにはなるけれど、自分の辛い過去と向き合うことになってしまった…。


「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Haunting of Hill House)






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〇 「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード2 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」<シーズン1>エピソード2『棺の中』なぜ長女は葬儀屋になったのか。ミキール・ハースマン主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者



〇エリザベス・リーサー


〇ヘンリー・トーマス


原作・製作




ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス







感想(ネタバレあり)


特殊な能力を持っているテオ


エピソード3は、次女テオの話。

テオは、人や物に触れただけで、何が起きたのかが見えてしまうという特殊な能力を持っていた

しかし、その能力のせいで、子供の頃から、見たくないものを見てしまって苦しんできた。



そのせいか、大人になったテオは、心理学を学び、子供たちの精神状態を診断したりカウンセリングをする仕事に就いている。

その中で、患者の1人 少女ケルシーにテオは悩まされていた。

どんなに話しかけても、ケルシーは固く心を閉ざしたまま、一切自分から心を開こうとしないのだ。



テオはケルシーが、なぜ心を閉ざしているのかを考えているうちに、ヒルハウスで過ごした日々のことを思い出していた。



ヒルハウスには、とても古い貨物用エレベーターがあった。

まだ幼くて小さい弟のルークがそれに興味を持ち、エレベーターの中に入り、上に行くボタンを押して欲しいとテオに頼んだ。

テオは、それがあまりよくないなと思いながらも、ルークの願いを聞き、上へいくボタンを押す。

しかし、なぜか、そのエレベーターは下へと下がっていくのだ。




エレベーターは下がり、そこにある地下室でルークは骸骨のお化けに襲われる

叫び声を上げ続けるルークに対し、テオは上げるボタンを押すが、エレベーターは一切動かない。

そこへ叫び声を聞いた両親が駆け付け、ボタンを押すとエレベーターは上がり、ルークを助け出すことができた。



テオとルークは、その地下室の存在を両親に主張するが、設計図に書かれていない地下室が存在するはずないと言って、両親はテオとルークの話に耳を貸そうとしなかった…。



少女時代のテオを演じているのは、「gifted/ギフテッド」と「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」の演技で一気にメジャー女優の仲間入りしたマッケンナ・グレイス

彼女を起用したなりの理由が、テオ役にはあるはず

今後のテオの活躍が楽しみ。



ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス1-3-1






ケルシーを救ったテオの能力


その幼い頃の記憶を思い出したテオは、ケルシーが心を閉ざした理由が自宅にあるのではと感じ、急遽、家庭訪問を実施。

その家の地下室へ行ったテオがソファーに横たわると、そこで、父親がケルシーに対し日常的に性的暴行を加えている姿が見えてしまう…。



ケルシーは元々身寄りのない子で、両親は里親なのだ。

恐らく、その父親は暴行目的でケルシーを里子に迎え入れたのだ。

テオからの通報で、父親は逮捕され、ケルシーは別の里親にもらわれていくことになったけれど、彼女の心の傷が癒されるのはいつなのか。

良い里親の家にもらわれていければいいけれど。



さらに、テオはヒルハウスでの出来事を思い出す。

最後の夜、父が「先に車で待っていろ」と言った時、父の手に触れたテオは、父が母に暴力を振るっている姿を見てしまったのだ。



一体何が起きたのかは、まだ描かれていないけれど、父に何か秘密があるのは確かだ。

ネルがヒルハウスに戻ったと最初に気付いたのも父だったし。

ネルに何が起きて亡くなったのか、ネルに触って何かを見たテオは恐ろしさに倒れ込んでいた。



果たして、ヒルハウスには何があるのか。



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