エリザベス・モス主演の海外ドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」<シーズン1>#3『期待』をWOWOWで観た。

オブフレッドの生理が遅れていることを本人よりも早く察知したウォーターフォード夫人は、「妊娠」を期待し、オブフレッドに対してとても優しく接する。

また、子供を産んだジャニーンは有頂天になり、明るい未来へ希望を持つようになるのだが…。

「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」<シーズン1>予告編 動画

(原題:The Handmaid's Tale)






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〇 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」<シーズン1>第2話 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」<シーズン1>#2『出産の日』あまりにも残酷な出産と侍女にとって希望となる太いパイプ。エリザベス・モス主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者

エリザベス・モス

…(「最後のランナー」など)

…(「かごの中の瞳」など)



…(「へレディタリー 継承」など)

〇マックス・ミンゲラ


製作総指揮

〇ブルース・ミラー



海外ドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン1



感想(ネタバレあり)


少しずつ女性たちから奪われていく「自由」


侍女となった女性たちは、どうやって自由が奪われていったのか。


1.クレジットカードが止められる

 昨日まで使えていたカードが、ある日突然使えなくなる。



2.仕事をクビになる

 ある日突然、法律で決まったから帰ってくれと宣告される。



3.言論の自由を奪われる

 抗議のデモ活動をしていると、軍隊から実弾で命を狙われる。



4.子供を奪われる

5.夫を奪われる

6.自由を奪われ、強制的に侍女として司令官の家に送られる



それでも、侍女になれた人は生きていられるけれど、子供を産めない女性たちは生きる権利さえも奪われてしまう…。

女たちは、何も話すな。

何も望むなということなのか…。



海外ドラマ「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」シーズン1第3話



未来へと希望となる「子供」への過剰な期待


そんな世界のなかで希望となるのは「子供たち」だ。



オブフレッドは生理が数日遅れただけで「妊娠ではないのか?」と期待されてしまう。

そんなこと、よくあることなのに、過剰な反応をする程、世界は子供が産まれてくることに期待している。

そして、オブフレッドは生理が遅れていただけで、妊娠していなかったことがわかると、ウォーターフォード夫人は、態度を豹変させる。




恐らく、司令官の妻たちの間でも、子供がいるいないで、カーストが決められているのではないかと思う。

彼女たちの世界の中でも、生き残っていくためには、侍女の妊娠が必要不可欠なのだ。



それはまるで、アジア圏(特に日本、朝鮮、中国など)の時代劇で描かれる正妻と側室の関係に似ている。

時代は未来を描いていても、人間は後退するのだろうか。

国が発展するためには、子供たちの存在が絶対的に必要なのだ。



それならばむしろ、もっと女性たちを大切に扱って欲しいものだ。





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