イ・ソンギュン主演の韓国映画「最後まで行く」をWOWOWで観た。
ある刑事が、自分が起こしたひき逃げ事件を隠蔽。しかし、その事件を目撃していた人間がいた…。
面白かったなぁ。この映画~。
ハラハラドキドキしながら手に汗握るサスペンス映画ながら、笑うところもしっかりあるエンターテイメント映画だった。
【満足度】:★★★★☆
◆「最後まで行く」 DVD
ゴンス刑事(イ・ソンギュン)は、母の葬儀を抜け出し、職場の警察署へ向かう途中に何者かを車でひいてしまう。
飲酒運転であった上、ひかれた男が死んでいたために、とっさの判断で死体を自分の車に乗せ、その場を走り去る。
その直後に、飲酒運転の検問にかかるが、自分が刑事であることを明かし、葬儀の帰りだからとその場をやり過ごす。
しかし、その翌日、警察に「事件を見ていた」という匿名の通報が公衆電話からあり、同じ人間から「事件を知っている」という電話がゴンスにかかってくる…。

面白かったなぁ~!!
最初から、最後までハラハラドキドキして、「次は何?」「どうするの??」なんて思いながら楽しめた映画だった!!
しかし、すごく驚いたことに、先日観たアメリカ映画の「ダウト・ゲーム」と話の大筋が全く一緒だった。
これは、もしや、どちらかがどちらかをパクったのか??それともリメイク??
と疑ってみたのだけど、製作年が両作共2014年で全く一緒だったので、その可能性は薄い。
偶然か??
それにしては、とても話が似ているので、どこかに原作でもあるんだろうか??
しかし、映画の面白さで言うと、こっちの韓国映画「最後まで行く」の方が断然面白かった。
「怖い!」「痛快!」「笑える!」そして、「最後にどんでん返し!!」という娯楽映画の最も必要かつ、重要な点をキッチリと抑えたエンターテインメント作品だった。

舞台は、警察。登場人物は刑事たち。
それにしちゃ~、マフィアの抗争観ているみたいな作品だった。
つまり、警察にまともな人間がいない!!(笑)
主人公のゴンスも、賄賂をたんまりともらって、ため込んでいるような悪徳刑事。
そんな奴が主人公で、ひき逃げ事件を起こし、いつ逮捕されるから分からない状況になっているのを見て、「あぁ、ついに天罰がくだったんだなぁ」と思っていた。
ところが、そこへ、ゴンスを超える悪徳刑事パク・チャンミンが登場する。
元も麻薬課のパク・チャンミンは麻薬を横領し、その麻薬を混ぜた酒を出すパブを経営。
客は、中毒になってなんども通うようになり、店は大儲け。
店の経営について、ヤクザと敵対したところで、金とドラッグを持って業界から消える。
いや、その前に、韓国の公務員は副業持ってもいいの??
いや~、マジでやってることがマフィアだから(笑)
絶対に刑事じゃない!!(笑)

この映画は、エンターテインメント作品でありながら、そういう現代の韓国事情をキッチリと描いているところも、作品を面白くしている要素の一つ。
韓国の歴代大統領たちの行く末を見ていると、どれだけ賄賂社会なのかが良く分かる。
だから、きっと公務員たちも相当な賄賂をもらっているんだろうなぁというのは想像つくけど、この映画みたいに、刑事の机の中から大量の札束が出てきたりするのと、あまりにもあからさまで笑える。
すごいよなぁ。
警察の机の引き出しに札束だよ。札束(笑)
堂々としすぎだろ。
それだけじゃない。
韓国は、日本よりも厳しい年功序列社会。
下っ端警察官は、年上の刑事に厳しくあたることができず、ゴンスは、そのおかげで何度か危機を乗り超えることができた。
いや~、これ間違ってるよね。絶対に間違ってる(笑)
年上だろうと、年下だろうと、悪い者は、悪いんだから、ちゃんと最後まで追及しましょうよ(笑)

そして、韓国の墓場問題。
未だに土葬がメインの韓国だけど、墓場にする土地が減る一方で、最近では火葬にする家庭も増えている。
しかし、この映画では、その土葬がゴンスを救うことになる。
棺の中に、死体も一緒に入れてしまうとは。
墓掘り業者も、「なんで、こんなに重いんだ」と言いながら、なぜ、開けようとしない!?(笑)
それに、ゴンスが自分のひき逃げの尻拭いを死んだ母親にお願いするあたりは、これまた韓国にありがちの、長男に弱い母親を表しているようで、すごく面白い(笑)
「オンマ~、親不孝な息子でごめん」って。ごめんじゃ済まねーよ(笑)
この辺の韓国事情をちょいちょい織り交ぜてるところが、すごく面白くて、そのブラックジョークに、ちょいちょい笑わせてもらったわ~。

主人公のゴンスを演じるのは、イ・ソンギュン。
イ・ソンギュン、好きなんだなぁ。
今回も、常にイラついて、ブチ切れる寸前のゴンスが良かった!!
いつも、イラついて焦っている感じが、イ・ソンギュンらしくて良いんだなぁ。
映画に出ているイメージはあまり無いけど、これを機会に、映画の出演を増やして欲しいなぁ。
他の出演は、「王様の事件手帖」、「修羅の華」、韓国ドラマ「コーヒープリンス1号店」「パスタ~恋ができるまで~」
そして、ゴンスと対立する麻薬王(?)パク・チャンミンを演じたのは、チョ・ジヌン。
いや~、怖かった~。チョ・ジヌン。
何やっても死なないから、ターミネーターかと思った(笑)
他の出演作に「お嬢さん」「群盗」など

やっぱりさぁ、人間悪いことできないよねぇ。
たった一回のミスが、命取りになることだってあるよね。
これからは、地道に全うに生きていったらいいよね
なんて思いながら、映画が終わろうとしていた時、最後の最後に大どんでん返しがあった。
これで、すべて覆った(笑)
やっぱり、「棚からぼた餅」だよね(笑)
最後の最後まで驚かせてくれる映画だった。
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ある刑事が、自分が起こしたひき逃げ事件を隠蔽。しかし、その事件を目撃していた人間がいた…。
面白かったなぁ。この映画~。
ハラハラドキドキしながら手に汗握るサスペンス映画ながら、笑うところもしっかりあるエンターテイメント映画だった。
【満足度】:★★★★☆
「最後まで行く」予告編 動画
(原題:끝까지간다)◆「最後まで行く」 DVD
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あらすじ
ゴンス刑事(イ・ソンギュン)は、母の葬儀を抜け出し、職場の警察署へ向かう途中に何者かを車でひいてしまう。
飲酒運転であった上、ひかれた男が死んでいたために、とっさの判断で死体を自分の車に乗せ、その場を走り去る。
その直後に、飲酒運転の検問にかかるが、自分が刑事であることを明かし、葬儀の帰りだからとその場をやり過ごす。
しかし、その翌日、警察に「事件を見ていた」という匿名の通報が公衆電話からあり、同じ人間から「事件を知っている」という電話がゴンスにかかってくる…。

感想(ネタバレあり) 偶然の一致?それともどこかに原作がある??
面白かったなぁ~!!
最初から、最後までハラハラドキドキして、「次は何?」「どうするの??」なんて思いながら楽しめた映画だった!!
しかし、すごく驚いたことに、先日観たアメリカ映画の「ダウト・ゲーム」と話の大筋が全く一緒だった。
これは、もしや、どちらかがどちらかをパクったのか??それともリメイク??
と疑ってみたのだけど、製作年が両作共2014年で全く一緒だったので、その可能性は薄い。
偶然か??
それにしては、とても話が似ているので、どこかに原作でもあるんだろうか??
しかし、映画の面白さで言うと、こっちの韓国映画「最後まで行く」の方が断然面白かった。
「怖い!」「痛快!」「笑える!」そして、「最後にどんでん返し!!」という娯楽映画の最も必要かつ、重要な点をキッチリと抑えたエンターテインメント作品だった。

汚職、賄賂、横領まみれの刑事たち
舞台は、警察。登場人物は刑事たち。
それにしちゃ~、マフィアの抗争観ているみたいな作品だった。
つまり、警察にまともな人間がいない!!(笑)
主人公のゴンスも、賄賂をたんまりともらって、ため込んでいるような悪徳刑事。
そんな奴が主人公で、ひき逃げ事件を起こし、いつ逮捕されるから分からない状況になっているのを見て、「あぁ、ついに天罰がくだったんだなぁ」と思っていた。
ところが、そこへ、ゴンスを超える悪徳刑事パク・チャンミンが登場する。
元も麻薬課のパク・チャンミンは麻薬を横領し、その麻薬を混ぜた酒を出すパブを経営。
客は、中毒になってなんども通うようになり、店は大儲け。
店の経営について、ヤクザと敵対したところで、金とドラッグを持って業界から消える。
いや、その前に、韓国の公務員は副業持ってもいいの??
いや~、マジでやってることがマフィアだから(笑)
絶対に刑事じゃない!!(笑)

公務員の賄賂事情と年功序列が社会悪の一つの現実
この映画は、エンターテインメント作品でありながら、そういう現代の韓国事情をキッチリと描いているところも、作品を面白くしている要素の一つ。
韓国の歴代大統領たちの行く末を見ていると、どれだけ賄賂社会なのかが良く分かる。
だから、きっと公務員たちも相当な賄賂をもらっているんだろうなぁというのは想像つくけど、この映画みたいに、刑事の机の中から大量の札束が出てきたりするのと、あまりにもあからさまで笑える。
すごいよなぁ。
警察の机の引き出しに札束だよ。札束(笑)
堂々としすぎだろ。
それだけじゃない。
韓国は、日本よりも厳しい年功序列社会。
下っ端警察官は、年上の刑事に厳しくあたることができず、ゴンスは、そのおかげで何度か危機を乗り超えることができた。
いや~、これ間違ってるよね。絶対に間違ってる(笑)
年上だろうと、年下だろうと、悪い者は、悪いんだから、ちゃんと最後まで追及しましょうよ(笑)

長男は死んだ母親にすがって尻拭いを請う
そして、韓国の墓場問題。
未だに土葬がメインの韓国だけど、墓場にする土地が減る一方で、最近では火葬にする家庭も増えている。
しかし、この映画では、その土葬がゴンスを救うことになる。
棺の中に、死体も一緒に入れてしまうとは。
墓掘り業者も、「なんで、こんなに重いんだ」と言いながら、なぜ、開けようとしない!?(笑)
それに、ゴンスが自分のひき逃げの尻拭いを死んだ母親にお願いするあたりは、これまた韓国にありがちの、長男に弱い母親を表しているようで、すごく面白い(笑)
「オンマ~、親不孝な息子でごめん」って。ごめんじゃ済まねーよ(笑)
この辺の韓国事情をちょいちょい織り交ぜてるところが、すごく面白くて、そのブラックジョークに、ちょいちょい笑わせてもらったわ~。

死闘を繰り広げるイ・ソンギュン vs チョ・ジヌン
主人公のゴンスを演じるのは、イ・ソンギュン。
イ・ソンギュン、好きなんだなぁ。
今回も、常にイラついて、ブチ切れる寸前のゴンスが良かった!!
いつも、イラついて焦っている感じが、イ・ソンギュンらしくて良いんだなぁ。
映画に出ているイメージはあまり無いけど、これを機会に、映画の出演を増やして欲しいなぁ。
他の出演は、「王様の事件手帖」、「修羅の華」、韓国ドラマ「コーヒープリンス1号店」「パスタ~恋ができるまで~」
そして、ゴンスと対立する麻薬王(?)パク・チャンミンを演じたのは、チョ・ジヌン。
いや~、怖かった~。チョ・ジヌン。
何やっても死なないから、ターミネーターかと思った(笑)
他の出演作に「お嬢さん」「群盗」など

地道に全うに生きる人生がバカらしくなる(笑)
やっぱりさぁ、人間悪いことできないよねぇ。
たった一回のミスが、命取りになることだってあるよね。
これからは、地道に全うに生きていったらいいよね
なんて思いながら、映画が終わろうとしていた時、最後の最後に大どんでん返しがあった。
これで、すべて覆った(笑)
やっぱり、「棚からぼた餅」だよね(笑)
最後の最後まで驚かせてくれる映画だった。
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