ブラッド・ピットマリオン・コティヤール共演の映画「マリアンヌ」を映画館で観た。

第二次大戦中に連合国軍の特殊任務で出会ったジャックとマリアンヌ。二人は恋に落ちるが、やがてマリアンヌに「ドイツのスパイである」という疑惑が浮上する…。

※この感想にはネタバレを含みます。映画をご覧になってからお読みになることをおススメします。


満足度 評価】:★★★★☆

いろいろと細かい点で「ん??それはちょっと無理が…」と思うところもあったけど、マリオン・コティヤールの感情溢れる演技力に押されて最後まで見入ってしまった。

「夫には決して言えない大きな嘘」を抱えた妻の選択に考えさせられる作品。

「マリアンヌ」予告編 動画

(原題:ALLIED(同志))




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キャスト&スタッフ


出演者

ブラッド・ピット
…(<出演作>「マネー・ショート」、「フューリー」、「ワールド・ウォー・z」、「イングロリアス・バスターズ」、<製作>「ビューティフル・ボーイ」、<製作総指揮>「オクジャ okja」など)

マリオン・コティヤール
…(「愛を綴る女」、「たかが世界の終わり」、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」、「サンドラの週末」、「コンテイジョン」、「インセプション」など)

監督

ロバート・ゼメキス
…(「ザ・ウォーク」、「フライト」、「リアル・スティール」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなど)

2016年製作 アメリカ映画

マリアンヌ

あらすじ


第二次大戦下のモロッコ。

連合国軍の特殊任務についたジャック(ブラッド・ピット)は、仕事のパートナーとしてフランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン・コティヤール)と出会う。

共にドイツを倒すための同志として出会うが、次第に愛し合うようになり、モロッコでの任務を終えるとイギリスへ渡り結婚をする。

その後、2人の間には娘も産まれ、戦時下であっても平和な日々が続いていた。

しかしある時、マリアンヌはドイツ軍のスパイであるという疑惑が浮上し…。


マリアンヌ2


感想(ネタバレあり)


エンターテインメントな作品が得意なロバート・ゼメキス監督作


ロバート・ゼメキス監督の「ザ・ウォーク」以来、一年ぶりの新作映画。

ゼメキス監督といえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズが代表作で、割と豪快でエンターテインメントな作品が得意な方という印象。

なので、この映画「マリアンヌ」も、戦争映画だから暗いのでは…と思うかもしれないけど、あまり細かいことを考えずに最後まで楽しめるエンターテイメント作品に仕上がっている。

主人公は一組の男女 ジャックとマリアンヌ。

彼らは連合国軍のスパイであり、モロッコの特殊任務で互いに同志となった。

しかし、2人の関係は仕事の枠を超え、愛し合うようになり、無事に任務を終えた後はイギリスで結婚。

2人の間に娘も産まれ、戦時下でありながらロンドンで平和な家庭を築いていた。

そこまでは、長い前置き。

この映画の焦点は、ここから先にある。

マリアンヌ3


マリアンヌ二重スパイ疑惑に違和感


ジャックの上司が傍受した情報によれば、「マリアンヌはドイツのスパイである」という疑惑が浮上しているという。

ドイツ側へ彼らの任務の内容が漏れており、その情報源はマリアンヌの疑いが強いという。

その上司の話の中で、「ちょっとそれは…」と思ったことがあった。

連合国軍側によれば、2人が出会った任務で殺害した駐モロッコ大使は、そもそも反体制側の人間であり、ドイツがマリアンヌに密かに殺害命令を出していた人物だという。

この時、私はジャックじゃないけど「いや、ちょっと待てよ」と思った。

あんたたちの命令で命がけでモロッコへ飛んで、連合国軍の特殊任務として無事にクリアした任務なのに、それを今頃になって「殺す必要がなかった」「勝手にマリアンヌやったこと」っていうのは、ちょっと矛盾があるんじゃないか。

たった一人のフランス軍レジスタンスが勝手に特殊任務のターゲットを決めることができたのかなっていうのはちょっと疑問だった。

本当は駐モロッコ大使を保護しようしていた任務だったのに、いつの間に暗殺されてて、それがマリアンヌの仕業だったっていうならまだ理解できる。

さすがに連合国軍も、本当に殺すべき人間の優先順位があって、それに基づいて動いているはずで、ちょっと違和感を持った話だった。

マリアンヌ4


マリオン・コティヤールの修羅場をくぐり抜けてきた女の演技に助けられ


普通の映画だったら、そのちょっとした違和感が私の足を引っ張り、さらにアラが目についてしまうというのが、いつものパターンだ。

ところが、この映画ではそうならず、マリオン・コティヤールの演技が私の心を掴んで離さなかったので、最後の瞬間まで思わず見入ってしまった。

前述の通り、私としては、マリアンヌが二重スパイであるという描き方にちょっと無理を感じていた。

だから、マリアンヌの心境を「夫には言えない大きな秘密を抱えた妻」という視点で観ていた。

「お前の妻はドイツのスパイだ」と言われた瞬間から動揺を隠せず、常に不安がるようになってしまったジャックに対し、全てを察知しながら「私は何も気付いていません」というフリをするマリアンヌ。

その辺の男女の感情表現の差が、痛い程に良く分かる。

ポーカーフェイスをしているつもりが、全て筒抜けの男性と、「その時が来るのを待っていました」とばかりに冷静に対処する女性。

この時の「気付いてんのか??いや、それとも気付いてないのか??」と最後の瞬間まで観客の心をハラハラさせたのは、マリオン・コティヤールの「動じない」視線の演技だった。

この人は、どれだけの修羅場を乗り越えてきたのか…。

そう感じさせる表情を見せる演技を堂々としていた。

そして、最後にマリアンヌが用意していた答えは、「愛する人のために、自ら命を絶つこと」

女としての幸せを選んだはずが、結局は悲劇的な結末を生んでしまった。

その顔を観ていると思いを遂げられないからとばかりに、ジャックへ背を向けたマリオンの最後の表情に涙が溢れた。

マリアンヌ5

夫にも言えない大きな秘密を抱えた時、どう行動するか


私はこの映画を、戦争のスパイの物語というより「夫には言えない大きな秘密を抱えた妻の選択」として観た。

もしも、私がマリアンヌの立場だったら、嘘をつけない性格なので結婚前に全部告白するか、知らぬ間に雲隠れしちゃうかどっちかだと思う。

そうしないと、自分のせいで相手も不幸にしてしまう。

何より、愛する人が不幸になっていくことに耐えられない。

だから、私はちゃんと告白すると思う。

まぁ、そんないい子ちゃんの物語ではお話にならないけども(笑)

マリアンヌの場合は、最後までジャックに言わずに墓まで持って行くつもりだったと思う。

それでもバレてしまった時には、やはり「愛する人を死刑台送り」にするわけにいかないから、「自殺する」道を最初から用意していたように思う。

子供には、直筆の手紙を残して。

それはすごく勝手な話かもしれないけど、マリアンヌは一瞬でもいいから幸せが欲しかったに違いない。

手にすることができないと思っていた幸せの瞬間を少しでも長く味わっておきたかっただけ。

そのマリアンヌに対し「この愛は本物か?」なんて聞いちゃうジャックはちょっと鈍感な男だと思う。

ここはそんな野暮なセリフをはかせるよりも、見つめ合ってキスしちゃった方がよっぽどロマンティックだったように思えるけど…。

まぁ、そんな細かいところがイマイチな映画ではあったけど、マリアンヌを演じたマリオン・コティヤールの演技に助けられ、女性からの共感を多く得ることができる作品だったと思う。



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