スカーレット・ヨハンソン主演、ジョン・トラボルタ共演の映画「ママの遺したラヴソング」をWOWOWで観た。
幼い頃に分かれたまま、会っていない母親の訃報を聞き、母が残した家で暮らし始めた娘の物語。
【満足度】:★★★☆☆
つまらないワケではないけど、強く心を打つということも特になかった映画だった。
◆「ママの遺したラヴソング」DVD
◆原作本「ママの遺したラヴソング」
高校を中退してボーイフレンドと同棲中のパーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、ボーイフレンドから母ローレンの訃報を聞かされる。
そのままボーイフレンドと別れ、母が住んでいたニューオーリンズへ向かったパーシーは、母が住んでいた家で暮らす決意をする。
すると、その家にはアル中の男性が二人、元大学教授のボビー(ジョン・トラボルタ)と、その友人、ローソン(ガブリエル・マクト)が既に暮らしていた。
彼らによれば、ローレンと共に三人で暮らしていたという。
パーシーの突然の訪問に動揺した彼らだったが、その家で三人で暮らすことを提案する。

長い間会っていない母の訃報に導かれるようにニューオーリンズへ向かうと、そこに暮らしていたのは、母が大好きな人たちだった。
これは、生きている間に何もできなかった母から娘への償いとして、一件の家と大好きな人たちをプレゼントとして残して逝ったという物語。
原題は、「A LOVE SONG FOR BOBBY LONG」であり、この物語そのものが、ボビーへのラヴソングになっている。
かつて人生に失敗しことがきっかけで、アル中となってしまったボビーだけど、本当は、とても愛に溢れ、心優しく、とても知的で魅力的な人だった。
だから、きっとパーシーもボビーを好きになって、楽しい毎日が送れるはず。
パーシーは、ボビーを追い出すなんてことはしないでしょうとママは思ったんじゃないかな。

ママがパーシーに贈りたかったのは、彼女が愛したボビーだったという、その想いは分かるけど、私にはどうにもその肝心のボビーが素敵な人には見えなかった。
もちろん、演じているのは、あのトラボルタなので、カリスマ性は十分だし、知的にも観えるんだけど、「愛すべき人」には見えなかったんだよねぇ。
ただし、アル中でどうしようもない人なんだけど、どうしても愛してしまう人っていうのは、すごく難しいと思う。
私は、特に酔っ払いが嫌いで、アル中ってだけで拒絶反応が出る。
でも、それでもいるんだよね。
異性として、好き嫌いに関わらず、すごくだらしない人なのに、その人が何をやっても許せてしまう愛すべき人って。
すごく得してる人。
多分、そういう人は、見えないところでのピンポイントでの気遣いがすごくうまいと思うんだよね。
困ってる時に、上手に手を差し伸べたり、優しくしたりできる。
だから、その人がどんな人でも、許せてしまう。
しかしなぁ、今回の場合では、どうにも、なぜママが子供を捨ててまで、このボビーとの生活を優先したのかが、最後までピンと来なかったなぁ。

主役のパーシーを演じるのは、スカーレット・ヨハンソン。
この映画は2004年の作品で、今から12年前。
彼女が、子役から女優へと転換していく途中の作品だったんだね。
確かに、トラボルタと堂々とはり合ってる姿は、既に大女優の片鱗アリ。
親の愛情を知らず、一人で育ってきた逞しさも感じるパーシーだった。
他の出演作は、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「犬ヶ島」、「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」、「LUCY ルーシー」、「ヘイル・シーザー!」、「ジャングル・ブック」(声のみ)、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「真珠の耳飾りの少女」、「アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」、「her/世界で一つの彼女」など

そして、母が愛したボビーを演じたのは、ジョン・トラボルタ。
さっきも少し書いたけど、今回のトラボルタは残念ながらそんなに魅力的な人には見えなかった。
ダンスのシーンは嬉しかったけどね。
どうなんだろうなぁ。
あんまりアル中って感じがしなかったんだろうなぁ。
他の出演作には、「リベンジ・リスト」、「アルティメット・サイクロン」、「クリミナル・ミッション」、「キリングゲーム」「サブウェイ123」、ドラマシリーズ「アメリカン・クライム・ストーリー<O・J・シンプソン事件>」(主演・製作)など

この映画の中で、良いなぁと思ったのは、パーシーも、ボビーも、ローソンも寂しい大人たち。
寂しい彼らが寄り添って、暮らしているところへ、同じく寂しい人たちが寄り添ってくるっていう、ちょっとした大人の拠り所になっていったところはとても良いなぁと思った。
寂しくなったら、ここへ行けば誰かしらいて、ウェルカムしてくれるんじゃないかって、思えるところが良い。
大人になっちゃうと、そういう場所がどんどんなくなっていくでしょ。
そういうの良いなぁと思った。
↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村
◆「ママの遺したラヴソング」DVD
◆原作本「ママの遺したラヴソング」
WOWOW_新規申込
幼い頃に分かれたまま、会っていない母親の訃報を聞き、母が残した家で暮らし始めた娘の物語。
【満足度】:★★★☆☆
つまらないワケではないけど、強く心を打つということも特になかった映画だった。
「ママの遺したラヴソング」予告編 動画
(原題:A LOVE SONG FOR BOBBY LONG)◆「ママの遺したラヴソング」DVD
![]() | 新品価格 |

◆原作本「ママの遺したラヴソング」
![]() | 中古価格 |

あらすじ
高校を中退してボーイフレンドと同棲中のパーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、ボーイフレンドから母ローレンの訃報を聞かされる。
そのままボーイフレンドと別れ、母が住んでいたニューオーリンズへ向かったパーシーは、母が住んでいた家で暮らす決意をする。
すると、その家にはアル中の男性が二人、元大学教授のボビー(ジョン・トラボルタ)と、その友人、ローソン(ガブリエル・マクト)が既に暮らしていた。
彼らによれば、ローレンと共に三人で暮らしていたという。
パーシーの突然の訪問に動揺した彼らだったが、その家で三人で暮らすことを提案する。

感想(ネタバレあり)
長い間会っていない母がくれた贈り物
長い間会っていない母の訃報に導かれるようにニューオーリンズへ向かうと、そこに暮らしていたのは、母が大好きな人たちだった。
これは、生きている間に何もできなかった母から娘への償いとして、一件の家と大好きな人たちをプレゼントとして残して逝ったという物語。
原題は、「A LOVE SONG FOR BOBBY LONG」であり、この物語そのものが、ボビーへのラヴソングになっている。
かつて人生に失敗しことがきっかけで、アル中となってしまったボビーだけど、本当は、とても愛に溢れ、心優しく、とても知的で魅力的な人だった。
だから、きっとパーシーもボビーを好きになって、楽しい毎日が送れるはず。
パーシーは、ボビーを追い出すなんてことはしないでしょうとママは思ったんじゃないかな。

んーー。トラボルタ、あと一歩。
ママがパーシーに贈りたかったのは、彼女が愛したボビーだったという、その想いは分かるけど、私にはどうにもその肝心のボビーが素敵な人には見えなかった。
もちろん、演じているのは、あのトラボルタなので、カリスマ性は十分だし、知的にも観えるんだけど、「愛すべき人」には見えなかったんだよねぇ。
ただし、アル中でどうしようもない人なんだけど、どうしても愛してしまう人っていうのは、すごく難しいと思う。
私は、特に酔っ払いが嫌いで、アル中ってだけで拒絶反応が出る。
でも、それでもいるんだよね。
異性として、好き嫌いに関わらず、すごくだらしない人なのに、その人が何をやっても許せてしまう愛すべき人って。
すごく得してる人。
多分、そういう人は、見えないところでのピンポイントでの気遣いがすごくうまいと思うんだよね。
困ってる時に、上手に手を差し伸べたり、優しくしたりできる。
だから、その人がどんな人でも、許せてしまう。
しかしなぁ、今回の場合では、どうにも、なぜママが子供を捨ててまで、このボビーとの生活を優先したのかが、最後までピンと来なかったなぁ。

子役から女優へ羽ばたく途中のスカヨハ
主役のパーシーを演じるのは、スカーレット・ヨハンソン。
この映画は2004年の作品で、今から12年前。
彼女が、子役から女優へと転換していく途中の作品だったんだね。
確かに、トラボルタと堂々とはり合ってる姿は、既に大女優の片鱗アリ。
親の愛情を知らず、一人で育ってきた逞しさも感じるパーシーだった。
他の出演作は、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」、「犬ヶ島」、「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー」、「LUCY ルーシー」、「ヘイル・シーザー!」、「ジャングル・ブック」(声のみ)、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「真珠の耳飾りの少女」、「アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」、「her/世界で一つの彼女」など

ママが愛したカリスマはジョン・トラボルタ
そして、母が愛したボビーを演じたのは、ジョン・トラボルタ。
さっきも少し書いたけど、今回のトラボルタは残念ながらそんなに魅力的な人には見えなかった。
ダンスのシーンは嬉しかったけどね。
どうなんだろうなぁ。
あんまりアル中って感じがしなかったんだろうなぁ。
他の出演作には、「リベンジ・リスト」、「アルティメット・サイクロン」、「クリミナル・ミッション」、「キリングゲーム」「サブウェイ123」、ドラマシリーズ「アメリカン・クライム・ストーリー<O・J・シンプソン事件>」(主演・製作)など

いつもハッピーで、誰でもウェルカムな場所が素敵
この映画の中で、良いなぁと思ったのは、パーシーも、ボビーも、ローソンも寂しい大人たち。
寂しい彼らが寄り添って、暮らしているところへ、同じく寂しい人たちが寄り添ってくるっていう、ちょっとした大人の拠り所になっていったところはとても良いなぁと思った。
寂しくなったら、ここへ行けば誰かしらいて、ウェルカムしてくれるんじゃないかって、思えるところが良い。
大人になっちゃうと、そういう場所がどんどんなくなっていくでしょ。
そういうの良いなぁと思った。
↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村
◆「ママの遺したラヴソング」DVD
![]() | 新品価格 |

◆原作本「ママの遺したラヴソング」
![]() | 中古価格 |






WOWOW_新規申込



コメント