マイケル・ファスベンダー主演の映画「アサシン・クリード」を映画館(3D IMAX)で観た。

アクションゲーム「アサシン・クリード」の実写映画版。

ある死刑囚が500年前の祖先の記憶に潜入し、歴史に秘められた謎を解く。


満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

周りの評判があまり良くなかったので期待せずに観たら、そんなにつまらなくもなかった。

500年前のアクションシーンが見どころなのに、それがぶつ切りになってしまっていて、緊張がブチブチ途切れちゃったところが残念だった。


「アサシン・クリード」予告編 動画

(原題:ASSASSIN'S CREED)




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キャスト&スタッフ


出演者

マイケル・ファスベンダー
…(「エイリアン:コヴェナント」、「光をくれた人」、「X-MEN:アポカリプス」、「スロウ・ウエスト」、「スティーブ・ジョブズ」、「FRANK-フランク-」など)

マリオン・コティヤール
…(「たかが世界の終わり」、「マリアンヌ」、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」、「サンドラの週末」、「コンテイジョン」など)

ジェレミー・アイアンズ
…(「レッド・スパロー」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」、「リスボンに誘われて」、「キングダム・オブ・ヘブン」など)

シャーロット・ランプリング
…(「ベロニカとの記憶」、「さざなみ」、「リスボンに誘われて」、「クリーンスキン 許されざる敵」、「評決」など)

ブレンダン・グリーソン
…(「ロンドン、人生はじめます」、「ヒトラーへの285枚の葉書」、「夜に生きる」、「未来を花束にして」、「ある神父の希望と絶望の7日間」、「白鯨との闘い」、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」など)


監督

〇ジャスティン・カーゼル

2016年製作 イギリス、フランス、アメリカ、香港合作映画


アサシン・クリード

あらすじ


死刑囚のカイル・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、死刑執行された後、見知らぬ病室で目が覚める。

もう死んだと思った彼はまだ生きていて、ベッドの横にはソフィア・リッキン博士(マリオン・コティヤール)が。

彼女がカイルのことを助けてくれるという。

そして、カイルは巨大な機械につなげられ、500年前の過去の記憶に引き戻されるという経験をする…。


アサシン・クリード2

感想(ネタバレあり)


ゲームの良いところをつまみ食い


ゲームを全くしないので、この映画の元ネタである「アサシン・クリード」のことも知らないし、名前を聞いてもピンと来ない。

Wikipediaで調べてみたら(参考:Wikipedia「アサシン・クリード シリーズ」)、なるほど、映画はゲームを忠実に映画化したのではなく、おいしいところをちょいちょいつまみ食いして作ったんだろうなと感じた。

そういう「つまみ食いの寄せ集め」だから、この映画版が全体的にザックリとした大味な印象を受けるのだろう。

連続ドラマでいったら、ダイジェスト版を映画として上映しているような感じだろうか。



舞台は16世紀。

十字軍の残党から引き継がれた「テンプル騎士団」に対抗する暗殺者集団「アサシン教団」。

彼らは共に「エデンの果実」と呼ばれる秘宝を奪取するために争っていたが、「エデンの果実」は「アサシン教団」によって守られ、どこか安全な場所に隠されてしまった。



500年後の現在、「テンプル騎士団」の子孫たちは「エデンの果実」のありかを求め、「アサシン教団」の子孫のDNAに眠る記憶を呼び起こそうとしている。

「十字軍から引き継がれたテンプル騎士団」と聞くと聴こえはいいが、ここに登場する彼らは人間から一切の「自由と平等」を奪おうとしている者たちであり、その裏で人間の尊厳を守ってきたのは暗殺者集団の「アサシン教団」だったというお話。



アサシン・クリード3



500年前の戦闘シーンは迫力満点


この映画で最もテンションが上がったのは、マイケル・ファスベンダー演じる主人公のカラム・リンチが500年前の記憶に入り込んで戦闘をしている場面

手首から飛び出るナイフ、周りから飛び交う矢、切れのあるアクション…

豪華な古代のセットの中で繰り広げられるアクションは、IMAXで観たから余計に迫力満点だった



そういえば、マイケル・ファスベンダーは「X-MEN」シリーズで観ているけど、あのマグニートは空中を飛んでいるだけで、ガッツリアクションをしている訳ではない。

こんなにフルでアクションをしているマイケル・ファスベンダーは初めて観たような気がした。

そもそも、スタイルも良く身体もガッチリしているので、アクションはとても似合っている。

これからの新しいアクションスターの1人として期待したいと思った。



アサシン・クリード5



最高潮の盛り上がりで現代に引き戻される時の残念さ


ところが、この映画でとても残念だったのは、そのアクションが一番盛り上がっているところでプツッと途切れ、現代に引き戻されてしまうところだった。

「えぇ~、いいところだったのにぃ~」と思いつつ、強制的に現代の場面へと引き戻されてしまう

それはテレビシリーズの「24」で、ジャック・バウアーが何かを発見し、「えぇっジャック!?」と思った瞬間、見事に「ピッ・ポッ・ピッ・ポッ」といいながらCMに入ってしまうタイミングに似ている。

これは映画なのに…。



しかも「24」は数秒間のCMが流れた後に、さらに高いテンションで帰ってくるからまだ良い。

この映画の場合は、急にアクションが停止して緊張感が途切れた上、「早く続きが観たいのに」と思っているのに、なぜカイルがそこにいるのかの説明が始まってしまう。

あれだけのセットがあってアクションができるのだから、怒涛のアクションをガンガン見せて観客のテンションを上げることもできただろうに…



カイルがそこにいる理由は、高いテンションを保ったまま映像で説明することもできたはず。

あの一気にテンションが下がるタイミングの悪さは本当にもったいなかった



500年前の戦闘シーンをこれでもかというぐらいガッツリ見せた後で、フェイドアウトしつつ、再度、現代の場面でテンションを上げるという、上手い感じの二段攻撃にはできなかったものか…。

というか、もっとシンプルに描けなかったのか。

マイケル・ファスベンダーのせっかくのアクションシーンもこれではもったいなかった。



アサシン・クリード4



続編製作の可能性…


結局のところ、最後はカラム・リンチが父親の助けもあって「テンプル騎士団」に利用されているということに気付き、「アサシン教団」としての自我に目覚めていく

そして、マリオン・コティヤールもまた自分自身に目覚め、「アサシン教団」に立ち向かっていく…。

という所で終わっているのだけど、これは明らかに続編への伏線…。



しかし、アメリカで大コケしてしまった今、続編は難しいのではないかと…。

うーーん。

ゲームを元ネタに美味しいところだけつまみ食いして、名優を集めたものの使いきれず、目玉のアクションもぶつ切り状態…となるとやっぱり続編は難しいかな…。



一応、続編を作りたいなぁという構想はあるらしい。

→ eiga.com「『アサシン クリード』監督、マイケル・ファスベンダーと続編を構想



しかし、これは公開前だから言えた話なんだな…。

もしも、続編は完全に仕切り直して、もっとシンプルに「テンプル騎士団」と「アサシン教団」の対決を見せてくれる映画だったらちょっと観てみたい気もするな…






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