エイドリアン・ブロディ主演の映画「心霊ドクターと消された記憶」をWOWOWで観た。

愛娘を亡くし、しばらく休養していた精神科医が久しぶりにカウンセリング再開し、その患者たちの記憶をたどる旅を描く心理サスペンススリラー。

満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

あまり期待しないで観たので、意外と楽しめた作品だった。

人の記憶をたどった結果、思わぬ因果応報となってかえってくるという、そのプロットが面白くて好きだなと思った。


「心霊ドクターと消された記憶」予告編 動画

(原題:BACKTRACK)




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キャスト&スタッフ


出演者

エイドリアン・ブロディ
…(「クライム・スピード」、「グランド・ブダペスト・ホテル」、「戦場のピアニスト」など)

サム・ニール
…(「ピーターラビット」、「トレイン・ミッション」、「幸せになるための5秒間」、「ジュラシック・パーク」シリーズ、「マライアと失われた秘宝の謎」など)

監督・脚本

〇マイケル・ペトローニ

2015年製作 オーストラリア映画

心霊ドクターと消された記憶



あらすじ


精神科医のピーター(エイドリアン・ブロディ)は、数年前に愛娘を亡くしたショックから、しばらく仕事を休んでいた。

ようやく、仕事ができる状態になり、かつて世話になった先輩ダンカン(サム・ニール)から患者を紹介してもらいカウンセリングを再開する。

するとピーターは、患者たちにある共通点があることに気付いた。

それは、全員、1987年7月12日に死亡しているという事実だった。

なぜ、ダンカンは死者を彼に紹介したのか…。

その謎を探るため、1987年7月12日に彼が過ごしていた実家へと帰るのだが…。

心霊ドクターと消された記憶5



感想(ネタバレあり)


死者をカウンセリングする精神科医


何か映画を観ようと思い、HDDに撮りだめしている映画をあさっている時、この映画を知った。

私は、WOWOWで放送している映画で、観たことがない作品を、適当に録画している。

その中の一本が、この映画「心霊ドクターと消された記憶」だった。

そして、「精神科医がカウンセリングしている患者たちは、全員20年以上前の7月に亡くなっている人たちだった…。」

という、この映画のプロットが面白いと思った。

さらに、その精神科医をエイドリアン・ブロディが演じていると聞いて、マスマス観たいと思った。

彼なら、そんなにひどい的外れな演技はしないだろうと思ったからだった。

サスペンス映画というジャンルも好きだし、それ以外の内容はよく分からないけど、とにかく観てみるかということになった。

心霊ドクターと消された記憶3



封印していた記憶をたどる旅


実際にこの映画を観始めてみると、もしや、この映画は「シックス・センス」のパターンなのか??と思った。

患者が全員亡くなっていると分かったところで、彼の娘も亡くなっている訳だし、その後、彼自身も何か理由があって亡くなってしまったのではないか。

そして、その事実を受け入れられずにいるのでは…と思い始めた。

だから、彼の妻は、夫も娘も亡くしてしまったから、朝から晩まで泣いているのでは…と勘ぐってしまったのだ。

そうやって見せかけているのも、この映画の1つのトラップなのではいかと思った。

実は、そうではなかった。

1987年7月12日に亡くなった理由が、彼の記憶の中にあったのだ。

この映画は、その記憶をたどる旅を描く心理サスペンスだった。


心霊ドクターと消された記憶2



人間は自分の都合の悪い記憶をなくそうとする


その記憶をたどる旅のキーは、主人公ピーターの先輩ダンカンの言葉にある。

「人間は受け入れ難い記憶は忘れ去ろうとする」

既に、この世の人ではなくなっていたダンカンが、ピーターの記憶を呼び覚ますために彼の前に登場し、彼に告げたのが、その言葉だった。

これ、精神科医が、他の精神科医にカウンセリングされるという面白いパターンね。

そのダンカンの言葉。とても分かる気がした。

過去にあった辛いことって、自分の身を振り返っても、たいてい、心の奥底にしまって厚い蓋でガッチリと封印してしまうか、または、都合よく描き直すかのどちらかだと思うの。

だから、突然、「あの時、あんなことがあったでしょ?」と聞かれても、「え?そうだっけ??」ってなることが多い。

この映画では、ピーターは「過去にあった辛い記憶」をなかなか思い出せず、その時にいた現場へと向かう。

それ程に彼にとっては辛いことだった。

しかし、最も悪いことをした張本人は、「悪い奴ほどよく眠る」のごとく、平然と生きているのが、これまた世の常だから切ない。


心霊ドクターと消された記憶4



スピリチュアルな旅の終わりは因果応報


そして、事実が明らかになった時思ったのは「因果応報」だった。

この事実が明らかになるあたりから、この映画はスピリチュアルな雰囲気へとチェンジしていく。

被害者たちの怨念が、加害者をこの世から抹殺しようとする。

過去の過ちをいくら封印しようと思っても、その報いは必ず自分にかえってくる。

決してハッピーエンドな終わり方ではないけど、それでも、これが妥当だなと思えるのは、加害者の厚顔無恥ぶりがあったから。

むしろ、ちょっとスッキリとした終わり方だった。

どんな悪事も、いつかは自分にかえってくるんだから、心にやましいことがある時は、さっさと吐き出してしまった方が良い。

時間が経てば経つほど、かえってくるダメージは大きくなるものだと思う。





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