ロマン・ポランスキー監督の映画「告白小説、その結末」を試写会で観た。
◆原作本「デルフィーヌの友情」
…(「ゴーストライター」など)
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◆原作本「デルフィーヌの友情」
ベストセラーを執筆後、書けなくなってしまった小説家がファンの女性と出会ってから起きる奇妙なできごとを描いたサスペンス。
【満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)
小説家の「書けない」という恐怖を描く、奇妙で不可思議なサスペンス。
スティーヴン・キングの「ミザリー」に似ているけど、こちらはもっと精神分裂症気味な作品。
そこがポランスキーらしさであり、この映画の面白さだった。
「告白小説、その結末」予告編 動画
(原題:D'apres une histoire vraie)
更新履歴・公開情報
・2018年6月10日 試写会にて鑑賞。
・2018年7月5日 感想を掲載。
現在、公開中。劇場情報は、下記公式サイトより。
↓
◆原作本「デルフィーヌの友情」
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キャスト&スタッフ
出演者
〇エマニュエル・セニエ
監督
〇ロマン・ポランスキー…(「ゴーストライター」など)
2017年製作 フランス、ベルギー、ポーランド合作映画
あらすじ
心を病んで自殺した母親の実話を綴った小説により、ベストセラー作家となったデルフィーヌ(エマニュエル・セニエ)は、次回作が書けずに悩んでいた。
そんなデルフィーヌの前に現れた熱狂的なファンの女性エル(エヴァ・グリーン)に支えられ、共同生活を始めるようになるが、エルの壮絶な人生を知り、デルフィーヌは彼女の人生を小説にしようと考えはじめる。
すると、デルフィーヌの身の回りで奇妙な出来事が起き始める…。
感想
この映画の感想については、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものを紹介します。
告白小説、その結末 (2017)
[70点]「書けない作家の苦悩の果てに」
なんとも精神分裂症的な話だったけれど、それこそがとてもポランスキーらしいと思った

なかなかポランスキーらしい奇妙な映画だった。
でも、小説家の頭の中というのは、こういうものなのかもしれないなと思った。
人気小説家デルフィーヌはスランプで、なかなか新作が書けない。
そんな彼女の目の前に熱心なファンだというエルが現れ、彼女と親しくなったデルフィーヌはエルと共同生活を始める。
そして、デルフィーヌはエルの波乱万丈な人生を知り、彼女の物語を小説にしようと考える
この話は、映画化もされたスティーヴン・キングの「ミザリー」によく似ている。
書けない作家にとって、熱烈なファンからの新作への期待値の高さは相当なプレッシャーであり、それが続くと、やがて精神面が崩壊していく。
書けない作家にとって、熱烈なファンからの新作への期待値の高さは相当なプレッシャーであり、それが続くと、やがて精神面が崩壊していく。
この映画では、その「作家の恐怖」がある怪物を生み出してしまうという話だった。
そもそも、デルフィーヌは自殺した母の実話を書いて人気が出た作家である。
実話には人々を説得する力があり、多くの人の心を引き寄せる。
実話には人々を説得する力があり、多くの人の心を引き寄せる。
そのため、デルフィーヌは「魅力的な実話」を探していたのだ。
しかし、波乱万丈な人生を送る人など、身の回りにそういるものでもない。
その中で、デルフィーヌは激動の人生を送った人に会いたいという思いが強くなり、その思いがエルと引き合わせる。
「ミザリー」と、この映画を観て思うのは、作家にとって理想的なファンとは、自分が書いたものに対して、時には厳しいことも言い、的確なアドバイスをし、ネタを提供してくれる人なんだなと思った。
もちろん、そんな都合のいいファンなんているはずもなく。
もちろん、そんな都合のいいファンなんているはずもなく。
ということは、エルとは幻想なのか…??
なんとも精神分裂症的な話だったけれど、それこそがとてもポランスキーらしいと思った
Posted by pharmacy_toe on 2018/06/12 with ぴあ映画生活
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toe@とにかく映画が好きなんです@pharmacy_toe
「エヴァ」試写
2018/07/03 22:37:07
他人から盗んだ脚本で人気脚本家になった主人公
が、彼の隠せない欲望がそのご立派な虚像を崩していく
どんなに取り繕っても本性は変わらず、人には身の丈に合った人生がある
それ無理に超えると痛い目に遭うのだ
その人間の… https://t.co/O2u1I3TC7y
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