マイルズ・テラー主演の映画「ビニー/信じる男」を試写会で観た。

交通事故により、首の骨を折ってしまい、再起不能と言われてしまった世界チャンピオンのボクサーが復活した実話を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

首の骨を折る大事故で、再起不能になってしまい、そこから復活していくというあらすじが分かっていても、やはり感動してしまう。

毎日がんばって生きているつもりでも、どこかで「もう諦めよう」とか、「妥協した方がいいのかも」というネガティブな誘惑と戦って暮らしてる。

そんな日々に、この映画のビニーのように恐怖を克服し、前に向かって突き進んでいる人を見ると「あぁ、私は彼に比べたらもっと恵まれている。もっと頑張れるじゃないか」と思える。

だから、分かっていても最後まで闘い続ける姿に感動し、涙を流すんだと思う。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「ビニー/信じる男」予告編 動画

(原題:BLEED FOR THIS)



更新履歴・公開、販売情報

・2017年6月30日 試写会で観た感想を掲載。

・2018年9月4日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

マイルズ・テラー
…(「オンリー・ザ・ブレイブ」、「セッション」、「ファンタスティック・フォー」、「ダイバージェント NEO」など)

アーロン・エッカート
…(「ハドソン川の奇跡」、「エンド・オブ・キングダム」、「アイ・フランケンシュタイン」、「ペイチェック 消された記憶」、「エンド・オブ・ホワイトハウス」、「エリン・ブロコビッチ」など)


〇ケイティ・セイガル

〇テッド・レヴィン

監督・脚本

〇ベン・ヤンガー

製作総指揮

マーティン・スコセッシ
…(「沈黙-サイレンス-」「ディパーテッド」、「グッド・フェローズ」など)



ビニー/信じる男



あらすじ


1991年。ボクサーのビニー・バジェンサ(マイルズ・テラー)は、世界チャンピオンになった一ヶ月後に交通事故により頚椎骨折という重傷を負う。

医者の診断では、ボクサーとして復帰するのはおろか、歩くことさえも難しいという。

そんな医師の言うことを聞かず、自分だけを信じたビニーは病院を退院後には頚椎を固定するためのハローという器具を装着したまま歩き始め、皆に内緒で筋肉トレーニングを開始する。

毎朝、誰よりも早起きしてトレーニングに励んでいたビニーを見兼ねたトレーナーのケビン・ルーニー(アーロン・エッカート)は、ビニーのトレーニングに付き合い始める…。



ビニー/信じる男3



感想(ネタバレあり)


ビニー・バジェンサの生き抜く力に圧倒される


首の骨を折り、「ボクサーとしては再起不能」と言われてしまった世界チャンピオンのビニー・バジェンサ。

この映画は、彼がその再起不能の状態からボクサーとして復活していくまでの実話を描いている。



ビニー・バジェンサは1980年代後半から活躍し始めたボクサーで、なかなか勝てない選手だったが、1991年にトレーナーをケビン・ルーニーに変えてから勝ち始め、世界チャンピオン2階級制覇を成し遂げる。

しかし、その直後、交通事故に遭い頚椎骨折という重傷を負ってしまう。



医者からは「ボクサーとして復帰するのはおろか、歩くのさえも難しい」と診断されてしまう。

意識が回復した後、ハローという、ねじで頭蓋骨と首を固定する器具を装着し、退院する。

退院した直後、車いすも用意されていたが、ビニーはそれに乗ろうとせず、車から歩いて帰宅する。



その後、ボクサーとしての人生を諦めることができなかったビニーは、ハローを装着したままトレーニングを開始する。

もちろん、強い衝撃を受けたら、次は二度と歩けないかもしれないという恐怖と不安を抱えたまま



しかし、退院してから半年後にはハローが外され、さらに、その一年後に復帰戦が決定する…。

この映画は、そのビニー・バジェンサの常に人を驚かせる「生き抜くパワー」に圧倒される映画だった。



ビニー/信じる男4



ビニーの隣で再起をかけていたトレーナーのケビン


ビニーは頚椎骨折をし、「もう一度ケガをしたら、もう二度と歩けないかも。もしかしたら、命も危ない」という危険を抱えながらボクサーとしての再起に人生をかけていた。

しかし、彼がケガをした時ははちょうど2階級制覇をしたばかりで、「よし、これから勝ち続けるぞ!」と思った矢先だった。



だから、このままでは終われないという気持ちが強かっただろうし、負けず嫌いの彼からしたら、マスコミや周りの人たちの「お気の毒に」という憐みの視線は、彼の「何クソ!!」という気持ちに火をつけるには十分だった。

その上、心は元気なのに身体が思うようにいかないという苛立ちを克服するために、何も考えたくないから体を動かしたいという焦りの気持ちもあったように思う。



そして、彼の側にはもう1人再起したい男がいた。

それは、トレーナーのケビン・ルーニーだ。

彼も、かつて「名トレーナー」と呼ばれ、マイク・タイソンのトレーナーをしていた栄光を取り戻したいと思いつつ田舎でくすぶっていた人間だった。



そんな彼を、再び華やかなステージに引き戻したのは、ビニー・バジェンサだった。

「ボクサーとして復帰したい」というビニーの気持ちは、ケビンが痛いほど良くわかっていた。



なぜなら、彼もまた、部屋にかつてトレーナーをしていたタイソンンの写真を貼り、毎日それを眺めるぐらい、現役に戻りたいと思っていたからだ。

ケビンとしても、再び、あの華やかなスポットライトの下に戻りたいという気持ちがあったからこそ、ビニーの復帰を手助けしたに違いない。



ビニー/信じる男5



ビニーが恐怖を克服していく姿に感動


しかし、彼の周りにいる全ての人たちが手放しで彼の復帰を喜んだわけではない。

「次に骨折したら、もう二度と歩けないかもしれない」という心配から、母親はもちろん、彼をボクシングの世界に引き込んだ父でさえ、猛反対した。



その家族の気持ちは良くわかる。

自分の愛する息子が再び世界チャンピオンになれるなんて思っていないし、その前にリングの上で命を落とすぐらいなら、ボクシングへの道は諦めて欲しいと家族なら思って当然だ。



しかし、そんな彼らの心配をよそにビニーはケビンと共に黙々とトレーニングをしていた。

そんな家族の心配なんて、ビニーにとっては「どこ吹く風」なのだ。

すごい精神力なんだなぁと思っていた。



ところが、いざ、リングに上がったビニーを観た時に、それは私の思い過ごしだったのだろうと思った。

ビニーは目の前にいるボクサーと対面した瞬間に、事故のことを思い出し、ハローで装着していた日々を思い出す。



もしかしたら、あの日々に逆戻りするかもしれない。

この対決を誰よりも恐れ、事故の恐怖から抜け出せていないのはビニー本人だったのだ。



私は、そんなビニーの姿を見て、その恐怖を克服するために、彼はリングに立ったんだろうと思った。

あの恐ろしい日々を振り切るかのようにトレーニングと練習に明け暮れ、この日のために「血のにじむような努力」を繰り返してきた。

その「努力をしてきた」という自信が彼の恐怖心を振り払う手助けをしていた

努力は最後まで裏切らない」のだ。



彼が復活する世界タイトル戦は、これまで練習を積み重ねてきた自分を信じて、恐怖を克服するための戦いだったのだ。

誰よりも血と汗を流し、努力をしてきた結果の全てをリングに出せば良い。

ビニーがその恐怖を克服し、相手に対して攻撃的に転じた瞬間に感動して涙があふれてしまった。



どんなにすごく見える人でも、内心では恐怖を抱え、その内なる恐怖と闘い克服して前に進んでいる。

つい「辛いのは自分だけだ」「周りの人たちはもっとすごいんだ」と思いがちだけれども、そんなことはない。

それは、自分でブレーキをかけているだけにすぎない。

その方が楽だからだ。



むしろ、自分は自由に戦えるだけ他の人たちよりも恵まれている

その分、もっと精進しなきゃいけない

ビニーの戦う姿を見ていると、そう思わされ、背中を押されている気分になった。



ビニー/信じる男2



「失敗したらどうしよう」と考える時間があるなら手を動かせ


私たちが日々暮らす中で、何かにチャレンジしようとする時、きっと誰もが「失敗したらどうしよう」という心配をする。

心配をする時間があったら、トレーニングをすれば良い。

心配のために頭を使うなら、練習をすればいいし、闘い方を考えれば良い



多くの人が心配をして怖気づき、ネガティブな気持ちになって諦めてしまう。

前に進むことができるのは、そこで諦めずに前に進むための行動ができる人のみなのだ。

日頃からそれは感じていたことだけれども、この映画を観て、その思いが強くなった。



時間は無限のようで有限だ。

先に進もうか悩んでいる時間があるなら、ビニーがハローをしたままトレーニングを始めたように、できることから始めれば良い

ライバルたちは、その瞬間も前に進んでいる

躊躇している時間はないのだ。



もしも、諦められない夢があるなら、この映画を観ると良い。

きっとビニーの最後まで諦めずに戦い抜く姿に背中を押されるに違いない。





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