クリント・イーストウッド監督・主演の映画「ブラッド・ワーク」をNHK BSプレミアムで観た。

FBI心理分析官が連続殺人犯を追うサスペンス映画。

満足度 評価】:★★☆☆☆(2.5)

クリント・イーストウッド監督作品でも、こんなに退屈な作品があるんだぁと思うぐらい退屈な作品だった。

それが、ある意味新鮮で、クリント・イーストウッドにも、良い作品もあれば、そうでもない作品もあって、今があるんだなと思うと、勇気が出る作品だった。

「ダーティ・ハリー」なクリント・イーストウッドが好きな方におススメ。

「ブラッド・ワーク」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:BLOOD WORK )




「ブラッド・ワーク」 特別版 DVD

ブラッド・ワーク 特別版 [DVD]

新品価格
¥549から
(2016/11/7 19:09時点)



パンフレットを販売しています


キャスト&スタッフ


出演者

クリント・イーストウッド
…(「グラン・トリノ」、「人生の特等席」、「ザ・シークレット・サービス」など)

ジェフ・ダニエルズ
…(「スティーブ・ジョブズ」、「オデッセイ」、「消されたヘッドライン」)

〇アンジェリカ・ヒューストン

監督・製作

クリント・イーストウッド
…(「ハドソン川の奇跡」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「グラン・トリノ」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」など)


2002年製作 アメリカ映画


ブラッド・ワーク



あらすじ


FBI捜査官のマッケイレブ(クリント・イーストウッド)は、「コードキラー」と呼ばれる猟奇的な連続殺人犯を追っていた。

そのコードキラーは現場に必ず血文字でマッケイレブへのメッセージと9つの数字からなる暗号を残していた。

そしてある時、コードキラーの殺人現場で犯人のプロファイリングによく似た男を発見。

その男を追い始めるが、その途中で心臓発作を起こし、倒れてしまう。

その時、運よく心臓移植ができ、一命を取り留める。

それから2年後。

マッケイレブの前に「殺人事件で殺された妹がマッケイレブに心臓を提供した」という女性が現れる…。

ブラッド・ワーク3


感想(ネタバレあり)


クリント・イーストウッドにもこんな時期があったんだな


常に強い男、強くて良心的なアメリカを追求し続ける男クリント・イーストウッド

彼の全ての作品に目を通したいと思い、積極的に観ることにしている。

その中で、この「ブラッド・ワーク」は15年程前の作品ということもあり、少々色あせ、やや退屈な作品だった。

しかし、クリント・イーストウッドにもこんなに退屈な作品を作っていた時代があったということは、逆に私を勇気づけた。

この作品を制作した後の15年間の監督作品のラインナップはどれも素晴らしい作品ばかりだから。

当たり前だけど、クリント・イーストウッド程の人でも、こんな時代があったんだなぁと改めて思った作品だった。

その「ブラッド・ワーク」。

主人公はFBI捜査官のマッケイレブ。

彼は犯人の心理分析をプロファイリングを専門としている捜査官だ。

そんな彼の元へ挑戦状を送り続けているのが、コードキラーと呼ばれる連続殺人犯だ。

この映画は、ダーティ・ハリーが心理分析官に鞍替えしたような…。

ダーティ・ハリーのスピンオフ?延長戦??と思えるような作品だった。

ブラッド・ワーク5


当時、一般的になりつつあった「プロファイリング」


原作は当時のベストセラー小説で、日本でも翻訳・出版されているマイクル・コナリーの「わが心臓の痛み」だ。

原作本「わが心臓の痛み」〈上〉

わが心臓の痛み〈上〉 (扶桑社ミステリー)

新品価格
¥905から
(2016/11/7 12:26時点)



原作本「わが心臓の痛み」〈下〉

わが心臓の痛み〈下〉 (扶桑社ミステリー)

新品価格
¥905から
(2016/11/7 12:27時点)



この当時、心理分析官とかプロファイリングという言葉が一般的になり始めた頃だった。

この原作本も2000年に出版されている。

その後、海外ドラマの「クリミナル・マインド」のヒットがあり、「プロファイリング」という捜査方法も、珍しくもなんともないなってしまった。

「クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪」 シーズン1 コンパクト BOX DVD

クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン1 コンパクト BOX [DVD]

新品価格
¥3,709から
(2016/11/7 12:34時点)



むしろ、この映画で描かれている捜査方法も今となってはありきたり。

だから、公開から14年経った現在にこの映画を観て、ちょっと退屈だなとか色褪せてるなと思うのは、当然といえば当然の話でもある。

と思うと、私がこの映画に出会った時期が悪かったのかもしれない。

14年前に観ていれば、もっと面白く観ることができたのかもしれない作品だった。


ブラッド・ワーク4


すぐに犯人だと分かってしまったジェフ・ダニエルズ


しかし、やっぱりクリント・イーストウッドはすごいなぁと思うのは、この当時(2002年)で御年72歳。

それでも、恋愛がらみあり、セクシーシーンありの役を演じるんだからすごい。

そして、残念なのは、ジェフ・ダニエルズ

出てきた途端に、「あ、この人犯人かな」と思わせるキャスティングだった。

そのため犯人捜しの面白さも半減し、「コードキラー」の暗号解読も「ふーーーーん。そうなのね」ぐらいの印象しかない。

この当時、「ジム・キャリーはMr.ダマー」の大ヒットでコミカルな演技を得意としていたジェフ・ダニエルズは、シリアスな演技もできるところも見せ始めている時期だった。

だから、もしかしたら、この当時観ていた観客は、まさか、あのジェフ・ダニエルズが犯人のわけないよな。

ただの、人の良い隣人だよなっていうイメージで観ていたのかもしれない。

むしろ、最近のジェフ・ダニエルズはシリアスなイメージしかないので、観た瞬間に犯人だと分かってしまった。

そのキャスティングからしても、この映画と出会う時期を間違えた感がある。

ブラッド・ワーク2


「ダーティ・ハリー」なクリント・イーストウッドをもう一度


とはいえ、そんなクリント・イーストウッドの色男っぷりも、所轄警察や、保安官、FBIの縄張りを気にせずマイペースで捜査しちゃうところも、「ダーティ・ハリー」をふつふつと彷彿させるところあり。

そんなクリント・イーストウッドを楽しもうと思えば、楽しめるし、「あぁ古臭い映画だな」と思ってしまったら、そこまでの作品になってしまう。

まぁ、結局、良い面も悪い面も含めて、クリント・イーストウッドは偉大ですごい俳優であり、監督だというのが良く分かる作品になってるんだと思う。

私としては、なぜ、この映画にアンジェリカ・ヒューストンがキャスティングされているのか、最後まで謎だった。

誰でもできる役だったのに…。




パンフレットを販売しています




↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





「ブラッド・ワーク」 特別版 DVD

ブラッド・ワーク 特別版 [DVD]

新品価格
¥549から
(2016/11/7 19:09時点)



原作本「わが心臓の痛み」〈上〉

わが心臓の痛み〈上〉 (扶桑社ミステリー)

新品価格
¥905から
(2016/11/7 12:26時点)



原作本「わが心臓の痛み」〈下〉

わが心臓の痛み〈下〉 (扶桑社ミステリー)

新品価格
¥905から
(2016/11/7 12:27時点)