トム・ハンクス主演、ポール・グリーングラス監督作品「キャプテン・フィリップス」をWOWOWで観た。
ソマリア沖を航海していたアメリカ船籍の貨物船が海賊に襲われてしまう・・・。
【満足度 評価】:★★★★☆
最初から最後まで緊迫感が取れず、ひたすら恐怖、恐怖の2時間。見ごたえのある面白い映画だった
◆ネット配信で観る:「キャプテン・フィリップス」(字幕版)
◆DVDで観る:「キャプテン・フィリップス」
◆原作本「キャプテンの責務」
〇バーカッド・アブディ
2009年4月、アフリカのソマリア沖を航行中のアメリカ船籍の貨物船マークス・アラバマ号は、ソマリアの海賊に襲撃され、4人海賊が船内にまで乗り込んできてしまう
船長のフィリップス(トム・ハンクス)は、お金と引き換えに丸く収めようとするが、交渉がうまくいかず、それどころか、他の船員たちの命と引き換えに、海賊たちに人質にとられてしまう・・・

いやーーー。この「キャプテン・フィリップス」は、かなり面白い映画だった
ひたすら恐怖の下に置かれた緊迫感がたまらなく怖いーーー
これが、実話かと思うと、さらに恐ろしい・・・
アフリカには、こんなに怖い人たちがいるんだなぁ・・・

まぁ、普通の映画だったら、こういう海賊に襲われた場合、船員の中に、たまたま、武術の達人とか、ワケあって昔やり手の警官でした的な人がいて、最後の最後までバッタバッタと闘っちゃうっていう筋書きになる。
でも、この映画「キャプテン・フィリップス」はあくまでも実話。武術の達人は船に乗っていない(笑)
だからこそ、とても怖い
もしも、自分の父親や、夫や、兄弟や、友人が、キャプテン・フィリップスだったらと考えてみる
言葉の分からないアフリカ人に囲まれて、隣で銃を乱射してて、ちょっとしたはずみで殺されるかもしれない・・・
話を聞いただけで、生きた心地がしない。
お願いだから、誰か早く助けてあげてよ・・と思いながら観ていた

その恐怖の連続の中で、私が特に印象に残っているシーンは、世界最強の米海軍特殊部隊 SEALs が現場に到着してからキャプテンを救うまでのシーン
救命艇の中の海賊たちは、それまで楽天的だったのに、「ん?何かおかしい」「俺たちは殺されるのか??」という空気になり始め、恐怖感が増し、精神的に極限状態に陥り、パニクリ始めていて
それとは対照的に、世界最強の米海軍特殊部隊 SEALsのメンバーたちは、当たり前のように自分の持ち場での仕事を最初から最後まで、すごく冷静に淡々と全うしているその姿
この 「激」 と 「静」 の対比に、すごくドキドキしてしまった。
また、パニクったのは、海賊だけでなく、船長も同じくパニクっていて、人間は極限状態に陥ると恐怖のあまり発狂してしまうんだなぁというのが、よく分かったし、船長は、やはり普通の人だったんだなぁというのが分かって、同情する思いがさらに強くなっていった。
Wikipediaによれば、この米海軍特殊部隊SEALsの登場シーンについては、元SEALsのスナイパーを呼んで撮影したのだとか。
そりゃ、そうだろうなぁ。だからこそ、SEALsは世界最強なんだろうし。
身体つきも、普通の人じゃない筋肉してたもん。

この止まらない緊迫感と恐怖の映画を作ったのは、「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」「ジェイソン・ボーン」のポール・グリーングラス監督
なるほど。
なんとなく、あのジェイソン・ボーン演じるマット・デイモンの止まらないアクションとつながる感じがする
キャプテン・フィリップスを演じるのは、トム・ハンクス(「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」「インフェルノ」「ブリッジ・オブ・スパイ」「ハドソン川の奇跡」「ウォルト・ディズニーの約束」)
いや~、この方は特に説明の必要は無いと思うけど、今回のキャプテン・フィリップス役は、すごくはまり役だったと思う
優しくて、実行力があって、人望もある船長がとてもピッタリとはまっていた。
そして改めて、この人は「ヒーローではない普通の人」を演じさせたら鉄板だなと思った。
↓ トム・ハンクス(左)と、キャプテン・フィリップス(右・本人)

軍事用の船でも、石油を運んでいたわけでもなく、普通の日用品を運んでいただけの貨物船が、身代金狙いで海賊に襲われるなんて、そんな命がけの仕事をしている人たちが世界にたくさんいるのかと思うと、それだけで頭が下がる。
しかし、確かに、貧しい国の人たちからしたら、海の上をコンテナをたくさん積んで航行している船が宝船に見える気持ちも分からなくはない。
日本人だって、豪華客船が航行しているのを見たら、普通に「あぁお金持ちがたくさん乗っているんだろうなぁ」と思うのと同じだ。
彼らの国から貧困がなくならない限り、こういう海賊たちはなくならない気がする。
モデルとなったキャプテン・フィリップスは、この事件後も船長の仕事を続けているという。
きっと、それは、アフリカのソマリアの内情も関係してくるのだと思うけれど、一刻も早く、こういう事件が無い平和な世の中になって欲しいと願うばかり。
とにかく、この映画「キャプテン・フィリップス」を観て良かった。
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◆ネット配信で観る:「キャプテン・フィリップス」(字幕版)
◆DVDで観る:「キャプテン・フィリップス」
◆原作本:「キャプテンの責務」
↓ 「キャプテン・フィリップス」も放映しているWOWOW_新規申込
ソマリア沖を航海していたアメリカ船籍の貨物船が海賊に襲われてしまう・・・。
2009年にあった実話の映画化。
【満足度 評価】:★★★★☆
最初から最後まで緊迫感が取れず、ひたすら恐怖、恐怖の2時間。見ごたえのある面白い映画だった
「キャプテン・フィリップス」予告編 動画
(原題:captain phillips)◆ネット配信で観る:「キャプテン・フィリップス」(字幕版)
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◆原作本「キャプテンの責務」
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キャスト&スタッフ
出演者
〇トム・ハンクス
…(「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」、「ハドソン川の奇跡」、「インフェルノ」、「ブリッジ・オブ・スパイ」、「ウォルト・ディズニーの約束」、「幸せの教室」、「天使と悪魔」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」など)
…(「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」、「ハドソン川の奇跡」、「インフェルノ」、「ブリッジ・オブ・スパイ」、「ウォルト・ディズニーの約束」、「幸せの教室」、「天使と悪魔」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」など)
〇マイケル・チャーナス
〇コーリィ・ジョンソン
〇マックス・マーティーニ
〇バーカッド・アブディ
…(「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」など)
監督
2013年製作 アメリカ映画
あらすじ
2009年4月、アフリカのソマリア沖を航行中のアメリカ船籍の貨物船マークス・アラバマ号は、ソマリアの海賊に襲撃され、4人海賊が船内にまで乗り込んできてしまう
船長のフィリップス(トム・ハンクス)は、お金と引き換えに丸く収めようとするが、交渉がうまくいかず、それどころか、他の船員たちの命と引き換えに、海賊たちに人質にとられてしまう・・・

感想(ネタバレあり)
ひたすら恐怖の下に置かれた緊迫感が怖い…
いやーーー。この「キャプテン・フィリップス」は、かなり面白い映画だった
ひたすら恐怖の下に置かれた緊迫感がたまらなく怖いーーー
これが、実話かと思うと、さらに恐ろしい・・・
アフリカには、こんなに怖い人たちがいるんだなぁ・・・

実話には、武術の達人もヒーローも出てこない・・・
まぁ、普通の映画だったら、こういう海賊に襲われた場合、船員の中に、たまたま、武術の達人とか、ワケあって昔やり手の警官でした的な人がいて、最後の最後までバッタバッタと闘っちゃうっていう筋書きになる。
でも、この映画「キャプテン・フィリップス」はあくまでも実話。武術の達人は船に乗っていない(笑)
だからこそ、とても怖い
もしも、自分の父親や、夫や、兄弟や、友人が、キャプテン・フィリップスだったらと考えてみる
言葉の分からないアフリカ人に囲まれて、隣で銃を乱射してて、ちょっとしたはずみで殺されるかもしれない・・・
話を聞いただけで、生きた心地がしない。
お願いだから、誰か早く助けてあげてよ・・と思いながら観ていた

海賊たちの「激」と、戦争のプロ集団 SEALsの「静」の対比
その恐怖の連続の中で、私が特に印象に残っているシーンは、世界最強の米海軍特殊部隊 SEALs が現場に到着してからキャプテンを救うまでのシーン
救命艇の中の海賊たちは、それまで楽天的だったのに、「ん?何かおかしい」「俺たちは殺されるのか??」という空気になり始め、恐怖感が増し、精神的に極限状態に陥り、パニクリ始めていて
それとは対照的に、世界最強の米海軍特殊部隊 SEALsのメンバーたちは、当たり前のように自分の持ち場での仕事を最初から最後まで、すごく冷静に淡々と全うしているその姿
この 「激」 と 「静」 の対比に、すごくドキドキしてしまった。
また、パニクったのは、海賊だけでなく、船長も同じくパニクっていて、人間は極限状態に陥ると恐怖のあまり発狂してしまうんだなぁというのが、よく分かったし、船長は、やはり普通の人だったんだなぁというのが分かって、同情する思いがさらに強くなっていった。
Wikipediaによれば、この米海軍特殊部隊SEALsの登場シーンについては、元SEALsのスナイパーを呼んで撮影したのだとか。
監督が「ネイビー・シールズの海上での射撃は、本物に勝るものはない」として、民間人SEALアドバイザーのエリック・ケイシーの協力を得て、スナイパー役の元SEALs隊員を10人確保した。
ケイシーは「大規模なトレーニングをしないでSEALsの動作やスキルをまねすることは難しい」と語った上で「SEALs隊員のスキルなどは、多くのトレーニングを経てやっと手に入れたもので、誰にでも簡単に教えられるものではない」と説明した。
Wikipedia「キャプテン・フィリップス」より
そりゃ、そうだろうなぁ。だからこそ、SEALsは世界最強なんだろうし。
身体つきも、普通の人じゃない筋肉してたもん。

ノンストップアクションが得意な監督と、普通の人の良心が得意な出演者が手を組んだ
この止まらない緊迫感と恐怖の映画を作ったのは、「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」「ジェイソン・ボーン」のポール・グリーングラス監督
なるほど。
なんとなく、あのジェイソン・ボーン演じるマット・デイモンの止まらないアクションとつながる感じがする
キャプテン・フィリップスを演じるのは、トム・ハンクス(「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」「インフェルノ」「ブリッジ・オブ・スパイ」「ハドソン川の奇跡」「ウォルト・ディズニーの約束」)
いや~、この方は特に説明の必要は無いと思うけど、今回のキャプテン・フィリップス役は、すごくはまり役だったと思う
優しくて、実行力があって、人望もある船長がとてもピッタリとはまっていた。
そして改めて、この人は「ヒーローではない普通の人」を演じさせたら鉄板だなと思った。
↓ トム・ハンクス(左)と、キャプテン・フィリップス(右・本人)

貧しい国からしたら、先進国のコンテナ船は宝船
軍事用の船でも、石油を運んでいたわけでもなく、普通の日用品を運んでいただけの貨物船が、身代金狙いで海賊に襲われるなんて、そんな命がけの仕事をしている人たちが世界にたくさんいるのかと思うと、それだけで頭が下がる。
しかし、確かに、貧しい国の人たちからしたら、海の上をコンテナをたくさん積んで航行している船が宝船に見える気持ちも分からなくはない。
日本人だって、豪華客船が航行しているのを見たら、普通に「あぁお金持ちがたくさん乗っているんだろうなぁ」と思うのと同じだ。
彼らの国から貧困がなくならない限り、こういう海賊たちはなくならない気がする。
モデルとなったキャプテン・フィリップスは、この事件後も船長の仕事を続けているという。
きっと、それは、アフリカのソマリアの内情も関係してくるのだと思うけれど、一刻も早く、こういう事件が無い平和な世の中になって欲しいと願うばかり。
とにかく、この映画「キャプテン・フィリップス」を観て良かった。
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◆ネット配信で観る:「キャプテン・フィリップス」(字幕版)
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