とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


カテゴリ:ジャンル > 友情



ヴィゴ・モーテンセン主演の映画「グリーンブック」を試写会と映画化で2回観た。

1960年代のアメリカで、差別主義者のイタリア系アメリカ人とインテリの黒人ピアニストの間に生れる友情を描く。


グリーンブック


満足度 評価】:★★★★★

笑いあり、感動あり、その裏にある社会問題も描いてて、最後には心が温かくなる良い映画だった。

初めは差別主義者だった運転手のトニーが、差別される側の現実を知って考えが変わっていく姿が良い。

それが実話というのも良かった


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. 受賞歴
  5. あらすじ
  6. 感想


『グリーンブック』予告編 動画

(原題:Green Book)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年1月29日 試写会にて鑑賞(1回目)。

・2019年3月10日 映画館にて鑑賞(2回目)。

・2019年3月22日 感想を掲載。

・2020年2月8日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

詳しい作品情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画『グリーンブック』公式サイト




キャスト&スタッフ


出演者

…(「はじまりへの旅」など)




監督

〇ピーター・ファレリー


2018年製作 アメリカ映画





受賞歴


第91回 アカデミー賞(2019年)

作品賞・最優秀助演男優賞(マハーシャラ・アリ)・脚本賞 


第76回 ゴールデン・グローブ賞(2019年)

作品賞(ミュージカル・コメディ部門)・最優秀助演男優賞(マハーシャラ・アリ)・脚本賞



グリーンブック2


あらすじ


1962年。ニューヨークにあるナイトクラブ コパカバーナの用心棒をしていたトニー・バレロンガ(ヴィゴ・モーテンセン)は、コパカバーナが2ヶ月間改修工事をするため、その間、仕事がなくなってしまう。

二人の子供と妻のドロレス(リンダ・カーデリーニ)を養わなければならないトニーだったが、コパカバーナの客から仕事を紹介される。

それは、カーネギーホールに暮らす黒人ピアニスト ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)からの依頼だった。

ドクは、2ヶ月間かけて南部を旅する演奏ツアーに出るのだが、当時の南部には、まだ差別があったため、ボディガードを兼ねた運転手を必要としていたのだ。

しかし、自信が差別主義者であるトニーは、黒人に雇われることを嫌い、そのオファーを断っていたのだが、ドクからの強い希望もあり、その仕事を受ける。

そして、差別主義者と黒人ピアニストが同じ車で南部に向け旅をスタートさせるのだが…。



グリーンブック3


感想(ネタばれあり)


「グリーンブック」とは


タイトルにある「グリーンブック」とは、何のことだろうか。

それは、1960年代に実在していたガイドブックのことである。



しかし、ただのガイドブックではない。

黒人専用のガイドブックである。



1962年当時のアメリカでは、南部の地域で黒人に対する差別がまだ残っていた。

様々な公的な場所(例えば、レストラン、トイレ、ホテル、バスなど)では、白人と黒人が共存することが許されなかった。

そのため、黒人たちが安全に旅行するために作られたのが、その「グリーンブック」だったのだ。
(正確には、1936年から1966年まで、毎年出版されていたそうである)



裏を返せば、その当時、黒人たちはその「グリーンブック」がなければ安全に旅行することができなかったのだ。

この物語は、そんな「グリーンブック」の時代に、白人と黒人の間で芽生えた友情が描かれている。



そんな時代を背景に、差別主義者の白人と黒人のピアニストが2ヶ月の旅をしている間に、友情が生れていく

それが、なかなか成立しずらい時代だったからこそ、この物語に感動するのだ。

そして、白人からの視点で描かれているため、白人たちからの罪の告白のように私には観えた。



今でも「差別」はなくなっておらず、むしろ、残念なことに、近年になって増えてきているようにも感じる。

そんな時代だからこそ、私たちは、この映画に学ぶことがあるのではないかと思う。



グリーンブック4



ステレオタイプに苦しめられたドク


主人公のトニーと、黒人ピアニストのドクは、とても対照的な二人である。

無学で、力自慢で差別的なトニーと、インテリで、ゲイで、カリスマ的なピアニストのドク。

そんな2人だから、当然、出会った頃は、お互いに反発し合っていた。



確かに、二人が出会った頃のトニーはひどかった。

「黒人はフライドチキンが好き」「黒人はソウルミュージックを聞いている」と決めつける。

恐らく、それはトニーだけの偏見ではなく、多くの人たちが「黒人たちの趣味嗜好について」、そういうものだと決めつけているステレオタイプの代表だ。



そんなトニーとドクのやり取りを観て、「偏見」とは、人々が勝手につくった「ステレオタイプ」でできていることに気付かされる。

この映画のドクのように、黒人だけどフライドチキンを食べたことがなく、音楽はクラシックしか聴かない人だっているのだ。



ドクは、フィクションのために作られたキャラクターではなく、実在した人物なのだ。

彼は、人々が黒人に求める「ステレオタイプ」とは大きく違うキャラクターだからこそ、周りが求めるキャラクターに応えられないことに苦しめられていたのだ。



そして、トニーはそんなドクと出会い、「違う世界」を学び、私たちはそんなトニーを観て、自分の心の中にあるステレオタイプからくる偏見や差別について、考えさせられるのだ。



グリーンブック5



「差別」を失くすための最初の一歩は「友情」


「差別」や「偏見」はなくさなければいけないことだと思う。

けれど、残念ながら、それは誰の心にも潜んでいるものだと思う。

正直に告白をすれば、私の心の中にもある。



相手のことなどよく知らないくせに、第一印象や、その人の経歴を聞いただけで「苦手な人」だと決めつけてしまうのは、私の心の中にある偏見からきている。



しかし、その苦手な人に実際に会って会話してみると、意外と良い人だったり、仲良くなれたりするのは、よくあることだ。



この映画の中で、なぜトニーは、自分の黒人に対する考え方が間違っていたと気付いたのか。

それは、実際に差別されているドクの側になったからだ。

人は、差別する側に立っていると気付かないが、差別される側になって初めて、どんなに酷いことをされているのかに気付くのだ。



いじめっ子でいるうちは、いじめられっ子の辛さに気付かないが、自分がいじめられる側になって初めて、その辛さに気付くのと一緒だ。



先ほども言った通り、そういった「差別」をこの世から失くすことは難しいけれど、この映画のトニーとドクのように友達になることはできる。

例えば、日本人だったら「中国人はちょっと苦手だ」という偏見を持っていたとしても、中国人と友達になることはできる。

そして、友達になれば、その友達の仲間たちに対しても友好的な気持ちになれる。



そうやって、トニーのように、今までの自分の考え方が間違っていたことに気付き、少しずつ、差別や偏見の気持ちが薄れていくのだ。



人の差別や偏見には、そのステレオタイプができるまでに長い長い時間がかかっている。

それを今すぐ取り崩し、「偏見をなくせ」「差別をするな」というのは、とても難しいことである。

しかし、目の前にいる人と友達になることは、気持ちさえあれば、今すぐにでもできることなのである。



トニーとドクは、2ヶ月間、同じ車に乗って旅をしている間に、友情が生れた。

日本語にも「同じ釜の飯を食う」という言葉あるように、どんなに苦手な相手でも、2ヶ月間共に暮らせば、それなりに友情が生れるのだ。



行きの車の中は、お互いの心の間に距離があったけれど、帰りは、クリスマスに間に合わせるために、必死になって車を走らせる二人の姿にほっこりする。

その行きと、帰りの違いが、この映画の全てである。



グリーンブック6



今の世の中だからこそ「憎しみ」よりも「友情」を


この映画で大切なことは、これが「白人の視点」で描かれていることである。



白人の視点で描くことで、彼らがその当時、黒人を差別し、「二グロ」と呼び、レストランやホテルから彼らを追い出し、不当に警察に監禁していたことを認めたということだからだ。

この映画は白人による「差別の告白」なのである。



そして、これはフィクションではなく実話であり、どんなに偏見を持った人でも、嫌いな相手と友達になれることができるのだ。



白人たちは、自らの過失を認め、二人の間の友情を描き、前へ進もうとしている。

これは差別や偏見をなくすための、はじめの一歩を描いているのだ。

今、再び時代は保守的な世の中になりつつあるからこそ、「友達になろうよ」というメッセージはとても大事なことだと思う。



そして、この映画は、そのメッセージをファレリー監督らしく、笑いながら描いているところがとても良い

笑って楽しみながらも、その裏には、しっかりとメッセージが込められているのだ。



「憎しみ」よりも「友情」を。

それが当たり前の世の中になればいいなと思う。





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スペイン・アルゼンチン合作映画「家(うち)へ帰ろう」を映画館で観た。

アルゼンチンで暮らす88歳のおじいちゃんが、親友との約束を果たすためにポーランドを目指すロードムービー。


映画「家(うち)へ帰ろう」


満足度 評価】:★★★★☆

88歳のおじいちゃんが親友との約束を果たすためにアルゼンチンからポーランドへ旅をする感動のロードムービー。

70年前なぜ彼が故郷を離れなければならなかったのか。

彼らを引き裂いた時代とその思いに胸が締め付けられる

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『家へ帰ろう』予告編 動画

(原題:El ultimo traje)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年12月23日 映画館にて鑑賞。

・2019年1月8日 感想を掲載。

・2020年1月6日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

詳しい作品情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓




キャスト&スタッフ


出演者

〇ミゲル・アンヘル・ソラ

〇アンヘラ・モリーナ

〇オルガ・ボラズ

〇ユリア・ベアホルト

〇マルティン・ピロヤンスキー

〇ナタリア・ベルベケ


監督・脚本

〇パブロ・ソラルス


2017年製作 スペイン・アルゼンチン合作映画




あらすじ


アルゼンチンのブエノスアイレスに暮らす88歳のアブラハム(ミゲル・アンヘル・ソラ)は。子供たちに老人ホームへ入れられることになり、家を飛び出し、故郷のポーランドへ旅に出る。

ポーランドは70年前に出てから、一度も戻っていなかったのだが、第二次世界大戦の頃、ナチスに追われたユダヤ人だったアブラハムを助けてくれた友達がいた。

アブラハムは、その友達との約束を果たすため、ポーランドを目指すのだが…。



映画「家(うち)へ帰ろう」



感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


家へ帰ろう (2017)



★★★★ [80点]「70年かけた友情に感動!!」


とても良い映画だったなぁ。

第二次世界大戦から70年が経ち、忘れてはいけないことと、新しい時代に生きる私たちが考えなければいけないことを思った映画だった



ポーランド生まれのユダヤ人アブラハム(ミゲル・アンヘル・ソラ)は、70年ぶりに、現在住んでいるアルゼンチンから、故郷のポーランドへ帰る旅に出る。



何より、この映画の中で良かったのは、親切や優しさがリレーされていくところ



主人公のアブラハムは、どう見ても、偏屈な頑固じじい。

それでも、アルゼンチンからヨーロッパへやって来た彼に対して、周りの人たちはとても親切に接し、彼らの助けがあって、アブラハムの旅は目的地へと向かうことができる。

その旅を人生の縮図だと考えるなら、人は、常に誰かに助けられて生きているのであり、その途中で、生きるか死ぬかの思いをしても、その命を助けてくれる人が現れる

だから、最後まで希望を捨てずに生き続けなければいけない



ユダヤ人のアブラハムにとって、第二次世界大戦中にドイツ人から受けた仕打ちは、消し去ろうと思っても、身体に染み付いてしまっている痛ましい記憶。

しかし、それから70年が経ったヨーロッパでは、その事実が風化されようとしている



この映画では、その現在のヨーロッパの実情を描きながら、風化させてはいけないという思いと、ユダヤ人のアブラハムとドイツ人の交流の両面を描いている。

ドイツ人とユダヤ人が、互いを理解し合う気持ちも大切だし、かといって、第二次世界大戦で起きたことを風化させてもいけない

ということへの強い思いが、そこにはあるのだろう。



それはきっと、右傾化するヨーロッパの中で、あの時、何が起きたかという記憶を失くしてしまうのはとても恐ろしいことで、そのためにも、互いに助け合う気持ちが大切だということなのだろう。



なぜ、アブラハムは、70年前に生まれた家を離れ、遠く離れたアルゼンチンへ移住しなければいけなかったのか。

何が親友との仲を引き裂いたのか。

そして、彼らのような犠牲者を出さないために、新しい時代の私たちは何をすべきかが問われている映画なのだと思った。

過去に起きた出来事から学ぶことで、初めて私たちは、前に進むことができるのである


Posted by pharmacy_toe on 2018/12/28 with ぴあ映画生活





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韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」をキネカ大森の「韓国映画夏祭り」で観た。

偶然、高校時代の友人に再会したことから、かつての仲間「サニー」を探すことになった女子高生たちの友情物語。


満足度 評価】:★★★★☆

前半は女子高生ならではのおバカな毎日に笑い、後半は友人たちの再会に号泣だった。

定期的に会いたいなと思える友人たちがいるって、とても幸せなことだなと思う。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事



「サニー 永遠の仲間たち」予告編 動画

(原題:써니



更新履歴・公開、販売情報

・2017年7月3日 映画館で観た感想を掲載。

・2019年7月15日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者

〇ユ・ホジョン

シム・ウンギョン
…(「操作された都市」、「ソウル・ステーション パンデミック」(声のみ)、「新感染 ファイナル・エクスプレス」、「少女は悪魔を待ちわびて」、「怪しい彼女」、「王になった男」など)

〇ジン・ヒギョン

〇カン・ソラ

ミン・ヒョリン
…(「二十歳」など)

監督・脚本

〇カン・ヒョンチョル


2011年制作 韓国映画

韓国映画「サニー永遠の仲間たち」


あらすじ


高齢の母が入院したために、病院へ通っていたナミ(ユ・ホジョン)は、同じ病院に入院している高校時代の同級生チュナ(ジン・ヒギョン)と25年ぶりに再会する。

チュナは癌を患い、余命あと2ヶ月だという。

チュナと再会したナミは「死ぬまでにサニーのメンバーにもう一度会いたい」と願いごとをされる。

サニーとは、チュナがリーダーをしていた仲良しグループの名前だ。

当時、転校生だったナミ(シム・ウンギョン)は、リーダーのチュナ(カン・ソラ)と仲良くなったことでサニーに入れてもらったのだ。

その時の恩もあり、自身もサニーに会いたくなったナミはサニーのメンバー探しを始める…。


韓国映画「サニー永遠の仲間たち」シム・ウンギョン、ミン・ヒョリン


感想(ネタバレあり)


10年、20年会ってなくても、古い友達に会うとホッとする


しばらく会っていない友人たちとの再会は楽しくて嬉しくて幸せだ。



10年、20年会っていなくても、それまで会えなかった時間を忘れ、当時の自分たちに戻れる関係。

お互いに、痩せたり太ったり老けたりして、見た目が変わってしまったとしても、中身は当時のまま。

そんな友人たちに会うと、ホッとする。



私の場合、大学時代の友人たちが、「会うとホッとする」仲間たち。

在学当時はもちろん、卒業してから何年経っても、彼女たちに出会えて良かったと心から思う。



そんな心を許せる友人関係は、学生時代とは限らない。

幼なじみの人だっているだろうし、社会人になってから出会った友達が一番心を許せる仲間だっていう人だっているだろう。



いずれにせよ、一緒にいて安心できる友達がいるっていうのは幸せなことだ。

この映画は、その幸せを思い出させてくれる映画だった。



韓国映画「サニー永遠の仲間たち」シム・ウンギョン、ミン・ヒョリン



遊びも本気なら、ケンカも本気!韓国JKたちのパワフルさ!


サニーとは、1986年に主人公のナミが所属していたソウルの女子高生仲良し7人組のグループ名だ。

女子高生が、仲良し同士でつるんでグループを作るのは、日本とか、韓国とかアジアの特徴なんだろうか。

それとも、世界的にティーンエイジャーの女子たちはグループを作って遊ぶんだろうか。



アメリカのTVドラマを観ている限りではアメリカの高校生は男女混合で遊んでいるイメージだから、女子だけのグループを作って遊ぶのはアジアの典型なのかな。

私も、中学、高校、大学と仲良しグループでいつもつるんでいたし、毎年、4月のクラス替えの時は、仲良しグループができなかったらどうしよう…と心配になっていた。



あの頃は、「1人でいる」ということが怖くて仕方がなかった。

きっと、転校してきたばかりのナミもクラスに馴染めるか、友達ができるか心配でしかたなかったはず。



面白いなぁと思ったのは、そのグループに「サニー」と名前を付けているところ。

これはちょっと、へぇぇぇぇぇと思った。

私は自分が仲良くしていたグループに名前を付けるなんて、ちょっと想像がつかない。



そして、このサニーは、意外とスケバングループ(笑)

隣の女子高の子たち(少女時代)とケンカしたり、同じ学校のクラスの子たちともケンカしたり。

殴る蹴るのケンカしてる。なかなか、やんちゃな子たちなのだ。



あぁやってケンカするのは、韓国ではよくある光景なんだろうか。

そういえば、以前観た韓国映画の「僕らの青春白書」でもパク・ボヨンはケンカに強い女子高生を演じていた。

その辺に、韓国女子の逞しさを観たような気がした。



でも、好きな音楽を一緒に歌ったり、踊ったり、他愛もないことで笑い合ったりする姿は、万国共通。

そういうシーンを観ると、「あぁ懐かしいなぁ。あの頃は『なんでもないこと』が楽しかったなぁ」と思った。



韓国映画「サニー永遠の仲間たち」シム・ウンギョン、ミン・ヒョリン



会った瞬間に、昔の自分たちに戻れるのが古い友達の良いところ


残念ながら、『なんでもないこと』に笑っていたのはせいぜい20代前半まで、社会人になると、これまで楽しかったこともだんだん楽しめないようになってくる。

それが、大人になるということでもある。

サニーの場合は、メンバーのスジがケンカでけがをしてしまったことで、人よりも少し早く大人になってしまった。



それから25年。それぞれが、それぞれの人生を送る。

どう考えても、ナミがお母さんのお見舞いに行った病院でチュナに会えたのは、宿命だとしか言いようがないし、そういう偶然て、意外となさそうであるもんなんだと思う。

この人とここで再会するはずがないと思った場所で再会できたり、それが、懐かしのメンバーが集まるきっかけになったり。



そして、会えば昔話に花が咲くし、昔の頃の自分たちに一瞬で戻れる。

サニーのメンバーたちも、堅実に結婚している人もいれば、結婚して辛い思いをすることになってしまった人もいるし、水商売をせざるを得なくなってしまった人もいれば、事業で成功して早くも財産を築いた人もいる。

本当に、人生は人それぞれ。



でも、自分の場合を振り返ってみても、堅実な生活をしている人は昔から堅実だし、事業で成功しそうな人は昔からそんな雰囲気だと思う。

10年、20年経ったところで、人はそんなに急激に変われないんだなぁと思う。



韓国映画「サニー永遠の仲間たち」



久しぶりに会いたいと思える友達がいることは幸せなこと


大切なことは、その人が成功したかどうかとか、どんな風に変わったかということではなくて、「あの人に会いたい」と思われる人になっているかどうかなんだと思う。

チュナが死ぬ間際に偶然ナミと再会して、「サニーのメンバーに会いたい」と思ったように、自分は久しぶりにすごく会いたい人がいるか、また、自分が会いたいと思われているかっていうことが大切。

もしも、会いたい人がいる、会いたいと思ってくれる人がいれば、それはとても幸せなことなんだと思う。



だから、10年、20年経って、スジのようにちょっと気まずいことがあったとしても、「会いたい」と思うなら、その気持ちを大切にすべきと思う。



私は、サニーのメンバーが25年ぶりに集合して昔の歌に合わせてダンスを踊っている時に、号泣しながら観ていた。

あのダンスには高校時代を必死に生きていた証であり、楽しかった思い出の全てが詰まっている。



誰にも邪魔できない、彼女たちだけの大切な思い出。

そんな瞬間があることが、とても幸せなこと。

私にも大切な友達がいることを思い出させてくれたサニーは素敵な仲間たちだった。


関連記事


日本版リメイク「SUNNY」


「SUNNY 強い気持ち・強い愛」
韓国映画の日本版リメイク。韓国版と日本版との違いは時代背景にあり。社会問題を織り込む韓国版と能天気な日本版。篠原涼子主演。日本映画【感想】



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ブログネタ
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マイケル・B・ジョーダン主演、シルベスター・スタローン共演の映画「クリード チャンプを継ぐ男」を劇場で観てきた。

かつてボクシングの世界チャンピオンだった「ロッキー」の親友であり、同じく世界チャンピオンだった「アポロ」の息子・ドニーが、父と同じボクシングの世界チャンピオンを目指す話。

「ストレイト・アウタ・コンプトン」と、この「クリード」のどちらを観るか悩んだ結果、アカデミー賞で話題になりそうな「クリード」を観てきた。



満足度 評価】:★★★★★

噂通りの良い映画で、噂通りに号泣してきた。

ボクシングで世界チャンピオンを目指すことよりも大切なこと。

自分の人生の生き方について考えさせられる映画だった。


*** 受賞歴 ***

ナショナル・ボード・オブ・レビュー
助演男優賞(シルベスター・スタローン) 受賞

第50回 全米批評家協会賞
主演男優賞(マイケル・B・ジョーダン) 受賞

第73回ゴールデングローブ賞 2016 映画部門
助演男優賞(シルベスター・スタローン) 受賞

第21回放送映画批評家協会賞
助演男優賞(シルベスター・スタローン) 受賞

**********


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想



「クリード チャンプを継ぐ男」予告編 動画

(原題:CREED)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年1月1日 感想を掲載。

・2018年10月8日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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DVDで観る:「クリード チャンプを継ぐ男」

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キャスト&スタッフ


出演者

シルベスター・スタローン
…(「クリード 炎の宿敵」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」、「リベンジ・マッチ」、「エクスペンダブルズ」など)

…(「クリード 炎の宿敵」など)


…(「クリード 炎の宿敵」など)

〇アンソニー・ベリュー

〇グレアム・マクタヴィッシュ



監督・脚本

〇ライアン・クーグラー


2015年製作 アメリカ映画




あらすじ


かつてボクシング世界チャンピオンだったアポロの息子ドニー(マイケル・B・ジョーダン)は、LAで証券マンをしていたが、仕事を辞め、本気でボクサーを目指す決意をする。

向かったのはフィラデルフィア。

そこは、アポロの親友で、同じく世界チャンピオンだったロッキー(シルベスター・スタローン)が住む街だ。

彼に、ボクシングののコーチを引き受けてもらうために。

しかし、ボクシングからしばらく離れていたロッキーは、ドニーからの依頼を断ってしまう…。



クリード3



感想(ネタバレあり)


誰もがいつも何かと闘っている


これは、「闘う」ということについての物語だ。

たとえ、ボクサーではなくても、人は常に何かと闘っている。



主人公のドニーは、偉大なる父「アポロ・クリード」という名前と闘い、ドニーの恋人ビアンカはいつか音が無くなってしまうという恐怖と闘っている。

そして、ロッキーは過去の栄光、家族を失った孤独、そして突然訪れた病気と闘っている。



彼らが闘う姿を観て、人は自分の人生と重ね合わせ、自分は何と闘っているんだろうかと考えさせられる



ロッキーは若い弟子に、大きな鏡の前でシャドウボクシングを教えるシーンで、

「常に、その鏡に映っている姿と闘え。それは人生でも同じだ。」

と教えるシーンがある。



それは、もしもボクシングで世界チャンピオンになりたいのなら、リングの外でも、練習をしていない時でも、常に目の前にいる自分と闘えとロッキーは言っているのだ。

そのシーンが、この映画の全てを語っていると私は感じた。



クリード5



「勝ち負け」よりも大切なことは「最後まで諦めないこと」


そして、あのスポ根映画の代表選手のようだった「ロッキー」が、「勝ち負けが全てではなく、そこに至る過程が何よりも大切だ」と訴えていることに、とても驚かされた。

もちろん、ボクシングは勝ち負けが全てで、勝てばチャンピオン、負けてしまえばただのボクサーだ。



しかし、この「クリード」では、「勝ち負け」よりも大切なのは、「最後まであきらめずに戦いぬくこと」だと訴える。



これは衝撃だったなぁ。

あの「ロッキー」が、そんな成熟した大人になって帰ってくるなんて。



チャンピオンになることは、もちろん素晴らしいこと。

でも、困難と闘う姿は誰よりも美しく、最後まで諦めないその勇気を称えようじゃないかと、あの「ロッキー」に教えられるなんて。



その全てが凝縮された映画のラスト、彼らが闘う姿を見ながら号泣してしまった。

そうなんだよ。困難なことにチャレンジして、最後まで諦めないことが、何よりも素晴らしいことなんだよね。



クリード4



スタローン叔父さん以外、若いキャストと、若いスタッフで作られた作品


主役のドニーを演じるのは、マイケル・B・ジョーダン

私は、初めましての俳優かな・・・と思って、彼の過去の作品を漁っていたら、2001年キアヌ・リーブス主演の「陽だまりのグランド」で、ジャマールという役で出演していた!!

覚えてるよ~。チビで、ちょっと生意気なジャマール!!あの子が、こんなに大きくなったのぉ~??(笑)

マジか!!時代を感じるなぁ。本当に立派な大人に成長して良かった(笑)



そして、ロッキー役はもちろん、あの男。シルベスター・スタローン

もしも、スタローンがこの映画でアカデミー賞最優秀助演男優賞なんて受賞したら、この映画のメッセージでもある「最後まで諦めずに闘いぬく勇気」と通じるものがあって、さらに感動して、また泣いちゃうかも。

正直なことを言えば、スタローンが演技賞を受賞するなんて、他の俳優と比べると、そうチャンスが多いわけではないよね。

そんな奇跡が2月28日(アカデミー賞授賞式の日)に起きたら、私ももっと頑張れる気がする。

(追記:スタローンは惜しくも受賞できませんでした(2018年10月8日 加筆))



もう一人、気になったのが、ドニーの恋人ビアンカを演じたテッサ・トンプソン(「グローリー-明日への行進-」)。

彼女、とても良かったなぁ。歌を歌っている感じも、意志が強そうな感じも。

まだ、出演作は少ないようだけど、今後が楽しみ。



監督は、ライアン・クーグラー

マイケル・B・ジョーダンと組んだ前作、「フルートベール駅で」に次いで、この映画「クリード チャンプを継ぐ男」は2作目。

年齢もまだ29歳。

「ロッキー」をリアルタイムで知らない人が作ったんだねぇ。この映画。すごいなぁ。

「フルートベール駅で」も評判が良い映画のようなので、是非、観てみたい。



クリード2



人に歴史あり。ロッキー vs アポロ、アポロ vs ドラゴの思い出と共に


こんな話をすると歳がばれてしまうけど、アポロがドラゴに殺された「ロッキー4」が劇場で公開された頃、私は中学生で映画館に観に行った。

あの頃はまだ、冷戦の余韻みたいなものがあって、アメリカ vs ソ連のテクノロジー対決の側面もあり、今とは、全く時代が違う頃の映画だった。

すごく面白くて、興奮しながら帰ったのを覚えてる。



今回、ドニーがロッキーとアポロの話をするのを観ながら、ロッキー vs アポロの無観客試合も覚えてるし、アポロがリングの上で死んでしまったのも思い出して、そんな懐かしい話が出てくるのも嬉しかったし、「人に歴史ありだなぁ~」ってしみじみと思った。

そんな昔のファンも喜ばせつつ、新たな切り口で成熟した姿で帰ってきた「ロッキー」の新スピンオフ「クリード チャンプを継ぐ男」。

「ロッキー」が大好きな人も、そうでない人も満足する作品だと思う。是非、観て欲しい一本。





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韓国映画「わたしたち」を映画館で観た。

韓国の小学校4年生での、いじめっ子、いじめられっ子、転校生の関係を描く。


満足度 評価】:★★★★☆


いじめっ子も、いじめられっ子も、転校生も、みんな必死に生きている結果として、クラスの中にカースト制度ができてしまう

それは、まるで大人社会の縮図のように見えた。

子供たちのいじめをなくそうと思うなら、大人たちにもできることがある


「わたしたち」予告編 動画

(原題:우리들)




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キャスト&スタッフ


出演者

〇チェ・スイン

〇ソン・ヘイン

〇イ・ソヨン

〇カン・ミンジュン

監督

〇ユン・ガウン

2016年製作 韓国映画



わたしたち



あらすじ


小学校4年生のイ・ソン(チェ・スイン)は、いじめられっ子でクラスに友達がいなかった。

明日から夏休みという最後の日、掃除が終わった教室に見知らぬ少女が一人立っていた。

イ・ソンが名前を訪ねると、名前はハン・ジア(ソン・ヘイン)と言い、そのクラスの転校生だという。

そして、その時からイ・ソンとハン・ジアは友達になる。

クラスに友達ができて、ジアと楽しい夏休みを過ごしたソンだったが、夏休み明けからジアの態度が変わっていることに気づく…。



わたしたち2



感想(ネタばれあり)


人気者からいじめられっ子までランク付けされるスクールカースト



小学生には小学生なりの人間関係があって、友達に嫌われたくないとか、好かれるために一生懸命になることもあったよなと、昔のことを思い出しながらみていた。

だから、ソンが友達ができて浮かれてしまう気持ちも、ジアが新しい友達に好かれたくて嘘をつきたくなる気持ちも、すごく分かる気がした。



子供の世界だからときれいごとを並べるのではなく、子供たちの良いところも、悪いところも含めて、全部さらけ出しているからこそ、この映画は人々に共感されるんだろうと思う。



子供たちの世界にも、人気者を頂点とした上下関係があって、それをスクールカーストと言うんだとか。

参考:Wikipedia スクールカースト

なんとなく聞いたことはあったけど、この映画を観て、スクールカーストがどんなものかをちゃんと理解した気がする。



この映画の中で言えば、4年3組のクラスの中で、いじめっ子のボラがスクールカーストの頂点のランクにいて、いつもボラの周りにいる子たちは、その下のランク、いじめられっ子のソンは一番下のランクになる。

そもそも、同じクラスの子の間で上下関係ってなんなのって話だけれども。

特に女子はその上下感が激しそうに思う。

そして、そこへ転校生のジアがやってきたら、その鉄壁のカースト制はどのように変化していくのか

それが、この物語の中で描かれていく。



わたしたち3


カーストのそれぞれのランクで生きていくための葛藤



自分が小学校4年生の頃はどんな子供だったかなんて、ちっとも覚えていないけど、私は、トップの人気者でも、下位のいじめられっ子でもなく、真ん中の中ランクでヘラヘラしていた気がする。

自分で言うのもおかしいけれど、嫌われない方法を知っている世渡り上手的なポジションだったと思う。



この『わたしたち』に登場する子供たちを見ていると、子供には子供なりに、日々葛藤があるんだなと思った。

ボラは成績優秀で、学校でも塾でも褒められる人気者だったけど、自分よりも頭の良いジアが転校生として入ってくる。

ボラには、それが悔しいことだし、とても恥ずかしいことだし、トップの座から引きずり下ろされる危機でもあった。

彼女なりに、人気者でいるために必死になった結果、ジアをイジメることになってしまった。



しかし、ジアはジアでプライドが高く、ボラに嫌味を言われようが、イジメられようが、自分を曲げない強さがあった。

なぜ、そんなに強いのか。

それは、ジアにとって、いじめが初めてではないからかもしれない。

彼女が常にヘッドホンを身に着けているのは、周りの子たちの嫌な話を聞かなくて済むように、前の学校で身につけた彼女なりの処世術なのかもしれない。



スクールカーストで最も弱い立場にいるのが、主人公のソンである。

いやしかし、カースト的には弱い立場かもしれないけど、ソンは、なかなか芯の強い子だと思った。

どんなにいじめられても、酷いことを言われても、学校に行っているし、お母さんに愚痴もこぼさない



しかし、そんなしっかり者の彼女でも家が貧乏なため、自分に自信が持てずにいた

お父さんが工員で、お母さんが小さな食堂を経営している彼女のは家は、両親ともにブルーカラーで、お母さんはいつも、家計のやりくりが大変そうに見える。

そのことが、幼いジアにとっては「恥ずかしいこと」だと感じている。

ご両親は一生懸命働いているんだから、恥ずかしいことなどないのに。

それでも、両親の前で笑顔でいるソンがとてもいじらしく見える。



わたしたち4


韓国の格差社会がスクールカーストに与える影響



韓国では、日本以上に所得格差が激しいと言われている。

広い庭のある豪邸に住んでいる人と、必死に仕事をしても家賃すらも払えない人たち。

私も韓国へ旅行に行った時に、その格差の違いに唖然としたことが何回かあって、社会問題として、よく韓国映画の中でも描かれてきた。

その韓国ならではの格差が、4年3組のスクールカーストに影響しているように見えた。



本当だったら、親の所得なんか関係ないはずなのに、お金持ちのジアは転校してきてすぐに人気者になるし、両親が低所得者のソンはずっといじめられっ子

さらに、ソンは家が貧乏であることを恥じていて、必死に隠そうとしている

ジアのお誕生日の時には、見栄を張り、親からお金を盗んでまで高価なものをプレゼントしていた。

(結局、受け取ってもらえなかったけど)



その子供のカースト制に影響する格差は、大人にも責任があるように思った。

例え、大人たちが貧乏とまでは言わなくても、「ソンの家は大変だから」と言えば、子供たちは「あぁ、ソンの家は貧乏なんだな」と察してしまうし、ジアだって、「あそこのお孫さん」と言っただけで、「お金持ちの子なんだな」と解釈してしまう。

4年生ともなれば、それぐらいのことは理解できるし、大人たちの社会を真似して、自分たちも「あの子は金持ち」「あの子は貧乏」と差別して見るようになる



特に、ソンのお父さんが酔っ払って歩道橋に倒れている姿をジアが見た翌日、

「ソンのお父さんは、アルコール依存症」だと言って、クラスのみんなで笑った時のクラスの子たちの態度は、明らかに『下層の人たちをさげすむ』態度であって

それは、大人たちの関係が、子供たちに悪影響を及ぼしているように見えた。



わたしたち6


ラストに見えた希望と大人たちへの問題提起



しかし、それでも、この映画に希望があるのは、最後にソンとジアが互いに歩み寄ろうとしたところで終わっているところ

ラストシーンのソンとジアの距離は、あの時の二人の心の距離をリアルに表したものだけど、お互いに見つめ合っているということは、お互いの関係に前向きになっているということだと思った。

カースト制の最下層に下げられた者同士だからこそ、分かり合えることがある。

なにも、いじめっ子が決めたグループに無理して入れてもらう必要はない。

それに、これまでは1人だったけど、2人だったら乗り越えられることもたくさんある



そして、そんなソンとジアの間柄に、大人たちも学ぶことがある。

そもそも、人に収入や職業、役職のラベルを貼って色眼鏡で見ているのは大人たちだ。

子供たちのカースト制は、それをそのまま縮小しただけである。



なんで、いじめが起きるんだろう、なんで、同じクラスの子供たちに上下があるんだろうと思うなら、大人たちこそ、人を色眼鏡で見るのをやめるべきだし、子供たちの前で他人の噂話をやめるべき

子供たちは、そんな大人たちの態度を見ていないようで見ているし、聞いていないようで聞いている。

そして、次第に友人関係にランクをつけるようになる。

常に、子供たちは大人たちの言動を敏感に察知しているのだ。



それは、私には子供がいないから言えることかもしれないが、いないからこそ、客観的に見えることもあるし、言えることもある。

子供たちに、誰とでも仲良くする人に育って欲しいと思うなら、まず大人がお手本を見せるべきなんだと思う。



わたしたち5





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リカルド・ダリン主演の映画「しあわせな人生の選択」を映画館で観た。

余命わずかの親友と共に過ごした4日間を描く。死を目前にした友人が、心残りにしていることとは…。


満足度 評価】:★★★★☆

主人公のフリアンが俳優をしていることから、彼らしく、人生という舞台の幕引きについて考える話だった。

しかし、余命わずかとか人生の幕引きだとか言うと、とても悲しく、重い話のように思うけど、そうではなくて、2人の男性の心温まる友情と、最後には希望を感じる話だったところがとても良かった。

先進国の中で進んでいく高齢化社会の中で「お一人さまの最期」について考えさせられる作品。


「しあわせな人生の選択」予告編 動画

(原題:TRUMAN)




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キャスト&スタッフ


出演者

リカルド・ダリン
…(「人生スイッチ」、「ロスト・フロア」など)

〇ハビエル・カマラ

〇ドロレス・フォンシ

監督・脚本

〇セスク・ゲイ


2015年製作 スペイン、アルゼンチン合作映画

しあわせな人生の選択

あらすじ


カナダで暮らすトマス(ハビエル・カマラ)は、スペインにいる親友のフリアン(リカルド・ダリン)を訪ねる。

彼の余命はわずかであり、残された時間の中で4日間を彼と過ごすための旅だった。

いつもと変わらない様子でトマスを迎えたフリアンだったが、毎日が「死ぬまでにやっておくべきこと」で忙しい日々であり、その中でも一番の気がかりは愛犬のトルーマンだった。

フリアンは、死ぬまでに、トルーマンを信頼できる人に託すことを考えていた。

トマスは、トルーマンの里親探しをはじめ、フリアンの日々の行動に尽きそうようになる。

しあわせな人生の選択3


感想(ネタバレあり)


独身男性が余命を宣告された時


独身男性が癌を患い、余命わずかだと分かった時、どんな行動をし、、また彼の親友や家族はどんな反応を示すかを描いた作品。

といっても、お涙頂戴の湿っぽい作品ではなく、最初から最後まで優しく温かい雰囲気で物語は進んでいく。

主人公のフリアンはスペイン在住のアルゼンチン移民で俳優業をしている。

しかし、彼は癌を患い、抗がん剤治療をしてきたが効果が見られない。

余命わずかと分かった時、カナダから親友のトマスが訪ねてきた。

トマスはフリアンに残された時間の中で4日間を過ごすためにやってきたという。

しかし、フリアンはトマスをもてなすどころか、「死ぬ前にしておくこと」でスケジュールが埋まっていた。

そのため、フリアンはトマスに付き添ってもらい、共に「やるべきこと」をこなしていくことになった。

フリアンの「死ぬ前にしておくべきこと」とは、とても具体的なことだった。

主治医と今後の治療法について決めること、葬式やお墓の手配、元妻、息子、いとこに会いに行くこと、仕事の引き際、そして、何より愛犬トルーマンの今後を決めること。

フリアンにとって、トルーマンは「2人目の息子」のような存在であり、彼が亡くなる前に信頼できる人に預けたいと思い、里親探しをしていた。

そんなフリアンの行動を観て、これは「エンディングノート」のような映画だなと思った。

「エンディングノート」とは、もしもの時のために伝えたいことをまとめておくノートのこと。

彼は独身で、常に誰かが側にいて世話をしてくれるわけではなく、息子はアムステルダムに留学している。

だから、突然いなくなっても良いように、手配できることは全て手配し、会うべき人には会えるうちに会っておく。

そのためのスケジュールで毎日が埋まっていた。

しあわせな人生の選択2

俳優フリアン、最後まで人生を演じきる


そんなフリアンを観て、とても俳優らしい行動だなと思った。

これまで、舞台や映画で活躍してきた彼が、人生という舞台の幕引きをどのようにすればいいのか、自分自身で演出しているように見えたからだ。

彼の周りにいる人たち、友人のトマスや、従妹のパウラ、愛犬のトルーマンは舞台の登場人物たち。

そのエンディングについて、彼らはいろいろと言うけれど、誰に何を言われようとも、フリアンの中では結論が出ていた。

人生の終わりは自分で決めたいという「尊厳死」については、フランス映画「92歳のパリジェンヌ」やアメリカ映画の「世界一キライなあなたに」でも描かれていて、近年、注目度が高いテーマの一つである。

それらの映画では、最後の時が近づくにつれ、家族や恋人と意見が対立し、主人公が葛藤していく姿が描かれる。

しかし、この映画のフリアンは、他の二つの作品と明らかに違っている。

彼は誰かに相談する前に全て自分で決めていて、周りの人たちに対立する余地すらも与えていない。

誰よりも冷静で落ち着いている。

それこそが、彼が最後の最後まで俳優として生きようとしている証なのではないかと思った。

どんなに悲しい時も、求められれば幸せな演技をしなければいけない俳優だからこそ、心の中はどんなに荒れ模様でも、表面的には落ち着いて冷静で、取り乱さないフリアンを演じきる。

彼だけが他の人と違って特別冷静なわけではなく、心の中ではジタバタもがいていたはずだ。

その証拠に、息子と会った日の夜は冷静でいられず、トマスに側にいて欲しいと懇願している。

その息子にあった日の夜のフリアンこそが、「素」の彼だったように思う。

しあわせな人生の選択4

最初から最後まで、トルーマンの里親探しをするための審査だった


そんなフリアンにとって、心残りは愛犬のトルーマンだ。

彼はトルーマンのことを「2人目の息子」というぐらい可愛がっていた。

しかし、フリアンが旅立ったら、トルーマンは一人ぼっちになってしまう。

少しでもトルーマンに寂しい思いをさせたくないフリアンは、誰か信頼できる人にトルーマンの里親になって欲しいと願っていた。

トルーマンの里親探しは、フリアンの一番の宝物を託す遺産相続人探しのようなものだった。

そこへ、予期せぬ友人トマスが現れたのだ。

フリアンって抜け目ないなぁと思うのは、トマスが来た時に、トルーマンを彼に預けて「ちょっと散歩に行ってて」と言い、トマスがトルーマンとの散歩を嫌がらないかどうかを見たり、逆にトルーマンがトマスを嫌がっていないかを観察する。

さらに、ちょっと人間的に問題がある人を里親の面接に呼んで、トマスに「あんなに酷い人種差別主義者にトルーマンを預けるのか。それには反対だ」と言わせる。

この時、フリアンは面接に来た人を審査していたのではなく、トマスの審査をしていたのではないか。

この時のトマスのリアクションが、トルーマンの里親探しの決定打になった。

トマスはトルーマンの里親探し審査に合格。

この4日間、トマスはトルーマンの里親審査を受けていたのだ。

そうしてフリアンは、心置きなく旅に出られることになった。

だからこそ、この映画の原題は「トルーマン」なのである。
(とても残念な邦題で、なかなかタイトルを覚えられない(笑))


しあわせな人生の選択5


一つの人生が終わり、新しい人生が始まる


この物語が「終末」や「尊厳死」、「人生の幕引き」などをテーマにしているにも関わらず、とても爽やかで、心温まる作品に仕上がっているのは、フリアンが常に前向きであるところにある。

もしも、懐かしい友人が訪ねてきて、主人公の余命がわずかだと言った場合、「あの頃は楽しかった」とか、「あの時は一緒にバカをした」というような「過去の栄光」について涙ながらに語るような思い出話に終始しがちだ。

ところが、この映画には、そんな場面が一切出てこない。

フリアンとトマスがいつからの友人で、どんな関係の友人なのかすら分からない。

それよりも、「明日のためにしておくべきこと」が、ここには詰まっている。

常に前を向き、いきなりいなくなっても困らないように、残された人たちのためにしておくべきことをこなす日々。

「死」というものに対して後ろ向きではなく、「新たな旅立ち」のような前向きなものに捉えている印象を受けた。

それでも最後まで笑顔を絶やさないフリアンと、最後のちょっと困惑した表情のトマスとトルーマンの2ショットは、この映画の中の希望のように見えた。

トマスはフリアンの「大切な息子」を預かり、トルーマンにとっては新しい人生の始まりになる。

誰にとっても「死」は悲しいもので、中々受け入れがたいものだけど、それでも、前向きにとらえることで、後悔の無い最期を迎えることができる。

ラストが涙で画面が曇ってというより、ちょっと唖然としつつ、微笑んでしまうところが、この映画の前向きで素晴らしいところだと思う。

しつこいようだけど、これは「トルーマン」というタイトルの映画だったな。



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ビル・マーレイ主演の映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」をWOWOWで観た。

酒とギャンブルが大好きなおじいちゃんヴィンセントと、隣に引っ越してきたイジメられっ子のオリバーの心の交流を描くハートウォーミングコメディ。

満足度 評価】:★★★★☆

なんと言っても、ビル・マーレイ演じるビンセントが魅力たっぷりで良い!!

酒・女・ギャンブルが好きで、だらしなくて、お金がなくてもチャーミングなんだから仕方ない。

そして最後はオリバーからのサプライズに泣いた!!この凸凹コンビが大好きだーーー!!


出演ビル・マーレイメリッサ・マッカーシー、ジェイデン・リーバハー、ナオミ・ワッツテレンス・ハワード、クリス・オダウド

監督:セオドア・メルフィ 2014年製作 アメリカ映画


「ヴィンセントが教えてくれたこと」予告編 動画

(原題:St. VINCENT)




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あらすじ


酒と女とギャンブルが大好きなヴィンセント(ビル・マーレイ)は、破産寸前。

そのため、お金欲しさに隣の家に引っ越してきた少年オリバー(ジェイデン・リーバハー)のシッターをすることに。

オリバーは、病院の検査技師をしている母のマギー(メリッサ・マッカーシー)と2人暮らし。

そのため、マギーが帰宅するまでの間、ヴィンセントがオリバーの面倒を見るという約束を交わす。

それ以来、初めは、ヴィンセントの家で過ごしていた2人だったが、そのうち仲が良くなると、2人で出かけるようになる。

しかし、それが、競馬場だったり、バーだったりで…。


ヴィンセントが教えてくれたこと

感想(ネタバレあり) 酒浸りのヴィンセント、オリバーを救うの巻


酒浸りのおじいちゃん、ヴィンセントとオリバーの友情の物語。

遠くの町から引っ越してきた転校生のために、イジメられっ子になってしまったオリバー。

なんだろうなぁ。転校生っていうのは、世界共通でイジメられちゃうんだなぁ。

私も昔、中学2年生の時に隣の学区に引っ越しをしたことがある。

でも、その隣の学区の中学が「とても荒れている」ことで有名な学校だったため、私は特例として中学を卒業するまで学区外からそれまで通っていた中学に通っていいという許可をもらったことがある。

もしもあの時、本当に転校していたら私は確実にイジメられていたと思う。

いまでも、想像するだけでゾッとする話だ。

しかし、オリバーがいじめられているところをヴィンセントに助けられてから、2人の距離は急接近する。

これは嬉しいよなぁ。心強い味方ができたとオリバーは思ったことだろう。


ヴィンセントが教えてくれたこと2

パパが教えてくれなことを教えてくれるヴィンセント


ヴィンセントに助けられて以来、すっかりオリバーは心を開き、ヴィンセントと仲良くなる。

それ以来、「ケンカの仕方」や、「ギャンブルの賭け方」、「バーでのオーダーの仕方」を教わるようになる(笑)

まぁ、もちろん。それは小学生のオリバーにとっては一つも必要ないこと。

でも、生きていく上では、知っておいて損はないことだし、ママもパパも教えてくれないことだった。

そうなんだよなぁ。

ママもパパも教えくれないことを教えてくれる大人ってすごく必要だよねーー。

特に、男の子は、男の子同士で話さなきゃいけないこともあるでしょ。

オリバーはママと2人暮らしだったから、余計に必要だったように思う。

オリバーにとってヴィンセントはシッターというより友達に近くて、ちょっとお父さんの要素もあったんだろうなぁ。

本当のパパとは違う魅力のある、ちょい悪のパパ。

ヴィンセントが教えてくれたこと3

超ダメ人間なのに憎めないヴィンセント


また、ヴィンセントっていうのはとても魅力的な人。

口も悪いし、酒と女とギャンブルが好きだし、お金もないし、だらしない。

でも、認知症の奥さんを一途に愛し続け、彼女が病院に入ってしまって、彼が誰だか分からなくなっても、彼女の元に通い続けた男。

でも、人が良いから困っている人をみると、つい面倒を見てしまう。

オリバーしかり、売春婦のダカ(ナオミ・ワッツ)しかり。

私はギャンブル好きな人や、すごくだらしない人が生理的に苦手。

ヴィンセントは私の苦手な要素をたくさん持っているのに、ちっとも嫌な感じがしない。

なんでだろうーーーって考えると、やっぱりあのチャーミングなところが憎めないんだと思うの。

医者のフリして認知症の奥さんに会いに行ったり、自分の子供か分からないのに売春婦ダカの面倒を見たり。

ペットの猫をすごく大事にしていたり。

もちろん、オリバーをかわいがっているところも。

そういうヴィンセントの優しい一面がグッときちゃう。

もう。仕方ないなぁって気分にさせられちゃう。

そこが、このヴィンセントの魅力。


ヴィンセントが教えてくれたこと4

ビル・マーレイ = ヴィンセントなのでは??


その魅力あふれるヴィンセントを演じたのは、ビル・マーレイ

なんとも自然に、演技を演技と感じさせず、ビル・マーレイ=ヴィンセントと思わせたところが、さすがの極みであります。

酒と女とギャンブルが好きなんて、ビル・マーレイが日頃からそうなんじゃないかと思ってしまう。

オリバーと競馬に行って、ボロ勝ちして、子供みたいにはしゃぐヴィンセントとか、バーへ行ってはたいてい嫌味を行って帰ってくるところなどなど、なんともビル・マーレイぽさを感じるシーンに溢れいていた。

何にも考えてなさそうで、キッチリとした演技を見せてくれる素晴らしい俳優ビル・マーレイが堪能できる。

ビル・マーレイの他の出演作には、「犬ヶ島」、「ゴーストバスターズ」、「ジャングル・ブック」、「ミケランジェロ・プロジェクト」、「グランド・ブダペスト・ホテル」などなど

ヴィンセントが教えてくれたこと5

アメリカ最高のコメディエンヌの1人。メリッサ・マッカーシー


そして、ヴィンセントの隣人でオリバーのママを演じるのは、メリッサ・マッカーシー

アメリカのトップ女優の1人。

彼女のウリは、爆発するかと思うぐらいの弾丸トークが炸裂するコメディ演技。

私も彼女の演技が大好きだ。

しかし、この映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」に限って言えば、あまり彼女らしさは発揮できていない。

そこは残念だったけど、新「ゴーストバスターズ」の主役を演じる彼女が、オリジナル「ゴーストバスターズ」の主役だったビル・マーレイと共演しているのは観ていて楽しかった。

メリッサ・マッカーシーの他の出演作には、「デンジャラス・バディ」、「タミー/Tammy」、「ブライズメイズ 史上最低のウェディングプラン」など


ヴィンセントが教えてくれたこと6

ロシア語なまりのナオミ・ワッツ!!


そして、ヴィセントが定期的に買っている売春婦のダカを演じているのがナオミ・ワッツ

なんとも、このダカがロシアなまりで気が強くて、気性が荒い(笑)

どうにも「取り扱い注意」の空気プンプンなんだけど、それをヴィンセントはうまく使っている。

このナオミ・ワッツは貴重だと思うなぁ。

いつも割と、清楚でおとなしめの役が多いのに、これはなかなか見られないと思う。

これは本当にナオミ・ワッツか??と思ったことが数回…(笑)

ナオミ・ワッツの他の出演作には、「チャック~”ロッキー”になった男~」、「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」、「追憶の森」、「ヤング・アダルト・ニューヨーク」、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」、「21g」、「キング・コング」など


ヴィンセントが教えてくれたこと7

最後のサプライズにホロリ


この映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」には、最後に、オリバーからヴィンセントへ、サプライズのプレゼントが待っている。

ここでねぇ、思わずホロリとしてしまう。

ヴィンセントはクソッたれの(失礼!)ダメおやじだけど、オリバーという最高の友達を手に入れた。

そしたら、人生が輝きだした。

いや~。いいね!!

最後に庭のカウチに座ってホースをいじりながらボブ・ディランを歌っているヴィンセントが最高に良かった!!

人生、どんなに辛くても、どんなに寂しくても、絶望することはない。

きっと、明日は違う人生が待っている。

だから、今日を楽しく行きぬこうじゃないか!!



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アン・ハサウェイ主演の映画「マイ・インターン」をWOWOWで観た。

30歳で大手ファッションECサイトを運営する会社の女性社長と、70歳で入社したインターンの心の交流を描く。


マイ・インターン



満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

楽しかったなぁ。
私もベンみたいなお友達が欲しい!!がんばろう!!と思える良い映画だった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「マイ・インターン」予告編 動画

(原題:THE INTERN)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年9月29日 WOWOWで観た感想を掲載。

・2019年10月5日 「土曜プレミアム」での放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


見逃しちゃった?でも大丈夫!映画「マイ・インターン」は、現在U-NEXT で配信中

本ページの情報は2019年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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キャスト&スタッフ


出演者


ロバート・デ・ニーロ


…(「ピッチ・パーフェクト」など)

監督・脚本

〇ナンシー・マイヤーズ


2015年製作 アメリカ映画




あらすじ


30歳でファッションのECサイトを運営する会社を立ち上げたジュールズ(アン・ハサウェイ)は、毎日、忙しい仕事に追われ、睡眠時間もなく、娘や夫と過ごす時間も作れない。

そんな彼女の元に、70歳のインターン ベン(ロバート・デ・ニーロ)が配属されることになった。

ジュールズの会社が社会福祉の一環として取り入れた新しい制度で、65歳以上のインターンを新規で採用することになった。

その新制度で入社してきたのがベンだった。

初めはベンに対し拒絶反応をしていたジュールズだったが、ベンは会社の社員たちとすぐに打ち解け、仲良くしていく姿を見たり、実際にベンと話しているうちにベンを信頼するようになっていった。

そして、ジュールズはベンにだけプライベートの悩みを打ち明けるようになり…。




感想(ネタバレあり)


イキイキと輝く社長を支えてあげたいと思った70歳のインターン


この映画「マイ・インターン」を観ながら思ったのは、人は、好きなことをしている時が一番輝いているということ。



30歳でアパレルECサイトの社長になったジュールズ。

彼女が一番イキイキとしているのは、サイトがどうすればもっと買ってもらえるかとか、本当にお客さまのために仕事ができているかとか考えている時。

その、イキイキとしている彼女を認めて、自信を持たせ、背中を押してあげたのがベンだった。



映画の中で、ベンがジュールズに対し、「初めて2人で倉庫に行った時、梱包の仕方をスタッフに教えている姿を見て、なんて素晴らしい人なんだと思ったよ」と語りかける場面がある。

ベンも言う通り、お客様のためのことを考えて、もっと向上できるポイントはないかと考えている時のジュールズは本当に素敵。



それを、彼女が自分に自信を持てるようにさりげなく語りかけるところが、ベンの素晴らしいところだった。

この、ベンとジュールズの友情が本当に羨ましくて、私もベンみたいな友達が欲しいと思った



映画「マイ・インターン」



ネットの仕事に70歳は必要ないと思っていた


私もかつてIT会社に勤務していたことがあった。

その会社のメイン業務の一つがECサイトだったので、この業界の辛さは良く分かる。



私も机の上にはジュールズの秘書に負けない書類の山が積み上がっていたし、「書類出して」と言われても、すぐに出てこないような生活をしてた。

だからこそ思ったのは、この業界に70歳のインターンは絶対に必要ない。



今から入ってきてhtmlのタグを覚えるのか?

それとも、一日電話に出ているのか?

ショップの内容も分からないのに、ECサイトの触り方は誰が教えるのか??



スピードが勝負の世界だからこそ、70歳のインターンなんて絶対に必要ないと誰もが思うに違いない。

それでも社会奉仕の一環で、入社させるのが義務ならば、「お願いだから私の部下にはならないで」と願ってしまう。



だから、初めのうちはジュールズがひたすらベンを拒み続けている気持ちが良く分かった。

「お願いだから、私の時間を邪魔しないで」そう思ったはずだ。

しかし、ジュールズも私も考え方が間違っていたことに気付く。



映画「マイ・インターン」



豊富な経験が会社の中で必要とされる時


当然、効率よく、仕事をこなせる人も必要だ。

しかし、全員が実務のできる兵隊である必要は無いのだ。

中には、社員のプライベートな悩みの相談に乗ってくれる人がいたり、掃除をしてくれる人がいたり、お茶を入れてくれる人がいても良い。



それは決して、若い必要はないし、女じゃなきゃダメだという理由もない。

むしろ、書類の整理がうまかったり、スケジュール管理が得意なら、人生経験豊富な70歳の方が良い場面もたくさんある。



そして、ジュールズはベンの正直で温かい心に触れ、次第に打ち解けていき、プライベートな話を打ち明けるようになる。



困った時には、「助けてください」と精神的に頼れる存在が必要なのだ。



しかし、若い人たちは皆、自分のことで精一杯で、他人の相談に乗っている余裕はない。

ここで登場するのが70歳のインターンなのだ。



そこで、「IT業界に70歳はNG」と思っていた私も、自分の考えが間違っていたことに気付く



ベンは社員たちの悩みの相談に乗って大人気。

いつの間にか、社内でも一番人気の人になっていた。



この様子を見て、65歳以上のインターン制度良いじゃないか!!とまで思うようになった。

経験豊富なベテランだからこそ思いつくアイディアもあるし、人を見る目も肥えている。

若い人たちでできている会社だからこそ、ベテランから観た視点も大切なのではと思った。



映画「マイ・インターン」



えッ!!デ・ニーロが「普通の人」を演じていることに驚愕!!


その70歳のインターンであるベンを演じたのは、ロバート・デ・ニーロ

今さら、彼について説明することはないけど、私がこの映画「マイ・インターン」を観てビックリしたのは、デ・ニーロが「普通の人」を演じていることだった。

マフィアのボスでもなく、警官でもなく、異常者でも、ボクサーでもない、その辺にいる70歳のおじいちゃんを演じている。



それでも、ジュールズのママの家に泥棒に入る時は「いつもの」デ・ニーロぽかったし、床屋さんで髭を沿っている時はちょっと「アル・カポネ」ぽかった(笑)

いやいや、それでも、いつもの数倍油抜きして、穏やかでにこやかで、規則正しい真面目な普通の男性を演じてるなんて、ちょっとビックリした。

デ・ニーロがこんな風に普通のお爺ちゃんを演じることができるなら、他の俳優さんたちはいらなくなってしまうから(笑)



今さらながら、ロバート・デ・ニーロという俳優の守備範囲のふり幅の広さに驚かされた。



 ↓ 穏やかで温厚な人を演じていることに驚きのロバート・デ・ニーロ
マイ・インターン 穏やかで温厚な人を演じていることに驚きのロバート・デ・ニーロ



必要なのは、自信を持たせて背中を押してくれる人


結局、ジュールズが欲しかったものは、安らぎでもなく、温かい家庭でもなく、睡眠時間は欲しいけど、それでも一番欲しかったのは、彼女に自信を持たせて背中を押してくれる人だった。

本来だったら、旦那がその役目だったんだろうけど、残念ながら役不足なので、そのために神様はジュールズをベンに託したんだろうと思う。



どんな素晴らしいCEOよりも、きっとベンは数倍良い仕事をする。

そう思えた。



そして、ジュールズに一番必要なのは、困った時に、「私は困っています」と手を挙げてみんなに宣言すること

きっと、なんでも自分で抱えてしまうからパニックになる。



でも、きっとこれからは大丈夫。

ジュールズはベンに相談するはずだから。

そして、そんなジュールズの姿を観て、私も明日から頑張ろう~と思った。



ジュールズのように輝く笑顔を毎日持てるように。



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チソンチュ・ジフン主演の韓国映画「コンフェッション 友の告白」をWOWOWで観た。

中学生の頃から固い友情で結ばれた3人組が、ある事件をきっかけにその関係が壊れていく姿を描く。



コンフェッション友の告白



満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

少しずつからまりはじめた糸を、初めのうちに直しておけば良かったのに、気付いたら、元に戻せないぐらいからまってしまっていた。

失ったものは二度と戻ってこない。そんな映画だった。

「コンフェッション 友の告白」予告編 動画

(原題:좋은 친구들(良い友人たち))






キャスト&スタッフ


出演者

チソン

チュ・ジフン
…(「アシュラ」、「結婚前夜~マリッジブルー~」など)

イ・グァンス

監督

イ・ドユン 

2014年製作 韓国映画



あらすじ


正義感が強い消防士のヒョンテ(チソン)、ずる賢いインチョル(チュ・ジフン)、ドジだけど心は優しいミンス(イ・グァンス)の3人は、中学生の時から固い絆で結ばれた友人同士だ。

ある時、ヒョンテの両親が経営する遊技場で火事が起きる。

その火事により母親は死亡し、父親は意識不明の重体だ。

しかし、事件に不審な点が多いにも関わらず、警察は事件を捜査しようとしない。

そのことに業を煮やしたヒョンテは「自分で犯人捜しをする!」と言いだし、インチョルとミンスは動揺する…。




感想(ネタバレあり)


互いの家族を思いやるような仲の良い友人関係


なんとも、悲しく切ない物語だった。

中学時代、ヒョンテ、インチョル、ミンスは、3人で山登りに行った際、ミンスが崖から落ちたのをヒョンテとインチョルが命がけで助け、それ以来、固い友情で結ばれていた。

ヒョンテには、耳の不自由な妻と、一人娘のユリがいる。

インチョルとミンスは、そのユリをまるで我が子のようにかわいがっていた。

中学を卒業して、長い時間が過ぎて、大人になっても、彼らはそれぐらい仲の良い友人同士だった。

私は以前から、男同士の友情に憧れがある。

韓国では特に、まるで血のつながった兄弟のように見える仲の良さが良いなぁ、羨ましいなぁと思っていた。

この映画の3人組も、互いの家族を思いやる姿に良い友人関係を見ていた。

映画「コンフェッション 友の告白」



「ちょっとした小遣い稼ぎ」のつもりが、殺人事件に発展…


ところが、その友人関係を壊したのは、インチョルだった。

地下の遊技場という闇の社会(韓国ではパチンコが禁止されている)で働くヒョンテの母に相談され、「ちょっとした小遣い稼ぎのため」に保険金目当ての「強盗・放火事件を偽装」しようとしたところ、何も知らないヒョンテの父が現れ、それが「本当の事件」になってしまう。

この「ちょっとした小遣い稼ぎ」が良く無かった。

インチョルの中では、もしかしたら、これで保険金がヒョンテの両親に入れば、ヒョンテの親子関係も良くなるかもしれないと、気を回した部分もあったのかもしれない。

しかし、どう考えても、ヒョンテが「20億ウォン」という大金に目がくらんだとしか思えなかった。

もしも、あの時、その話をヒョンテに相談していたら。

ヒョンテと母親の親子関係がもっと親密だったら。

そしたら、事件にならずに済んだのに。

この時、全てのことがガラリと姿を変えてしまった。


映画「コンフェッション 友の告白」



どこで、誰が、全てを打ち明けるべきだったのか…


ここで思うのは、「本当の友情とは何か」だ。

どこで、誰が、全てを打ち明けるべきだったのか。

ヒョンテは、かなり早い段階でインチョルがやったことに気付いていた。

それは、ラストシーンでヒョンテがインチョルに打ち明ける話で分かる。

正義感の強いヒョンテは、中学時代からインチョルの手癖の悪さ、強欲さに気付いていた。

今回の事件でも、その事件を機にインチョルとミンスの様子がおかしいのを見て、ヒョンテは何かを察していたはずだ。

だから、「犯人が見つかった」という知らせを受けた時に、インチョルに「車を出せ」と言ったのだと思った。

そうしたら、「きっとインチョルが何かを話してくれる」と、ヒョンテは思ったはずだったからだ。

でも、インチョルは最後の最後まで、自分の罪を告白することはなかった。

ミンスは良心の呵責に耐えきれず、自殺してしまったにも関わらず…。


韓国映画「コンフェッション 友の告白」



言いづらいことも全て打ち明けて欲しい


もしも私がヒョンテの立場だったら、同じように「全てを話して欲しい」と思うだろう。

ヒョンテのように気付いていないフリをして、話せるような場を作り、告白を待つ。

許す、許さないは、全て話が終わってからのことで、それはまた別の問題だ。

本当の友人なら、きっと全てを打ち明けてくれる。そう思うに違いない。

でも、インチョルはインチョルで、友の母親を殺してしまったことを消化しきれなかったように思う。

本当は、こんなはずじゃなかった。

話を持ち掛けてきたのは、お母さんの方だ。自分は悪くない…。

ミンスまで巻き込んでおきながら、最後までそんな思いがあったのでは…と思う。

もしも、ミンスが「自首しよう」と言った時に、素直に告白していたら、ミンスもインチョルも命を落とすことはなかったのに…。

ちょっとした判断ミスが、どんどんドツボにはまっていってしまった話だった。



韓国映画「コンフェッション 友の告白」



「腹心の友」のはずだったのに…


腹を割って話せる友人を「腹心の友」というが、

彼らが、お互いに大好きな 좋은 친구들(良い友人たち)なのであれば、腹を割って話すべきことがたくさんあった。

1つの秘密がお互いの間に溝を作り、秘密を増やすほどに幅も深さもどんどん広がっていく。

この映画を観て、そんなことを思った。

さすがに仲の良い友人同士でも、言いにくいこと、言わなくてもいいことたくさんある。

でも、「言わなくても分かってくれる」と思っているうちに、実は、互いの心の距離がどんどん広がっているなんてこともある。

だから、溝を広げないためにも、互いに言いたいことは言う勇気も必要なのだ。







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ニコラス・ケイジ主演、マシュー・モディーン共演、アラン・パーカー監督の映画「バーディ」をNHK BSプレミアムで観た。

戦争が青年たちの心や友情、夢に落とした影を描く。

満足度 評価】:★★★★☆

戦争が人間をガラリと変えてしまうのを見て心が痛くなった。

徴兵で戦争に行かなければいけない人たちの苦悩を思う。

「バーディ」予告編 動画(日本語字幕なし)

(原題:BIRDY)




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あらすじ


ベトナム戦争で顔面を負傷したアル(ニコラス・ケイジ)は、治療が終了すると友人を訪ねるために、精神病院へ向かう。

そこに収容されているのは、高校時代の親友バーディ(マシュー・モディーン)だった。

精神科医によれば、バーディは戦地で3週間程行方不明になった後、発見されてから一切言葉を話さなくなったという。

バーディとアルが懐かしい昔話をすることで心に受けた傷が癒えるのでは…と思った精神科医が、アルを病院へ呼んだのだった。

そこで、アルはバーディに高校時代の話を始めるのだが…。


バーディ

感想(ネタバレあり) 嫌でも戦争に行かなければいけなかった時代


この映画で描かれるのは、ベトナム戦争が若者たちに落とした影。

当時は徴兵制があり、健康な若者なら誰もがベトナムへと送られた時代だった。

だから、どんなに戦争に行きたくなくても、戦争に向いてなくても行かざるを得なかった時代。

「鳥になりたい」と高校生の頃に真剣に思っていたバーディは、戦争に行くにはあまりにも繊細過ぎた。

そして、ベトナムで地獄のような現実を目の当たりにして、心を無くしてしまい、ただひたすらに鳥になることのみを考えるようになる。

その壊れてしまったバーディの様子を見たアルは、バーディの心を癒すために昔話を始める。

しかし、バーディのために始めたことが自分の心と向き合うことになり、アルもまた、戦争により心が傷つけられたことに気付く。


バーディ2

戦争は人を無理やり大人にしようとする


これが、バーディがあまりにも繊細過ぎて、戦争なんかに連れて行かないで!!って思う。

しかし、戦争は人を選ばない。

どんな善人も加害者になり得るし、どんな悪人も被害者になり得るのが戦争。

アメリカはこのベトナム戦争を機に徴兵制をやめたそうだけど、当然だと思う。

人は学生から卒業して、仕事をして、いろいろ悩んだり失敗したり、夢に破れたりして傷つきながら、他人に思いやりを持つようになり、大人になる。

ところが戦争は、学校を卒業したばかりの子供たちをいきなり地獄に突き落とすようなことをして、無理矢理大人にしてしまう。

そうすると、バーディのような繊細な青年は、現実を受け入れられずに心を壊してしまう。


バーディ3

友情が心を救う展開が良い


この映画で救いだったのは、その心を壊したバーディの側にアルがいたこと。

彼らは、高校時代、常に一緒に過ごした親友だった。

それでも、バーディとしてはアルが「鳥になりたい」と真剣に思っている自分を受け入れてくれるか心配だった。

だから、バーディは、アルが昔話をするのを聞きながら、心を開くことができなかった。

しかし、アルが全てを捨ててバーディと共にいると宣言した時、バーディはアルのために覚醒する。

なんか、この最後、バーディがアルに話しかける姿にホッとしたわ。

もう、一生、話さないんじゃないかと思ったよ。


バーディ6

出演者はニコラス・ケイジとマシュー・モディーン


主人公のアルを演じるのは、ニコラス・ケイジ

この映画は、今から30年前の映画。

んもう、ニコラス・ケイジが若い!!(笑)

ちょっと調べたら、名作「月の輝く夜に」より前の作品で、ブレーク直前の作品だった。

なんか、高校生を演じているっていうのが、ちょっと信じられなかったよね(笑)

ニコラス・ケイジの最近の作品には、「スノーデン」、「キック・アス」、「コンテンダー」、「ロード・オブ・ウォー」など


バーディ5


アルの親友、バーディを演じているのは、マシュー・モディーン

30年前の映画を見て、「マシュー・モディーンって、こんなに繊細な人だったのか!!」と、今さら気付いた。

この当時すごく人気があったのが、今頃よく分った(笑)

最近は、脇役でしかあまりお目にかからないけど、お元気なんだろうか…。

代表作には、「メンフィス・ベル」、「フルメタル・ジャケット」など

バーディ4

最後に救いがあってよかった


最後の最後、思わずニヤッとして終了する。

最後に笑いがあって良かった。

やっと自由になれたバーディとアルの希望を感じるラストシーンだった。

しかし、男子の友情っていうのは良いなぁと、こういう友情モノを見るといつも思う。

「あの時は悪かった」の一言で、過去の傷が癒されるなんて素敵だよね。

最後のバーディがアルに見せた笑顔が印象的な終わり方だった。



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