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とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


カテゴリ:ジャンル > パニック



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アメリカの竜巻の恐ろしさを描いたパニック映画「イントゥ・ザ・ストーム」をWOWOWで観た

あぁぁぁ怖かった。怖すぎて泣きそうになった。見てる間は体が固まって動かなかった><

この映画の存在自体を知らなくて、WOWOWでやっているのを何気なく見てみたら、すごく怖くてビックリした ><

怖い映画が好きな人にはお勧めだけど、心臓が弱い人には無理には薦めない・・・そんな映画

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「イントゥ・ザ・ストーム」予告編 動画

(原題:Into the storm)



更新履歴・公開、販売情報

・2015年9月6日 WOWOWで観た感想を掲載。

・2019年6月26日 午後のロードショーでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者


〇サラ・ウェイン・キャリーズ
…(ドラマシリーズ「プリズン・ブレイク」など)

…(「ブリグズビー・ベア」など)

〇アリシア・デブナム=ケアリー

〇アーレン・エスカーペタ

〇マックス・ディーコン

〇ネイサン・クレス

〇ジェレミー・サンプター

〇リー・ウィテカー

〇カイル・デイビス

〇ジョン・リーブ


監督

スティーヴン・クォーレ
…(「ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!」など)


2014年製作 アメリカ映画





あらすじ


高校教師のゲイリー(リチャード・アーミティッジ)は、二人の高校生の息子と三人で暮らしている

今日は、高校の卒業式で、息子たちはその卒業式の様子をビデオで撮影をする予定

一方、テレビのトルネードハンターのメンバーで、竜巻の気象予測を研究しているアリソン(サラ・ウェイン・キャリーズ)は、大きな竜巻の発生をキャッチし、ゲイリーたち親子が通う学校の方角へ向かっていた…。


映画「イントゥ・ザ・ストーム」



感想(ネタバレあり)


あまりの竜巻の恐ろしさに、叫び声をあげて見ていた・・・


「うぉっっーー」「えぇぇぇぇぇぇぇぇ」「やめてぇぇぇぇぇぇぇ」「こわいーーーーー」

これは、私がこの映画を観ながら発した叫び声(実録)(笑)



ただ、ひたすらに竜巻の恐ろしさを撮った映画で、その竜巻が生きてるみたいに動き回って本当に恐ろしく、叫び声を上げてしまった…。

竜巻って、竜が巻くって書くよね。

なるほどと思った。



何もかも吸い込んで、吹き飛ばし、火を起こし、全てを破壊して去っていくんだから・・・これは、竜の仕業!

そこに、確かに竜がいた!



映画「イントゥ・ザ・ストーム」



一番怖かったのは、最後に出てきた超巨大竜巻の威力!


この映画「イントゥ・ザ・ストーム」には、いろいろと怖いシーンがあって、どれを思い出しても怖いけど、やっぱり一番怖かったのは、最後の最後に出てきた超巨大竜巻。



竜巻の威力でどんなものでも、どんなことをしても吹き飛ばしてしまう恐ろしさを描いている。

みんなで地下に埋められた巨大な水道管の中に避難するんだけど、それでも、みんな飛ばされ始めて・・・お父さんまで飛ばされそうになって・・・。

なんか、見ている私まで飛ばされちゃいそうな気分になってしまって、体がこわばってしまった・・・><



こういう災害時っていうのは、その時のリーダー的な人の冷静な判断が何よりも大切。

判断一つ間違えたら、その場にいる全員が帰らぬ人になってしまうことだって考えられる。



今回は、全員高校から避難させるっていう判断が、何よりも一番大事な決断だった。

避難する、しないのやり取りを観ながら、東北の震災を思い出してしまった。



映画「イントゥ・ザ・ストーム」



ハンディカメラの映像が、YouTubeを見てるみたいでリアリティ倍増


この映画「イントゥ・ザ・ストーム」を最初から最後まで面白く見られたのは、徹底してドキュメンタリータッチで描いていたから。



本当に素人が使うようなハンディカメラで撮影して、私たちは、YouTubeでその画像をリアルタイムで見ているような感覚でこの映画を観る。

その、ガサガサとした映像が、妙にリアリティがあって、すごく怖かった。



最初から最後まで、竜巻の周りをウロチョロしてた、おバカなYouTuber二人組も、なんだか、アメリカにいそうな二人だった。

そうそう、なんか、こういう人たちって結局生き残っちゃうんだよねっていうのも、皮肉で、妙にリアルだった。


映画「イントゥ・ザ・ストーム」



もしも、こんな竜巻が東京に来たら・・・少しでも環境問題を考えるきっかけになれば・・・


少し前の映画にも「ツイスター」っていう、トルネードハンターを描いた映画があったけど、あれよりは、この「イントゥ・ザ・ストーム」の方が面白かった!

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あの「ツイスター」の頃に比べて、トルネードは大きさも大きくなっているし、ドンドン予測不可能になってる。



今回の映画の中で、一番心に残ったセリフは

「トルネードは、これまで起きなかったところで起きるようになった。例えば、ロンドン、LA、シカゴ・・・これからは、どんどん予測不可能になる・・・」



私は、そのセリフを聞きながら東京はどうなんだろう・・と思った。

トルネードが起きるような地形ではないから、あんなに大きなのは、まず来ないとかあるのかもしれないけど。

この映画を観て、少しでも今の環境問題について、考える時間ができればいいんじゃないかと思う 。



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映画「ディストピア パンドラの少女」を映画館で観た。

疫病により人類が滅亡しつつある世界。人類の希望は、ある1人の少女の命にかかっていた…。


満足度 評価】:★★★★☆

単なるゾンビものかと思いきや、一味も二味も違っていて、予想外に面白い作品だった。

一人の少女の純粋な好奇心が人類を破滅に導くという展開が特に気に入っている。

自然は常に進化し続け、地球を破滅へと導く人間をいつか滅ぼそうとするのかもしれない。


「ディストピア パンドラの少女」予告編 動画

(原題:THE GIRL WITH ALL THE GIFTS)




更新履歴・販売情報

・2017年7月7日 映画館で観た感想を掲載。

・2018年7月2日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、ネット配信、DVD共に販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者

〇セニア・ナニュア

ジェマ・アータートン
…(「人生はシネマティック!」)

パディ・コンシダイン
…(「チャイルド44」、「パレードへようこそ」など)

グレン・クローズ
…(「天才作家の妻 40年目の真実」、「セブン・シスターズ」、「ギリー・ホプキンズの不機嫌な日常」、「エアフォース・ワン」など)

監督

〇コーム・マッカーシー

原作

〇M・R・ケアリー


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2016年制作 イギリス・アメリカ合作映画



ディストピア_パンドラの少女



あらすじ


人類に寄生するキノコの真菌が世界に蔓延し、寄生された人間は「ハングリーズ」と呼ばれるゾンビになり、人間を含めた動物の生肉を捕食するようになってしまった。

その真菌の寄生から人間を守るワクチンの生成について研究しているコールドウェル博士(グレン・クローズ)は、1人の少女メラニー(セニア・ナニュア)の身体から細胞を採取しようとしていた。

しかし、メラニーの担任をしている教師ジャスティノー先生(ジェマ・アータートン)が博士を止めようとした時、研究所はハングリーズの大群に襲われてしまう。

ハングリーズから逃げるため、ジャスティノー先生はメラニーを連れパークス軍曹(パディ・コンシダイン)の乗る車に乗ったところ、コールドウェル博士もその車に乗っており…。



ディストピア_パンドラの少女2



感想(ネタバレあり)


キノコが人間に寄生しゾンビ化させる!?


前半は「バイオ・ハザード」のようなパンデミックから始まったゾンビものといった雰囲気で、正直、大量のハングリーズ(ゾンビ)が襲ってきた時は、「なんだ、これはよくあるゾンビものか」と思った。

基本的にそういう、ひたすら撃ちまくり、殺し合うだけのような映画はあまり好きではないので、「もしかしたら、これは失敗映画かも」とすら思った。



ところが、映画を見続けていくと、このハングリーズはこれまでの映画でよくあった「あちこちから大量に湧いてきて、ひたすら人間を襲う」というタイプのゾンビとはちょっと違うことに気付く。



まず、ハングリーズは「音と匂い」にとても敏感で、周りにハングリーズしかいない時は動かない

道端で何もせず突っ立っている。

非常にコスパの良いゾンビで、体力を無駄に消耗しない。

動いたら動いただけエネルギーが必要になるから、周りに獲物がいない時は基本動かない。



人間は、そんなハングリーズの習性を知っているので、匂いを消す「ブロッカージェル」を体に塗って彼らに気付かれないようにしている。

このハグリーズとは、キノコの真菌が人間の身体に寄生しゾンビ化したもの

人間がこの真菌に感染すると、脳にキノコが生え、脳はそのキノコによって思考停止し、人間はゾンビ化するのだ。



その後、キノコを成長させるために、エネルギーを人間や動物の生き血、生肉から摂取する。

そして、そのキノコが成長すると、ゾンビとしての活動を終え、キノコの菌床(培地)へと変化する。

成長したキノコは口の中から外へ出て、上へ上へと伸び続け(ジャックの豆の木のように)、やがて種を付ける



その姿は、まるでキノコの一種である「虫に寄生した冬虫夏草のようなもの」と言うと、ピンと来る人もいるかもしれない。

ゾンビ期のハングリーズは、いつもは何もせずジッとしているが、匂いや音を嗅ぎつけた瞬間、その方向に向かって襲いかかってくる。

この『キノコに寄生された人間』という点がよくあるゾンビと違っていて、非常に面白いところだった。



その説明をしているコードウェル博士(グレン・クローズ)に向かって、思わず「キノコってなんだよーーーー!!」と言いそうになった(笑)



ディストピア_パンドラの少女4



キノコと人間のハイブリッド版=セカンド・チルドレン=メラニー


それでは、コールドウェル博士が「人類の希望」だと言っているメラニーは一体何者なのか。

メラニーは、真菌に感染した妊婦から生まれた子供である。

妊婦が感染すると、お腹の中の子供も感染しハングリーズとなるが、母親の身体を食い破って生まれてくる。



そうして生まれてきた彼らは、身体とキノコが共生し、全く人間と同じままの状態である。

そんな彼らは、自然が生み出したキノコと人間のハイブリッド版であり、<セカンド・チルドレン>と呼ばれていた



コールドウェル博士は、彼ら<セカンド・チルドレン>の脳細胞に人類を真菌から守るDNAが含まれてると考え、そこからワクチンンを生成しようとしていた。

ところが、<セカンド・チルドレン>たちの教育を担当していたジャスティノー先生は、子供を殺してまでワクチンを生成することに耐えられなくなってしまった。



コールドウェル博士にとって、<セカンド・チルドレン>たちは実験台であり、貴重なワクチンの資源であるが、ジャスティノー先生にとっては可愛い教え子たちだった。

この、「見た目は人間と全く同じ」という点が、<セカンド・チルドレン>の最も優れた部分であった。



ディストピア_パンドラの少女3



メラニーには天使と悪魔が表裏一体で共存する


そのメラニー本人は、世界で起きているあらゆることに興味を持ち、美しい景色を見れば、そこへ行ってみたいと思うような普通の子供である。

お話が大好きで、特にジャスティノー先生が授業中にお話を聞かせてくれると、子供ならではの空想を膨らませ、その物語の主人公の気持ちを理解していた。



しかし、その反面、当然<セカンド・チルドレン>としての部分も持ち合わせており、お腹が空けば、道端にいる猫や鳥に襲いかかり、ムシャムシャと食べてしまう。

後半、猫を追いかけ始めたメラニーを見て、「あぁ、初めて見た猫に興味を持ったんだな」と思いきや、その直後にガブリといった時には、あぁ、そういえばこの子もハングリーズの1人だったんだと我に返ってしまった。



そんな風に、メラニーは表面は子供らしい純粋さを持っていながら、その裏では、猫や鳥に襲いかかるような凶悪な面も持ち合わせているという天使と悪魔が表裏一体で同居する子供だった。

そして、その彼女の長所の一つだった「子供ならではの好奇心」が、人類を破滅させてしまう



人間に寄生するキノコの真菌の種は、固い殻の中に入っている。

コールドウェル博士がその種について、「人間の力では開けられないけど、火や水の力で開けることができる。だから、火事や洪水が起きたら、人類は滅亡してしまう」と話した時、好奇心旺盛なメラニーは「この話は本当かな?」と思った。

だから、どうしても試したくなってしまい、キノコの木に火をつけてしまったのだ。



コールドウェル博士が正しいなら、種が飛び出て人間は滅亡するはず。

自分が死んでワクチンを作るぐらいなら、人間は滅亡してしまえば良い。



メラニーの知っている人間たちはみな、安全なところにいるから大丈夫。

大好きなジャスティノー先生が生きていればそれで良い。



まさに、これが天使と悪魔が表裏一体で共存するメラニーそのものだった。

彼女の「ちょっとした好奇心」が人類を滅ぼすこととなってしまったのだ。



ディストピア_パンドラの少女5



メラニーにとっては希望でも、人類にとっては絶望を感じさせるラスト


実際、自然界には「タイワンアリタケ」という、アリに寄生してゾンビ化させるキノコがあるのだそう。

(参考:詳細は下記に添付のYou Tube「映画『ディストピア』蟻をゾンビ化させるキノコ・タイワンアリタケとは? 」)



それだけじゃなく、「殺人アリ」と言われるヒアリや、デング熱の発生など、ここ数年で、これまでなかったような自然の驚異を感じることがある。

もしかしたら、自然界は地球を破滅させる恐れのある人間を滅亡させようとしているのかもしれない。



「人類にとっての希望」だったメラニーが選んだのは、<セカンド・チルドレン>たちが生きていく社会だった。

それは、メラニーにとっては希望でも、人類にとっては絶望だった。

それでも、メラニーたちに教育をしていく道をジャスティノー先生が選んだのは、彼女もまた<セカンド・チルドレン>たちとの共存を選んだからだ。



元々、彼女はメラニーからワクチンを生成することを拒否していたのだから、彼女にとってはこれが自然の成り行きだったのかもしれない。

しかし、これまで地球上で大きな顔をして生きてきた人間が、最後には檻の中で隔離されながら暮らしている姿を見ると、まるで「猿の惑星」のラストを観ているような切ない気分になった。








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ハ・ジョンウ主演の韓国映画「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」を映画館で観た。

ある時突然起きたトンネル崩落事故。そこに閉じ込められた男性のサバイバルを描くパニック映画。


満足度 評価】:★★★★☆

次から次へと崩落していくトンネルの恐ろしさも面白かったが、その事故に対して何も有益なことをしようとしない政府、どんな小さなことでもネタにしようと待ち構えるマスコミ、被害者なのにひたすら頭を下げ続ける妻など、その周りの人たちの反応の描写が非常に興味深かった。



彼らの様子を見ていると、なぜ韓国でセウォル号事故が起きたのかが分かる気がする



「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」予告編 動画

(原題:터널)




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キャスト&スタッフ


出演者

ハ・ジョンウ
…(「1987、ある闘いの真実」、「お嬢さん」、「群盗」、「テロ、ライブ」、「ラブ・フィクション」、「ベルリンファイル」、「チェイサー」など)

ペ・ドゥナ
…(「ジュピター」など)

オ・ダルス
…(「朝鮮名探偵3 鬼(トッケビ)の秘密」、「殺人者の記憶法」、「MASTER マスター」、「国際市場で逢いましょう」、「朝鮮名探偵2 失われた島の秘密」、「朝鮮名探偵 トリカブトの秘密」、「7番房の奇跡」など)

キム・ヘスク
…(「黄泉がえる復讐」、「王の運命(さだめ) 歴史を変えた八日間」、「善惡の刃」、「お嬢さん」、「ソウォン/願い」、「カンチョリ オカンがくれた明日」など)

監督・脚本

キム・ソンフン
…(「最後まで行く」など)


2016年制作 韓国映画

韓国映画「トンネル 闇に鎖された男」


あらすじ


車のセールスマンをしているイ・ジョンス(ハ・ジョンウ)は、車で自宅に帰る途中に突然トンネルが崩落する事故に遭遇してしまう。

前も後ろも土砂で埋まってしまい、身動きがとれなくなってしまう。

その時に持っていたのはペットボトルに入った水が2本と娘のために買ったバースデイケーキ。

携帯電話は電波が弱いながらかろうじて通じる状態なのだが、充電の残りは78%。

そこから救急電話をかけて救助を要請したのだが…。



韓国映画「トンネル 闇に鎖された男」ハ・ジョンウ



感想(ネタバレあり)


利益優先の工事が引き起こす恐るべき人災事故


ある日突然起きたトンネルの崩落事故。

原因を調査した結果、打ち込まれているはずのボルトが打たれていないなど、利益優先の手抜き工事だったことが発覚。

そこから、その事故は起こるべくして起きた人災だったことが分かる。



そういえば、最近、同じような映画を観たなぁ…と思ったら、マーク・ウォルバーグ主演の「バーニング・オーシャン」だった。

バーニング・オーシャン」は、石油採掘工事の際に安全テストを怠ったために起きた火災事故を描いていて、こちらも人災の映画だった。

ただし、「バーニング・オーシャン」は実話で、この映画はフィクションという違いはあるけれど。



トンネルの中に閉じ込められた主人公のイ・ジョンスのライフラインは、ペットボトルの水2本、バースデイケーキ一つ、充電78%の携帯電話のみ。



本来ならば、真っ先にこのトンネルを建設した建築会社と設計会社が呼ばれて、このトンネルを最もよく知る者たちで、最も早い救出方法を探るべきなのに、彼らが全く登場しないのがとても不思議だった。

それは、韓国では当たり前のことなのか。



その分、彼の帰りを待つ妻、なんとか救い出そうと思う救助隊、何も有益なことをしようとしない政府、衝撃映像を待ち構えるハイエナのようなマスコミの姿などの描写に重点が置かれ、政府の無能さが浮き彫りにされる

ということは、事故の責任は建設会社よりも、政府にあるということなのか

それとも、建設会社は政府の庇護の元、責任を問われないということなのか…

その辺に韓国の社会事情が見えるような気がした。



韓国映画「トンネル 闇に鎖された男」ハ・ジョンウ



「つつましく」「腰低く」が求められる極東アジアの女性たち


そんな中、私が最もグッと来たのは、ペ・ドゥナ演じる主人公の妻セヒョンだった。

この事故で最も悲惨な目に遭っている被害者はイ・ジョンスである。

セヒョンは被害者の妻である。

にも関わらず、もっとも申し訳なさそうにしているのがセヒョンである。



救助隊のメンバーたちに頭を下げ、彼らのために食事の準備をする。

夫が帰ってくるまで、文句も言わずおとなしく待っている。

そんな彼女の姿に胸が締め付けられたし、彼女を見ているだけで泣けて仕方がなかった



同じ極東アジアで暮らす民族の日本人からしたら、そんなセヒョンの「申し訳なさそうな態度」も普通に見えてしまうかもしれない。

しかし、彼女は被害者である。

なぜ被害者の彼女がそこまで卑屈にならなければいけないのか。



前述した「バーニング・オーシャン」では、ケイト・ハドソンが主人公の妻を演じていたが、まるで違う。

ケイト・ハドソンは思いつく限り手あたり次第電話をかけ、夫が無事かどうなのかをひたすら確認し続ける。

そして、帰ってきた夫と水入らずで過ごすためのホテルまで用意されていた。



セヒョンはもっと声を大に訴えても良かったし、マスコミを利用して作業を急がせることだってできたはずだ。

しかし、そうではない「つつましい妻」の描き方に、極東アジアの国々が期待する「妻として女性像」を見た気がした



韓国映画「トンネル 闇に鎖された男」ペ・ドゥナ



セウォル号から浮かび上がる韓国「安全対策」への不安


そして、この映画を観ていて嫌でも思い出したのが、2014年4月に起きたセウォル号沈没事故である。

なぜならば、セウォル号沈没事故も利益重視で規定を大幅に上回る過積載をしたために起きた人災だったからだ。



その後、造船会社や運航会社だけでなく、救助が遅れたことや国の対応が問題視され、そこから朴槿恵元大統領の失墜が始まっていった。

さらに、それからしばらく手抜き工事が原因と思われる道路の陥没や電車の衝突事故などが続き、韓国の安全対策の在り方が問われるようになる。

その中で制作されたこの映画「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」があの事故と無関係なはずがない。



例えば救助隊。

主人公、イ・ジョンスの通報で駆け付けたは良かったが、彼を救出するのに一ヶ月という果てしない日数がかかっている。



しかも、途中で諦めようとしている。

これはちょっと日本では考えられない。

日本だったら現場の救助隊が自衛隊の応援を要請し、遅くとも2~3日で救助できたはずだ。



これが韓国の救助隊の「遅さ」を表し、その結果、助かるはずの人が亡くなってしまう



さらに、埋まっているはずのボルトがなかったり、7基あるはずの送風機が6基しかないという手抜き工事も発覚。

これが「韓国の公共事業の実態」なのだ。

これは「もしもトンネル崩落事故が起きたら」というシミュレーションの映画であるが、公共工事のずさんさと、救助作業の遅さにより、助かるはずの人が助からないことを暗示している



韓国映画「トンネル 闇に鎖された男」



政治家が必要とされるのは支持率をアップさせる演技力


もちろん、被害者を増やす要因は公共工事のずさんさや救助隊の遅さだけではない。



この映画の中で、キム・ヘスク演じる大臣は、無能な政府の象徴として登場する。

彼女は救助隊に対して「早く救助しろ」というだけで、具体的な対策は何一つ出さない



ただ沈痛な表情を見せながらマスコミの前に登場し、「悲しんでいる大臣」を演じきる。

決して大声でしゃべろうとせず、言いたいことは周りにいる役人たちにささやくのみである。

「沈痛な表情を演じきり、マスコミの前で余計な言葉を発しない」という彼女のマスコミ対策は完璧である。



しかし、大臣が来るというだけで現場の人たちの手が止まるのなら、彼女の存在はハッキリ言って無駄である。

それもそのはず、彼女はマスコミの前で支持率アップのための演技をするためだけに現場に登場するのである。



そして、現場では一刻も早く救出が待たれる人がいるというのに、大臣出席の元、意味のない「現状報告のみの会議」が開かれる

一体、それは誰のための会議なのだろうか。

生きている人がトンネルの中に埋まっているというのに



利益重視のために手抜きの公共工事が行われ、救助隊の作業は遅々として進まず、政府は支持率アップのための演出に必死になっている。

それこそが、韓国社会の機能していない「安全対策」メカニズムなのである。





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ジョン・キューザック主演の映画「2012」をWOWOWで観た。

2012年(もう過ぎちゃってるけど)に、マヤ文明が予言した世界の終わりがやってくるというお話

退屈だったなぁ~。私には何を楽しめばいいのかよく分からない映画だった

「2012」予告編 動画

(原題:2012)




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あらすじ

売れない作家のジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は、離婚した妻との間にいる子供たち二人を連れ、イエローストーン国立公園へキャンプにでかける

しかし、いつも行っているキャンプ場が立ち入り禁止になっており、それでも中に入ったジャクソンたちは、軍隊に連れ出されてしまう

何かがおかしいと感じたジャクソンは、イエローストーンのラジオ局でDJをしているチャーリー・フロスト(ウディ・ハレルソン)に会うと、彼は「イエローストーンの池が干上がっているのは、世紀末の始まりだ」と言い、その日、LAの湾岸沿いの街に地割れが起き、ジャクソンたちは、急いでLAへ戻るのだが・・・

2012

感想(ネタバレあり) 地球崩壊!映像は本当に素晴らしい

世界中が崩壊していく映像は、本当に素晴らしかったと思う

目の前の地面に地割れが起きているみたいな錯覚を感じるぐらいリアリティあったし、マグマの噴出も怖かった

ヴァチカン宮殿やホワイトハウスが崩壊していくのもすごいと思ったよ

でもね、その映像以外の部分が、どうにも気に入らなかったんだよね

2012_2

ノアの方舟に乗れるのは、政府関係者かお金持ちのみ

何よりもまず、気に入らないかったのは、世界の終わりが近づいているっていうときに、「助かる資格」があるのは、政府関係者、もしくは、スゲー高い金を払って、「世紀末の方舟」の乗船券を変える人のみ

で、また、その人たちが、まるで当然のような顔をして舟に乗り込むわけ。

「は??あなたたちは何様ですか??」

いや、本当に地球と人類の未来を考えるのであれば、あなたたちのような年配者よりも、血気盛んな若者たちを乗せた方が、将来の糧になりますよ。マジで(笑)

種の保存を考えるのであれば、世界中の各国で優秀な遺伝子を持つものを選抜するぐらいの気合でやってくれないと困るよね(笑)

2012_3

津波で地球は海の下?いつ海水が増えたんだっけ??

さらに、気に入らないのは、世界中が津波で海に覆われるって話

そこのところ、物理学的に何が正しいのかよく分からないんだけど、私が知っている知識では、

地球の表面積の割合は 海:陸=7:3 だよね

でね、どんだけデカい津波が来ようが、海の量が増えない限り、この割合は変わらないはず

だからね、とてつもなくデカい津波が来たとしても、一面が海の下ってことは無いワケ。

どう考えても

東北の地震の時だって、海のしたに埋もれちゃった町なんか、一つも無かったでしょう~

もしも、物理学者の人が、「いやそれは、マグマ活動が活発になって、地殻変動が起きたら、そうなることもあるんです」って言うのなら、ごめんなさい。私が間違っていました。

でも、そのことに関して、この映画は全くの説得力無し

2012_4

パニック映画にありがちなパターン。「邪魔者はどさくさに紛れて消してしまえ」

さらには、主人公のジャクソンは、離婚した奥さんに未練タラタラ。

できることならやり直したいと思っているけど、奥さんには新しい旦那がいるから無理って思っていたら、

なんとも都合よく、このパニックのどさくさに紛れて、奥さんの新しいパートナーが死んでしまう

この「邪魔な奴は消してしまえ方式」、パニック映画とかではありがちなパターンで、

しかも、映画のラストには、ジャクソンと元奥さんが当たり前のように夫婦面してるの

こういう、なんとも浅はかな人間関係の描き方。

好きじゃないんだよね

2012_5

ジョン・キューザックじゃなくても良かったよね・・・。ウディ・ハレルソンはインパクトあり

主人公のジャクソンを演じるのは、「ニューオーリンズ・トライアル」「コン・エアー」のジョン・キューザック

正直、この映画「2012」のジャクソンは、誰でもできる役だったので、ジョン・キューザックは、ジョン・キューザックにしかできない役を選んでやって欲しいなと思う

この映画「2012」の中で美味しいなと思ったのは、ちょっとクレイジーなDJをやったウディ・ハレルソン(「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」、「ハンガー・ゲーム」シリーズ、「ファーナス/訣別の朝」)だな~

ウディ・ハレルソンは、真面目な役よりも、こういうちょっとイカレた役が良く似合う人だよねぇ

あのイエローストーンのシーンは面白かったわ。

是非、殺さないで生かして欲しいキャラだった

監督は「デイ・アフター・トゥモロー」、「インディペンデンス・デイ」「ホワイトハウス・ダウン」のローランド・エメリッヒ

あの~、監督はホワイトハウスを壊すのは何回目ですか・・・??って思わず質問したくなっちゃうぐらい、ホワイトハウス壊してる(笑)

それぐらい、スケールの大きな作品が好きだし、よく似合う監督さんだよね

2012_6

スケールが大きいのは結構だけど、人間描写も忘れずに

さて、さて、いろいろと文句を言ってしまったけれど

これだけスケールの大きな映画を作れてしまうのも、ハリウッド映画の凄さだよね。

もう、そこは誰にもマネできないところ

だからこそ、もっと人間模様とか、その内面とかに気を配ってもらえると、もっと良い作品ができるのになぁ



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ドウェイン・ジョンソン主演の映画「カリフォルニア・ダウン」をWOWOWで観た。

カリフォルニアに巨大地震!その時、救難救助隊の家族の命に危険が迫り!?

【満足度 評価】:★★★☆☆

地震を再現した映像には迫力があって、目を見張る!!しかし、ストーリー展開にリアリティなし。

出演:ドウェイン・ジョンソンカーラ・グギーノポール・ジアマッティ、アレクサンドラ・ダダリオ、ヨアン・グリフィズ

監督:ブラッド・ペイトン

「カリフォルニア・ダウン」予告編 動画

(原題:SAN ANDREAS)





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あらすじ


LAで救難救助隊をしているレイ・ゲインズ(ドウェイン・ジョンソン)は、妻エマ(カーラ・グギーノ)、娘ブレイク(アレクサンドラ・ダダリオ)と別居中で離婚まで秒読みの状態ある。

その日は、娘をサンフランシスコまで送る予定だったが、ネバダで地震があったとの知らせがあり、緊急出動となってしまった。

そんな父の立場を理解している娘のブレイクは、母の恋人ダニエル(ヨアン・グリフィズ)のプライベートジェットでカリフォルニアへ向かう。

そして、ネバダへ向かうヘリコプターの中、約束を守れなかったことが気になっていたレイは、エマへ電話をかけると、まさにその時、LAでも大規模な地震が起きていた…。

「カリフォルニア・ダウン」予告編 動画 その2




実は、日本公開は無期延期になっていた


聞いたところでは、2015年の5月に公開された時、世界57か国でオープニング1位を記録したそうで・・・

へぇ~他の国ではもう上映しているのに、日本だけは5月に公開されなかったのか…。

と思ったら、そうではなく、本当は日本でも今年の5月30日に公開予定だったものが、急遽無期延期になっていたらしい

その理由は明らかになっていないが、恐らく、予告編の冒頭にある

「本作には地震・津波のシーンが含まれています」の部分

日本人への配慮が万全じゃなかったってことなんだろうなと勝手に解釈した

カリフォルニア・ダウン

ストーリー展開にリアリティなし

どんなに素晴らしい映像を見せてくれたところで、ストーリー展開にリアリティがないと作品にのめり込むことができない

残念ながら、この映画を観た率直な感想を言えば、全く心に響かない作品だった。

主人公のレイは、救難救助隊の仕事をしている。

日本でも、地震だけではなく、水害や、台風の被害などで現地で緊急対応する救助隊の姿をよく見る。

中には、人命救助の最中に命を落とすことも少なくなく、本当に素晴らしい仕事をされている方たちだといつも思っている。

ところが、このレイは、カリフォルニアで前代未聞の規模の地震が起きた時、大勢の人の命が危ぶまれる現地へは向かわず、なんと!真っ先に家族の元へと向かっている

なんという身勝手な…。

家族のことを心配し、心に思いながらも自分の任務を全うし、より多くの人たちを助けるのが彼らの仕事なのに、家族の人命救助のためにヘリコプターを私物化するとは…

思わず、そりゃねーよーーーと言ってしまうストーリー展開だった。

救助隊員が、誰よりも家族を助けたい気持ちは一緒。

だからといって、みんなが家族を助けに向かってしまったら、救助隊の仕事は誰がするのか…?

こういうあり得ない展開は、とてもしらけてしまう。

カリフォルニアダウン2

映像には迫力とリアリティあり!

しかし、映像の迫力には目を見張る!!

恐らく、ここだけは日本の地震の映像などを参考にして、とても研究して作られたと思われる。

特に、津波の映像はリアリティがあり、コンテナ船のよう大型船が津波に乗って陸に上げられるシーンでは、東北の震災を思い出してしまった。

他にも、この映画の原題になっているサン・アンドレア断層の地割れや、橋やビルの倒壊の映像にはリアリティがある。

地震に対して、いろいろなトラウマを抱えている人たちは、これらのリアリティがある映像はかなり観ていて辛いものがあるんじゃないかと思う程なので、そういう方々にはおススメしない。

カリフォルニアダウン3

出演は人気俳優ドウェイン・ジョンソン

主人公のレイを演じるのは、ドウェイン・ジョンソン

現在、アメリカで最も忙しい俳優の一人。

最近は、元プロレスラーというよりも、俳優のと言った方がしっくりくるようになってきた。

あの腕っぷしの強さは、倒壊してきた瓦礫をひょいと持ちあげそうな雰囲気があるので、こういう役にはピッタリ。

他の出演作には、「スカイスクレイパー」、「ワイルドスピード」シリーズ、「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」など

カリフォルニアダウン

もし、私が地震に遭ったら、その時どうする??

まぁ、まぁ、そんなリアリティのない映画だけども、「いつか巨大地震が私が住む関東にもやってくる」と思いながら観た作品だった。

とりあえず大きな地震が起きたら、机の下に隠れようとか、収まったらどこへ避難すればいいのか、家族との連絡はどうするのか…など

「私だったら、こんな時はどうする?」と考えながら観ていた。

なので、避難経路やその時に対処の仕方などを、もう一度確認し直す意味でも、観る価値がある作品なのではと思う。

でも、こういう映画は、世界に地震の恐ろしさを伝える意味でも、経験者である日本こそが作るべき作品なのかもしれない。




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チャン・ヒョク、スエ 主演、キム・ソンス監督の映画「FLU 運命の36時間」をWOWOWで観た

面白かったな~。この映画。

中国から鳥インフルエンザ変異型が韓国へ渡ってきて、パンデミック発生!!

ついこの間のMERSの韓国での流行を思い出しながら観た。

怖かったし、緊迫感もあったし、チャン・ヒョクもかっこ良かったな~

「FLU 運命の36時間」予告編 動画

(原題:감기(風邪))



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あらすじ


韓国ソウルの郊外にある盆唐地区へ、あるコンテナが到着する。

その中には、中国香港からの不法入国者がギュウギュウ詰めにされているはず。

しかし、扉を開けてみると、中は死体の山となっていた・・・

そして、ただ一人の生存者が、そこから逃げ出して行方をくらましてしまう・・・

ちょうど同じ時、盆唐地区の救急隊員ジグ(チャン・ヒョク)は、車の事故から女医イネ(スエ)を救ったことで、彼女とその娘ミルと親しくなっていた

その翌日、ジグはミルから、あるショッピングモールへ呼び出しを受けるが、そこは、前日に着いたコンテナの生存者から発生した謎の風邪が蔓延し始めていた・・・

flu

感想(ネタバレあり)


未知のウイルスが大流行するっていうのはSFではなく現実的な話


現実の話として、パンデミックにはならなかったものの、この間のMERSの流行もあったし、エボラ出血熱もアフリカから他の大陸へ渡り始めている。

未知のウイルスがある日突然大流行するっていう話は、あながち非現実的なものでも、SFの世界だけでの話でもなくなってきた。

そう思いながら、観ていると、この映画で起きているようなパンデミックが、「実際に起きてもおかしくはないな」と思う

だからこそ、もし自分がこの立場だったらどうしよう・・・とか、本当に感染力の強い未知のウイルスが発生したらどうしよう・・・とか考えながら観てしまう

そう思うと、怖いよねぇ、嫌だよねぇ。

もう、こうなったら、いっそのこと死んでしまった方がいいかもね・・とか、考えてしまう・・・



flu2



日本人と似ているようで、日本人とは違う行動をするのが韓国人

この鳥インフルエンザの変種によるパンデミックを描いた映画は、とても面白い映画だった

中でも、登場人物たちの行動を観察するのが、特に面白かった

韓国人と日本人は、見た目はよく似ていても、性格的に少し違うところがあるから、韓国と日本で同じことが起きても、恐らく、日本ではこうはならないなと思うことが度々

例えば、スキンシップ

韓国人は、「アジアのイタリア人」と呼ばれる程、とても情熱的な国

だから、スキンシップの回数が日本人より遥かに多く、とても濃密

恋人同士だけでなく、親子同士でキスをするのも、ハグをするのも当たり前。

他人同士であっても、人と人の距離は日本人のそれよりも、ずっと近い

だから、彼らのスキンシップ過多な行動を観ていると「あぁ、これはウィルスが大流行するわ」って、つくづく感じながら観てた



flu3



肉親とハグをするのが当たり前の国での出来事

そのことで印象に残ったシーンが一つ

感染地区の制圧に向かった兵士たちのうちの一人が、感染者の中に自分の母親を見つけてしまう

本当は、その地区に住んでいないのに、たまたまその日はそこに住んでいる友人を訪ねたという

兵士はその瞬間に、自分の母親はこの後殺される運命にある、と知ってしまう

そして、彼は思わず防護マスクをはずして母親の顔に自分の顔を寄せ抱きしめてしまう

その「思わず防護マスクをはずしてハグ」という行為が、日本人からしてみたら「あぁバカなことして」って非難されるようなことなのかもしれない

でも、それを韓国人がするのは、すごく当たり前のことなんだろうなと、納得しながらそのシーンをみた

もしかして、だからこそ、MERSが近親者の間で急激に流行ったんじゃないかなと思う

日頃から、ドラマや映画で観ていて羨ましいとすら感じている、韓国人の情熱的な感情表現も、こういう時には、本当にあだになってしまうのかもしれない



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ありがちなストーリーを面白くしたのは、俳優たちの力

正直な話をすれば、話の内容はアメリカ映画の「アウトブレイク」とさして内容は変わらない

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でも、それでも面白いと思えたのは、収まることのない未知のウイルスへの恐怖と、個性ある登場人物たちの存在だった

主役の救急隊員ジグは、ある日一目ぼれしてしまった女性イネと、その娘ミルを、自分の命すら捨てる覚悟で守ろうとする

そのジグを演じたのは、「愛の棘」「英語完全征服」「僕の彼女を紹介します」のチャン・ヒョク

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そして、彼が一目ぼれする女医イネには「夏物語」のスエ

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チャン・ヒョクの、その母と娘を命がけで守りますっていう姿が、すごくかっこ良かったよねぇ

プラス、何よりも自分の娘ミルを守ろうとする母役のスエも良かった

女医イネがミルを守ろうとする姿に、何度も泣きそうになった

そして、監督は「武士-MUSA-」「英語完全征服」のキム・ソンス

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良い俳優さんがいて、良い女優さんがいて、面白いストーリーがあって、最初から最後まで、緊張感が解けることなく楽しめる作品になっていた



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きっと、いつの時代もヒーローが現れると信じてる

きっと、今すぐではなくても、ある日、こんな風に、誰も知らないインフルエンザがどこからか生まれて、大流行しちゃうってことがあるかもしれないよね

明日かもしれないし、10年後かもしれない。

しかし、私は楽天家だから、たとえそんなことが起きたとしても、この映画のように、ウィルスに勝つ血清を作ってくれる科学者がヒーローのように現れると信じてる





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スティーヴン・ソダーバーグ監督作品「コンテイジョン」をWOWOWで見た。

【満足度】:★★☆☆☆

感染症の脅威とパニックを描いた映画と言われて、緊迫感があって、怖い映画なのかなと思って見たら、そうでもなく、期待外れな映画だった


「コンテイジョン」予告編 動画

(原題:Contagion)




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あらすじ

べス(グィネス・パルトロウ)は、香港へ出張後、アメリカへ帰国。その翌日、痙攣を起こして倒れ、そのまま死亡してしまう。そして、その息子もまた、急死。二人は、謎の感染症にかかっていたことが分かった。

夫のミッチ(マット・デイモン)と、その日、家にいなかった娘は感染症にかからず、運よく生き延びた。CDCでは、エリス博士(ローレンス・フィッシュバーン)の指示の元、エリン(ケイト・ウィンスレット)が国内を調査し、WHOでは、レオノーラ(マリオン・コティヤール)が香港の調査を始める

一方、YouTube の動画で、誰よりも早くその感染症に気付いたフリージャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)は、自分のブログにその感染症のことを書き始め、国民をあおり始める

また、ベスとその子供から始まった感染症だったが、二人が接した人たちから徐々に感染者が増え始め・・・


感想(ネタバレあり) なぜ恐怖を感じないのか・・


映画「トラフィック」で、麻薬の密売ルートと、その中毒の怖さを描いたソダーバーグ監督が、今回は、未知の感染症の広がるルートと、その感染力について描いた

「トラフィック」の時は、何をやっても止められない拡大の恐怖と、いつ、身近な人間に訪れるか分からない中毒の恐ろしさがあった

今回は、感染の拡大の恐怖と、感染力の恐ろしさがピンと来ない

それには、理由がある。
「トラフィック」は実際に起きている話がベースにあるけれども、この「コンテイジョン」は、あくまでもフィクション。

「エボラ出血熱」だとか、「MERS」だと言われても、水際で食い止められているのが、現状で、ここまで感染が拡大する恐怖を私たちは、体験したことがない。

となると、その恐怖を想像するしかない

しかし、映画の中では、この感染症が飛沫感染なのか、それとも触っただけで、感染するのか、どんな感染症で、どんな症状なのか、その説明が一切無いので、ここも、想像するしかない

となると、どんな怖い病気が感染しているのか、イマイチ伝わってこない・・・

もっと、分かりやすく、べスが香港で合った人、全員が死にましたとか、同じ飛行機に乗った人のうち、何人が感染しましたとか、そういう描き方をしてくれたら、感染力の強さとか、そのスピードとかを計り知ることができたのに

それすらも、想像しろと言われても、「なんとかなるんじゃない??」と、思ってしまう(笑)

コンテイジョン



暴動と略奪が起きない国に住んでいるからこその違和感


この映画では、感染の拡大によって起きる、人間たちのパニック、騒乱、略奪を描く

しかし、几帳面で丁寧な日本人からすると、配給の順番のルールも決めず、並んでいても順番を守ることもできず、隣の家が空き家だったら、平気で食べ物を取って行っても良いと思っちゃってる国のパニックぶりには同情できない・・・(笑)

パニック状態だからこそ、しっかりとした秩序が必要だから、せめて映画では、その秩序をまず提案した上で、そこで起きた反乱にすれば、まだ良かったものの、いきなり、暴動と略奪ありきで描かれていると、そこもまた、あぁ~あぁと呆れてしまう


汚いジャーナリストがいるのは、世界共通(笑)


しかし、いろいろ文句を言ってしまったけれど、気に入って見ていた部分もあった。

それは、ジュード・ロウ演じるジャーナリスト・アラン。

彼は、YouTubeで「私はこの薬を飲んでいます」と言って、自作自演で感染症が治ったふりをし続ける

それを見たネット市民たちは、こぞって、その薬を買い始める。

アランの懐には、がっぽりと製薬会社からお金が入ってくるというカラクリ。

それは、リアルにそういうバカジャーナリストが出てきそうな気がするんだよね。

「私はこの薬を飲み続けて癌が治りました」と言ってる宣伝広告とまるで一緒。

実際に、こういう状況になったら、金もうけを考えて、手を打とうとする製薬会社の人間絶対にいるよね

ジャーナリストは、それを暴かなきゃいけない立場なのに、乗ってしまっているという

そんなアランの描き方は面白くて、引き付けられた。それも、最後まで、図太く生き残ったのが良かった


オスカー監督ならではの、豪華出演者


それにしても、「トラフィック」でアカデミー賞を受賞したスティーヴン・ソダーバーグ(「ローガン・ラッキー」)だけに、キャスティングが豪華

マット・デイモン、グィネス・パルトロウ(「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」)、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレット(「スティーブ・ジョブズ」、「ネバーランド」など)、マリオン・コティヤール(「愛を綴る女」、「インセプション」、「マリアンヌ」、「たかが世界の終わり」)、ローレンス・フィッシュバーン(「ジョン・ウィック チャプター2」、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」)などなど。

あの、グィネスが最初にちょっとだけ出ただけで、死んでしまったのには、ビックリ (^^;

あと、マット・デイモンがちょとぽっちゃりしててビックリしたのと、マリオン・コティヤールを見れたのが嬉しかったかな~

監督も、俳優陣も豪華だけど、特に、これと言ってみるべきところは無い・・映画・・かなぁ・・・


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