とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


カテゴリ:ヨーロッパ映画 > ドイツ映画



ドイツ映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」を映画館で観た。

第二次世界大戦下のドイツのベルリンに潜伏し、終戦まで生き延びたユダヤ人たちのインタビューと再現ドラマで描いた作品。


満足度 評価】:★★★★☆

心に強く残ったのは良心を失っていなかったドイツ人達がいて、彼らの存在は絶望的な時代の中で希望だったこと。

生存者たちの証言があるからこそ、余計に真実味がある。

危機的状況での人間性を考えさせられる作品だった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ヒトラーを欺いた黄色い星』予告編 動画

(原題:Die Unsichtbaren)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年8月11日 映画館にて鑑賞。

・2018年9月10日 感想を掲載。

・2019年8月15日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、ネット配信、DVD、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

〇マックス・マウフ

〇アリス・ドワイヤー

〇ルビー・O・フィー

〇アーロン・アルタラス

〇ヴィクトリア・シュルツ


監督・製作・脚本

〇クラウス・レーフレ


2017年製作 ドイツ映画



映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」



あらすじ

1943年6月19日。

ベルリンで暮らすユダヤ人たちは、収容所へと送られ、ナチスドイツのゲッペルスは「ベルリンからユダヤ人を一掃した」と宣言。

しかし、7,000人のユダヤ人がドイツ人のフリをしてベルリンに潜伏し、その中で1,500人が終戦まで生き延びた。

この映画では、実際に生き延びた人々の証言と再現ドラマで「彼らがどのように生き延びたのか」を描く。



映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」



感想


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」 に掲載したものをご紹介します。


ヒトラーを欺いた黄色い星 (2017)


★★★★ [80点]「1人でも味方がいれば希望になる」

悪人とされる集団の中にも、良心を失っていない人はいて、戦争のような時こそ、そういう人たちが希望になると感じた作品。



タイトルにある「黄色い星」とは、第二次世界大戦当時、ドイツ軍がユダヤ人に身につけることを義務付けていたワッペンのようなもの。

その頃、ベルリンにいたユダヤ人は、1人残らずドイツの東側にある収容所へと送られた。

そのため、その「黄色い星」を身につけた人たちはベルリンに1人もいないことになっていた。



しかし、実際には、ベルリン市内に潜伏して生き延びた人たちが1,500人程度いたとされ、その中から4人の実話をインタビューと再現ドラマで描いた作品。

原題の「Die Unsichtbaren.」とは「透明人間」を意味している。

ベルリンに潜伏していたユダヤ人は、2~3年の間、そこで生活しながらも、存在してはいけない生き方をしなければならなかった。



ということは、周りの人たちの協力が絶対不可欠になる

最終的には、周りの人たちの個々の人間性が、彼らユダヤ人の生き死にを左右することになる。

もちろん、そこに潜伏して、息をひそめて生きていかなければならない人たちが一番気の毒だけれど、
私の心に強く残ったのは、そういう「協力してくれた人たちの温かさ」だった。



中には、同じユダヤ人の中にも、生きていくために同胞を裏切って、ナチに情報を密告していた人たちもいたのに、危険を承知で匿ってくれるドイツ人や、あえて、根掘り葉掘り聞かないドイツ人もいた。

戦時中のような危機の時こそ、そういう人間の本質が出るし、もしも、目の前にいる人が迫害されるようなことがあれば、私は、弱者の味方に立つような人間でありたいと思った。



潜伏していた人たちは、生き残ったからこそ、こうして映画化されたけれど、ユダヤ人だとばれて殺されてしまった人たちの方が多かったのだ。



これは、運良く生き残った人たちの証言を残した貴重な記録でもある。

彼らの証言を観ながら、私たちは「なぜヘイトクライムがいけないのか」を学ぶべきである。

一人一人の差別や偏見が、やがて、こうした虐殺へとつながっていくのが良く分かるからだ。



こんな表現は不適切かもしれないけれど、私はこの映画を観ながら、

「永久に鬼に見つかってはいけない鬼ごっこ」

をしている気分になった。

鬼に見つかった時は殺される時なのだ



それは、ホラー映画ではなく、実際にあったことであり、どれだけ恐ろしいことなのか、

誰でも想像がつくことだと思う。


Posted by pharmacy_toe on 2018/08/12 with ぴあ映画生活



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ドイツ映画「ニューヨーク 最高の訳あり物件」をネット試写会で観た。

ひょんなことから、ある男性の前妻と前々妻が同居することになってしまった状況を描くコメディ映画。


満足度 評価】:★★★★☆

前妻と前々妻の交流を通して描く女性の生き方と新しい家族の形。

自己中心的で神経質な前妻と、自由な前々妻。

対照的な2人のバトルが楽しい。

男女年齢問わず、何事にも依存せず自立している人は魅力的だと思った。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ニューヨーク 最高の訳あり物件』予告編 動画

(原題:Forget About Nick)


更新履歴・公開、販売情報

・2019年6月21日 ネット試写会にて鑑賞

・2019年7月22日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。詳しい上映劇場情報につきましては、下記の公式サイトをご確認ください。
 ↓
映画『ニューヨーク 最高の訳あり物件』公式サイト


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キャスト&スタッフ


出演者

〇イングリッド・ボルゾ・ベルダル

…(「帰ってきたヒトラー」など)

〇ハルク・ビルギナー

〇ティンカ・フュルスト


監督

〇マルガレーテ・フォン・トロッタ


2017年製作 ドイツ映画



映画「ニューヨーク 最高の訳あり物件」



あらすじ


モデルのジェイド(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)は、デザイナーに転身し、新たなスタートを切ろうとしていたところ、夫が家を出て行き、離婚を言い渡される。

ジェイドは傷心から立ち直れずに落ち込んでいたところ、夫の前妻のマリア(カッチャ・リーマン)がアパートへやってきて、一緒に暮らすことになってしまう…。

夫とよりを戻すため、なんとかマリアを追い出そうとするジェイドだったが…。



映画「ニューヨーク最高の訳あり物件」カッチャ・リーマン



感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」が掲載したものをご紹介します。


ニューヨーク 最高の訳あり物件 (2017)


★★★★ [80点]「40過ぎて、魅力的な生き方とは」


このコメディ映画、面白かった!

ニューヨークで暮らす元モデルの実業家ジェイド

彼女が、10年間連れ添った夫ニックと離婚すると、前妻のマリアがアパートに乗り込んできて、共に生活することに…



主人公のジェイドは40歳。

かつては、売れっ子モデルだった彼女も、夫は家から出て行くし、身体のラインも維持できなくなってきた。



これからの人生、どう生きていけばいいのか…。

と、途方に暮れた時に現れたのが、前妻のマリアだった。



彼女たちの夫であるニックがマリアと離婚した時に、慰謝料代りにアパートの権利の半分を譲渡していたのだ。

その後はジェイドが住んでいたのだが、突然、ドイツに住んでいるマリアがやってきて、権利を主張。



上昇志向が強く、自己中心的で、神経質なジェイドに比べ、自由で、家庭的で自然派のマリアはとても対照的。

だから、当然、2人は対立してしまう。



しかし、最も問題なのは、ジェイドがニックを忘れていないことにあるのだ。

精神的にニックに依存しているジェイドは、まだ、ニックが戻ってくると信じている。

けれど、マリアがいたのでは、ニックが戻ってこないじゃないかと思い、イライラしてしまう。



しかし、時間が経つにつれ、マリアの娘と交流したりしているうちに、ジェイドも、マリアに対して心を開くようになっていく。



そうして気づくのだ。

マリアの家庭を壊したのは、自分だったということに。

それはジェイドが他人に対して、思いやりを持った瞬間だった。



そこから、ニックへの依存心が薄れ、ジェイドは自立していく

その2人の姿を通して、女性として、見た目の美しさよりも、キャリアよりも、結婚よりも、大切な生き方とは何かをこの映画は教えてくれる



ダイエットをしているからと言って、ご飯に手をつけないジェイドよりも、自分で立ち上げたブランドのために、一生懸命になっている彼女の方が素敵なのだ

そんな彼女たちを見て、年齢を問わず魅力的な女性とは、自立して、目標を持って生きている女性だと思った

これは、生き方に悩んでいるアラフォー以上の女性たちにオススメ。


Posted by pharmacy_toe on 2019/06/25 with ぴあ映画生活




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ドイツ映画「帰ってきたヒトラー」を映画館で観た。

1945年、殺害される直前のヒトラーが70年の時を超えて現代にタイムスリップ!?現代のドイツを風刺するブラックコメディ。


満足度 評価】:★★★★★

この映画、最高に面白かった!!ゲラゲラ笑って、観終わった後にはいろいろ考えさせられた。

ここには何も着飾っていない素のドイツがあり、そこにはユーロでは優等生の彼らも移民にはやはりうんざりし、保守化が急速に進んでいる国の姿があった。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「帰ってきたヒトラー」予告編 動画

(原題:ER IST WIEDER DA / 英題:LOOK WHO'S BACK)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年9月19日 映画館で観た感想を掲載。

・2019年6月17日 「映画天国」での放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。

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「帰ってきたヒトラー」サウンドトラック

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キャスト&スタッフ


出演者

〇オリヴァー・スマッチ


〇クリストフ・マリア・ヘルプスト

〇カッチャ・リーマン

〇フランツィシカ・ウルフ

〇トマス・ティーマ

監督

〇デヴィッド・ヴェンド


2015年製作 ドイツ映画




あらすじ


ディレクターを目指していたファビアン・ザヴァツキ(ファビアン・ブッシュ)は、勤務していたテレビ局をクビになってしまう。

仕事がなくなった彼は、テレビ局に売り込む動画を撮ろうと町へ出たところ、撮影した動画に偶然移り込んでいたヒトラーのそっくりさん(オリヴァー・スマッチ)を発見。

ザヴァツキはその現場で彼を探し出し、本名も「アドルフ・ヒトラー」だと名乗る彼を使って動画を撮り始める。

田舎町へ行ってヒトラーが市民の話を聞いたり、都市計画についてヒトラーが語ったり。

ザヴァツキの撮影した動画は、「ヒトラーのそっくりさん」で話題になり、YouTubeで200万回再生を記録。

ザヴァツキの元上司のクリストフ・ゼンゼンブリンク(クリストフ・ヴァルツ)もヒトラーを利用して出世を目論み始めるのだが…。

映画「帰ってきたヒトラー」



感想(ネタバレあり)


爆笑に次ぐ爆笑。ドイツはもっと優等生だと思ってた


面白かったなぁ。

爆笑に次ぐ爆笑でゲラゲラと笑ってしまった。



「もしも、この世にヒトラーがタイムスリップしてきたら」という発想の元に作られた痛烈なブラックコメディ。

ドイツで250万部を売上げ、大ヒットしたベストセラー小説「帰ってきたヒトラー」を映画化した本作。


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私の中で「ドイツ」と言ったら、「ユーロの中でも一番の優等生」のイメージがあった。

国民は真面目で勤勉、経済も安定している。

そんな国だと思っていた。



しかし、この映画を観たら、私の思うドイツの姿は、完全に覆されてしまった。

ドイツも、他のユーロの国々と同様に移民の流入にうんざりし、失業率の悪化や不景気に悩まされていた。



そして、そんな国へあのヒトラーが「救世主」のように登場し、国民は彼の話に真剣に耳を傾ける…。

その最後はゾワッとするような恐怖さえも感じる痛烈なブラックコメディ。

興味を持った方には、是非とも観ていただきたい作品である。


映画「帰ってきたヒトラー」


「面白いおっさん」からスターへと変貌していくヒトラー


1945年から現代にタイムスリップしてきたヒトラーは、国内の田舎の地方から周り国民の不満を聴き、さらに自分の持論を語り始める。

移民の流入を今すぐ止めろとか、このままではドイツが堕落してしまう…などなど。

それがまた、1945年のヒトラーも言いそうなことばかり。



要するに、「ドイツ国民の手で、強いドイツを取り戻そう!!」それが、ヒトラーによる持論のメインテーマだ。

かつてのヒトラーは、強いドイツのために国民を民族浄化をするところまで行ってしまった。



私がとても意外だったのは、2014年に生きるドイツ国民たちも、そのヒトラーの話をふむふむと興味深く聴き、中には反発する人もいたけど、多くの人たちが彼の話に共感し、納得してしまっているところだった。

その結果、最初は「ヒトラーのそっくりさん」を演じる「お笑い芸人」だったヒトラーも次第に人気を集め始める。

そして、本を書けばベストセラーになり、スター街道を歩み始める。



映画「帰ってきたヒトラー」


レニ・リーフェンシュタールの生まれ変わり!?のテレビ局長ベリーニ女史


そんな彼をスターにのし上げて行くのは、女性テレビ局長のカッチャ・ベリーニだ。

ヒトラーを朝から晩まで生番組やトーク番組に出演させ、国民は彼がヒトラーとそっくりなところに興味をひかれ、「あいつは面白い」と話題にし始める。

そして、ベリーニの演出はますますエスカレートし、彼を煽っていく。

そのベリーニの姿は、かつて、ナチスを正当化し、「プロバガンダ」作品を撮ったことで批判されたレニ・リーフェンシュタールそのものだ。



そして、テレビ局によってスターにまで登りつめたヒトラーは「わが闘争」の続編を執筆し、それがベストセラーになり、国民たちは力強い彼の演説に耳を傾けるようになる。

そうやってヒトラーがスターになればなるほど、テレビ局は儲かり、ベリーニの過剰な演出は止まらず、ついに映画を制作するまでになる。



映画「帰ってきたヒトラー」


保守化、右傾化が進むドイツはヒトラーを必要としてる!?


そんな「帰ってきたヒトラー」と国民の姿を観て感じたのは、現在のドイツ国民もまた、強いリーダーを必要としているということだった。



次々と重なっていく政治的な問題。

貧困や出生率の低さ、失業率の高さと移民の流入…。

それらの問題に対し、「今のままだとドイツは堕落していくばかりだから、立て直さないといけない」とズバリと言える人がいない。



それならば、もしもそれがヒトラーだったら、国民はどう反応するのか。

ヒトラーのように、一切の難民を受け入れず、常に隣国に進軍し国を広げ強くしていく。

そんな主張を現在のドイツでしたら、国民はどう思うのか。



この映画の原作者と監督は、それを国民に問いたかったのだと思う。

ドイツ国民は、周りの国が思っている以上に右傾化し、保守化が進んでいる。



そのことを憂い、今のドイツの状態なら、ヒトラーのような人間がまた出てきたら、それを拝み奉るようになるのではないかと。

そんな現状が心配なのではないかと。



映画「帰ってきたヒトラー」


ヒトラーは現代のドイツを「好機」だと言うが…


そもそも、第二次大戦当時、ヒトラーが周辺諸国を苦しめたことから、移民の受け入れが始まったという経緯がある。

だから、移民流入の責任はヒトラーにある。

にも関わらず、「移民が流入して来たら、国が弱体化する」と演説するヒトラー。



そして、その話に興味深く耳を傾ける国民たち。

何よりも、そのことがこの映画の最大の皮肉だと思った。

「何言ってんだよ。あんたのせいなのに」と、ドイツ国民ではない私でさえも思わずツッコミを入れたくなるヒトラーだった。



この映画のラスト。

様々な問題を抱え、どこに向かっていけばいいのか分からない国と国民を観ながら、ヒトラーは「これは好機」だと言いながら微笑む。

悪は人間の隙をつき、攻撃し、自分の配下にしてしまう。



まさに、今のドイツは隙だらけ。

ヒトラーはそれを好機ととらえ、そして「歴史は繰り返す」

最後は恐ろしくて、ゾッとして終了した映画だった。







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ダイアン・クルーガー主演の映画「女は二度決断する」を舞台挨拶付き先行プレミア上映会で観た。

家族をテロリストによって殺害された女性が、犯人に報復するサスペンス映画。


満足度 評価】:★★★★☆

これは、現在、世界中で起きている「外国人排斥」の動きを描く素晴らしい作品だった。

主人公・カティヤの二度目の決断に胸を締め付けられ、恐ろしくなる作品だった。

世界中にカティヤのような被害者を出さないためにも、一人一人が、「人はみな平等である」ということを考えるべき作品である。



この感想には結末に関するネタバレを含みます。映画をご覧になってからお読みください。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「女は二度決断する」予告編 動画

(原題:Aus dem Nichts/英題:In The Fade)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年3月27日 プレミア上映会で観た感想を掲載。

・2019年5月19日 感想を掲載。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


ネット配信で観る:「女は二度決断する」(字幕版)

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DVDで観る:「女は二度決断する」

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オリジナルサウンドトラック「In The Fade」

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キャスト&スタッフ


出演者

ダイアン・クルーガー
…(「ラスト・ボディガード」、「7デイズ」、「不機嫌なままにメルシー!」、「バツイチは恋のはじまり」など)

〇デニス・モシット

〇ヌーマン・アチャル

〇ヨハネス・クリシュ

〇ウルリッヒ・トゥクール


監督・脚本・製作

〇ファティ・アキン


2017年製作 ドイツ映画

第70回 カンヌ国際映画祭(2017年)主演女優賞受賞作品


映画「女は二度決断する」



あらすじ


夫・ヌーリ(ヌーマン・アチャル)と息子と3人で幸せな日々を送っていたカティヤ(ダイアン・クルーガー)だったが、ある日、ヌーリと息子が爆弾テロで殺されてしまう。

捜査の結果、それは「外国人排斥」を主張する極右団体によって仕掛けられたテロだったことが分かる。

その後、裁判が行われるが、被告側弁護士 ハーバーベック(ヨハネス・クリシュ)により、麻薬使用歴があるカティヤの証言には、証拠能力に欠けると指摘され、カティヤが敗訴し、被告が野放しになる可能性が強くなっていく…。

何があっても犯人たちを許せないカティヤは、ある決断をする…。



映画「女は二度決断する」ダイアン・クルーガー class=



感想(ネタバレあり)


「外国人」を標的にしたテロで家族を失ったカティヤ



最近は多くの国で「移民は帰れ、外国人は帰れ」という動きが強くなっている

それならば、もしも、そう主張する人々が何かの理由で自国にいられなくなり、他国に行かなければならなくなった時には、もしくは、海外に旅行に行ったときには「外国人」になる。

そして、その人たちが、その彼らの忌み嫌う外国で助けられたとしたら、それでも彼らは「外国人は帰れ」という主張を曲げないのだろうか。



どの国で生まれても、どこで暮らしていても、「人はみな平等であるという当たり前の事実」が当たり前でなくなっている現代について考えさせられる素晴らしい作品だった。



主人公のカティヤに起きた悲劇について、この映画は三部構成で語られている。

第一部は「家族」の物語。

彼女の家族について描かれる。



カティアは、大学時代に夫のヌーリと知り合う。

ヌーリはトルコ系移民であり、かつて大麻を売っていたことで懲役を受け、獄中にいるときカティヤと結婚。

その後、出所して間もなく息子が産まれ、その後、家族3人で幸せな生活を送っていた。



しかし、その夫と息子が「ドイツで暮らす外国人」を標的にした極右団体による爆弾テロによって殺されてしまう



この物語は、そんな全てを失ったカティヤがネオナチの犯人たちに復讐するサスペンスである。



映画「女は二度決断する」ダイアン・クルーガー


法律が守ってくれなかったカティヤ



普通に考えて、家族がテロリストに殺され、犯人が逮捕されたら、次は裁判が行われる。

そこで犯人に極刑を願うのが、残された家族としては当然のことだろう。



第二部の舞台は「裁判所」に移り、カティヤは「合法的に」戦い始める。



その裁判の序盤では、カティヤの証言により犯人が逮捕され、彼らがどのような方法で爆弾を置き、それをどう爆破させたのかが判明する。

そのカティヤの証言は、明らかに「彼らが犯人である」ことを示していた



ところが、被告側のハーバーベック弁護士がカティヤに大麻やコカインの使用歴があることを暴露し、カティヤの証言には「証拠能力がない」と指摘したことで急に形勢が逆転し、被告側に有利に動いていく。

そのうえ、原告側の証拠はカティヤの証言しかなかったことから、「カティヤの証言能力が疑わしく、そのほかに決め手となる証拠がない」と言う理由で、犯人たちが無罪になってしまう



この裁判では、カメラはひたすらカティヤの表情を追っているのだが、その表情が怒りから絶望へと変わっていくのがよくわかった。

なぜ、彼らが犯人だと明らかなのに「無罪」になってしまうのか。

きっと、カティヤだけでなく、その様子を観ている多くの観客が納得がいかなかったはずだ。



私は、その判決に現在のドイツに吹きつつある右傾化の動きが現れているのではと思った。

実行部隊であるテロリストがいて、その後ろでそれを支援する団体がいて、優秀な弁護士がつき、「どうすれば自分たちに有利な判決を出せるか」を熟知している。



目に見えているのは実行部隊であるテロリストだけだが、彼らを支援している闇は私たちが思っている以上に深いのだ。

カティヤは、そもそも「勝ち目のない相手」を敵に回してしまったのではないのだろうか。

それは、あってはならないことだし、明らかにカティヤの主張が正しいけれど、「そう思わない人」が想像以上に多いのだ。



そしてその裁判では、そのネオナチがギリシャの極右団体と結託していることが分かり、その右傾化の動きがヨーロッパ全土に広がっていることを示していた

これは、ドイツだけで起きているできごとではないのだ。



映画「女は二度決断する」


なぜ、カティヤは一度目をやめ、二度目の決断をしたのか



第三部で、舞台は「海」へと移動する。

ドイツには海がないのに、なぜ海なのか。

そこは、ドイツではなく、ギリシャなのだ。



犯人たちは、裁判で無罪になったものの、マスコミや国民から叩かれ、国内にいられなくなってしまった。

そこで、裁判で助けてくれたギリシャの極右団体を頼って「国外逃亡」してきたのだ。



「外国人は帰れ」と言い、「帰らなければ殺す」とばかりにテロを起こした彼らも、そのギリシャの地では「外国人」なのである。

カティヤの夫を殺したテロ事件の裁判で彼らの主張が通り、無罪となったなら、「ギリシャにいる外国人」である彼らがテロで殺されたとしても、それは許されることなのではないか。

「ドイツにいる外国人は許されないけれど、自分たちは許される」はずがない。



その彼らの主張を通すために、カティヤは彼らを追ってギリシャにやってきたのだ。

そして、彼らが作ったのとまったく同じ爆弾を作り、トレーラーハウスに仕掛ける。

ジョギングに出た彼らが帰ってくるのを待って、爆破しようとしたのだが、一度はそれを中止する。



そして、二度目、彼女は「自爆テロ」となってトレーラーハウスに乗り込んでいく。

なぜなら、カティヤ自身も、そのギリシャの地では「外国人」だからだ。

彼らの主張の正しさを証明するためには、自分自身も死ななければならない



一度目の爆破で彼らが帰ってくるのを待ちながら、彼女は自分も外国人であることに気付き、「二度目の決断」をするために、カティヤは一度目を中止したのだ。



この二度目の爆破には、胸を締め付けられ、私まで絶望的な気分になってしまった

まさか、カティヤがそんな選択をすると思っていなかったからだ。

かなり過激なやり方だけど、はじめは合法的に解決しようとしても、それが法で裁かれなかったため、彼らの主張が間違っていることをカティヤが身をもって証明したのだ。



映画「女は二度決断する」ダイアン・クルーガー


「外国人排斥」は、ドイツだけで起きている問題ではない



監督のファティ・アキンは、両親がトルコ移民で、自身はトルコ系ドイツ人二世。

主演のダイアン・クルーガーは、25年前にドイツを出て、海外で仕事をしてきた。

彼らもまた、外国人なのだ。

だからこそ、この映画は強い意味を持ち、説得力があるのだ。



ドイツでは、この映画で描かれた事件と同じように、「外国人だから」という理由でテロに遭い、殺されてしまうという事件が連続して起きたことがあったという。

ダイアン・クルーガーは、その事件の遺族たちに話を聞いて役作りをし、演じている時には、何かが乗り移っていると思うようなこともあり、それ以来、とてもパーソナルな作品になったとインタビューで語っていた。

(参考:「女は二度決断する」公式サイト



映画で観ると「外国人だから」という理由で殺されるなんて、そんなバカなと思ってしまうけれど、これは現実なのだ。

どこの国で生まれ、どこの国で生活しようとも、人間はみな平等なはずなのに。

むしろ、多くの外国人に愛され、住みたいと思う国こそ、素晴らしい国なのではないだろうか。



これは、ドイツだけで起きている問題ではない、世界中で起きている問題である

そして、誰もが「外国人」になる可能性を持っている

「外国人を嫌う」前に、「もしも自分が他国の人から同じことを言われたら。同じことをされたら」と考えてみれば、そんなことは言えなくなるのではないかと思う。



自分が外国人よりも優れている。

自分は海外に行ったら、そんなことはしない。

と思い込んでいる人もいるようだけど、外国人からすれば、その他大勢に過ぎないし、母国の常識が他国の非常識になることもたくさんある。

その傲慢で思い上がった考え方を、この映画を観て改めるべきと思う。



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ドイツ映画「ヒトラー暗殺、13分の誤算」をWOWOWで観た。

1939年。1人の男がヒトラー暗殺を企てるが、わずか13分の誤差で失敗に終わってしまう。その後、ナチスに捕らえられた彼がなぜ、ヒトラー暗殺に至ったかを描く。

満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

小さな田舎町に住む家具職人がヒトラー暗殺を企てた実話。

それが、わずか13分という誤差で作戦に失敗してしまうのだが、それもまた運命。

1人の男性の勇気ある行動に驚かされる作品だった。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「ヒトラー暗殺、13分の誤算」予告編 動画

(原題:ELSER /英題:13 MINUTES)



更新履歴・公開、販売情報

・2016年12月1日 WOWOWで観た感想を掲載。

・2019年4月17日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。



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キャスト&スタッフ


出演者

〇クリスティアン・フリーデル

〇カタリーナ・シュットラー

〇ブルクハルト・クラウスナー
…(「パリよ、永遠に」、「リスボンに誘われて」など)

ヨハン・フォン・ビューロー
…(「5%の奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」)


監督



2015年製作 ドイツ映画

ヒトラー暗殺13分の誤算




あらすじ


1939年11月8日。

ドイツのミュンヘンではヒトラーの演説が行われた。

しかし、その13分後、演説の会場が爆破される。

逮捕されたのは、ゲオルク・エルザー(クリスティアン・フリーデル)ドイツの田舎町に住む家具職人だった。

逮捕したナチスの幹部たちは、エルザーを拷問し、彼に協力した人間たちの名前を吐かせようとするが、エルザーは単独で計画したと言い…。

ヒトラー暗殺13分の誤算3




感想(ネタバレあり)


小市民が単独でヒトラーを暗殺する極めて稀な実話


2015年は、戦後、70年という節目の年であり、と同時に、ドイツにとってはヒトラー没後70年の年だった。

そのため、ヒトラーが登場する作品が多く製作された年でもあった。

その中で、この作品はヒトラーの暗殺をテーマとしている。



これまで、ヒトラーの暗殺について描かれた作品は数多くあるが、この映画は、これまで製作されてきたヒトラー暗殺モノとは一味違う。

例えば、ヒトラー暗殺を扱った映画で有名な作品といえば、トム・クルーズ主演の映画「ワルキューレ」がある。



その「ワルキューレ」は、トム・クルーズ演じるナチス幹部が、仲間を募り実行するも失敗してしまう映画で、いわゆる内ゲバものだった。

その「ワルキューレ」に代表されるように、「ヒトラー暗殺」と言えば、内ゲバ、もしくは、反ナチスの勢力や、外国人がヒトラーを暗殺するのがよくあるパターンだった。



しかし、この映画はそれらの作品とは少々毛色が違う。



何が違うのかといったら、実行犯のプロフィールが他と明らかに違う。

特に、背後に大きな政治勢力も持たない、田舎町に住む家具職人が単独で暗殺を企てている。



なぜ、政治的背景もない一般人が暗殺を企てようと思ったのか。

どうにも、その理由を知りたくなる作品だった。



ヒトラー暗殺13分の誤算4



彼を強く動かしたのは「世の中を良くしたい」という思い


その暗殺の実行犯エルザーは精密機械を製作することが得意な家具職人だった。

ナチスが台頭する前は、それなりの給料をもらって自由な生活を謳歌していた。



しかし、ナチスが権力を握るようになってからドイツには暗雲が立ち込めるようになる。

街中でナチスの党員たちは大きな顔をして威張り腐り、ユダヤ人の友人はナチスに連れ去られ、街中にさらし者にされているユダヤ人もいた。



そして、どんどん生活は困窮していく。

エルダー自身の生活もどんどん貧しくなっていき、それが自分の母親や、恋人の生活を苦しめていた。

その全てがヒトラーのせいだとエルダーは考えた。



今、英仏を相手に戦争を起こしても、国は全滅してしまう。

幸せだった頃の昔の生活に戻りたい…。

その思いから、エルダーは暗殺を考えるようになる。



「生活を取り戻したい」というこのエルダーの執念が、彼のすごいところだと思う。

目の前で苦しんでいる友人を見ていることが辛い、耐えられない。

その思いだけで、世の中を変えようと思うことができるだろうか。



人を暗殺するには、物凄いエネルギーが必要になる。

ただその辺にいる人を暗殺しようという訳ではない。

他でもないヒトラーだ。



そのヒトラーを暗殺しようと思ったその原動力が、「世の中を変えたい」と思う正義感だったのだとしたら。

彼は、とても強い意志と、正義感の持ち主だったのだろうと思う。



ヒトラー暗殺13分の誤算2



第二のエルザーに恐れ、怯えていたヒトラー


しかし、その計画は失敗し、彼はナチスに捕らえられてしまう。

ナチスはエルザーの暗殺計画が複数の人間による計画だと思い、徹底的に拷問をする。

それが4年間も続く。



ここが、「ヒトラーがエルザーを恐れていた」とされる理由だった。

もしも、エルザー程の精巧な時限爆弾を、彼の仲間が作れるとしたら、次は暗殺を防ぐことができない。



しかも、彼はどこかの反体制グループには所属していない、ただの小市民だ。

こんな人間が次から次へと出てきたらたまらないとヒトラーは考えたのだろう。



ヒトラーは、いつ自分が殺されるか分からないと怯え、第二のエルザーの誕生を誰よりも恐れていた。

だからこそ、長い時間拷問をして、徹底的に分析をしていた。



ヒトラー暗殺13分の誤算5



間に合わなかった13分にも、きっと理由がある


結局、最後まで誰もヒトラーを暗殺することができなかった。

もしも、エルザーの時限爆弾があと13分速かったら。

世界は変わっていたのかもしれない。



しかし、たまたまその日はいつもより13分速く演説が終了してしまう。

本当に、人生って皮肉に満ちていて、悲しいものだと思ってしまう。



それが、ヒトラーの悪運の強さであり、世界に定められた宿命だったのだと思う。

きっと、何かの理由があって、その時、ヒトラーは生かされた。

そう思った。



だから、その生かされたヒトラーから、私たちは何かを学び、二度と彼のような人間が生まれない世の中を作らなければいけない。

そうしないと、家族や恋人、友人たちのために命がけで世界を変えようと思ったエルザーの思い、第二次大戦で犠牲になった多くの人たちの思いは報われないからだ。






関連記事 ヒトラー暗殺


「ワルキューレ」
実際にあったヒトラー暗殺計画の映画化。トム・クルーズ主演作品

「ヒトラー~最期の12日間~」
第二次大戦末期。ソ連に侵攻され自害を決意するヒトラーの姿を描く。ブルーノ・ガンツ主演映画【感想】




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ドイツ映画「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」を映画館で観た。

ある日突然、病気で視力が5%にまで落ちてしまった高校生のサリーが、高校を卒業し、夢だった一流ホテルのホテルマンを目指す物語。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

主人公が障害を抱えているという物語でありながら、泣かせることなく、悲壮感もなく、最初から最後まで笑いながら観られるところが良かった。

また、彼を聖人扱いせず、困難に押しつぶされてドラッグにおぼれてしまうようなダメなところもキチンと描いていたところも良い。

何が起きても最後まであきらめない前向きな姿勢に勇気をもらえる作品。


この感想にはネタバレを含みます。映画を観終わってからお読みください


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


「5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~」予告編 動画

(原題:Mein Blind Date mit dem Leben)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年2月16日 映画館で観た感想を掲載。

・2019年2月27日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。

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キャスト&スタッフ


出演者

〇コスティア・ウルマン

〇ヤコブ・マッチェンツ

〇アンナ・マリア・ミューエ

ヨハン・フォン・ビューロー
…(「ヒトラー暗殺、13分の誤算」など)


監督

〇マルク・ローテムント


2017年製作 ドイツ映画



映画「5%の奇跡嘘から始まる素敵な人生」



あらすじ


一流のホテルマンになることを目指すサリー(コスティア・ウルマン)は、高校生の時に目の病気で網膜剝離を患い、視力が95%の視力を失ってしまう。

それでも、ホテルマンになることをあきらめきれないサリーは、目が見えないことを隠してミュンヘンにある5つ星ホテルの採用試験を受ける。

面接を無事通過したサリーは、研修生として働き始めるのだが、やがて、同じく研修生のマックス(ヤコブ・マッチェンツ)に目が見えないことをばれてしまう。

しかし、マックスはサリーに協力し、彼のサポートをすることで研修生活は順調に進んでいたが、鬼教官であるクラインシュミット(ヨハン・フォン・ビューロー)のダメ出しが厳しすぎて、精神的に追い詰められていく…。



映画「5%の奇跡嘘から始まる素敵な人生」



感想(ネタバレあり)


ある日突然、視力の95%が失われる


どうしても叶えたい夢があって、そのために勉強と実践を繰り返す日々を送っていたとする。

ところが、ある時突然病気になってしまい、障がいを抱えることになってしまった。

それでも、夢に向かって歩き続けるだろうか。

それとも、諦めて別の道を進むだろうか。



恐らく、多くの人が夢をあきらめてしまうのではないかと思う。

特に日本人は、障がいを抱えていたら、周りの人に迷惑がかかるのではと考えてしまうのではと思う。

しかし、できるところまで頑張ってみてから考えても遅くないのではと思わせてくれるのがこの映画だった。



この映画の主人公サリーは、一流のホテルマンを目指す高校生だった。

そのために、近所の高級レストランでウエイターのバイトをしながら、高校を卒業できる日を待ち望んでいた。



しかし、ある日突然、目の病気を発症し網膜剥離になってしまう

そして、視力の95%を失うことに

そんなサリーに対し、周りの人たちはみな「ホテルマンになれるはずがない。早く諦めろ」と言い、視力が弱くてもできる仕事、テレフォンアポインターなどを薦められる。



それでも、長い間に見てきた夢をあきらめきれないサリーは「目が見えないことを隠して」一流ホテルの採用試験を受ける

何も行動しないままあきらめるということができなかったのだ。



「目が見えないことを隠す」というやり方には問題があるかもしれないけれど、大切なことは「最後まであきらめない気持ち」なのではと思う。



私たちは日頃、サリーよりももっと小さな困難で、すぐに諦めてしまうことを考えがちだ。

例えば、上司に厳しく叱られたとか、多くの人に批判されたとか、自分に才能がないと思い込んだりとか。



目の前にある困難を克服する方法を考えもせずに、嫌な思いをしたり、勉強や努力が必要になると、すぐに諦めてしまう。

そういう人はこの映画を観るべきだと思う。



健常者というだけで、95%の視力を失ったサリーからしたらどれだけ恵まれていることか

そして、どれだけたくさんの可能性を秘めていることか。



この映画を観れば、何があっても前に突き進む素晴らしさをサリーが教えてくれるはずだ。



映画「5%の奇跡嘘から始まる素敵な人生」



悲観的な障がい者でも聖人でもない人間らしいサリー


障がい者が主人公と聞くと「わざと泣かせるシーンが満載」とか「暗くて重い」とか「素晴らしき聖人扱い」のようなイメージが自然と湧いてくる。



しかし、この映画の良いところは、悲観的にならず、泣かせるシーンもなく、むしろ、最初から最後まで笑えるシーンが満載で、サリーが目が見えなくてドジを踏んでも笑って楽しめるようにできている

それが、決して軽いというわけではない。

ただただ、ありのままの人間としてのサリーを描いているのだ。



だから、人間らしく失敗したこともちゃんと描く

鬼教官クラインシュミットによる厳しい指導の中、両親の離婚でお金が必要になり、副業をせざるを得なかった時に、薬に頼ってしまったことがあった。

目を覚ますために薬を飲んで、ハイのままお客さんの前に出てしまったり。

そんな生活が続いた結果、ホテルの大事なイベントである結婚式で酷い失敗をしてしまう。



その上、恋人のラウラに嫌われたくなくて、目が見えないことを隠していたら、彼女の息子を見失うという事態になり、結局、彼女に嫌われてしまうということもあった。



サリーを聖人として扱わず、酷いところもちゃんと描く。

そんなサリーの「ありのままの姿」を描いたところにとても好感が持てる映画だった

その人間らしい障がい者の描き方はフランス映画の「最強のふたり」に近かったように思う。



彼が犯した失敗の数々は「障害を隠していた」ことから起きたことだった。

それは身から出た錆なのかもしれないが、そうやって失敗したからこそ「どこまでが今の自分の限界か」を知ることができたのだ。

それらの失敗は、サリーにとって有意義なものだったと思う。



映画「5%の奇跡嘘から始まる素敵な人生」



周りの人たちの優しさを引き出すサリーの熱意


しかし、「目が見えないことを隠して」チャレンジしたことで、たくさんの良いこともあった

周りの人たちの優しさを知れたことだ。

特にサリーと同期でチャラ男のマックスは、サリーの目となってサポートし、サリーの人生には欠かせない親友になった。



マックスだけでなく、キッチンのスタッフも良い人ばかり。

サリーの目が見えないことを知った彼らは、キッチンは火や刃物を扱うとても危険なところなのに、それでもサリーを叱るどころか、それぞれの機械の目が見えないなりの扱いかたを優しく教えてくれる。

そんな彼らの姿はとても感動的だった。



そんな周りの人たちの優しさを引き出したのは、サリー本人の人間性にあったと思う。

目の前にいる人が熱心に何かに取り組んでいたら、手を差し伸べたくなるし、支えてあげたくなってしまう

「目は5%しか見えなくても、それでもホテルマンになりたいんです」という彼の熱意が、周りの人の心を動かしたのだ。

彼の熱意に心を動かされ「そんなにこの仕事が好きなら、サポートしてあげるからがんばりなさい」と言いたくなってしまうのだ。



何か大きな困難にぶち当たった時、目の前にある巨大な壁を突き破るのは、才能でも健康な身体でもなく、努力であり、忍耐であり、熱意であり、その全てを備えた人間性なのだ

多くの人が「努力しても無駄」「私にできるはずがない」と思った時点で、既に試合を放棄してしまっているのだ。

「何が何でもなりたい自分になる」と最後まで思えた人だけに夢への扉は開けていくのである。



映画「5%の奇跡嘘から始まる素敵な人生」



視力を失って得られた宝物「かけがえのない仲間たち」


95%の視力を失い、周りの人たちから「夢を諦めろ」と言われたサリー。

それでも、どうしても諦めきれずに「嘘をついて」最後まで戦い続ける。



そして、チャレンジした結果、採用試験をパスすることができるが、様々な失敗を経験することで、自分自身の限界を知ってしまう

彼は視力の95%を失ってしまったけれど、その代わりに得たものもたくさんあった。

周りの人たちの優しさを知り、「本当のサリーを理解してくれる」多くの仲間ができる

ホテルでの研修生活で日々の生活に限界があることが分かったけれど、仲間がいれば、その限界を超えられることもわかったのだ。



だからこそ、サリーは「親の店を引き継ぐ」というマックスについて行ったのだと思う。

ホテルにはホテルマンになりたい人がたくさんいる。

しかし、サリーが自分らしくいられる場所は仲間のいるところしかない

そのサリーの境地は、限界に向かって戦い抜いたからこそ得られたものだと思う。



マックスも、ラウラも、視力を失わなければ仲良くなれなかった人たちかもしれない。

サリーの素晴らしい仲間たちは、病気に視力を奪われた代わりに神様がプレゼントしてくれた贈り物だろう

そんな素晴らしい贈り物を引き寄せたのも、サリーの努力の賜物である



嘘をついて採用試験を受けたことは良くないことだったかもしれないけど、彼の諦めない力はどんな障害も克服できることを証明し、素晴らしい仲間たちと出会うことができた



これからは、私もつまづいて前に進めなくなった時には、このサリーの姿を思い出そうと思う。

できることを一つ一つクリアしていけば、きっと崩せない壁はない

そう思わせてくれるこの映画がとても好きになった。

多くの人に見て欲しい作品。







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ドキュメンタリー映画「ヒューマン・フロー/大地漂流」を試写会で観た。

23ヶ国40ヵ所の難民キャンプと国境地帯を訪れ、難民の生活を記録したドキュメンタリー映画。


満足度 評価】:★★★★☆(4.5)

世界中にこんなに難民がいるのか…という現実に驚かされ、彼らの置かれている劣悪な環境に心が痛む。

この映画に希望があるとすれば、一人でも多くの人が観て、何かできることはないかと考えるところにあると思った。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『ヒューマン・フロー/大地漂流』予告編 動画

(原題: Human Flow)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年12月3日 試写会にて鑑賞。

・2018年12月13日 感想を掲載。

・2019年1月12日 全国順次ロードショー。

詳しい上映劇場情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
 ↓


アイ・ウェイウェイ監督ドキュメンタリー映画「アイ・ウェイウェイは謝らない」(字幕版)

アイ・ウェイウェイは謝らない(字幕版)

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(2018/12/13 16:26時点)




キャスト&スタッフ


出演者

〇アイ・ウェイウェイ


監督・製作

〇アイ・ウェイウェイ


2017年製作 ドイツ映画



ヒューマン・フロー/大地漂流





あらすじ


この映画が製作された2016年当時、紛争や貧困により世界をさまよう難民の数は6500万人を超え、その後、なお増え続ける。

しかし、難民の流入を拒否する国々もまた増加傾向にある。

自身もアーティストながらその言動から国に帰ることを許されないアーティスト アイ・ウェイウェイは、23ヶ国、40ヵ所の国境付近の難民キャンプを訪れ、住むところを求める難民たちと、それを拒否する国々の様子を記録する。



ヒューマン・フロー/大地漂流3




感想(ネタばれあり)


この映画の感想は、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。


ヒューマン・フロー 大地漂流 (2017)


★★★★☆ [90点]「一人でも多くの人に知って欲しい難民の現実」

一人でも多くの人に観て欲しい作品だった



この映画で描かれているのは「難民」の現実。

ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカにある難民キャンプや、移動する難民の姿を取材し、記録している。



日本は、周りを海に囲まれていて他国と地続きになっていない。
だから、難民が歩いて日本に入ってくるようなことがない。

そのためか、私自身も、国を追われて住むところがない難民たちの現状について、他人ごとになっているなと思った。

私が思っていた以上に、世界中には難民たちが溢れ、過酷な生活を強いられているからだ。

彼らの生活を観ているだけで、胸がしめつけられる思いがした。



そんな彼らの過酷な生活の中で、とても印象的だったのが、子供たちの姿だった。

どこのキャンプでも、純粋無垢な子供たちの笑顔は輝き、楽しそうに駆け回っていた。

しかし、今はそうやって笑顔が輝いていても、彼らが大人になる頃には、生活していけない現実を恨み、中にはテロリストになってしまう子もいるんだろうか…と考えてしまった。



そう思うと「難民お断り」と言う看板を掲げ、高い壁を作ることが、本当に国の未来のためなのだろうか

彼らに人間らしい生活を提供することの方が、後々、国にとって未来の資産になると考えるのは、おかしなことなのだろうか



彼らは、犯罪者でもテロリストでもない

人種や宗教が違うというだけで、住む場所を追われてしまった無実の人々だ。

それぞれの国に、様々な理由があるだろうというのもわかるけれど、彼らに対する態度に、人権など微塵も感じられないのが、とても悲しかった。

この映画に希望があるとすれば、一人でも多くの人が、この映画を観て、難民の現実に触れ、何かできることはないかと考えることだと思う。


Posted by pharmacy_toe on 2018/12/07 with ぴあ映画生活



ヒューマン・フロー/大地漂流2







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ドイツ映画「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」を試写会で観た。

ドイツで一番の平均的な村ボラースドルフの幼稚園児たち6人が、クアッチ・ギャング団(団長はハナグマのクアッチ)を結成!

大好きなおじいちゃんとおばあちゃんたちが、老人ホームに入れられちゃって救出作戦を開始する!!


満足度 評価】:★★★★☆

爆笑の連続で、子供もハナグマも可愛いし、映画は驚きの宝庫

子供の発想をそのまま映像化した感があって、その豊かな発想力に頭の柔軟体操になった。


「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」予告編 動画

(原題:Quatsch und die Nasenbarbande/英題:FIDDLESTICKS)




キャスト&スタッフ


出演者

ファビアン・ブッシュ…(「帰ってきたヒトラー」など)

〇ベンノ・フユルマン

〇アレクサンダー・シェーア

〇ウド・シェンク

〇ロルフ・ツアハー

監督・脚本・製作

〇ファイト・ヘルマー

2014年製作 ドイツ映画


世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方

あらすじ


ドイツで最も平均的な村ボラースドルフで暮らす6人の幼稚園児たち。

彼らは、クアッチ・ギャング団(団長はハナグマのクアッチ)を結成!

日々、好奇心と探求心のおもむくままに行動している(大人はそれをイタズラという)

ある時、クアッチ・ギャング団のおじいちゃんとおばあちゃんたちが、老人ホームに入れられてしまうという事態が発生!

クアッチ・ギャング団は、おじいちゃん、おばあちゃんの救出作戦を決行する!!

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方2

感想(ネタバレあり)


ドイツの最も平均的な村で結成されたクアッチ・ギャング団


日本で、何か新製品が発売される時、まず広島から発売されるという話を聞いたことがある。

なぜかといえば、広島市の人口統計が、まるで日本の縮図のようだからだとか。

広島は、「日本で最も平均的な都市」と言える。

それに、東京や大阪のような大都市から適度に距離が離れているため、その影響を受けにくいという理由もあるらしい。

なので、まず広島で販売をして、消費者の反応を見てから大都市で販売するのだそう。

この映画の舞台のボラースドルフ村は、ドイツの「最も平均的な村」。

村人は平均的であることに喜び、自ら積極的にモニターになって生活していた。

そんな村で結成されたのが、幼稚園児6人組による「クアッチ・ギャング団」。

リーダーはハナグマのクアッチ。

彼らは、町のモットーである「平均的であること」を嫌い、自由な発想と好奇心、探求心のおもむくままに行動していた(大人はそれをイタズラと呼ぶ(笑))。


世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方3

おじいちゃん、おばあちゃん救出作戦!!


そんなクアッチ団に重大な事件が起きてしまう。

彼らの大好きなおじいちゃん、おばあちゃんたちが、老人ホームに入れられてしまったのだ。

彼らの自由な発想を支持してくれたおじいちゃん、おばあちゃんたちがいなくなってしまい、クアッチ団は大混乱。

老人ホームから彼らを救出する作戦に出た。

ここからが大爆笑!

さすがクアッチ団。

彼らの発想が奇想天外でハチャメチャ、天真爛漫で自由闊達!!

あっという間に村をめちゃくちゃにしてしまう(笑)

彼らが描く素晴らしい村の姿を観ていると、本当に子供たちの発想は豊で、アイデアの宝庫だなぁと思った。

そして、毎朝、焼き立てのパンとか、搾りたての牛乳が家に届けられるシステムを観ていると、これはちょっとやり過ぎだけど、こういうシステムがあってもいいなと思えてくるから不思議。


世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方4

決められた枠を飛び出して生きるのも良い!!


この物語から伝わってくるのは、「決められた枠にはまって生きている大人たち」への皮肉。

以前から薄々思ってはいたけど、日本人は、常識や平均的な枠にはまって生きることが好きな国民だと分かっているけど、ドイツも日本に近いんだなぁと確信した。

そんな「平均的な生き方」なんてつまらないから、その枠から思い切り飛び出しちゃおうぜぇ~!!という監督の思いが伝わてくる。

日本でも、愛媛にポンジュースの蛇口があるように、ボラースドルフにはイチゴミルクの蛇口があっても良い!!

そういう柔軟な発想はドンドン生活の中に取り入れていこうぜぇという思い。

パンクに生きる人もいれば、宗教をはまって生きる人もいる。

いろんな人がいて良いじゃないか。

みんなが横並びである必要はない!!

そんな思いを感じる映画だったし、私もその思いには深く同意する作品だった。

子供たちの自由は発想を見習って、もっと柔軟性のある生き方をしたいよね。

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方5

お年寄りと子供が幸せな国は、国民が幸せな国


そして、強く思うのは、子供とお年寄りが幸せな国は本当に幸せな国だということ。

子供笑い声は、世界を幸せにする音。

だから、彼らの笑い声が聞こえる町や村は幸せな場所ということ。

この映画に溢れるポジティブマインドが、観ている人たちを幸せにしてくれる映画だった。

すごく笑ったし、楽しかった。

最近、笑うことを忘れてしまった人は、是非観て欲しい作品。

子供たちの笑顔を観ていたら、きっと忘れてしまった笑顔も取り戻すはず。





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5月21日から公開予定のドイツ映画「君がくれたグッドライフ」の予告編を観た。

ALS(筋萎縮症側索硬化症)と診断された男性の最後の願いは、大好きな仲間たちと旅に出ることだった。

トロント国際映画祭を始め、世界各地の映画祭で高評価だったこの作品の日本公開が決定した。

【観たい度】:★★★★★

わずか2分弱の予告編を観ただけで、泣いてしまった。

すごく観たいなぁ。


「君がくれたグッドライフ」予告編 動画

(原題:HIN UND WEG/TOUR DE FORCE)






人生は良い日ばかりでもないし、悪い日が永遠に続くわけでもない



人生を生きていると、もちろん、良い日もあれば、悪い日もある。

昔は悪い日が続くと、「私はツイていない」とか、「前世できっと悪いことをしたんだ」と考えてたけど、最近は、良い日も悪い日も含めて、人生なんだなぁと思うようになった。

悪い日ばかりが永遠に続くわけではないし、逆に、悪い日があるから良い日の幸せをじっくりと噛みしめることができる。

だから、悪い日があっての良い日であり、良い日も悪い日も含めて人生なんだなぁと思う。

ってことを、この予告編を観て考えた。


君がくれたグッドライフ

「私の人生はとても充実していました」と笑顔で言いきることができるか


主人公のハンネスは、ALSと診断され、最後に大好きな仲間たちと旅に出る。

死を目前にした彼は、「僕の人生は、とても充実いしていた」と笑顔で言う。

その場面を見た時に、もしも、私がこのハンネスのように死を目前にした時に、「私の人生は、これまでとても充実していたよ」と心からの笑顔で言えるだろうかと考えた。

「あれもやりたい」「これもやりたい」と思い残すことがたくさんあるんじゃないかと思う。

そんな、人生に未練たっぷりの私は、この映画を観て、どうやったら、この映画のハンネスのように「私の人生はとても充実してたよ」と言えるようになるか、教えてもらおうと思う。

ちなみに、ALSとは、数年前に「アイスバケツチャレンジ」のチャリティ活動で知名度を上げた病気。

ALSじゃなくても、人生、いつ突然死がやってくるとも限らないから、日頃から、充実した人生を心がけることがとても大切だと思うんだよね。

時には、自分が死ぬときを考えることも必要だと思うんだ。

この映画「君がくれたグッドライフ」の公開は、5月21日より。



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ブログネタ
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ティル・シュヴァイガー主演、脚本、監督のドイツ映画「ガーディアン」をWOWOWで観た。

ある悪徳実業家がホテルで起こした事件の証人となった少女を守ることとなった刑事のお話。

【満足度】:★★★★☆

WOWOWの番組表でこの映画の存在を初めて知り、なんとなく観たら面白かった!!

ドイツの人気俳優ティル・シュヴァイガー、初監督作品。

いや~、いいね。好きだなぁ。この映画。

「ガーディアン」予告編 動画

(原題:SCHUTZENGEL(英題:THE GUARDIANS))





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あらすじ


天涯孤独のニナ(ルナ・シュヴァイガー)は、恋人のトニーがウェイトレスをしているホテルに忍び込んでいた。

トニーが金持ちの部屋へルームサービスに行く際、その部屋が留守だったのでPCを盗むイタズラをしていると、その部屋のお客が帰ってきてしまう。

こっそりとPCを返そうとしたトニーは、その客に銃で撃たれ殺されてしまう。

その客は武器商人をしており、戦地へ武器を輸出して稼いでいる実業家である。

彼は、丸腰のトニーを殺したことで逮捕・起訴されることとなった。

そして、その後の裁判で事件の証人となるニナが邪魔になることが明らかとなり、警察はニナを保護するために、元特殊部隊のマックス(ティル・シュヴァイガー)を警護につけ、隠れ家へ身を隠させるが、そこも狙われてしまい・・・。

ガーディアン

感想(ネタバレあり) アフガニスタン帰還兵の心と体の傷跡


いや~、面白かったなぁこの映画。

まぁ、話の筋は「レオン」のようなもので、一人の少女を、一人のおっさんが守る抜く話だけれども、ドイツ人らしく骨太で、でもラストはドイツ人らしくなくちょっと人の道から外れた感じが逆に良かった。

でも、この映画で一貫して描いているのは、その少女とおっさんの交流というよりも、アフガニスタン従軍兵たちに残した心と体の傷跡と、そのことに対する復讐に重きを置いているように見えた。

まず、私には、ドイツ兵がアフガニスタンへ従軍していたイメージすらなかったので、帰還兵がいること自体がちょっとした驚きだった。

そして、マックスはアフガニスタンへ従軍していたことで人間がすっかり変わってしまい、恋人のサラとうまくいかなくなってしまう。

彼はそこから孤独な道を歩み始めるけれども、そこへ現れたのが天涯孤独のニナであり、だからこそお互いが分かり合えたのではと思う。

ガーディアン2

明るく陽気に暮らすルディを見ながら思う


周りが敵だらけで行き場を無くしてしまったマックスとニナを助けたのは、マックスのアフガニスタン時代の仲間のルディ。

ルディは、アフガニスタンで両足の膝から下を無くし、山の中で孤独な生活を送っている。

私は、この映画の中で、このルディが出てくるシーンが一番好きだな。

戦争で辛い思いをして、膝から下を無くしてしまったのに、それでもユーモアを持ち続けて暮らしているルディがとても素敵な人だったから。

私はあんな山の中では暮らせないけど、かわいいアルパカさんたちが一緒でいいなってちょっと思った。

特に説明しなくても、すぐに分かり合えている感じがするマックスとルディの関係もいい。

ドイツには、ルディのように戦争で手足を無くして暮らしている人たちがどれだけいるんだろうか。

彼がとても素敵な人に描かれているだけに、余計に考えさせられてしまった。

ガーディアン3

ティル・シュヴァイガー 製作、監督、脚本、主演 作品


保護者(ガーディアン)のマックスを演じるティル・シュヴァイガー(「アトミック・ブロンド」「レボリューション6」「ノッキン・オン・ヘブンズドア」「イングロリアス・バスターズ」)は、主演、監督、脚本、製作を担当、主役のニナを演じるルナ・シュヴァイガーは、彼の娘だそうで。

観ている間、全然そのことに気付かなかった!!

全然似てないじゃん!!(笑)

そして、マックスの戦争時代の友人ルディは、モーリッツ・ブライプトロイ(「ノッキン・オン・ヘブンズドア」「es(エス)」「ラン・ローラ・ラン」)が演じている。

ドイツを代表する2大スターの共演なんだねぇ~。

モーリッツ・ブライプトロイが出てきた瞬間、おぉ~と思った。

この映画はティル・シュヴァイガーだけじゃないんだ!!って

いいね。二人とも、とても渋くて良い俳優さん。

あ、映画の中で、ちょいちょい映画の話題があったのが面白かった。

ニナが隠れ家の中で観ていた映画は、ベン・アフレック(同じく俳優の監督作品(笑))の「ザ・タウン」だったり、警察の中で「ランボー」の話が出てくるけど、「ランボー」の真似をしたはずが、「ロッキー」の真似で、その違いに誰も気付かなかったり(笑)

あぁいうマニアックなところが好き。

ガーディアン4

それまでと180度ガラリと変わったラストが良い


結局のところ、サラの言う「法廷に正義は無い」という理屈から(?)

ニナがいたところで、彼らに正義はくだされないということで、武器商人たちを抹殺してしまうわけだけれども、その結末がどうにもドイツらしくなくて良かったと私は思った。

何よりもまず、規則を遵守しそうなドイツで、これもありなんだと思えたことが良かったなぁ。

そして、ラストのビーチがそれまでの道のりと180度変わって能天気な感じがして良かったね。

きっと彼らは平和に過ごすんだろうなぁって思えて良かった。



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