
目次
『女王陛下のお気に入り』予告編 動画
(原題:The Favourite)更新履歴・公開、販売情報
映画「女王陛下のお気に入り」公式サイト
キャスト&スタッフ
出演者
〇エマ・ストーン
〇レイチェル・ワイズ
…(「ある少年の告白」、「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」など)
監督
〇ヨルゴス・ランティモス…(「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」、「ロブスター」など)
2018年製作 アイルランド・イギリス・アメリカ合作映画
あらすじ

感想(ネタばれあり)
この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介します。

今年のアカデミー賞で、9部門10ノミネートという最大の目玉作品。
これがめちゃくちゃ面白かった!!
18世紀のイングランドを舞台に、王女と彼女に取り入る侍女たちの攻防を描く。
18世紀を舞台にした歴史劇と聞いたら、歴史的な知識が必要だと思う人がいるかもしれないが
この映画については、必要ないと思う。
なぜならば、私はこの映画を観ながら未来を感じたからだ。
いや、日本人にとっては未来でも、既にヨーロッパでは、こういう時代が来ているかもしれない。
アン王女(オリビア・コールマン)は、あらゆる出来事の判断を侍女のサラ(レイチェル・ワイズ)に委ねていた。
そのため、王女の寵愛を受けたサラは絶大な権力を握っていた。
そこへ、サラの親戚で貴族から没落してしまった家の娘 アビゲイル(エマ・ストーン)が現れる
そこから、彼女たちの三角関係が始まるのだ。
彼女たちの立ち位置はとてもわかりやすい。
欲望だけで生きていて、自分一人では何もできないアン王女と、知識と経験で王女を操る熟女のサラ、そして、若さを武器にするしたたか娘のアビゲイル。
この三人の腹の内を探りながら観るのが、とにかく面白い。
相手の動きを読み、その一歩先にいた者が勝つ世界だ。
しかし、それを例えば日本の時代劇で、男性に置き換えて考えてみると、バカ殿と、そんなバカを手なづける熟練の側近、そして、そんな二人の間に割り込もうとする若手の野心家。
そんな話は、これまで何度でも描かれてきた。
この映画では、男女の立場が完全に逆転しているのだ。
それは、女性上位の社会を予言していると思った。
現在、または近い未来、女性が国のトップに立った時、その周りでは、どんなことが起きるのか、そして男性たちは、どんな扱いを受けるのか。
これまでの時代劇とは性別が完全に逆転していて、そこが、この映画のとても面白いところだった。
そんな世界の中で、王女と、サラと、アビゲイルが、どう絡んで、どこへ向かっていくのか。
その先の展開が何一つ読めず、ハラハラドキドキしながらラストまで、一気に観てしまった。
これが例えば、トランプ大統領がアン王女で、その側近たちが全員女性だったら、ホワイトハウスで何が起きているのか。
この映画で起きていることに照らし合わせてみると、トランプに任せていていいのかな…。
と考えてしまう映画だった
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「女王陛下のお気に入り」試写
自分一人では何もできない王女と彼女を操る熟練の侍女
その二人の間に若さがウリのしたたか娘が割り込んで行く
そんな彼女たちの三つ巴が超絶面白かった
これは時代劇だけど、近い未来、やがてくる女性社会を感じ… https://t.co/Qk9rwLmJpT2019/01/28 22:50:38
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