1995年に製作・公開された「ジュマンジ」のリブート版。
ボードゲームからテレビゲームへとスケールアップした「ジュマンジ」の世界へ高校生4人組が紛れ込む!!

【満足度 評価】:★★★★☆
楽しかったなぁ!!
笑えるところが満載で、アクションも迫力あって、いつまでも、この世界にいられたらいいのにと思える楽しさがあった。
目次
「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」予告編 動画
(原作:Jumanji: Welcome to the Jungle)更新履歴・公開、販売情報
キャスト&スタッフ
出演者
〇ドウェイン・ジョンソン…(「スカイスクレイパー」、「モアナと伝説の海」(声のみ)、「ワイルド・スピード ICE BREAK」、「ワイルド・スピード7 スカイミッション」、「ワイルド・スピード ユーロミッション」、「ワイルド・スピード MEGA MAX」、「カリフォルニア・ダウン」、「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」など)
〇ケヴィン・ハート
〇カレン・ギラン
〇ニック・ジョナス
〇ボビー・カナヴェイル
…(「へレディタリー 継承」など)
監督
〇ジェイク・カスダン2017年製作 アメリカ映画
あらすじ
スペンサー、ベサニー、フリッジ、マーサの高校生4人組は、学校の居残り作業中に始めたテレビゲーム「ジュマンジ」の世界に紛れ込んでしまう。
すると、オタクのスペンサーは背が高くて筋肉ムキムキのブレイブストーン博士(ドウェイン・ジョンソン)になり、アメフト選手のフリッジは背が低いムース・フィンバー(ケヴィン・ハート)になり、ブロンド美少女のベサニーは中年男のシェリー・オベロン(ジャック・ブラック)になり、内気ながり勉少女マーサは、空手マスターのルビー・ラウンドハウス(カレン・ギラン)になっていた!
性別も年齢も乗り越えて、それぞれのキャラになった彼らは「ジュマンジ」の世界から抜け出すために、呪われたジャングルの呪いを説く「宝石」探しを始める!

感想(ネタバレあり)
ボードゲームからテレビゲームへルールも完全リニューアル!!
「ジュマンジ」かぁ。懐かしいなぁ~!!
と思ったら、オリジナルの「ジュマンジ」が製作されたのは1995年のことで、もう20年以上も前のことだった。
1995年版の「ジュマンジ」は、ボードゲームで、駒を進めていくとゲームに書いてあることが現実に起きてしまい、プレイヤーがゲームの中に迷い込んでしまうというアクションアドベンチャー作品。
それから20年。
ボードゲームの「ジュマンジ」はテレビゲームになって帰ってきた!
とはいえ、この「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」は、オリジナル版を見ていなくても十分楽しめる作品になっている。
なぜなら、ボードゲームがテレビゲームに進化して、ゲームの仕様もルールも完全にリニューアルされているからだ。
1995年版を観ていないまっさらな状態でも十分楽しめるはずだ。
唯一、ボードゲームからテレビゲーム版に進化しても変わらないのは、「良からぬこと」が起きることを知らせる「ドンドコドコドコドド ドンドコドコドコドド」というあの「ドラム音」は現在も健在である。
あの音が聞こえると、「あぁーーーやっぱりジュマンジだーーー」と思う。
さらに、今回は「笑い」や「アクション」もパワーアップ!!
ゲームのメインキャラをドウェイン・ジョンソンが演じることでアクションシーンは迫力満点だし、その友人たちをケヴィン・ハートとジャック・ブラックが演じることで笑えるシーンも倍増!
始まりから終わりまで、「アクション」と「笑い」で楽しませてくれるエンターテインメント作品になっている。
もしも、私もドウェイン・ジョンソンになれるのなら、この「ジュマンジ」の世界に入ってみたい!!と思った。
そうやって、みんなが、それぞれのキャラになりきってこの世界に入り込み、自分もゲームをしている気分で楽しめる。
そして、ずーーっとこの世界にいたいと思ってしまう楽しさがあった。

性格も見た目も真逆のキャラクターになることで成長していく主人公たち
今回「ジュマンジ」の世界に入り込むのは、居残りを命じられた高校生4人組。
オタクのスペンサーは、筋肉ムキムキでスポーツ万能な大男に、セルフィー大好きなブロンド少女ベサニーは中年男に、勉強が嫌いなアメフト選手フリッジは物知りで背が低い男に、運動嫌いなオタク少女マーサは空手の達人に。
それぞれが、性別と年齢を超えて全く別人になってしまう。
しかし、それが、なんとなくキャラクターを割り当てられたわけではなく、彼らがそれぞれのキャラクターに割り振られたことにちゃんと意味がある。
彼らはそれぞれが、ゲームの中では現実の自分とは真逆のタイプのキャラクターに変身するのだ。
そうすることで、スペンサーは勇気を持つこと、ベサニーは人間は見た目じゃないこと、フリッジは勉強することが生活に役立つこと、マーサは身体を鍛えることが命を助けることもあることを、それぞれ学んでいく。
この映画は、思春期真っただ中の彼らが、この世界に入り込み、自分とは真逆のキャラクターになりきることで、今まで知らなかった世界を知り、これまで苦手だったことが生きていく上で必要であることを学び、成長していく物語でもあるのだ。
その「『ジュマンジ』の世界に入ったら、ゲームのキャラクターになりきる」っていうのが、1995年版にはなかった新しいルールで面白かった。
中でも、「女子高生がシェリー・オベロン(ジャック・ブラック)の身体の中に入る」っていう設定が最高だった!
しゃべり方も、身体の動きも女子高生そのもので、さすが!ジャック・ブラック!!の面白さ。
また、ゲームのメインキャラクターをドウェイン・ジョンソンにしたのは、彼が「今、最もアメリカで稼いでいる俳優の一人」であり、みんなが「もしもドウェイン・ジョンソンだったらいいのに」と思えるキャラクターだから。
この新ルールが、この映画の成功のカギだったと思う。

仲間とのチームワークや協調性を学ぶ高校生たち
このゲームに入り込むまで、彼らは高校の居残り作業をしていた。
それぞれが問題を抱え、教師を怒らせ、居残り作業していたのだ。
そんな彼らが4人で学ぶのがチームワークや協調性だ。
幼い頃は友人同士だったスペンサーとフリッジは、高校生になって関係がギクシャクするようになっていた。
フリッジは勉強が苦手なため、勉強が得意なスペンサーに宿題をさせ、スペンサーはそれを適当にした結果、二人とも居残りに呼ばれる。
なので、スペンサーとフリッジにとって、これは仲直りの機会でもあった。
また、セルフィー大好きブロンド女子高生のベサニーは、携帯が手元にないと不安になってしまう。
しかし、「携帯がなくても」生きていけることを学び、今まで「目もくれなかった」クラスメートと力を合わせることを学ぶ。
そして、オタク少女のマーサはこれまで自分に自信が持てず、うつむき加減に歩くような女の子だった。
それが、実はスペンサーがマーサのことが好きだったことを知り、次第に自分自身に自信を持つようになる。
ナイスバディなキャラクターを手に入れたにも関わらず、それでも自信が持てずにいたマーサだったけれど、スペンサーのおかげで「戦う女」へと成長する。
そうやって、それぞれがそれまで勝手に生きていた高校生4人組だったが、思わぬ仲間を得て、相手に影響されたり、隣にいる仲間を信じたり、互いに手を合わせて成果を上げる喜びを知る。
スペンサーとマーサの初恋や、彼らが次第に自分自身に自信を持つようになっていく過程は、観ていて心がキュンとした。
見た目はおっさんでも、中身は高校生なのだ。

いつまでも、このジャングルでゲームをしていて欲しいと思う楽しさ
彼らがいた「ジュマンジ」の世界が楽しすぎて、もうすぐゴールだと思った時は、彼らにとっては素晴らしいことなのに、私としては「あぁ、もう終わりなのか。もっとステージがあったらいいのに」と思ってしまった。
彼らには悪いけど、いつまでも、この「ジュマンジ」の世界で、サイやジャガーの群れに追いかけられて欲しかった(笑)
彼らの「ジュマンジ」での使命は「ジャングルにかけられた呪いを解くこと」だったけれど、その「呪いを解く」ことよりも、彼らのキャラクターが成長する方に重点をおいて描いていたのが良かったと思う。
さまざまな困難に「どう向き合うか」「どう乗り越えるのか」を彼らと一緒に考えるのが楽しかったのだ。
これはしょせんゲームだから、「呪い」の理由なんて、どうでもいいのだ。
ヴァラエティ紙のネット記事によれば、この「ジュマンジ」には続編の企画があるそうで。
まだ、何も決まっていないようだけど、ゲームのキャラを演じた4人の続投は決まっているらしい。
(参考:映画「ジュマンジ」シリーズ、続編の作成へ)
次は、全く違う人たちがゲームに迷い込むのか、それとも彼らがまたゲームに迷い込むのかわからないけれど、次作も楽しみに待ちたい。
↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村

◆DVDで観る:「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」
![]() |
ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル ブルーレイ & DVDセット [Blu-ray] 新品価格 |

◆Amazonプライムで観る:「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」(字幕版)
![]() |
新品価格 |

◆Amazonプライムで観る:1995年版!「ジュマンジ」(字幕版)
![]() |
新品価格 |




