とにかく映画が好きなんです【本館】

とにかく映画が好きで、特にアメリカ映画大好きです このブログは、ネタバレありの映画鑑賞日記です。主にハリウッド映画と韓国映画をメインに感想を書いています


カテゴリ:海外ドラマ > ベター・コール・ソウル



ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード10『勝者』シーズン最終話。をNetflixで観た。

シーズン4は、チャックが亡くなった後、ジミーが弁護士資格を失ったところからスタートする。

このシーズンは、そのジミーがチャックの死を乗り越え、裏社会に片足を入れつつ、「ソウル・グッドマン」になるまで描かれる。

人は、いきなり足を踏み外すのではない。

少しずつ、少しずつゆっくりと黒くなっていくのだ。

ジミーとマイクを見ていると、人がどうやって裏社会に落ちて行くのかが分かる。


「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード9 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード9『おさらば』他人を巻き込むジミーの人たらし人生。ボブ・オデンカーク主演【感想】
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キャスト&スタッフ


出演者

ボブ・オデンカーク
…(「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

ジョナサン・バンクス
…(「トレイン・ミッション」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

〇レイ・シーホーン

〇パトリック・ファビアン

〇マイケル・マンド

ジャンカルロ・エスポジート
…(「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「オクジャ okja」、「ポーカーナイト 監禁脱出」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)


製作総指揮

ヴィンス・ギリガン
…(「ブレイキング・バッド」など)



ベター・コール・ソウル4





感想(ネタバレあり)


周りを敵に回しても、全てを手に入れるのが勝者


この最終エピソードは「勝者」についての物語だった。

オープニングでジミーとチャックが歌うのは、ABBAの「The Winner Takes It All(勝者が全てを手に入れる)」だ。



The Winner Takes It All

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勝者が全てを手に入れる。敗者は横で小さくなってたたずむしかない」という歌詞のこの歌は、これまでのジミーと、このエピソードの全てを表すことになる。



そのオープニングの回想シーンでは、ジミーがめでたく弁護士になったパーティで、ジミーがカラオケをしながらその歌を歌い始め、チャックが後から加勢して、二人でデュエットする。

その頃の2人は、先のことなど何にも考えていなかった。



そして、時は流れ、チャックが亡くなって一周忌を迎え、ジミーは再び弁護士の資格を取り戻そうとしている。



キムから「審査員に対して、偉大だった兄チャックの死を悲しんでいる方が誠実に見える」とアドバイスされたことから、チャックの名前がついた図書館を設立し、墓参りをして悲しんでいる姿をアピールし、奨学金の審査にも同席した。

それは、全てチャックの遺書通りに遂行しただけだけど、ジミーが主体で動いていることをアピールするのが大事なことなのだ。



また、その時の奨学金の審査では、ジミーの本音が見える場面があった。

奨学金を申請する生徒の1人に万引きで補導された経歴を持つ学生がいた。

彼女について、他の審査員たちは奨学金を見送るべきと判断した。

しかし、ジミーは「過ちと向き合った学生にをやり直せるチャンスをあげたい」と言って、奨学金候補に推すが、結局、その学生は落ちてしまう。



その後、ジミーはわざわざその子を追いかけ

「これから先、彼ら(弁護士たち)は、君のことを過ちを犯した人間だと思う。

仲間に入れるのはやめようとするだろう。

だけど、あいつらの言うことなど気にするな。

与えられないなら奪えばいい。勝者は全てを手にするんだ!」とアドバイスする。

それが、冒頭のABBAの「The Winner Takes It All(勝者は全てを手に入れる)」なのだ。



その後、ジミーはなかなかエンジンのかからないオンボロ車の中でむせび泣いている。

その学生にかけた言葉は、ジミーが自分自身に言った言葉だったからだ。



子供の頃からチャックに見下され、弁護士になっても「大した弁護士になれない」と言われたジミーは、チャックよりもずっと偉い弁護士になってやると思い、やがてチャックの仕事を奪うまでになる。

しかし、ジミーがチャックを追い詰めた結果、チャックは亡くなってしまったのだ。



それでもジミーは「自分は間違っていない。勝者が全てを手に入れるんだ」と自分を鼓舞したんだろう。

あの学生に言った言葉は、自分自身を奮い立たせるものだったし、その後に流した涙は、チャックを思ってのことであり、彼の中に残っていた最後の良心だと思った。



しかし、その良心も涙と共に流してしまったようだった。

ジミーに弁護士資格を戻すかどうかの審査で、ジミーは最後の陳述を求められる。

彼は予定通りチャックの話をしつつ

「私には素晴らしい兄がいて幸せだ。

もしも、再び弁護士になれたなら、マッギルの名に恥じぬ生き方をしたい」と演説をする。



そのジミーの言葉に、審査員もキムも心を打たれ、彼らの兄弟愛を思って感動の涙を流す

その結果、めでたく審査を通過し、再び弁護士の活動を始めることを許される。

しかし、その審査終了後、ジミーは舌の根の乾かぬ内に「マッギルの名前を捨てて屋号を『ソウル・グッドマン』にする」と言ったのだ。



亡くなったチャックは、ジミーが弁護士でいることを許さなかったけれど、ジミーはそんなチャックの死を見事に利用して、弁護士の資格を手に入れたのだ。

それこそがジミーの「勝者が全てを手に入れるの法則」であり、それにはキムも唖然とするしかない…。



そしていよいよ、次のシーズン5では「弁護士 ソウル・グッドマン」が誕生するだろう。

もしも、私の声をキムに届けられるのなら「今すぐ、家を出てジミーと縁を切って」と言ってあげたい…。



ベター・コール・ソウル4-10-1



予想外のところから運命に巻き込まれるマイク


ブレイキング・バッド」では、ガスの最も忠実な右腕として登場するマイク。

しかし、この「ベター・コール・ソウル」が始まったころは、会ったことさえもなかった。



そのマイクが、どうしてあれほどガスに忠実になるまでになったのか。

どこかで弱みを握られたのではないか…と思っていた。



その一端を匂わせる出来事が、このエピソードで起きる。

マイクが監視をしていたドイツ人作業員の中から、工事監督であるヴェルナーが逃走したのだ。

彼は、愛する妻に会わないと精神不安定になるため、たった4日間だけ外出して妻に会って、すぐに帰るつもりだった



しかし、本人はそのつもりでも周りはそれを許さない。

そもそも、妻だろうが、誰だろうが、工事中に外部の人間と会うことなど許されないのだ。

マイクは、ヴェルナーの逃走が発覚してから後を追い始める。

しかし、ヴェルナーを追いかけているのはマイクだけでなく、サラマンカファミリーのラロも彼のことを追いかけていた。



サラマンカは、ガスが何をしているのかを探っていたのだ。

マイクは、なんとかヴェルナーを見つけるが、ラロもまた、ヴェルナーの居場所を突き止め、ヴェルナーは工事の内容について、ラロに少し話し始めていた。

このままではまずいと思ったマイクは、ヴェルナーの妻をドイツにとんぼ返りさせ、ヴェルナーをすぐに連れて帰ろうとした。



けれど、ガスはどんな弁明も許さなかったのだ。

それを聞いて、マイクはガスに「ヴェルナーは自分で始末する」と言い、その後、荒野でヴェルナーを殺してしまう。

そもそもマイクからすると、ヴェルナーを逃がしたのは自分の責任であり、この始末を自分でつけないと、きっと自分も長くないと考えたのではと思った。

マイクだってヴェルナーのことを殺したくないけれど、自分の命を守るためにヴェルナーのことを殺したんだろうと思った。



失踪したヴェルナーは何をしてもガスからの信用は戻らないけれど、マイクはヴェルナーを殺したことでガスからの信頼が戻ったのだ。

でも、そうすることで、マイクはガスに借りができ、ガスから離れられなくなっていくのだ。



そして、そのヴェルナーの死の瞬間は、マイクの最期を思い出させるものだった。

前エピソードの感想で、「ベター・コール・ソウル」の因果応報になっているのが「ブレイキング・バッド」だと言ったけれど、「ブレイキング・バッド」で逃げようとしたマイクが銃で殺されるというのは、決して偶然ではないだろう。



そして、ガスと共に洗濯工場に現れるのは、あの気の毒な科学オタクのゲイル。

しかし、そのゲイルがガスを満足させることができなかったからこそ、彼らの歯車は狂い始めるのだ。

次のシーズン5では、どこかで、あの純度が高いメタンフェタミンが登場するのかと思うと、それだけでドキドキしてしまう…。



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ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード9『おさらば』をNetflixで観た。

「ベター・コール・ソウル」が「ブレイキング・バッド」の世界に近づいていく。

ヘクター・サラマンカが「恐怖のベル男」になり、マイクは洗濯工場のラボ工事で、困ったことが起きる。

ガスはサラマンカファミリーからある提案をもちかけられ、キムはジミーの人生に巻き込まれようとしている…。


「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード8 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード8『故郷の声』キムのアドレナリンを上げたものとは…。ボブ・オデンカーク主演【感想】
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キャスト&スタッフ


出演者

ボブ・オデンカーク
…(「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

ジョナサン・バンクス
…(「トレイン・ミッション」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

〇レイ・シーホーン

〇パトリック・ファビアン

〇マイケル・マンド

ジャンカルロ・エスポジート
…(「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「オクジャ okja」、「ポーカーナイト 監禁脱出」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)


製作総指揮

ヴィンス・ギリガン
…(「ブレイキング・バッド」など)



ベター・コール・ソウル4





感想(ネタバレあり)


謎ばかりが残るヴェルナーの失踪


「ブレイキング・バッド」では、しかめ面で、言葉を発することもできず、ただ無言でベルを鳴らし続けるヘクター・サラマンカは、なんとも異様で怖い感じがした。

その「ベル」は、サラマンカの親戚(何人親戚がいるんだ??)のラロからのプレゼントだった。

「Yesなら、ベルを鳴らせ」と、ラロが教えたことによって、ヘクターは何かあるたびにベルを鳴らし続けるようになる。

ナチョは、彼らのその様子を「こんなはずじゃなかった」と思いながら見つめている。



その後、ラロはナチョを連れてガスの店に行き、サラマンカを助けたことを感謝した上で、「対ドン・エラディオ」について手を組もうと話をしている。

そのドン・エラディオとは「ブレイキング・バッド」でガスと、ジェシーとマイクが訪ねて行って銃撃戦を繰り広げた、あのカルテルのボス

サラマンカも、ドン・エラディオも、ガスにとっては相棒を殺した敵でしかない。



けれど、確か「ブレイキング・バッド」では、ガスが反撃をするまで、ドン・エラディオとガスは友好関係にあったはずだから、この後、ガスはラロの申し出を断るのでは…?

と思ったけれど、どういう展開になるんだろうか…。



その頃、マイクは洗濯工場の地下工事の件で、心配事があった。

ドイツ人技師・ヴェルナーの様子が明らかにおかしい。

マイクの、寡黙だけど、こういう時の勘が鋭いところ大好き。



最初はヴェルナーの方から「どうしても妻に会いたい。週末に4日間だけ休みが欲しい」と言ってきた。

しかし、一旦「例外」を作ってしまうと、この先も無理な願いを認めなければならない。

だから、マイクは当然のように断るわけだけど、翌日、ヴェルナーは監視カメラに細工をして、姿を消してしまう…



ヴェルナーがした最後の仕事は、地下の岩盤をダイナマイトで発破することだった。

近くに大型トラックを走らせ、発破の音と、トラックが障害物を踏む音を重ね、周辺に全く聞こえることなく仕事をやり終えた。

しかし、その時、ダイナマイトにつながる線が切れていて、ヴェルナーがつなぎ直しに行くという作業が一回あって、線をつなぎながらヴェルナーは震えていたけれど、あの時、ヴェルナーに何が起こっていたのか

そして、ヴェルナーはどこへ行ったのか…。

謎だわーーー。ヴェルナーは何者なんだろう…。



ベター・コール・ソウル4-9-1



つい手を差し伸べて助けたくなってしまう。天性の人たらし ジミー・マッギル


ブレイキング・バッド」で、ソウル・グッドマンは、ウォルターとジェシーのビジネスに巻き込まれて、人生を台無しにされた気の毒な人だと思っていた。



けれど、この「ベター・コール・ソウル」を見て、ジミーは、自分の人生にチャックとキムを巻き込んで、彼らの人生を台無しにした人だと分かった。

いや、キムの人生は、まだ台無しになっていないけれど。

つまり、ブレイキング・バッド」のソウル・グッドマンは、ジミー・マッギルの因果応報的なキャラクターだ。



大手法律事務所の郵便係から始めたキムが、メサ・ヴェルデ銀行の法律顧問を務めるまでに成長し、「これからはプロボノ案件を積極的にこなしていきたい」という模範的な弁護士になった。

キムのこれからの人生を考えたら、この今の瞬間が、ジミーと手を切るタイミングなのだ。



ところが、スタートはキムと同じ郵便係だったのに、弁護士資格を停止され再審査でも再開を許されず、「次の審査は1年後」と言われてしまったジミー。

それを聞いたキムは「自らチャックのことを話して、反省している姿を見せるべきだった」と言う。

彼は、そんなキムに対し「どうせ俺のことなんて見下しているんだろう」と言ってキムを責めてしまう。



そんなダメ男のジミーを、キムは「何とかしてあげたい」と思い、手を差し伸べてしまうのだ。

まさに、そんなところが、「人の人生をダメにするジミー」なのだ。



かつて「ダメな奴だとわかっていても、手を差し伸べたくなってしまう弟」を留置場から救った結果、次第に生活に侵食されていったチャックと、今のキムはまるで同じではないか。

そうやって、周りの人たちに「どうせ俺はダメ人間なんだ」と吐露して、同情心をあおり、うまいこと自分の味方につけて、その人の生活を侵食していく…



ジミーは、それでも憎めないし、どうしても助けてしまうところがあるという「天性の人たらし」なのだ。

ということは、その「ジミーの法則」から、キムのこれからの人生を考えると、早く逃げろ!と思ってしまうけど、キムは、ジミーが弁護士に復帰するために一肌脱ぐのでは…と思う。

そうして、キムの人生を壊してでも、うまいこと自分が弁護士の職に就くのが、ジミー・マッギルの人生だからだ。




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ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード8『故郷の声』をNetflixで観た。

前回、キムが大量のペンとレターセットを買っているのを観た時は、「どうやって解決するの??」と思ったけれど、このエピソードを観て納得した。

今でいうSNSの「炎上商法」ではないけれど、大量の投書を送ることで世論を捜査し、検事局を動かすというやり方。

それはなるほど!と思ったのだけれど、それをやり遂げた後のキムの反応が意外だった。



「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード7 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード7『馬鹿な真似』知らないうちに彼氏がゲス野郎になっていた話。ボブ・オデンカーク主演【感想】
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ボブ・オデンカーク
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ベター・コール・ソウル4





感想(ネタバレあり)


情報操作で敵を惑わすという危ない橋…


ジミーと警官が押し問答をしているのを見て、「二人はケンカしている」と勘違いしたジミーの付き人ヒューエルが警官を突き飛ばし、逮捕されてしまった件について。

前回は、キムが大量に色付きのペンやレターセットを買い「良いアイディアがある」と言ったところで終了した。



そのキムの言う「良いアイディア」とは、様々な人たちがヒューエルの出身地から「どうか、町のヒーローであるヒューエルを逮捕しないでください」というお願いの手紙を書き、その大量の手紙を見たら検事局が考え直すだろう…という案。

それぞれの手紙には、電話番号が書かれている。

検事は、そこに書かれている電話番号に電話をし、それは、ジミーが売っているプリペイド携帯につながっていて、ジミーとその仲間たち(一緒にCM作ってた人たち)がその電話を受け、口から出まかせの「ヒューエルの美談」を聞かせる



つまり、手紙が本当であることを裏付けるために、あえて、そこに電話番号を書いたのだ。

ジミーは、バスに乗ってヒューエルの故郷に着くまで、ひたすら手紙を書き、同じバスに乗っている人たちに協力してもらったのだ。



検事局は、その大量の手紙で大騒ぎになり「なんとか穏便にすませるように」と担当検事に釘を刺す。



このエピソードの原題は「Coushatta(コウシッタ)」。

コウシッタとは、ルイジアナ州にあるインディアン居留地の名前

ヒューエルの美談を書いた大量の手紙はそこから届いたもの。



その手紙が本当のもので、検事局が判断を誤れば、人種問題に発展しかねないのだ。

だからこそ、検事局は大ごとになる前に、穏便に済ませるようにと指示を出したのだ。



この件で、一人の人間の刑を軽くすることに成功し、気を良くしたのはキムだった。

それまで、「倦怠期」のようだったジミーとキムの仲が復活。

「また、こういうことがやりたい!」とまで言い出している。



しかし、もしも、その真相がばれてしまったら詐欺罪に問われてしまうやり方

キムの本業(メサ・ヴェルデ銀行の法律顧問)に影響が出ないといいけれど…。



この時のキムを見て、以前、キムがジミーと組んでカモに酒をおごらせるというゲームを思い出した。

あの時も、成功するとキムのアドレナリンが上がっていた…。

再び、キムのダークな一面が目覚めてしまったのか…。



ベター・コール・ソウル4-8-1



ボスの本当の恐ろしさを知らないドイツ人たち


マイクは、ガスの下で選択工場の下にラボを建設する仕事をしていた。

「作業員たちにも時にはガス抜きも必要だ」と、ストリップクラブに連れて行き、どんちゃん騒ぎをさせていた。



その時、マイクは現場を仕切る技師と共に隣のバーで飲んでいた。

すると、マイクがストリップクラブで起きた騒ぎを鎮めるために席を離れている間、その技師は、その辺にいた人たちに「地下に部屋を作る方法」について絵を描きながら、クイズ形式で話をしていたのだ。



それを知ったマイクは、すぐさま会話を切り上げさせ、話を中断させる。

そして、「二度とこういうことはするな」と忠告する。



確かに、その様子をガスが見たら、即、消しかねないような行為だった。

明らかに、必要以上にしゃべりすぎだった。

その技師は「酒の席のことだし、明日になったらみんな忘れている」と言っていたけれど、そんなもんで許してくれるガスではないし、それを一番よく知っているのがマイクなのだ。



今回の「注意」で、ドイツ人たちがガスの恐ろしさを知ってくれるといいけれど…。



そして、ナチョの元にはサラマンカからの使いがやってくる。

ナチョが初めて会った時には料理をしていたけれど、「数字に強い」と言っていたから、会計士なのか??

ナチョは嫌な予感しかない…。



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ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード7『馬鹿な真似』をNetflixで観た。

チームを組んで最後まで一緒に頑張ろうと誓っても、それぞれの歩幅が違っていて、いつの間にかバラバラになっていた…なんてことは、よくあることだ。

キムとジミーの間にも、そんなことを感じた。

2人で一緒に事務所を開こうと思った時の気持ちは間違いではなかった。

しかし、お互いに違う時間を過ごしているうちに、いつの間にか進む方角が違ってしまったようだ…。


「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード6 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード6『ピニャータ』ジミーが良心を捨てるとき。ボブ・オデンカーク主演【感想】
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キャスト&スタッフ


出演者

ボブ・オデンカーク
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〇レイ・シーホーン

〇パトリック・ファビアン

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…(「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「オクジャ okja」、「ポーカーナイト 監禁脱出」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)


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ヴィンス・ギリガン
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ベター・コール・ソウル4





感想(ネタバレあり)


共に同じ方角を見て、同じ歩幅で歩いているはずだった


人は、見ている方向に進むようにできている。

真っすぐ歩いているつもりでも、横を向いて歩けば、顔が向いている方向に自然と身体が動いてしまう。

だから、二人で一緒に並んで歩き始めても、一人がよそ見をしていると、いつの間にか二人の間に距離ができしてしまうのだ。



もしも、離ればなれになりたくないなら、しっかりと手をつなぎ続けるか、常に話しかけるべきなのだ。

しかし、手を放してしまうこともあるし、会話が途切れることもある…。



それは、私たちの日常生活でもよくある話だ。

恋人同士、夫婦、友人同士、仕事仲間…など。

同じ方角を向いて、同じ歩幅で歩いているつもりでも、いつの間にかスピードが違ったり、方角が違ったりして、共に歩めなくなってしまうのだ。



キムとジミーも、共に同じ方向を向いて歩き始めたはずだった

しかし、ジミーが弁護士資格停止処分を受け、キムがメサ・ヴェルデ銀行の法律顧問になり、そのうち、キムがプロボノに目覚めると、二人の目指す方角が明らかに変わっていく。



そんな二人を表現したのが、オープニングだった。

そのオープニングを見ていると、最終的に、ジミーは一人で目覚め、一人で朝食をとる。

それは、きっとキムが今まで以上に忙しくなり、朝早く出るようになったからということだと思うけれど、ジミーとキムは一緒に暮らしていても、家庭内別居をしているような印象を受けずにはいられなかった。



そして、ジミーはキムと共に事務所のパーティに出席する。

その時、ジミーは初めて事務所のキムの部屋に入るのだけど、ジミーが事務所に使おうとしている部屋の倍ぐらい広いことや、その部屋には、キムの功績が山ほど積まれていることを知ってしまう。



さらに、そのパーティの場で、ジミーの「口から出まかせ」の演説をするのだけど、滑りまくりで、パーティ会場は冷え切って、凍ってしまう。

帰りの車の中は沈黙だった。



もうこれは、倦怠期とかではなく、明らかに二人の間に大きな溝ができている

そんな二人を見ていて、なんとも切なくなってしまった。

今だったら、まだ、ジミーには元に戻れる可能性があるはずだ。

けれど、それはもう無理なことを私は知っている。



ベター・コール・ソウル4-7-1



ジミーの知らないキム、キムの知らないジミー


キムの事務所に行って「現実」を知ったジミーは、さらにプリペイド携帯を売るようになる。

「ソウルに電話して」と書かれた名刺をばらまき、明らかに治安が悪い場所で携帯電話を売っていた。



それが、警官の目についてしまう。

「ドラッグの売人が名刺を持っていた」という理由でジミーを職務質問する。

ジミーと警官が口論しているのを見たヒューエルが、警官を殴ってしまい、ヒューエルは逮捕されてしまう。



困ったジミーがキムに相談。

それを聞いたキムは、裁判官になんとか刑を軽くすることはできないかと話を持ち掛けたところ、その裁判官はジミーについて「ドラッグディーラーに携帯電話を売っている、弁護士資格を停止されたゲス野郎」と言う。



この一言がキムに衝撃を与える。

ジミーが治安の悪い場所で、ドラッグディーラーに携帯電話を売っていることを、キムはその時初めて知ったのだ。

しかも、ヒューエルは前科があって、警察官を殴っている。

警察官のケガが大したことなくても、殴ったという行為は消えない。



キムはジミーに「ヒューエルは服役を免れることはできない。逃亡はまずいから言い聞かせて」と言うと、ジミーは「俺のやり方で説得する」と言う。

それを聞いたキムは、量販店店でマジックを大量に買い、ジミーを止め、「いい方法がある」と言う。



このキムの「いい方法」について、全く想像がつかないのだけれど、どういうことなんだろう…。



でも、ジミーの「ドラッグディーラーに携帯電話を売っている」という事実は、かなりキムを打ちのめしたと思う。

キムは、そういう人たちの犠牲者を法律で助けようとしているのに、ジミーはディーラーの方に加担

しているなんて。



ヒューエルを助けることはできるのだろうと思うけど、キムとジミーの間は修復できないだろう…と思った。



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ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード6『ピニャータ』をNetflixで観た。

長い人生の中で、「運命が変わる瞬間」というのは、そう何度もあるわけではない。

日々の生活の中で、何気なく様々な選択をし、いつの間にか今の人生が出来上がっている。

そして、数年後に「そういえば、あの時が人生の分岐点だったかも…」と思うのだ。

ジワジワとジミー・マッギルの人生がソウル・グッドマンへと変わりつつある中で、このエピソードではジミーの思い描いた未来を覆すできごとがある

のちのち、それはジミーの人生を変える分岐点になるのではと思った。


「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード5 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード5『危ない橋』人生が転がり落ちる時はいつもと同じ日常に隠れている。ボブ・オデンカーク主演【感想】
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感想(ネタバレあり)


実態はそのまま。名前を変えて再スタート


このエピソードのオープニング。

ジミーとキムがHHMの郵便係だった頃、ジミーは「オスカー予想」で賭けをしていた。

その時の一番人気はエマ・トンプソンアンソニー・ホプキンス共演の「ハワーズ・エンド」だった。

調べてみたところ、それは1993年のことで、「ハワーズ・エンド」とクリント・イーストウッド監督の「許されざる者」が最多ノミネートの一騎打ちで、結果、「許されざる者」が4部門受賞の最多受賞で、「ハワーズ・エンド」は3部門の受賞だった。



にもかかわらず、この場面で「ハワーズ・エンド」の話ばかりが出てきて、「許されざる者」の話が一つも出てこないということは、この年のアカデミー賞に不満だったということなのかも…(笑)



このオープニングの場面で大事なのはそこではなく、ジミーの兄のチャックが勝ったと言う訴訟(アイザクソン VS ヴァカリアン)の件だ。

親を亡くした遺族が遺産の整理をしていたところ、ある会社の株券が見つかった。

しかし、その会社は既に存在しないので現金化できないと言われてしまう。

しかし、よく調べてみると、その会社が名前を変え、存続させていることが分かる。



そこで、チャックは「その会社が名前を変えただけで実態は同じだから、株券は有効だ」と主張し、それを証明する判例を見つけ、勝訴したのだ。

その案件に興味を持ったジミーは、図書室に入るところで、話は終わっている。



実態はそのままだけど、名前を変えて、新しい会社として再スタートする。

それって、ジミー・マッギルがソール・グッドマンに名前を変えて再スタートする話と同じなのではないか…??




ベター・コール・ソウル4-6-1




ジミーの未来だったキムとの決裂


そのジミーは、このエピソードでキムとの間に決定的な亀裂ができてしまう。

キムは「私が本当にやりたいのは、銀行法ではなくプロボノだ」ということに気付いてしまったのだ。

プロボノというのは社会貢献のことで、専門の知識を生かして、貧しい人たちを救うことをいう



弁護士のプロボノといえば、日本の国選弁護人のような無料法律相談のことであり、そのために、キムはこのところジミーにも内緒で、裁判長から注意されても裁判所に通い続けたのだ。



キムのメイン顧客であるメサ・ヴェルデ銀行の仕事は、とても大きな仕事で実入りが良い仕事である。

しかし、キムが必死になってしなくても、そのほどんどの業務をパラリーガルに任せても大丈夫な仕事だし、実際にそうしている。



そこで、キムは大手弁護士事務所のシュワイカートに「事務所に金融部門を作って、一緒にやらないか」と持ち掛ける。

そうすれば、たとえキムが現場にいなくても、事務所の人間がメサ・ヴェルデ銀行の書類の作成をしてくれる。

前回、メサ・ヴェルデ銀行から「上がってきた書類にミスばかりで困る」と叱られたことから、キムは、たった一人のパラリーガルに任せ、自分がプロボノに夢中になっていたのがいけなかったんだと思い、そういう道を選んだのだろう。



それをジミーには「シュワイカートから声をかけられている」と嘘を言って、ジシュワイカートに行くと宣言する。

キムは、ジミーがまた一緒に法律事務所を設立したいと思い、そのためにがんばっていることを知っている

でも、それでは、メサ・ヴェルデ銀行に対して十分な対応ができないのだ。



プロボノなんて言ったら、ジミーとは真逆の仕事だ。

そんなキムがジミーと一緒にやっていけるはずがない。



このキムからの予期せぬ告白に、ジミーも相当ショックを受けたに違いない

しかし、ジミーは平静を装ってそんなキムの提案に賛成する。

それは、最大限の強がりだったはずだ。



このキムとの決裂は、ジミーの人生を大きく変えることになる



ジミーは、この後ピニャータ(お人形のかたちをしたくす玉のようなもの。メキシコ人がお誕生日なのどお祝いに使う)倉庫でチンピラたちを吊り下げ、脅す。

あまりの恐ろしさにビビったチンピラたちは、ジミーの話を聞くようになる。

そこで、ジミーはプリペイド携帯を自由に売り歩くことができる。



何としてでも、自分で利益を生み出し、弁護士再開の土台を作らなければならない。

こうして、ジミーはますます「口からでまかせの人生」を歩むようになるのだ…。




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ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード5『危ない橋』をNetflixで観た。

このドラマを通して、私たちは、登場人物たちが人生を転がり落ちる瞬間を目撃している。

このエピソードでジミーは裏社会への入り口を見つけ、マイクはガスに一歩近づいていく。

彼らのその後は知っているけれど、メサ・ヴェルデ銀行との関係が悪化しつつあるキムはどうなってしまうのか…。

さてさて、どうなってしまうのか…。

「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード4 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード4『話せと言うから』少しずつ近づいていく世界。ボブ・オデンカーク主演【感想】
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キャスト&スタッフ


出演者

ボブ・オデンカーク
…(「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

ジョナサン・バンクス
…(「トレイン・ミッション」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

〇レイ・シーホーン

〇パトリック・ファビアン

〇マイケル・マンド

ジャンカルロ・エスポジート
…(「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「オクジャ okja」、「ポーカーナイト 監禁脱出」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)


製作総指揮

ヴィンス・ギリガン
…(「ブレイキング・バッド」など)



ベター・コール・ソウル4





感想(ネタバレあり)


「プライバシーを守る携帯」が導く裏社会への入り口


世界はググググッと「ブレイキング・バッド」へと近づいていく

このエピソードのオープニングでは、ソウル・グッドマンがあらゆる書類をシュレッダーにかけ、大金を持って、人生消し屋に電話するところから始まる。



つまり、このオープニングは、ジミーが携帯ショップの店長をするところから、その転落人生は始まると言う予告なのだ。



では、ジミーが携帯ショップの店長になって何をしたのか。

プリペイド式携帯電話を「プライバシーを守るための携帯」と言って売り出すのだ。



ジミーは「同じものでも、見方を変えれば全く違うものに見える」ことに気付いたのだ。

プリペイド式携帯は、普通に売るなら「今すぐ使える安価な携帯電話」だ。

しかし、既に多くの人が自分の携帯を持っていて、もう一台携帯を買おうという気にはならない。



そこで、ジミーはそのプリペイド式携帯を「国から盗聴されたくない時に、一回だけ使う携帯」として売り出すのだ。

もしも、副業などの仕事を持っている人が「国に知られたくない収入」がある時、その収入についての会話を聞かれてしまったら、税理士に乗り込まれるのでは…と心配する。

でも「この携帯を使えば、国に盗聴されることはない。ただし、一回使ったらしばらく使わないように」とアドバイスする。



すると、そのジミーの説明に興味を持った客は、その携帯を一度に5台、6台と購入していくのだ。

もちろん、国が盗聴しているというのも、税理士が乗り込んでくるというのも嘘だ。

ジミーは、その「口から出まかせ」に、お客が本気で騙される様子をみて、チョロいと思ったに違いない

それが、次第に快感へと変わっていく。



なぜなら、そもそもジミーは詐欺師だったのだ。

かつての栄光を思い出し、久しぶりに血が騒いだに違いない。



その快感に味をしめたジミーは、夜中、ライダーたちに携帯を売り歩くが、最後にはボコボコにされてしまう。

しかし、全ての携帯をそこで売り切ったジミーは「プライバシーを守る携帯は裏社会に需要がある」と確信したはずだ。

ジミーはその時、裏社会の入り口に立ったのだ。



ベター・コール・ソウル4-5-1



洗濯工場へようこそ!!


ガスに「仕事がある」と言って呼び出されたマイク。

その仕事とは、お客に袋をかぶせて、景色を全く見えないようにして「ある場所」へ連れていく仕事だった。



私はてっきり「料理人」を連れてきたのかと思った。

しかし、そうじゃなかった。

ガスが呼んだのは、建築関係者だった。



その「ある場所」とは、「あの洗濯工場」だったのだ。

マイクは「あの洗濯工場」へ建築関係者を連れていき、「洗濯機を入り口にして、地下にラボを作る」という工事を「周りに気付かれずに」どれぐらいの期間でできるのか

という見積もりをさせる仕事だった。

ガスは、その見積もりをする様子を裏でコッソリ見ていて、「この人間なら大丈夫」と思った時だけその場に登場するのだ。



これにはワクワクした!

ついに「あのラボ」が登場したのだ。

その建築工程を観られるなんて!!

うぉぉぉぉぉ。



ジミーは、ソウル・グッドマンに一歩近づき、マイクは、ガスの世界に一歩踏み入れたのだ。

彼らが人生から転がり落ちるまで、あとわずか…。



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ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード4『話せと言うから』をNetflixで観た。

このドラマは、他のドラマと違って「結末が分かっている」という面白さがある。

で、実際に、少しずつ「ブレイキング・バッド」の世界に近づいている。

ガスとマイクの距離が近づき、ジミーはソウルに近づいていく…。



「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード3 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード3『みんなめでたし』それぞれが自分の心に従って道を歩み始める…。ボブ・オデンカーク主演【感想】
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キャスト&スタッフ


出演者

ボブ・オデンカーク
…(「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

ジョナサン・バンクス
…(「トレイン・ミッション」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

〇レイ・シーホーン

〇パトリック・ファビアン

〇マイケル・マンド

ジャンカルロ・エスポジート
…(「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「オクジャ okja」、「ポーカーナイト 監禁脱出」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)


製作総指揮

ヴィンス・ギリガン
…(「ブレイキング・バッド」など)



ベター・コール・ソウル4





感想(ネタバレあり)


ガスの世界に引き寄せられていくマイク


世界は少しずつ「ブレイキング・バッド」に近づいている。

マイクは義娘のステイシーと共に、遺族の会のグループセラピーに参加している間に、人の不幸を食い物にしている男を見つけ、それをそこでぶちまけてしまう。

他の参加者は、その人が本当に遺族だと信じていて、指摘したのはマイクだけだった。

マイクの「人を探る癖」は、どこでも頭角を現してしまう



ガスの手下に撃たれたナチョは、サラマンカの双子を連れてエスピノーザの隠れ家へ行く。

ナチョは双子に「撃ったのはエスピノーザの手下だ」と言ったからだった。

その結果、エスピノーザのシマは全滅、サラマンカの双子はほとぼりが冷めるまでメキシコへ帰ることになった。



つまり、これでガスにとって邪魔な存在だったエスピノーザ一家も、サラマンカ一家もいなくなったのだ。

ガスがナチョを使った策略が全て成功したのだ。



そのガスはマイクを呼び出し、ナチョについて文句を言う。

マイクはガスがサラマンカを狙っているのを知っていて、ナチョがその邪魔をすることを知っていながら紹介したとガスは言う。



しかし、ガスがマイクを呼んだのは、その苦情を言うためではなかった。

さらなる仕事の依頼のためなのか。

それがどんな仕事なのか分からないが、ガスとマイクの距離がまた一歩近づいたのだ。



ベター・コール・ソウル4-4-1



「良心的な弁護士」のレールから外れ始めたジミー

キムは、裁判所に入り浸る。

メサ・ヴェルデ銀行の仕事があるはずなのに、判事に注意されても裁判所に入り浸る

キムがしたいのは、そんな大きな仕事ではなく、裁判所での雑用だったのでは…と思えてくる。

キムは、このまま弁護士の仕事をしないつもりなのか…。



ブレイキング・バッド」で、印象に残っているのは、いつもソウル・グッドマンの机の引き出しに入っていた携帯電話だ。

彼らがいつも内緒の話をするとき、「番号がばれない」携帯電話をソウルはいつも持っていて、ウォルターやジェシーに渡していた



そのソウルと、このジミーが、このエピソードでつながる

ジミーはキムに「前向きにがんばっている」ことを見せるために、面接でたまたま合格した携帯ショップの店長をすることにした。



その後、フンメル人形の「バイエルンの少年」で組んだ相手から「仕事ごとに携帯を変えている」「盗聴対策」という話を聞き、「これを仕事にしよう!」と思いつくのだ。

早速、ジミーは店に帰り「プライバシー保護は当店へ」というキャッチコピーをデカデカと書く。



相変わらず、すぐにビジネスにしてしまうジミーの素早さが素晴らしい。

これで、あの大量に持っていた携帯の謎が解けて、ちょっと嬉しかった。

ジミーもこうして、また一歩ソウル・グッドマンに近づいていく…。




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ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード3『みんなめでたし』をNetflixで観た。

詐欺をして留置場に入れられた時、弁護士の兄チャックに助けられたジミーは、人生を変えるためにチャックと同じ弁護士を目指すようになる。

その頃は、本当に良い人間に生まれ変わろうと思っていたのだ。

しかし、チャックとの兄弟げんかもあり、弁護士の資格停止になった時から、少しずつ詐欺師の世界に戻ろうとしている。

口のうまさは天賦の才能ということなのか。

少なくとも良い弁護士とはかけ離れた世界へとジミーは進み始めている…。


「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード1 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード1『煙』ジミーがソウル・グッドマンになるまでの第一歩がここから始まる。ボブ・オデンカーク主演【感想】
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キャスト&スタッフ


出演者

ボブ・オデンカーク
…(「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

ジョナサン・バンクス
…(「トレイン・ミッション」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

〇レイ・シーホーン

〇パトリック・ファビアン

〇マイケル・マンド

ジャンカルロ・エスポジート
…(「メイズ・ランナー 最期の迷宮」、「オクジャ okja」、「ポーカーナイト 監禁脱出」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)


製作総指揮

ヴィンス・ギリガン
…(「ブレイキング・バッド」など)



ベター・コール・ソウル4





感想(ネタバレあり)


アルバカーキのドラッグビジネスを牛耳るために


ある世界のトップに立つものは、その世界を思うがままに操れるようになってこそ、頂点に君臨することができる。

ブレイキング・バッド」では、アメリカの重要なドラッグ流通拠点であるニューメキシコ州アルバカーキでドラッグビジネス界のトップに君臨するガスが、「どのようにしてトップにまで登りつめたのか」がこの「ベター・コール・ソウル」では描かれている



本来なら自分の手でサラマンカの息の根を自分で止めようと思っていたガスだったが、ナチョによって邪魔されたことに気付く。

そこで、ナチョの目の前で、サラマンカの部下を殺し「お前は俺のものだ」と宣言したガス。

このエピソードでは、その同僚とナチョが「ブツを移送中に襲われた」という事故を偽装する。



その上、ナチョはガスの部下に腹部を撃たれ、生死をさまようことに。

「これで本物っぽくなったな」とガスの部下はほくそ笑む。



そうして運び手がいなくなったサラマンカ側は、「しばらくメキシコからの流通を止める」とガスに申し出る。

これこそが、ガスが待っていた反応だったのだ。

サラマンカのブツに頼らず、サラマンカに金を流すことなく、アメリカ国内でドラッグを製造し販売する

それが、ガスが考えていたゴールなのだ。



そうしてガスは「国内でドラッグを製造できる料理人」が必要になったのだ。

その時、ガスにはお抱えの料理人がいて、ある科学者にブツの純度を検査させる。

その「ある科学者」こそ、後々、ウォルターと会って酷い目に遭うゲイルなのだ。



これで「ブレイキング・バッド」につながったと思った。

ゲイルは「そのブツは純度が良くない。自分ならもっと良いブツを製造できる」と豪語していたけれど…。

この後、ガスはウォルターが作ったメタンフェタミンの存在を知るのだ。



ベター・コール・ソウル4-3-1



「良心的な弁護士」のレールから外れ始めたジミー

その頃、ジミーはまだドラッグビジネスとつながっていない。

けれど、着実に悪への道へと歩み始めている。



ジミーは面接で訪れたコピー機販売店で、高価な骨とう品の置物を見つける

それは「フンメル人形」と呼ばれる陶磁器人形で、一つ一つがハンドメイドで作られているため、とても高値がつくという。

その中でジミーが狙っているのは「メリーワンダラー」という男の子の人形であり、ジミーが言うには4000ドルで流通しているらしい。

↓日本でも高値で流通しているフンメル人形

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ジミーは、そのコピー機販売店に忍び込んで、一見「フンメル人形らしい」人形と差し替えてしまえば、誰にも気づかれないだろうと考えた。

そこで、ジミーはその話を警備に詳しいマイクに持ち掛けるが、マイクには断られてしまう。

そんな明らかに窃盗目的のことはしたくないんだろう。

結局、ジミーは他の人に頼んで目的のブツを手に入れる。



そうして、またジミーは道を一つ踏み外すのだ。

少しずつ少しずつ踏み外して、気付いたときには「正しい道」に戻れなくなってしまうのだ。



キムはメサ・ヴェルデ銀行との仕事を再開。

しかし、あまり気が乗らない。

こんな生き方をしていていいのだろうか…と思い始めたんだろう。



そして、翌日の朝、ジミーにチャックからの遺産の話をする。

ジミーがチャックからの遺産5000ドルに「そんなもんだろう」と満足し、チャックからの手紙を読み始める。

チャックはジミーに5000ドルしか残さなかったけれど、残りのお金で多額の奨学金を設立しているし、家は元妻レベッカの物になった。



キムは、ジミーの現在の生活を思うと、奨学金のことを言い出せないでいるのだ。

キムは「ジミーがそれを知ったら怒るに違いない。そんなジミーはかわいそう」と思っているのではないか。

チャックからの手紙は、大半の遺産が奨学金として消え、家はレベッカに譲られたという結果の上で書かれたもの。



その手紙を読むと、遺産の大半を奨学金に寄付し、ジミーには5000ドルしか残さなかったというのは、産まれた時からジミーは誰からも愛された人生を送り、チャックはそうでなかったことに対する復讐なのでは…と思えてくる。

チャックは愛される人生をジミーに奪われたんだから、ジミーに金は残さない…。

そう言っているのではないか。

ますます、キムはジミーに奨学金のことを言い出せなくなってしまう…。



そんなキムの姿を見て、ハワードもキムも、弁護士として「持つべき良心」を持っていると思った。

嘘をついていることに対して良心の呵責に悩まされている。

しかし、それに対して、ジミーは良心の呵責自体をなくしつつある…



ジミーは、キムやハワードとは路線を外れ、違うレールの上を走り始めたのだ…。



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ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード2『息の根』をNetflixで観た。

「生まれつきの悪などいない」という性善説を私は信じている。

このドラマで言えば、ガスは登場した時から明らかに「悪」だけど、彼は彼でチリからアメリカまで流れてきた間に、様々なことを経験したのだろう。

ジミーは、このシーズン4に入って善と悪の間にいて、やや悪の方へ傾きがちになっている。

この「ベター・コール・ソウル」は、その「少しずつ足を踏み外して、悪に近づいていく」という描き方が絶妙にうまい。

どんな人も生まれた時から悪ではないが、少しずつ「悪の成功体験」を積み重ね、いつの間にか「悪」になってしまうのだ…。



「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード1 観ました!!

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出演者

ボブ・オデンカーク
…(「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」など)

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ベター・コール・ソウル4





感想(ネタバレあり)


この世界の全てを牛耳るラスボスが降臨した瞬間


このドラマで元々悪だったのはガスだ。

ガスは、ドラッグカルテルで成功するためにビジネスをしていた。



そのガスの元へ、ジミー、マイク、ナチョが段々と吸い寄せられていく

彼らは、真面目な性格ではないけれど、元々、悪というわけでもない。

そんな彼らが、毎日少しずつ小さな過ちを犯して、悪の道へと引きずり込まれていく。

その構図は「ブレイキング・バッド」でウォルターが少しずつ悪の道へと吸い寄せられていったのと同じだ。



その中心地にいるガスの最大の目的は「ヘクター・サラマンカに相棒を殺された恨みを晴らすこと」だ。

しかし、ナチョがヘクターに違う薬を飲ませたことで、その計画が崩れてしまう

ガスには心に決めた「ヘクターの死に時」があったのだろう。

ところが、ナチョが入ってきたせいで、ヘクターは「その時」を迎えることなく昏睡状態になってしまったのだ。



「このまま死なせてたまるか」と思ったガスは、名門ジョンズ・ホプキンズ病院から専門医を招き、なんとかヘクターの意識を回復させようとする。

ヘクター・サラマンカの運命は俺が決める!

それが、ガスの願いなのだ。



そして、「余計なことをした」ナチョに対しては、強制的にドラッグの取り分を減らすことにし、「お前がやったことは分かっている。お前は今日から俺のものだ」とガスはナチョに宣言する。

それは、この「ベター・コール・ソウル」の世界に「ラスボス」が降臨した瞬間だった。



ベター・コール・ソウル4-2-1



ジミーがイラついている原因とは…


その頃、ジミーは就職活動を始めていた。

きっと、チャック以外のことを考えたかったのだろう。

しかし、面接に行ったコピー機の営業所で素晴らしい営業スピーチをして、「あなたを採用します」と言わせた後に「こんなところで働くわけがないだろ!クソが!」と言って帰っていく。



そんなジミーは明らかに人格が破綻しているけれど、チャックの件の反動なんだろうなと思った。



ジミーがイラついているのは、人々が「表面的なところしか見ない」ところだ。

それは、このコピー機販売店の面接官にもジミーがそう言っている。



たとえ、どんなに素晴らしいスピーチをした人でも、実は犯罪者かもしれないし、人格綻者かもしれない

その人の人となりやその人間性を調べようともせずに、「その場のノリ」で採用を決めてしまう



それは、キムとハワードにしても一緒で、チャックが亡くなったことに対して、ジミーがどう思っているかも聞かずに「ジミーは悲しんでいる」とか「ジミーは遺品はいらないと言っている」と決めつけている。

もしかして、チャックの遺品の中にジミーが欲しがっているものがあるかもしれない。



ジミーは、次から次へと悪事をなし悪の道へと進んでいるのに、誰もそのことに気付かず、それどころか、キムはジミーを変わらずに愛し、支えてくれている

ジミーの中にわずかに残っている良心が、そのことにイラつき、腹を立て、関係ない人に八つ当たりをする。

引き返すなら今のうちなのに…。



「チャックの自殺の真相はハワードではなくジミーにある」なんて思いもよらないキムは、ハワードに「なんで、悲しんでいるジミーに『チャックは自殺だ』なんて言うのよ!!」と言って責めるのだ。



その日、ジミーとキムはジェームズ・キャグニー主演の映画「白熱」(1949年製作)を見ている。

この映画、私は見ていないのだけれど、どうやらジェームズ・キャグニーが、一番信頼していた仲間に裏切られる話らしい。


白熱(1949) (字幕版)

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それって…、後々ジミーがチャックにしたことが全てキムにばれて、キムが一番信頼しているジミーに裏切られる…という今後を暗示している…のではないのか…。

でも、そうでなかったら、何のために、この「白熱」が選ばれたのか…。



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ボブ・オデンカーク主演の海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>エピソード1『煙』をNetflixで観た。

楽しみだったシーズン4が、ようやくスタートした!!

ブレイキング・バッド」でドラッグディーラー専門の弁護士として登場するソウル・グッドマンは、「いかにして誕生したのか」を描く、この「ベター・コール・ソウル」

前シーズン最終話で、ジミーの兄チャックが焼身自殺し、このシーズン4はその後の世界が描かれる。

早速、ジミーはソウル・グッドマンへと向かって良心を失い始める…。


「ベター・コール・ソウル」<シーズン4>予告編 動画

(原題:Better Call Saul)




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〇 「ベター・コール・ソウル」<シーズン3>エピソード10 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「ベター・コール・ソウル」<シーズン3>エピソード10『灯り』シーズン最終話。弱者を助けるために弁護士になったはずだったが…。ボブ・オデンカーク主演【感想】
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キャスト&スタッフ


出演者

ボブ・オデンカーク
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ベター・コール・ソウル4





感想(ネタバレあり)


じわじわと良心を失っていくジミー


物語は、前シーズンのラストでチャックの家が火事になった後、ジミーにチャックの訃報の電話があったところからスタートする。



ここから、じわじわとジミーが「良心」を失っていく

そもそもジミーは「良心の塊であるべき弁護士」なのに、業務停止となっているとはいえ「良心」を失っていくとはどういうことなのか。



最初の嘘。

チャックの焼けた家で呆然としていたキムに

「5日前に会った時には、電気をつけて病気も治っているように見えたのに、どうしてこんなことに」

とジミーは言う。



そこから、ジミーの嘘が始まっていく。

いやいや、最後に会った時には大ゲンカしてたし。



そうやって、「チャックの死に自分の責任はない」とアピールしつつ、自分とチャックの関係について、うまーーく、周りの人たちを煙に巻いていく

キムは、ジミーのことを疑うこともなく慰める。



実際のところは、チャックが解雇されたことを知ったジミーがチャックを訪ね、「全てが俺のせいではないが、もしも同じことが起きたら、次は違う方法にする」と言うのだが、その言い方に激怒したチャックはジミーと決裂。

自分を見失ってしまったチャックは、全ての電気を壊して、最後にランタンを落とすのだ。



人の最後というのは、こういうものなのかもしれない。

「えぇ?そんなことで??」ということが、怒りのスイッチを入れてしまうことがあるのだ。

チャックにとっては、その言葉がそれまでのジミーとの関係性の全てを表していて、プチンとキレてしまったのだ。



そして、火事は起きてしまった。

おそらく、ジミーはチャックの性格を熟知していて、自分とのケンカが今回の火事の原因に違いないと気付き、その日、チャックを訪ねなかったことにしたのだ。

その発言を裁判所でしていたら、「偽証罪」というところだろうか。



ベター・コール・ソウル4-1-1



ハワードの悲痛な告白が、ジミーに幸運をもたらす


そんなジミーに対して、思わぬ援護射撃がやってくる。

ハワードが、キムとジミーに対して「チャックが自殺したのは、私が解雇したせいだ」と告白するのだ。

「なんて、ラッキーなんだ。これでチャックの死は俺のせいじゃなくなった」とジミーは腹の底で思ったに違いない。




きっと、ハワードはハワードなりに良心が痛んで耐えられなかったんだろう。

ハワードには、まだ「人としての良心」があるのだ。



しかしその裏で、そのハワードの告白を聞きながら、ジミーは表面は神妙にしつつ、ハワードを責めないという広い心を見せ、心の中でガッツポーズをしていたに違いない



確かに、ハワードがチャックをクビにしたのは、プライドの高いチャックを絶望させたできごとの一つかもしれない。

だから、「ハワードに全く責任がない」というわけでもない。



しかし、そもそも、チャックが「保険会社を訴える!」と言い出した原因はジミーにあって、そのことはジミーも気付いていたはずだ。

もしも、ジミーが保険会社に「チャックは病気だ」と言わなければ、保険会社も保険料を倍にするなんてことを言い出さなかったし、チャックが激怒することもなかったし、ハワードがチャックを解雇することもなかった。



ここでハワードからジミーに対して思わぬ援護射撃があり、ハワードはチャックの死に対して良心を痛めているにも関わらず、ジミーは、ハワードのおかげで逃げ切れたことで喜んでいる

そうして、ジミーは完全に良心を失い始めた…

ハワードが沈痛な面持ちで悲しい話をし終えた後に、鼻歌を歌っているジミーが、その全てを表している…。



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