コリン・ファース、リース・ウィザースプーン主演の映画「デビルズ・ノット」をWOWOWで観た。
アメリカのメンフィスにある小さな町で起きた、3人の少年の殺害事件の実話の映画化。
観終わった後に、思わず、「はぁっ??」って言った。
なんなんだよ~。これ~
◆「デビルズ・ノット」DVD
◆冤罪で逮捕された3人を励ますために作られたコンピレーションアルバム「フリー・ザ・ウェスト・メンフィス3」
アメリカのメンフィスにある小さな町で暮らすパム(リース・ウィザースプーン)の息子のスティーヴが、友達のマイケル、スコットと一緒に自転車で遊びに行ったきり帰って来ないという事件が起きる。
幼い少年たちの失踪事件に、町中が注目し、警察も必死に捜索をするが、少年たちは地元の人たちに「悪魔の森」と呼ばれる森の中で、裸にされ、手足を縛られたそのまま亡くなった状態で発見される。
マスコミの注目度が増す中、警察は、悪魔教を崇拝している十代の少年たちを逮捕する。
その逮捕を異常と感じた私立探偵のラックス(コリン・ファース)は、事件について、独自に調査を始めるのだが・・・

この映画は、「実話に基づいた話」なので、「実際にあったこと」しか映像にされていない。
監督や、脚本家の主観や余計な解釈はここには込められていない。
「実は、アメリカの小さな田舎町で、こんなことがあったんだけど、あなたはどう思う??」
そんな風に問いかけられているような映画だった。

「どう思う?」
って言われても、事件が解決すると思っていたんだよね。
それにしちゃ~、適当な警察だなぁって思ってて、証拠品は無くすし、尋問はなんだか適当だし、裁判では、いきなり非公開にするし。
それに、犯人だと言われた男の子も、悪魔教崇拝とか言われてたけど、ただのマリリン・マンソン好きの男の子みたいに見えるけど~って思ってた。
だから、きっと、証拠は無くしちゃっても、どこからか、あの「血だらけの黒人」が出てきて、話がどっかで急展開するんだろうなぁって、軽~く考えてたところ、実は冤罪で、犯人が見つかっていないとか・・・。
初めは3人だった被害者も、冤罪という二次被害者を出してしまい、18年間も獄中生活を送ったとか。
あぁぁぁぁなんてことなんだ。

犯人とされた3人の少年たちが不幸だったのは、無能な警察と、無能な弁護士たちだったこと、彼らの味方だった探偵がいただけ良かったけど、それでも、探偵は弁護士にはなれない。
でも、こんな映画を観てしまうと、アメリカの田舎町でも、こんなことがあるんだなぁって思っちゃう。
なんだか、すごく失礼だけど、韓国映画の題材になりそうな話だから、韓国が舞台だったら妙に納得がいくのに(笑)
その後、冤罪になってしまった少年たちは、18年後に「罪を認める」ことを条件に釈放された(それもおかしい!!)らしいけど、その後、どう暮らしているんだろうか、仕事とか、自由とか。
警察は、彼らの人生を台無しにしてしまったことを、どう思うんだろうか・・・。

この事件の捜査状況がおかしいと判断して、個人的に調査を始めた探偵役にコリン・ファース。
「マンマ・ミーア!ヒア・ウィーゴー」、「キングスマン:ゴールデンサークル」、「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、「キングスマン」、「リピーテッド」、「マジック・イン・ムーンライト」、「レイルウェイ 運命の旅路」、「裏切りのサーカス」などなど・・・
本当に、仕事しすぎだよね!コリン・ファースって(笑)
しかし、私は、今回は、リース・ウィザースプーン(「わたしに会うまでの1600キロ」)がおばちゃんやっててビックリした。
すごい、田舎町にいそうなパートのおばちゃんのパム。
鈍感そうなのに、息子のこととなると急に敏感になって、旦那を怒らせちゃうパム。
良かったなぁ~。

監督はアトム・エゴヤン(「白い沈黙」、「手紙は憶えている」)。
だからかなぁ。
田舎町だってこともあるけど、時間がゆーーーーったり流れてるの。
私としては、もう少しチャカチャカして欲しかったかな。
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アメリカのメンフィスにある小さな町で起きた、3人の少年の殺害事件の実話の映画化。
観終わった後に、思わず、「はぁっ??」って言った。
なんなんだよ~。これ~
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あらすじ
アメリカのメンフィスにある小さな町で暮らすパム(リース・ウィザースプーン)の息子のスティーヴが、友達のマイケル、スコットと一緒に自転車で遊びに行ったきり帰って来ないという事件が起きる。
幼い少年たちの失踪事件に、町中が注目し、警察も必死に捜索をするが、少年たちは地元の人たちに「悪魔の森」と呼ばれる森の中で、裸にされ、手足を縛られたそのまま亡くなった状態で発見される。
マスコミの注目度が増す中、警察は、悪魔教を崇拝している十代の少年たちを逮捕する。
その逮捕を異常と感じた私立探偵のラックス(コリン・ファース)は、事件について、独自に調査を始めるのだが・・・

感想(ネタバレあり) 実際にあったことを、その通り映画化
この映画は、「実話に基づいた話」なので、「実際にあったこと」しか映像にされていない。
監督や、脚本家の主観や余計な解釈はここには込められていない。
「実は、アメリカの小さな田舎町で、こんなことがあったんだけど、あなたはどう思う??」
そんな風に問いかけられているような映画だった。

事件は解決すると思って見ていたのに・・・
「どう思う?」
って言われても、事件が解決すると思っていたんだよね。
それにしちゃ~、適当な警察だなぁって思ってて、証拠品は無くすし、尋問はなんだか適当だし、裁判では、いきなり非公開にするし。
それに、犯人だと言われた男の子も、悪魔教崇拝とか言われてたけど、ただのマリリン・マンソン好きの男の子みたいに見えるけど~って思ってた。
だから、きっと、証拠は無くしちゃっても、どこからか、あの「血だらけの黒人」が出てきて、話がどっかで急展開するんだろうなぁって、軽~く考えてたところ、実は冤罪で、犯人が見つかっていないとか・・・。
初めは3人だった被害者も、冤罪という二次被害者を出してしまい、18年間も獄中生活を送ったとか。
あぁぁぁぁなんてことなんだ。

事件のその後は・・・??
犯人とされた3人の少年たちが不幸だったのは、無能な警察と、無能な弁護士たちだったこと、彼らの味方だった探偵がいただけ良かったけど、それでも、探偵は弁護士にはなれない。
でも、こんな映画を観てしまうと、アメリカの田舎町でも、こんなことがあるんだなぁって思っちゃう。
なんだか、すごく失礼だけど、韓国映画の題材になりそうな話だから、韓国が舞台だったら妙に納得がいくのに(笑)
その後、冤罪になってしまった少年たちは、18年後に「罪を認める」ことを条件に釈放された(それもおかしい!!)らしいけど、その後、どう暮らしているんだろうか、仕事とか、自由とか。
警察は、彼らの人生を台無しにしてしまったことを、どう思うんだろうか・・・。

コリン・ファース X リース・ウィザースプーン X アトム・エゴヤン
この事件の捜査状況がおかしいと判断して、個人的に調査を始めた探偵役にコリン・ファース。
「マンマ・ミーア!ヒア・ウィーゴー」、「キングスマン:ゴールデンサークル」、「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、「キングスマン」、「リピーテッド」、「マジック・イン・ムーンライト」、「レイルウェイ 運命の旅路」、「裏切りのサーカス」などなど・・・
本当に、仕事しすぎだよね!コリン・ファースって(笑)
しかし、私は、今回は、リース・ウィザースプーン(「わたしに会うまでの1600キロ」)がおばちゃんやっててビックリした。
すごい、田舎町にいそうなパートのおばちゃんのパム。
鈍感そうなのに、息子のこととなると急に敏感になって、旦那を怒らせちゃうパム。
良かったなぁ~。

監督はアトム・エゴヤン(「白い沈黙」、「手紙は憶えている」)。
だからかなぁ。
田舎町だってこともあるけど、時間がゆーーーーったり流れてるの。
私としては、もう少しチャカチャカして欲しかったかな。
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コメント
コメント一覧 (2)
こちらの映画は未見ですが、元の事件が、先月放送の世界法廷ミステリーにも取り上げられてましたね。
殺害されたこどもたちの父親のひとりが取材を受けるという構成でしたが、番組進行の上で衝撃的な結び方でした。
真犯人はこの事件で罪に問われることがないというのは、司法取引に馴染みのない我々日本人にとって、法治国家とは、法秩序とは一体何なんだろうと深く考えさせられました。
コメントありがとうございます。
>こちらの映画は未見ですが、元の事件が、先月放送の世界法廷ミステリーにも取り上げられてましたね。
そうだったんですね。初めて知りました。
なので、このメンフィス3のことも映画で初めて知りました。
アメリカでは、随分有名な事件のようですね。
>真犯人はこの事件で罪に問われることがないというのは、司法取引に馴染みのない我々日本人にとって、法治国家とは、法秩序とは一体何なんだろうと深く考えさせられました。
本当ですね。
私も、映画のラストで冤罪だということを知って、しばらく呆然としてしまいました。
アメリカでも、メンフィス3についてのドキュメンタリー番組がテレビで放送されて、大きな反響を呼んだと聞いています。
私も、そのドキュメンタリー番組がどういうものだったのか、とても気になったのですが、もしかしたら、MHさんがご覧になった番組が、そのドキュメンタリー番組かもしれないですね。
その犯人が、この事件で無罪放免になってしまったとしても、因果応報。
何か別の形で罰がくだると良いですね。
また、日本では、こんな冤罪が起きることがないようにと祈りたいです。