シャイア・ラブーフ主演の映画「イーグル・アイ」をNHK BSプレミアムで観た。

双子の兄を亡くした男が、その直後から何者かに命を狙われ、操られるようになってしまう。その正体を探るサスペンスアクション映画。

満足度 評価】:★★★☆☆(3.5)

これまでに何度か観ていて、割と好きな作品なので久しぶりに観た。

初めてこの映画を観た時は、「えぇ~こんなことってあり得ないんじゃない??」と思ったことも、今となってはあり得なくもないな~と思いながら観た。

そして私はその「あり得ない」やり過ぎ感が好き。

「イーグル・アイ」予告編 動画

(原題:EAGLE EYE)




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キャスト&スタッフ


出演者

シャイア・ラブーフ
…(「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」、「フューリー」、「トランスフォーマー」、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」、「ディスタービア」、「コンスタンティン」など)

ミシェル・モナハン
…(「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」、「パトリオット・デイ」、「禁断のケミストリー」、「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル」、「ミッション:8ミニッツ」、「M:i:III」など)

ロザリオ・ドーソン
…(「レゴバットマン ザ・ムービー」(声の出演)、「白い沈黙」、「アンストッパブル」、「7つの贈り物」、「RENT/レント」、「シン・シティ」、ドラマシリーズ「デアデビル」、「ジェシカ・ジョーンズ」、「ルーク・ケイジ」、「アイアン・フィスト」、「ディフェンダーズ」など)

アンソニー・マッキー
…(「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「トリプル9 裏切りのコード」、「アントマン」、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「フィフス・エステート/世界から狙われた男」、「崖っぷちの男」、「アジャストメント」など)

ビリー・ボブ・ソーントン
…(「ジャッジ 裁かれる判事」、「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」、「バッドサンタ」など)

監督

〇D・J・カルーソー
…(「トリプルX:再起動」、「ディスタービア」など)

2008年製作 アメリカ映画


イーグル・アイ



あらすじ


コピー屋の店員ジェリー(シャイア・ラブーフ)は、実家から兄が亡くなったという知らせを受け、葬儀に出席する。

するとその翌日、彼の元には見知らぬ人間から電話があり、「FBIがお前を狙っている。数秒後に逮捕される。逃げろ」と告げられ、ジェリーは信じていなかったが、その予告直後、彼の家にFBIが来て逮捕されてしまう。

その後も電話による予告があり、その指示通りにFBIから逃げ出すと、そこには、彼と同じく電話によって誘導されそこにたどり着いたシングル・マザーのレイチェル(ミシェル・モナハン)がいて…。


イーグル・アイ5


感想(ネタバレあり)


本当に来るのか?AI(人工知能)が人間を監視する時代


久しぶりに観たら、話がTVドラマの「パーソン・オブ・インタレスト」とよく似ていた。

「パーソン・オブ・インタレスト」は、アメリカ中にある監視カメラの映像をマシンと呼ばれるシステムが全て解析して、次に起こるだろう事件を電話で予告し、テロを未然に防ぐという刑事ドラマである。

この「イーグル・アイ」は、その「パーソン・オブ・インタレスト」でいうマシンがイーグル・アイ(アメリカの目)と呼ばれる設備であり、アリアと呼ばれるAI(人工知能)がその設備を制御している。

アリアは全てのPCと監視カメラを解析してテロを起こしそうな人間を抽出、あらゆる手段を使って、そのテロリストを機械的に抹殺していくという話だ。

ところがアリアは、イーグル・アイの存在に否定的な大統領をテロリストと判断し、ジェリーを使って大統領を暗殺しようと考えていた。

それを現実社会で考えてみると、さすがに全ての監視カメラの映像がオンラインでつながっているとも思えないし、テロリストの抽出から殺害実行までを全てAIに任せるようなことはしないと思うので、現実味はない。

しかし、7年前の2008年に製作された時点で、今では当たり前のドローンが登場し、遠隔飛行、攻撃を行っているところを見ると、そんなに荒唐無稽でもないなという印象だった。

それに、アリアはiPhoneに搭載されているSiriの親玉みたいなものかと考えると、そんなマシンを制御するAIのアリアがいても不思議はない。

イーグル・アイ4


普通の人がいきなり「テロリスト予備軍」になれる可能性


この映画の危険性は、「テロリストになりそうな人」の条件を満たした人は全て要注意人物、最悪の場合、抹殺対象者になってしまうということ。

映画の冒頭でジェリーが身に覚えもないのに、「爆弾を作れそうな材料」が大量に自宅に配送されたからという理由で、いきなりテロリスト疑いをかけられたことからも良く分かる。

「ネットで注文したモノ」が全て中央情報局につながっていて、国は国民に対し、常に監視の目を光らせていると、このシーンでは伝えている。

もしも、本当に国がここまで監視をしているとしたら、誰かが気に入らない人物を陥れようとする時に、簡単にその相手をはめることができてしまう。

この映画流にするなら、その相手に危険物を大量に送り付ければ良い。

さらに、「テロリストの条件 Yes or No」だけで、テロリストを抽出しているのだとしたら、それこそ大統領だってテロリストになってしまう。

そもそもは、目の前にいるテロリストを確実に仕留めたいためのシステムだったのだが、残念ながら、AI(人工知能)に頼ってしまうと無実の人までちょっとした条件の積み重ねでテロリスト扱いにされてしまう。

イーグル・アイ3

予測不能のアクションの面白さ


しかし、この映画の面白さはそのシステムのリアリティにあるワケではない。

いつも何気ない日常を送っていた「普通の人」ジェリーとレイチェルが、意味も分からないままとんでもない日常に巻き込まれ引きずりまわされるところにある。

見知らぬ人物からいきなり電話がかかってきたり、電光掲示板にメッセージが流れてきたり、クレーンにいきなり持ちあげられたり、電車にひかれそうになったり。

ただここで、クレーンとかの重機はオンライン制御しているのか??電光掲示板ってアナログじゃないのか??ってちょっと思ったり…。

さすがに、それはやりすぎだろう~と思っちゃうけど。

でも、その代わり、ドローンがオンラインで遠隔操作されてたり、カーナビがネットにつながっていたりするのは当たり前だから、それなりに確信あって先読みを‏してる脚本なんだなと思う。

飛んだり、走ったりしながら危機一髪を切り抜けていく怒涛の場面展開もスピード感がハンパないし、ハラハラドキドキの迫力続きで面白かった。



イーグル・アイ2


現実と「ターミネーター」の間に


さらに、このAIが知能をつけていくと世界は「ターミネーター」のようになって、AIと人間が全面対決ということになってしまう。

この映画で描かれるのは、現実世界と「ターミネーター」の間だった。

でもなぁ、「パーソン・オブ・インタレスト」しかり、これほどまでに監視カメラが人間を見張っているという世界観が描かれているということは、実際に、アメリカでは国がそんなシステムを秘密裏に開発しているとかあるんだろうか。

これからの戦争は「国 vs 国」ではなく、「テロリスト vs ‎国」という形になっていくわけだから、昔だったら国の幹部にスパイを送りこんで、敵の情報を収集していたけど、今だったら、こうやって監視カメラから国民を覗いて情報を収拾するのが一番だし、「そんなシステム作れますよ」といって国に売り込みしそうなIT企業もありそうだ。

そのシステムが本当に平和な世の中に導いてくれるなら良いけど、この映画のジェリーとレイチェルのように、無実なのにいわれのない容疑をかけられるようになってしまうと困りものだよね。

監視カメラというのは、犯罪解決にはありがたい存在だけど、使いようによっては凶器にも代わる。

そんな物語だった。



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