ジョニー・デップ主演の映画「ネバーランド」をNHK BSプレミアムで観た。

劇作家のジームズ・バリが少年ピーターと出会い、彼との交流の中から「ピーターパン」を書き上げた実話の映画化。

満足度 評価】:★★★★★

すごく感動した。そして泣いた。良い映画だったなぁ。

この映画の全編から溢れ出る優しさがとても好き。

人の心は尊くて、美しいものだ。そう信じられるところがとても好きだった。

「ネバーランド」予告編 動画

(原題:FINDING NEVERLAND)




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キャスト&スタッフ


出演者

ジョニー・デップ
…(「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」、「ブラック・スキャンダル」、「イン・トゥ・ザ・ウッズ」、「トランセンデンス」、「アリス・イン・ワンダーランド」、「チャーリーとチョコレート工場」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」、「ニック・オブ・タイム」など)

ケイト・ウィンスレット
…(「女と男の観覧車」、「トリプル9 裏切りのコード」、「ダイバージェントNEO」、「ヴェルサイユの宮廷庭師」、「とらわれて夏」、「スティーブ・ジョブズ」、「コンテイジョン」、「ダイバージェント」「愛を読む人」、「タイタニック」など)

〇ラダ・ミッチェル
…(「エンド・オブ・キングダム」、「サイレントヒル」など)

ダスティン・ホフマン
…(「疑惑のチャンピオン」、「素敵なウソの恋まじない」、「ボーイ・ソプラノ ただ一つの歌声」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「ニューオーリンズ・トライアル」、「ムーンライト・マイル」、「アウトブレイク」など)

〇フレディ・ハイモア
…(「チャーリーとチョコレート工場」など)

監督

マーク・フォースター
…(「かごの中の瞳」、「プーと大人になった僕」「ワールド・ウォー Z」など)


2004年製作 イギリス・アメリカ合作映画

ネバーランド

あらすじ


劇作家のジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は、自分の芝居が大コケし、落ち込みながらも犬を連れ、近所の公演へ散歩に出かける。

そこで知り合ったのは、一組の家族。

母シルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と4人の男ばかりの兄弟のデイヴィス一家だった。

兄弟たちはジェームズが連れていた犬と遊びたがっていたので、ジェームズは喜んで犬と遊ばせていたが、ただ1人、三男のピーター(フレディ・ハイモア)だけが、心を閉ざし、側へ寄ってこようともしなかった。

ジェームズはそんなピーターのことが気にかかり、よく観察してみると、ピーターは父親を亡くしたために心を閉ざしてしまったのだと感じるようになる。


ネバーランド5


感想(ネタバレあり)


心を閉ざしてしまった少年を励ますために


ジョニー・デップ演じる主人公ジェームズ・バリが連れている犬のポルトスがとても大きな犬で、熊さんみたいでかわいいなぁと思いながら観ていた。

そしたら、やはり、ジェームズがポルトスを連れて散歩している公園で遊んでいる少年たちも可愛いと思って、「すみませんが、ワンちゃんと遊んでもよろしいですか」と声をかけてきた。

それが、劇作家ジェームズ・バリとデイヴィス一家の出会いだった。



しかし、その4人兄弟の三男ピーターだけがポルトスのことを「ただの犬じゃないか」とシラケた反応をする。

もちろん、心の中では他の兄弟たちみたいに素直に、無邪気になりたいけれども、彼は心を閉ざしてしまっていた。



そこで、ジェームズはピーターの心を惹きつけるために、サーカスのクマの曲芸をポルトスで演じ始めた

「君にはただの犬に見えるかもしれないが、ポルトスは実は熊なんだ」と言いながら。



この「熊の曲芸」が少年たちにウケて、ジェームズはデイヴィス一家と交流するようになる。

そして、彼はピーターの心を開かせるために、ピーターという少年が主人公の戯曲「ピーターパン」を書き始める



ネバーランド2



美しい凧に込められた優しさと愛


ピーターが心を閉ざしてしまったのは、父の死がきっかけだった。

その心を知ったジェームズは、「ピーターパン」の執筆を始める。



人が永遠に年をとらない世界「ネバーランド」で、主人公のピーターが活躍する物語だ

その物語を通して、「ピーターのお父さんはネバーランドにいて、いつかまた会える時がくるよ」と信じ込ませたかったからだった。



私がこの映画「ネバーランド」で最も心を打たれたのは、その「優しさ」だった。

ピーターが両親を思う気持ち、ジェームズがデイヴィス家を思う気持ちには優しさが溢れている。



印象に残っているシーンがいくつかあるが、前半部分では、デイヴィス家の末っ子マイケルが凧を上げるシーンがそのうちの一つだ。

まだ幼いマイケルは一生懸命走ってもスピードがつかず、なかなか凧が上がらない。

みんながあきらめかけた頃、ジェームズが「みんなが気持ちを1つにして『上がる』と思えばきっと凧は上がる」と言ったその直後、凧はキレイに青空に舞い上がった



私は、大人になって初めて「凧ってこんなに美しいものなのか」と思い、泣きながらその舞い上がる姿を観た。

兄弟たちが、みんなで幼い末っ子のことを思い、みんなで一緒に上げた凧が本当に美しかったからだった。



ネバーランド6



愛する人のために準備したサプライズ


そして後半部分では、体調を崩し、「ピーターパン」を劇場で観ることができなかったシルヴィアのためにジェームズがサプライズで用意したネバーランド。

「ピーターパン」をシルヴィアの家で上演するんだろうなとは思っていたけど、そこに予想以上に美しいネバーランドが広がっていた



その数日前に、「私もネバーランドが見たかったわ」と言ったシルヴィアの言葉を覚えていたジェームズ。

それは、家から出ることができないシルヴィアのためにジェームズが用意したサプライズだった。

そこにはジェームズがシルヴィアを思う気持ちが溢れていた。



シルヴィアも、それが自分の家の庭だとは信じられないという様子で「ネバーランド」を歩いていたように見えた。

この映画が一貫して描いている「大きな愛」と「優しさ」の全てがそこに描かれていた



ネバーランド4



永遠の少年を演じさせたら世界一のジョニー・デップ


主人公のジェームズを演じるのは、ジョニー・デップ

やっぱり、いつまでも少年の純粋さを持った大人を演じさせたら世界一。

少年と話す時の目線。

少年たちを安心させ、楽しませる表情。

その全てが一級品。これはオスカー獲ってもおかしくない演技だった。



そして、4人の子供を育てるシングルマザー、シルヴィアを演じたのは、ケイト・ウィンスレット

そんなに贅沢な暮らしはできなくても、プライドを捨てず、堂々と子供たちを育ている姿が彼女らしかった。

それでいて、ジェームズの前では、ちょっと弱いところを見せるのも、ケイト・ウィンスレットらしいシルヴィアだったように思う。



ネバーランド3



ピーターパンが愛されたのは、そこに少年の心があったから


子供の頃は、「大人になりたくないなぁ。いつまでも遊んでいたいなぁ」と、よく思っていた。

でも、いつからか、んーー中学生ぐらいからだろうか。

「早く大人になりたい」と思うようになり、子供の頃の気持ちを少しずつ捨てていってしまうようになる。



そんな中で、この映画の主人公のジェームズは子供の気持ちを持ち続け、「永遠に年をとらないネバーランド」を妄想するようになる。

今になって考えてみれば、「ピーターパン」とは、子供の頃によく妄想していた冒険物語だった



まさに、いつまでも「心は年をとらない」ジェームズだからこそ書けた物語だといえる。

しかし、ジェームズ・バリが本当にこの映画で描かれているような人物だったら素敵だなぁと思う。

そして私はジェームズのシルヴィアになりたいと思った。







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