ブリー・ラーソン主演の映画「フリー・ファイヤー」を映画館で観た。
倉庫で行われたギャング同士の武器取引。ささいなことがきっかけで、銃撃戦が始まってしまい…。
【満足度 評価】:★★★☆☆
古い倉庫の密室で行われる殺し合いと言ったら、思いつくのは「レザボア・ドッグス」
「レザボア」に比べ圧倒的にユーモアの要素が足りなすぎた。
もっと笑える痛快な作品だったら良かったけど、これではただ痛いだけ。
◆DVDで観る:「フリー・ファイヤー」
◆ネット配信で観る:「フリー・ファイヤー」(字幕版)
◆オリジナルサウンドトラック「Free Fire」【輸入版】
…(「キャプテン・マーベル」、「キングコング:髑髏島の巨神」、「ルーム」、「ショート・ターム」、「ギャンブラー/熱い賭け」など)
〇アーミー・ハマー
…(「ビリーブ 未来への大逆転」、「君の名前で僕を呼んで」、「カーズ/クロスロード」(声の出演)、「コードネーム U.N.K.L.E」、「ローン・レンジャー」、「ソーシャル・ネットワーク」、「白雪姫と鏡の女王」など)
〇キリアン・マーフィー
…(「ダンケルク」、「麦の穂を揺らす風」、「真珠の耳飾りの少女」、「白鯨との闘い」、「トランセンデンス」、「インセプション」など)
〇シャールト・コプリー
…(「ハードコア」、「チャッピー」、「マレフィセント」など)
〇サム・ライリー
…(「高慢と偏見とゾンビ」、「フランス組曲」など)
〇ジャック・レイナー
…(「シング・ストリート 未来へのうた」、「人生、サイコー!」、「トランスフォーマー ロストエイジ」、「リチャードの秘密」など)
〇ノア・テイラー
…(「スカイスクレイパー」、「プリデスティネーション」、「シャイン」など)
…(<監督>「沈黙-サイレンス-」、「シャッター アイランド」、「ディパーテッド」、「グッド・フェローズ」など)
2016年制作 イギリス・フランス合作映画

ある古い倉庫に集まった二組のギャング。
そこでは銃の取引が行われていた。
しかし、途中でギャング同士が小競り合いを初め、銃を撃ったことから銃撃戦が始まってしまう…。

飲み会の席で、酒に酔った勢いで言った一言が、その場にいた誰かの「腹の虫」に火をつけてしまい、思わぬ大げんかに発展してしまうことがある。
次の日になって、「昨日はごめんよ。酔っ払ってたみたいで覚えてないんだ」と笑って済ませられることならいいけど、時には上司を怒らせたりして取り返しのつかないことになっていることもある。
この映画は、「酔った勢いの失態」が翌日には殺し合いにまで発展してしまった話である。
登場人物は二組のギャング。
一組はアイルランド系で銃を欲しがっている。
(ブリー・ラーソン、キリアン・マーフィー、サム・ライリー…)
もう一組はとにかく銃をさばきたい男たち。
(アーミー・ハマー、シャールト・コプリー、ジャック・レイナー、ノア・テイラー…)
倉庫に集められた彼らは、銃の取引を行っていた。
銃を売りたい男たちチームのジャック・レイナーは、アイリッシュギャングチームに前日に飲み屋で従妹を酷い目に遭わせた男サム・ライリーを見つける。
サム・ライリーは、早い段階でジャック・レイナーに気付き、バレないようにしていたのに、ついにバレてしまう。
さらに、サム・ライリーはジャック・レイナーに対して謝るどころが開き直ってしまい、従妹のことを「アバズレ」呼ばわりする。
そのサム・ライリーの態度にキレたジャック・レイナーはサム・ライリーに向けて銃を発砲。
たちまち、二つのグループによる銃撃戦が始まってしまった。

そこからは、仁義なき殺し合いがスタート。
互いに息の根が止まるまでとことん撃ち続ける。
ここで必要なのは、そんな悲惨な現状を笑い飛ばすユーモアである。
むしろ、「え、こんな状況で笑ってもいいのかな??」と思えるぐらいの笑いが欲しいところ。
確かに、多少はクスッと笑えるシーンがあったものの、圧倒的にユーモアが足りない。
もっと言うと、それぞれのキャラクターの個性がまだまだ薄い。
それぞれのキャラクターが薄いから、誰と誰が味方チームなのか次第に分からなくなってくる。
密室劇では景色に変化がないので、100%登場人物たちに目がいってしまう。
それぞれのキャラクターをもっと際立たせてくれないと、画面に魅力を感じないのだ。
その結果、アーミー・ハマーもキリアン・マーフィーも「イケメン」を売りにするようになるし、ブリー・ラーソンもありがちな「したたたか女」で片づけられてしまう。

となると、出演している豪華なスターたちは何のために集められたのか?ということになる。
ブリー・ラーソン、キリアン・マーフィー、アーミー・ハマー、シャールト・コプリー、ノア・テイラーに加え、期待の新星サム・ライリーにジャック・レイナーまでいる。
アメリカ、イギリス、アイルランド、南アフリカ…と様々な国から集められた若手俳優たち。
その豪華さは、何かしてくれるだろうと誰だって期待してしまうはず。
恐らく、これは製作総指揮であるマーティン・スコセッシの力によるものではと思うけど、正直、彼らが揃ったから、この映画を楽しめているけど、無名のキャスティングだったら、半分ぐらいの面白さしかなかったように思う。
残念ながら、彼らが共演することで期待した化学反応は見られなかったように思う。
ブリー・ラーソンがお金を横取りする計画を裏で立てていたところまでは良かったんだけどな。
そこをもうちょっと発展させて痛快などんでん返しにはできなかったのかな。

倉庫・密室・殺し合いと聞いて思い出すのは「レザボア・ドッグス」
比べるのは悪いと思いつつ、この映画の中で私の頭の中にひたすら出てきたのは「レザボア」だった。
最初から最後まで、「レザボア」の衝撃を越えることができなかったのが残念だった。
結局、最後は誰が味方で、誰が誰の敵なのか良くわからなくなってしまったし(この混乱は意図したものなのかもしれないけど)
最後にどんでん返しがあると期待していたのになかったし。
結局ただの殺し合いで、誰も得しない話だし。
もしも最後に誰かが1人で全部持ち逃げして「うわーーー!!こいつやりやがったなぁ~!!」っていう展開になっていたら、最後は楽しい気分で終われたかもしれないなぁ。
その辺がとても残念。
結果として、「キャラクターの個性を中心にもっと脚本を練るべきだった」っていうのが、私のこの映画に対する感想。
そしたら、もっと楽しめたに違いない。
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◆ネット配信で観る:「フリー・ファイヤー」(字幕版)
◆オリジナルサウンドトラック「Free Fire」【輸入版】
倉庫で行われたギャング同士の武器取引。ささいなことがきっかけで、銃撃戦が始まってしまい…。
【満足度 評価】:★★★☆☆
古い倉庫の密室で行われる殺し合いと言ったら、思いつくのは「レザボア・ドッグス」
「レザボア」に比べ圧倒的にユーモアの要素が足りなすぎた。
もっと笑える痛快な作品だったら良かったけど、これではただ痛いだけ。
「フリー・ファイヤー」予告編 動画
(原題:FREE FIRE)◆DVDで観る:「フリー・ファイヤー」
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キャスト&スタッフ
出演者
〇ブリー・ラーソン…(「キャプテン・マーベル」、「キングコング:髑髏島の巨神」、「ルーム」、「ショート・ターム」、「ギャンブラー/熱い賭け」など)
〇アーミー・ハマー
…(「ビリーブ 未来への大逆転」、「君の名前で僕を呼んで」、「カーズ/クロスロード」(声の出演)、「コードネーム U.N.K.L.E」、「ローン・レンジャー」、「ソーシャル・ネットワーク」、「白雪姫と鏡の女王」など)
〇キリアン・マーフィー
…(「ダンケルク」、「麦の穂を揺らす風」、「真珠の耳飾りの少女」、「白鯨との闘い」、「トランセンデンス」、「インセプション」など)
〇シャールト・コプリー
…(「ハードコア」、「チャッピー」、「マレフィセント」など)
〇サム・ライリー
…(「高慢と偏見とゾンビ」、「フランス組曲」など)
〇ジャック・レイナー
…(「シング・ストリート 未来へのうた」、「人生、サイコー!」、「トランスフォーマー ロストエイジ」、「リチャードの秘密」など)
〇ノア・テイラー
…(「スカイスクレイパー」、「プリデスティネーション」、「シャイン」など)
監督
〇ベン・ウィートリー製作総指揮
〇マーティン・スコセッシ…(<監督>「沈黙-サイレンス-」、「シャッター アイランド」、「ディパーテッド」、「グッド・フェローズ」など)
2016年制作 イギリス・フランス合作映画

あらすじ
ある古い倉庫に集まった二組のギャング。
そこでは銃の取引が行われていた。
しかし、途中でギャング同士が小競り合いを初め、銃を撃ったことから銃撃戦が始まってしまう…。

感想(ネタバレあり)
酒の席でのトラブルが次の日には殺し合いに発展!
飲み会の席で、酒に酔った勢いで言った一言が、その場にいた誰かの「腹の虫」に火をつけてしまい、思わぬ大げんかに発展してしまうことがある。
次の日になって、「昨日はごめんよ。酔っ払ってたみたいで覚えてないんだ」と笑って済ませられることならいいけど、時には上司を怒らせたりして取り返しのつかないことになっていることもある。
この映画は、「酔った勢いの失態」が翌日には殺し合いにまで発展してしまった話である。
登場人物は二組のギャング。
一組はアイルランド系で銃を欲しがっている。
(ブリー・ラーソン、キリアン・マーフィー、サム・ライリー…)
もう一組はとにかく銃をさばきたい男たち。
(アーミー・ハマー、シャールト・コプリー、ジャック・レイナー、ノア・テイラー…)
倉庫に集められた彼らは、銃の取引を行っていた。
銃を売りたい男たちチームのジャック・レイナーは、アイリッシュギャングチームに前日に飲み屋で従妹を酷い目に遭わせた男サム・ライリーを見つける。
サム・ライリーは、早い段階でジャック・レイナーに気付き、バレないようにしていたのに、ついにバレてしまう。
さらに、サム・ライリーはジャック・レイナーに対して謝るどころが開き直ってしまい、従妹のことを「アバズレ」呼ばわりする。
そのサム・ライリーの態度にキレたジャック・レイナーはサム・ライリーに向けて銃を発砲。
たちまち、二つのグループによる銃撃戦が始まってしまった。

ユーモアとキャラ立ちが足りない…
そこからは、仁義なき殺し合いがスタート。
互いに息の根が止まるまでとことん撃ち続ける。
ここで必要なのは、そんな悲惨な現状を笑い飛ばすユーモアである。
むしろ、「え、こんな状況で笑ってもいいのかな??」と思えるぐらいの笑いが欲しいところ。
しかし、この映画にはそれがない。
確かに、多少はクスッと笑えるシーンがあったものの、圧倒的にユーモアが足りない。
もっと言うと、それぞれのキャラクターの個性がまだまだ薄い。
それぞれのキャラクターが薄いから、誰と誰が味方チームなのか次第に分からなくなってくる。
密室劇では景色に変化がないので、100%登場人物たちに目がいってしまう。
それぞれのキャラクターをもっと際立たせてくれないと、画面に魅力を感じないのだ。
その結果、アーミー・ハマーもキリアン・マーフィーも「イケメン」を売りにするようになるし、ブリー・ラーソンもありがちな「したたたか女」で片づけられてしまう。

スターたちがいたから面白かったところも
となると、出演している豪華なスターたちは何のために集められたのか?ということになる。
ブリー・ラーソン、キリアン・マーフィー、アーミー・ハマー、シャールト・コプリー、ノア・テイラーに加え、期待の新星サム・ライリーにジャック・レイナーまでいる。
アメリカ、イギリス、アイルランド、南アフリカ…と様々な国から集められた若手俳優たち。
その豪華さは、何かしてくれるだろうと誰だって期待してしまうはず。
恐らく、これは製作総指揮であるマーティン・スコセッシの力によるものではと思うけど、正直、彼らが揃ったから、この映画を楽しめているけど、無名のキャスティングだったら、半分ぐらいの面白さしかなかったように思う。
残念ながら、彼らが共演することで期待した化学反応は見られなかったように思う。
ブリー・ラーソンがお金を横取りする計画を裏で立てていたところまでは良かったんだけどな。
そこをもうちょっと発展させて痛快などんでん返しにはできなかったのかな。

倉庫・密室・殺し合いといったら…あの映画!
倉庫・密室・殺し合いと聞いて思い出すのは「レザボア・ドッグス」
比べるのは悪いと思いつつ、この映画の中で私の頭の中にひたすら出てきたのは「レザボア」だった。
最初から最後まで、「レザボア」の衝撃を越えることができなかったのが残念だった。
結局、最後は誰が味方で、誰が誰の敵なのか良くわからなくなってしまったし(この混乱は意図したものなのかもしれないけど)
最後にどんでん返しがあると期待していたのになかったし。
結局ただの殺し合いで、誰も得しない話だし。
もしも最後に誰かが1人で全部持ち逃げして「うわーーー!!こいつやりやがったなぁ~!!」っていう展開になっていたら、最後は楽しい気分で終われたかもしれないなぁ。
その辺がとても残念。
結果として、「キャラクターの個性を中心にもっと脚本を練るべきだった」っていうのが、私のこの映画に対する感想。
そしたら、もっと楽しめたに違いない。
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