ティム・アレン主演の映画「ギャラクシー・クエスト」をWOWOWで観た。
【満足度 評価】:★★★★☆
笑ったなぁ。しかし、いくらなんでも「スタートレック」をバカにしすぎだと思うが(笑)
個性あふれるキャラクターたちが面白すぎた。最高のコメディ映画だわ。
◆DVDで観る:「ギャラクシー★クエスト」
◆ネット配信で観る:「ギャラクシー・クエスト」(字幕版)
打ち切りから20年経った今も大人気のSFドラマ「ギャラクシー・クエスト」のファン・イベントが行われていた。
その会場へ訪ねてきたのは、4人の宇宙人たち。
絶滅の危機にある彼らを助けて欲しいというものだった。
ドラマで主人公のタガート艦長を演じるマイケル・ネズミス(ティム・アレン)は、新しいイベントの話だと思い、彼らについて行くと、ワープした先に本当の宇宙が広がっていた…。

何年ぶりだろう。久しぶりにこの「ギャラクシー・クエスト」を観た。
相変わらずおバカなコメディで、大いに爆笑した(笑)
この面白さはなんだろうなぁ。キャラクターの1人1人、ストーリーの隅から隅、セリフの1つ1つが非常によく考えて練られたコメディだった。
主人公はSFドラマ「ギャラクシー・クエスト」のメンバーたち。
これにピンと来ない人は、「スタートレック」だと思えば良い。
なんせ、これは「スタートレック」シリーズのパロディなんだから。
彼らの元を訪ねてきたのは、地球から遠く離れた星で暮らす宇宙人たち4人組。
異星人に攻められ、彼らは絶滅の危機にあるので救って欲しいという。
その話を聞いた彼らは、なんと助けに行ってしまう!!
というのも、話を聞いた時は、「新しいイベントの仕事かな」ぐらいにしか思っていなかった。
しかし、彼らが一瞬にして飛んだ先には、まるで「スタートレック」のような本物の宇宙が広がっていた!!
というコメディ映画。
また、この宇宙人4人組が本当に純真で、汚れのない人たちで。
「まぁ仕方がない。そんなに言うなら助けてやろうかな」と思っちゃうような人たちだから、また面白い。
そして、その「ギャラクシー・クエスト」の乗組員たちが、それぞれ個性的で面白い。
タガート艦長を演じるネズミスは、メンバーの中でも一番人気。
ドラマの中の決めゼリフは「絶対にあきらめない!絶対に降伏しない!」
ドラマの中で彼の右腕ドクター・ラザラス(スタートレックで言えば、ミスター・スポック)を演じるアクサンダー・デイン(アラン・リックマン)は、イギリス出身のシェイクスピア俳優。
ドクター・ラザラスは地球人ではないため、いつもトカゲ頭のメイクをしている。
しかし、イギリスでシェイクスピアの舞台を演じていた栄光をいつまでも引きずり、トカゲ頭のメイクを観るたびにうんざりし、憂鬱になり、愚痴ばかりこぼしている。
決めゼリフは「トカゲ頭の名誉にかけて」
そして、このドラマの中でお色気担当なのがグウェン・デマルコ(シガニー・ウィーバー)演じるマディソン中尉だ。
ボブカットのブロンドヘアで登場するグウェンは、自分で物を考えることをせず、常に誰かが言ったことを反復するセリフしかない(笑)
そして、常に胸の谷間を強調するように、スーツの前をバックリと開けている。
みんな、それぞれが個性的で面白かったなぁ。
それに、「あぁこういう人いるいる!」と思わせるところが良い!
イギリスの名優が演じるドクター・ラザラスは、まるでホントにアラン・リックマンの自虐ネタっぽく見えるし、アメリカのドラマのレギュラーに必ず1人はいる金髪ブロンドねーちゃんを、知性派のシガニー・ウィーバーが演じているのも面白い。

「これ、あるあるだなぁ」と思ったのは、登場人物だけではない。
彼らの熱狂的なファンもまた、すごくあるあるだなぁと思った。
ファン・イベントには、彼らと全く同じスタイルのコスプレで登場し、サイン会ではお目当てのメンバーの前でドラマの中のセリフをそらんじる。
彼らが行くところにはどこにでも登場し、「第〇〇話のあのシーンには矛盾がある」とか、マニアックな質問をしてはスターたちを困らせる。
彼らのオタクっぷりが、まさにSFファンの極みで良かった。
途中、自分たちが出ているドラマの戦艦の内部が分からなくなった時、ネズミスは、ファンの1人ブランドン(ジャスティン・ロング)に助けを求める。
ブランドンはドラマを観ながらファン仲間たちと戦艦の設計図を起こし、ネズミスのナビゲーションの役割をする。
この「ドラマの細部について、出演者よりもファンの方が詳しい」っていうのが、あるあるだなぁと思った。
出演者たちが忘れてしまったセリフを覚え、戦艦の内部構造について設計図を起こし、そこから出てくる矛盾について出演者にまで問い詰める。
いいわぁ。そのマニアックぶりがなんとも良かった。
また、その「ギャラクシー・クエスト」の話が実話だと思って信じてるところが最高だった。

主人公のタガート艦長(ネズミス)を演じるのは、ティム・アレン。
日本では、「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーの声で有名。
最近、観ないなぁと思ったら、俳優業の傍らで執筆業もしているんだとか。
「トカゲ頭の名にかけて」ドクター・ラザラスを演じるのは、アラン・リックマン。
先程も書いたけど、彼こそがイギリスの舞台でシェイクスピアを演じていた名優で、アメリカで「ダイ・ハード」に出演したことをきっかけに、ハリウッドの仕事が多くなる。
ドクター・ラザラスのキャラクターは、まさに彼の自虐ネタであり、彼のぼやきは、アラン・リックマン本人のぼやきなのかも??
残念ながら、アラン・リックマン本人はもうこの世に存在しないが、名優の彼がこうして映画にたくさん出てくれたおかげで、彼の演技をまた楽しむことができる。
そして、熱狂的な「ギャラクシー・クエスト」のオタクファン ブライアンを演じたジャスティン・ロングは、この映画「ギャラクシー・クエスト」が映画デビュー作。
かなりフレッシュなジャスティン・ロングが観られるシーンは、今となってはとても貴重。

「勇気と冒険と友情の物語」がメインテーマの「ギャラクシー・クエスト」は、そのテーマを地で行く冒険に出ることになった。
最後は、地球へ帰ってきた宇宙船でイベント会場に突っ込むも、それが「ド派手な演出だ」と、大ウケ!
さらに、ネズミスとグウェンの熱烈なキスでイベントをスタートすることになり、会場は大盛況!!
そして、それまではバラバラだったメンバーたちの関係も修復し、人気が再燃。
なんか、この映画ってすごく「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に近い匂いがすると思った。
へんてこりんな宇宙人に囲まれて、1人地球人のスター・ロードが活躍するっていう話。
「スタートレック」のパロディだけど、ギャグのセンスとかは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に近いのかなぁ。
それで感じたのかなぁ。
「スタートレック」が好きな人にも、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が好きな人にもおススメの一本。
笑いたい時に、是非、観て欲しい一本。
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◆DVDで観る:「ギャラクシー★クエスト」
◆ネット配信で観る:「ギャラクシー・クエスト」(字幕版)
SFドラマ「ギャラクシー・クエスト」の登場人物たちに、本物の宇宙人たちからSOSが来てしまい、宇宙の果てまで助けに行くというコメディ映画。
【満足度 評価】:★★★★☆
笑ったなぁ。しかし、いくらなんでも「スタートレック」をバカにしすぎだと思うが(笑)
個性あふれるキャラクターたちが面白すぎた。最高のコメディ映画だわ。
目次
「ギャラクシー・クエスト」予告編 動画(日本語字幕なし)
(原題:GALAXY QUEST)更新履歴・公開、販売情報
・2016年10月4日 WOWOWで観た感想を掲載。
・2019年5月17日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。
現在、DVD、ネット配信、共に販売中。
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キャスト&スタッフ
出演者
〇ティム・アレン
〇アラン・リックマン
…(「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」、「ベルサイユの宮廷庭師」、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」、「ダイ・ハード」など)
…(「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」、「ベルサイユの宮廷庭師」、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」、「ダイ・ハード」など)
監督
〇ディーン・パリソット
1999年 アメリカ映画
あらすじ
打ち切りから20年経った今も大人気のSFドラマ「ギャラクシー・クエスト」のファン・イベントが行われていた。
その会場へ訪ねてきたのは、4人の宇宙人たち。
絶滅の危機にある彼らを助けて欲しいというものだった。
ドラマで主人公のタガート艦長を演じるマイケル・ネズミス(ティム・アレン)は、新しいイベントの話だと思い、彼らについて行くと、ワープした先に本当の宇宙が広がっていた…。
彼らの話が事実だと知ったネズミスは、「ギャラクシー・クエスト」の他のメンバーを連れてくるために、一旦地球へ戻るのだが…。

感想(ネタバレあり)
テレビドラマの主人公に宇宙人がSOS!?
何年ぶりだろう。久しぶりにこの「ギャラクシー・クエスト」を観た。
相変わらずおバカなコメディで、大いに爆笑した(笑)
この面白さはなんだろうなぁ。キャラクターの1人1人、ストーリーの隅から隅、セリフの1つ1つが非常によく考えて練られたコメディだった。
主人公はSFドラマ「ギャラクシー・クエスト」のメンバーたち。
これにピンと来ない人は、「スタートレック」だと思えば良い。
なんせ、これは「スタートレック」シリーズのパロディなんだから。
彼らの元を訪ねてきたのは、地球から遠く離れた星で暮らす宇宙人たち4人組。
異星人に攻められ、彼らは絶滅の危機にあるので救って欲しいという。
その話を聞いた彼らは、なんと助けに行ってしまう!!
というのも、話を聞いた時は、「新しいイベントの仕事かな」ぐらいにしか思っていなかった。
しかし、彼らが一瞬にして飛んだ先には、まるで「スタートレック」のような本物の宇宙が広がっていた!!
というコメディ映画。
また、この宇宙人4人組が本当に純真で、汚れのない人たちで。
「まぁ仕方がない。そんなに言うなら助けてやろうかな」と思っちゃうような人たちだから、また面白い。

それぞれのキャラが最高!
そして、その「ギャラクシー・クエスト」の乗組員たちが、それぞれ個性的で面白い。
タガート艦長を演じるネズミスは、メンバーの中でも一番人気。
しかし、裏の顔はいつも自分のことしか考えていないスターで、イベントにも平気で遅刻してくるため、メンバーたちから煙たがられている。
ドラマの中の決めゼリフは「絶対にあきらめない!絶対に降伏しない!」
ドラマの中で彼の右腕ドクター・ラザラス(スタートレックで言えば、ミスター・スポック)を演じるアクサンダー・デイン(アラン・リックマン)は、イギリス出身のシェイクスピア俳優。
ドクター・ラザラスは地球人ではないため、いつもトカゲ頭のメイクをしている。
しかし、イギリスでシェイクスピアの舞台を演じていた栄光をいつまでも引きずり、トカゲ頭のメイクを観るたびにうんざりし、憂鬱になり、愚痴ばかりこぼしている。
決めゼリフは「トカゲ頭の名誉にかけて」
そして、このドラマの中でお色気担当なのがグウェン・デマルコ(シガニー・ウィーバー)演じるマディソン中尉だ。
ボブカットのブロンドヘアで登場するグウェンは、自分で物を考えることをせず、常に誰かが言ったことを反復するセリフしかない(笑)
そして、常に胸の谷間を強調するように、スーツの前をバックリと開けている。
みんな、それぞれが個性的で面白かったなぁ。
それに、「あぁこういう人いるいる!」と思わせるところが良い!
イギリスの名優が演じるドクター・ラザラスは、まるでホントにアラン・リックマンの自虐ネタっぽく見えるし、アメリカのドラマのレギュラーに必ず1人はいる金髪ブロンドねーちゃんを、知性派のシガニー・ウィーバーが演じているのも面白い。

いるわー!!こういうSFオタク!!
「これ、あるあるだなぁ」と思ったのは、登場人物だけではない。
彼らの熱狂的なファンもまた、すごくあるあるだなぁと思った。
ファン・イベントには、彼らと全く同じスタイルのコスプレで登場し、サイン会ではお目当てのメンバーの前でドラマの中のセリフをそらんじる。
彼らが行くところにはどこにでも登場し、「第〇〇話のあのシーンには矛盾がある」とか、マニアックな質問をしてはスターたちを困らせる。
彼らのオタクっぷりが、まさにSFファンの極みで良かった。
途中、自分たちが出ているドラマの戦艦の内部が分からなくなった時、ネズミスは、ファンの1人ブランドン(ジャスティン・ロング)に助けを求める。
ブランドンはドラマを観ながらファン仲間たちと戦艦の設計図を起こし、ネズミスのナビゲーションの役割をする。
この「ドラマの細部について、出演者よりもファンの方が詳しい」っていうのが、あるあるだなぁと思った。
出演者たちが忘れてしまったセリフを覚え、戦艦の内部構造について設計図を起こし、そこから出てくる矛盾について出演者にまで問い詰める。
いいわぁ。そのマニアックぶりがなんとも良かった。
また、その「ギャラクシー・クエスト」の話が実話だと思って信じてるところが最高だった。

おバカキャラを演じる名優たち
主人公のタガート艦長(ネズミス)を演じるのは、ティム・アレン。
日本では、「トイ・ストーリー」のバズ・ライトイヤーの声で有名。
最近、観ないなぁと思ったら、俳優業の傍らで執筆業もしているんだとか。
「トカゲ頭の名にかけて」ドクター・ラザラスを演じるのは、アラン・リックマン。
先程も書いたけど、彼こそがイギリスの舞台でシェイクスピアを演じていた名優で、アメリカで「ダイ・ハード」に出演したことをきっかけに、ハリウッドの仕事が多くなる。
ドクター・ラザラスのキャラクターは、まさに彼の自虐ネタであり、彼のぼやきは、アラン・リックマン本人のぼやきなのかも??
残念ながら、アラン・リックマン本人はもうこの世に存在しないが、名優の彼がこうして映画にたくさん出てくれたおかげで、彼の演技をまた楽しむことができる。
そして、熱狂的な「ギャラクシー・クエスト」のオタクファン ブライアンを演じたジャスティン・ロングは、この映画「ギャラクシー・クエスト」が映画デビュー作。
かなりフレッシュなジャスティン・ロングが観られるシーンは、今となってはとても貴重。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と同じ匂いがする…
「勇気と冒険と友情の物語」がメインテーマの「ギャラクシー・クエスト」は、そのテーマを地で行く冒険に出ることになった。
最後は、地球へ帰ってきた宇宙船でイベント会場に突っ込むも、それが「ド派手な演出だ」と、大ウケ!
さらに、ネズミスとグウェンの熱烈なキスでイベントをスタートすることになり、会場は大盛況!!
そして、それまではバラバラだったメンバーたちの関係も修復し、人気が再燃。
なんか、この映画ってすごく「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に近い匂いがすると思った。
へんてこりんな宇宙人に囲まれて、1人地球人のスター・ロードが活躍するっていう話。
「スタートレック」のパロディだけど、ギャグのセンスとかは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に近いのかなぁ。
それで感じたのかなぁ。
という訳で、最初から最後まで笑いっぱなしのこの映画。
「スタートレック」が好きな人にも、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が好きな人にもおススメの一本。
笑いたい時に、是非、観て欲しい一本。
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