ダイアン・キートン主演の映画「ロンドン、人生はじめます」を試写会で観た。
ホームレスの男性が一夜にして資産家になったという実話を元に描く、大人のためのロマンティック・コメディ。
【満足度 評価】:★★★★☆(4.5)
これは素晴らしい映画だったなぁ。
温かい陽だまりの中にいるような、温かく落ち着いていて居心地の良い素敵な映画だった。
哀しいことも、楽しいことも、幸せなことも、辛いことも、すべて乗り越えた者同士だけが分かり合える世界っていうのがあるんだなぁと思った。
そして、「人生はいくつになってもやり直せる」と思える素晴らしい映画だった。
◆DVDで観る:【早期購入特典あり】「ロンドン、人生はじめます」
…(「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」、「最高の人生のつくり方」など)
〇ブレンダン・グリーソン
…(「夜に生きる」、「パディントン2」、「ヒトラーへの285枚の葉書」、「アサシン・クリード」、「未来を花束にして」、「ある神父の希望と絶望の7日間」、「白鯨との闘い」、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」など)
〇ジェームズ・ノートン
〇ジェイソン・ワトキンス
2017年製作 イギリス映画

ロンドンのハムステッドで暮らすエミリー(ダイアン・キートン)は、夫が借金と多くの請求書を残して亡くなってから1年が経とうとしてた。
しかし、ボランティアの仕事をしているものの、収入がないエミリーはそろそろ首が回らなくなってきた。
そんな時、屋根裏の物置からぼんやりと外を眺めていた時、目の前の公園で暮らしているホームレスの男性・ドナルド(ブレンダン・グリーソン)がいることに気付く。
日々、眺めているうちにドナルドの生活が気になったエミリーは、公園の中にある彼の家を訪ねてみるのだが…。

人の出会いと、そこから生まれる恋にはさまざまな形がある。
目と目が合っただけで、燃え上がるような恋もあれば、一緒にいると落ち着ける恋もある。
この映画の2人は人生の晩年に出会い、残りの人生を同じスピードで共に歩いて行くような、恋人というよりも同志というような雰囲気を感じた。
この映画を観れば
「『将来、一人きりになってしまったらどうしよう』と悩む必要なんてない。
そんなことに悩む時間が合ったら、自分の好きなことをして暮らしたらいい」
そう思える、とても素晴らしい映画だった。
この物語は、「ロンドンの中心地にある公園ハムステッド・ヒースで暮らしていたホームレスの男性が、一夜にして資産家になった」という実話を元に作られている。
東京でいえば、代々木公園のようなところかなぁと思いながら観ていた。
物語の多くが脚色されたものだとは思うけれど、都会のど真ん中にある自然が豊かな公園の中で自給自足の暮らしをしていたドナルドの生活からは、「人が生きていくために何が大切なのか」について、さまざまなヒントをもらえる作品になっている。
主人公のエミリー(ダイアン・キートン)は、夫が多くの借金と請求書を残して亡くなってから1年が経つ。
町の小さなリサイクルショップで店番のボランティアをしている彼女には収入がなく、次第に積み重なっていく請求書で首が回らなくなっていく。
そんな彼女が、物置部屋から窓の外に見える広大なハムステッド・ヒースを眺めている時、公園の池で水浴びをしている人を見つける。
思わず、手元にあった双眼鏡を手にしてみてみると、その男性はそこで生活しているらしいことが分かった。
その時以来、エミリーはその男性 ドナルドのことが気になり、実際に訪ねるようになり、やがて恋に落ちるようになっていく。

なぜ、高級住宅街に住んでいる奥様のエミリーが、ホームレスのドナルドのことが気になったのか。
エミリーが送っている日常生活の中に、その理由があると思った。
エミリーが暮らしているハムステッドはおしゃれな高級住宅地だけれど、本当の彼女はおしゃれな生活にも、お金にも、地位にも興味がない。
ご近所のお節介おばさん フィオナが彼女に紹介した会計士のジェームズのように、「高級レストランにフルコースを食べに行く」ような生活を望んでいるわけではない。
しかし、それまで、高級住宅地のハムステッドで暮らす周りの人たちとご近所づきあいをしながら、その雰囲気に流され、そういう「お金と見栄にしばられる」生活をしてきたのだが、夫がいなくなってからようやく「今までの生活は偽りだった」ことに気付く。
そんな時、目の前に現れたのが、お金にも、地位にも、一流レストランにも、おしゃれな生活にも縛られずに生きているドナルドだったのだ。
エミリーはドナルドといる時に、居心地の良さを感じて惹かれていく。
「この人とだったら、本当の自分でいられる」と思ったからこそ、それまでの自分の生活が嘘だったことに気付いたのだ。
会計士のジェームズは請求書の相談に乗ってくれるけれど、「そのためだけの存在」で、ジェームズの生活や人間性には惹かれない。
しかし、ドナルドは違う。
彼はそこでどんな生活をし、いままでどんな生活を送り、なぜ、そこで暮らすことになったのか。
その全てが気になって仕方ない。
そう思ったときは、エミリーの中でもう恋が芽生えていたのだ。

エミリーが「全てを失った女性」ならば、ドナルドは「何も持っていない男性」である。
借金の返済のために、これまで住んでいたアパートすらも売らなければならなくなったとき、目の前にいたドナルドは「廃材でできた家」で暮らしていた。
そんなドナルドは「全てを失っても生きていける」と思わせてくれる人だった。
エミリーは財産や家を失っただけでなく、夫がエミリーにばれないように浮気をしていたことも「今さら」知ってしまい、「これまでの人生、失敗だったわ」と言った時、ドナルドがエミリーに言ったのが「間違えたならやり直せば良いじゃないか」という一言だった。
ドナルドには何てことない当たり前の一言だったが、エミリーにとっては、それが心から救われる一言だった。
長い長い間、信じてきたものが、間違いだったと知ってしまった時の落胆。
本当だったら、墓に物を投げつけるのではなく、生きている間に仕返ししたかったに違いない。
そんな彼女にドナルドは「やり直せば良い」と言い、彼自身は「何も持たずに」生活している。
それは、単に彼女を慰めるだけの口先の言葉ではなく、とても説得力を伴った言葉だった。
だからこそ、彼女自身が「自由に生きる権利を守るために」、ドナルドがハムステッド・ヒースで生活していくための訴訟を助けたのだ。
どんな状況にある人でも、自由に生きる権利がある。
その訴訟で彼を助ければ、彼女も全てを捨てて自由に生きようと思える。
そう思ったはずだ。
だからこそ、ドナルドが思わず言ってしまった「元々、金が目当てで近づいたのか?」の一言に落胆してしまったのではと思う。
彼女は彼女で、その後自由に生きていくためのプランがあるけれど、それではドナルドと一緒に暮らせない。
ドナルドに誤解されてしまったけれど、彼に執着せずに、あっさりと自分の生きるべき道をエミリーが歩み始めたのは、彼女は自立した女性であり、ドナルドがいなくても生きていけるからなのだ。
それでも、ドナルドが彼女と暮らしたいと思うなら、ドナルドが自分からエミリーの元へ向かうべきなのだ。
その互いに依存しない自立した人間同士の距離感が、とても居心地が良いと思った。
自分は自分の自由と権利を守りつつ、それでも共にいたいと思えば、共に暮らせばいいのだ。

それでは、「自由な生活」とはどんな生き方なのか。
長い間生きていると、どんな人にもいろんなしがらみができてくる。
一人で孤独に生きていると思っていても、家族がいるし、家族がいなくなっても、ご近所さんや、友人、親戚など、必ずつながっている人がいる。
そして、忙しい毎日に追われて生活していると、そんな周りの人たちに意見に流されてしまったり、家族のために自分を犠牲にしなければならない時もある。
気付けば、自分のやりたいことなんて一つもしていない…。
そんな生活をしている人は、世の中に山ほどいる。
エミリーも、これまでそんな生活をしてきた人の一人だ。
夫が亡くなって一人になり、自由に自分の生活をしているドナルドと出会い、ようやくこれまでの人生が嘘だったことに気付くのだ。
それはロナルドが彼女の家を訪れた時に「この家は君らしくないね」と言った一言に全てが現れている。
そこは、彼女のための家ではなく、家族と夫のための家だったのだ。
しかし、「嘘のない人生」を生きるのはとても難しい。
時には嫌な仕事をしなければいけない時もあるし、家族のために自分を犠牲するのはやむを得ない時もある。
けれど、もしかして実際に「嫌なもの」を全て捨ててみたら、意外と生きていけるのかもしれない。
多くの人が「うまくいかないに決まっている」と思っていて、「はじめの一歩」を踏み出せないだけなのだ。
それは「ハムステッド・ヒースに住む権利なんか認められるはずがない」と思っていたドナルドが訴訟を起こし、思いもしなかった判決が出たように、「借金が多すぎて、もう生きていけない」と思っていたエミリーが新しい生活を始めたように、絶対に無理なことなどこの世にはないのだ。
まずは、「一歩踏み出す」ことが必要なのだ。
だからこそ、ドナルドやエミリーを見ていると「人生はいくつになってもやり直せる。嘘ばかりの人生は捨てましょう」と思えるのだ。
そんな彼らの生き方がとても素敵で、彼らからたくさんの生活のヒントを学びたいと思える映画だった。
生きている限り、人は前向きに生きてこそ、その先に新たな人生が待っているのだ。
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◆DVDで観る:【早期購入特典あり】「ロンドン、人生はじめます」
ホームレスの男性が一夜にして資産家になったという実話を元に描く、大人のためのロマンティック・コメディ。
【満足度 評価】:★★★★☆(4.5)
これは素晴らしい映画だったなぁ。
温かい陽だまりの中にいるような、温かく落ち着いていて居心地の良い素敵な映画だった。
哀しいことも、楽しいことも、幸せなことも、辛いことも、すべて乗り越えた者同士だけが分かり合える世界っていうのがあるんだなぁと思った。
そして、「人生はいくつになってもやり直せる」と思える素晴らしい映画だった。
「ロンドン、人生はじめます」予告編 動画
(原題:Hampstead)◆DVDで観る:【早期購入特典あり】「ロンドン、人生はじめます」
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キャスト&スタッフ
出演者
〇ダイアン・キートン…(「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」、「最高の人生のつくり方」など)
〇ブレンダン・グリーソン
…(「夜に生きる」、「パディントン2」、「ヒトラーへの285枚の葉書」、「アサシン・クリード」、「未来を花束にして」、「ある神父の希望と絶望の7日間」、「白鯨との闘い」、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」、「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」、「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」など)
…(「ファントム・スレッド」など)
〇ジェームズ・ノートン
〇ジェイソン・ワトキンス
監督
〇ジョエル・ホプキンス2017年製作 イギリス映画

あらすじ
ロンドンのハムステッドで暮らすエミリー(ダイアン・キートン)は、夫が借金と多くの請求書を残して亡くなってから1年が経とうとしてた。
しかし、ボランティアの仕事をしているものの、収入がないエミリーはそろそろ首が回らなくなってきた。
そんな時、屋根裏の物置からぼんやりと外を眺めていた時、目の前の公園で暮らしているホームレスの男性・ドナルド(ブレンダン・グリーソン)がいることに気付く。
日々、眺めているうちにドナルドの生活が気になったエミリーは、公園の中にある彼の家を訪ねてみるのだが…。

感想(ネタバレあり)
都会のど真ん中にある公園で自給自足の生活をしていたという実話
人の出会いと、そこから生まれる恋にはさまざまな形がある。
目と目が合っただけで、燃え上がるような恋もあれば、一緒にいると落ち着ける恋もある。
この映画の2人は人生の晩年に出会い、残りの人生を同じスピードで共に歩いて行くような、恋人というよりも同志というような雰囲気を感じた。
この映画を観れば
「『将来、一人きりになってしまったらどうしよう』と悩む必要なんてない。
そんなことに悩む時間が合ったら、自分の好きなことをして暮らしたらいい」
そう思える、とても素晴らしい映画だった。
この物語は、「ロンドンの中心地にある公園ハムステッド・ヒースで暮らしていたホームレスの男性が、一夜にして資産家になった」という実話を元に作られている。
東京でいえば、代々木公園のようなところかなぁと思いながら観ていた。
物語の多くが脚色されたものだとは思うけれど、都会のど真ん中にある自然が豊かな公園の中で自給自足の暮らしをしていたドナルドの生活からは、「人が生きていくために何が大切なのか」について、さまざまなヒントをもらえる作品になっている。
主人公のエミリー(ダイアン・キートン)は、夫が多くの借金と請求書を残して亡くなってから1年が経つ。
町の小さなリサイクルショップで店番のボランティアをしている彼女には収入がなく、次第に積み重なっていく請求書で首が回らなくなっていく。
そんな彼女が、物置部屋から窓の外に見える広大なハムステッド・ヒースを眺めている時、公園の池で水浴びをしている人を見つける。
思わず、手元にあった双眼鏡を手にしてみてみると、その男性はそこで生活しているらしいことが分かった。
その時以来、エミリーはその男性 ドナルドのことが気になり、実際に訪ねるようになり、やがて恋に落ちるようになっていく。

何も持っていない人だからこそ居心地がいい
なぜ、高級住宅街に住んでいる奥様のエミリーが、ホームレスのドナルドのことが気になったのか。
エミリーが送っている日常生活の中に、その理由があると思った。
エミリーが暮らしているハムステッドはおしゃれな高級住宅地だけれど、本当の彼女はおしゃれな生活にも、お金にも、地位にも興味がない。
ご近所のお節介おばさん フィオナが彼女に紹介した会計士のジェームズのように、「高級レストランにフルコースを食べに行く」ような生活を望んでいるわけではない。
しかし、それまで、高級住宅地のハムステッドで暮らす周りの人たちとご近所づきあいをしながら、その雰囲気に流され、そういう「お金と見栄にしばられる」生活をしてきたのだが、夫がいなくなってからようやく「今までの生活は偽りだった」ことに気付く。
そんな時、目の前に現れたのが、お金にも、地位にも、一流レストランにも、おしゃれな生活にも縛られずに生きているドナルドだったのだ。
エミリーはドナルドといる時に、居心地の良さを感じて惹かれていく。
「この人とだったら、本当の自分でいられる」と思ったからこそ、それまでの自分の生活が嘘だったことに気付いたのだ。
会計士のジェームズは請求書の相談に乗ってくれるけれど、「そのためだけの存在」で、ジェームズの生活や人間性には惹かれない。
しかし、ドナルドは違う。
彼はそこでどんな生活をし、いままでどんな生活を送り、なぜ、そこで暮らすことになったのか。
その全てが気になって仕方ない。
そう思ったときは、エミリーの中でもう恋が芽生えていたのだ。

互いに自立した人間同士の距離感が心地いい
エミリーが「全てを失った女性」ならば、ドナルドは「何も持っていない男性」である。
借金の返済のために、これまで住んでいたアパートすらも売らなければならなくなったとき、目の前にいたドナルドは「廃材でできた家」で暮らしていた。
そんなドナルドは「全てを失っても生きていける」と思わせてくれる人だった。
エミリーは財産や家を失っただけでなく、夫がエミリーにばれないように浮気をしていたことも「今さら」知ってしまい、「これまでの人生、失敗だったわ」と言った時、ドナルドがエミリーに言ったのが「間違えたならやり直せば良いじゃないか」という一言だった。
ドナルドには何てことない当たり前の一言だったが、エミリーにとっては、それが心から救われる一言だった。
長い長い間、信じてきたものが、間違いだったと知ってしまった時の落胆。
本当だったら、墓に物を投げつけるのではなく、生きている間に仕返ししたかったに違いない。
そんな彼女にドナルドは「やり直せば良い」と言い、彼自身は「何も持たずに」生活している。
それは、単に彼女を慰めるだけの口先の言葉ではなく、とても説得力を伴った言葉だった。
だからこそ、彼女自身が「自由に生きる権利を守るために」、ドナルドがハムステッド・ヒースで生活していくための訴訟を助けたのだ。
どんな状況にある人でも、自由に生きる権利がある。
その訴訟で彼を助ければ、彼女も全てを捨てて自由に生きようと思える。
そう思ったはずだ。
だからこそ、ドナルドが思わず言ってしまった「元々、金が目当てで近づいたのか?」の一言に落胆してしまったのではと思う。
彼女は彼女で、その後自由に生きていくためのプランがあるけれど、それではドナルドと一緒に暮らせない。
ドナルドに誤解されてしまったけれど、彼に執着せずに、あっさりと自分の生きるべき道をエミリーが歩み始めたのは、彼女は自立した女性であり、ドナルドがいなくても生きていけるからなのだ。
それでも、ドナルドが彼女と暮らしたいと思うなら、ドナルドが自分からエミリーの元へ向かうべきなのだ。
その互いに依存しない自立した人間同士の距離感が、とても居心地が良いと思った。
自分は自分の自由と権利を守りつつ、それでも共にいたいと思えば、共に暮らせばいいのだ。

間違えたらやり直せばいい。もう嘘ばかりの人生は捨てよう
それでは、「自由な生活」とはどんな生き方なのか。
長い間生きていると、どんな人にもいろんなしがらみができてくる。
一人で孤独に生きていると思っていても、家族がいるし、家族がいなくなっても、ご近所さんや、友人、親戚など、必ずつながっている人がいる。
そして、忙しい毎日に追われて生活していると、そんな周りの人たちに意見に流されてしまったり、家族のために自分を犠牲にしなければならない時もある。
気付けば、自分のやりたいことなんて一つもしていない…。
そんな生活をしている人は、世の中に山ほどいる。
エミリーも、これまでそんな生活をしてきた人の一人だ。
夫が亡くなって一人になり、自由に自分の生活をしているドナルドと出会い、ようやくこれまでの人生が嘘だったことに気付くのだ。
それはロナルドが彼女の家を訪れた時に「この家は君らしくないね」と言った一言に全てが現れている。
そこは、彼女のための家ではなく、家族と夫のための家だったのだ。
しかし、「嘘のない人生」を生きるのはとても難しい。
時には嫌な仕事をしなければいけない時もあるし、家族のために自分を犠牲するのはやむを得ない時もある。
けれど、もしかして実際に「嫌なもの」を全て捨ててみたら、意外と生きていけるのかもしれない。
多くの人が「うまくいかないに決まっている」と思っていて、「はじめの一歩」を踏み出せないだけなのだ。
それは「ハムステッド・ヒースに住む権利なんか認められるはずがない」と思っていたドナルドが訴訟を起こし、思いもしなかった判決が出たように、「借金が多すぎて、もう生きていけない」と思っていたエミリーが新しい生活を始めたように、絶対に無理なことなどこの世にはないのだ。
まずは、「一歩踏み出す」ことが必要なのだ。
だからこそ、ドナルドやエミリーを見ていると「人生はいくつになってもやり直せる。嘘ばかりの人生は捨てましょう」と思えるのだ。
そんな彼らの生き方がとても素敵で、彼らからたくさんの生活のヒントを学びたいと思える映画だった。
生きている限り、人は前向きに生きてこそ、その先に新たな人生が待っているのだ。
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