ダニエル・ラドクリフ主演の映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」を日テレの金曜ロードショーで観た。
大人気「ハリー・ポッター」シリーズの最終話。いよいよ、ハリーとヴォルデモートの最終決戦が始まる。
【満足度 評価】:★★★★☆
シリーズの中で、これが一番見応えがあって面白かったなぁ。
シリーズものっていうのは全てがそうだけど、観終わった後に達成感よりも寂しさが残る。
あぁ、もうハリーに会えないのかっていう寂しさが一番にきた。
でも、作品自体にはこの終わり方で大満足。もう一回第一話から観たい(笑)
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、レイフ・ファインズ、アラン・リックマン、ヘレナ・ボナム・カーター、ジェイソン・アイザックス、マギー・スミス
監督:デヴィッド・イェーツ 2011年製作 イギリス・アメリカ合作映画
◆「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」 DVD
◆「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
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〇前作 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」観ました!!
映画の感想はこちらから →「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」ヴォルデモートを倒す旅に出る3人。しかし、まさかの仲間割れ!?人気シリーズ第7弾。ダニエル・ラドクリフ主演映画【感想】
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ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の魂が納められた分霊箱を探す、ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)の3人。
残された分霊箱の1つが魔女ベラトリックスの貸金庫に隠されていることを知ったポッターだったが、その銀行に行けるのはゴブリンだけ。
そのため、ハリーはベラトリックスに囚われていたところを助けたゴブリンに道案内をするように頼むが、その代わりにグリフィンドールの剣を欲しいと言われてしまい…。

ハリー・ポッターシリーズの最終話は、ヴォルデモートとの直接対決。
分霊箱を探す旅に出たハリーたち3人だったが、最後の箱はホグワーツ魔法学校にあることを知る。
長い旅の終着駅は、その全ての始まりであるホグワーツだった。
しかし、そのホグワーツも闇の使いであるスネイプ先生が校長に就任し、近づくことさえ難しい場所となっていた。
世界中のいたるところが、ハリーたちにとって不利な状態の中、彼はいかにしてその闇を突破したのか。
そして、彼がその時に必要としたものは何だったのか…。

世界が闇に覆われ、窮地に追い込まれたハリーにとって、最も心強かったのは仲間たちの助けだった。
常に共に戦ってきたハーマイオニーやロンはもちろんのこと、学校の友人たちや、不死鳥の騎士団のメンバーたち。
また、その友人たちも、ハリーだけでなく身近にいる愛する人を守りたい。助けたい。という想いで戦った結果、それがハリーを助けることにつながっていった。
そこがいいなと思った。
みんながみんな「ハリーのために」となると、負けたり傷ついたり、大切な人が亡くなったりしたら、「ハリーのせいで」となる。
しかしそれが、「愛する人のために」となると、戦う意味も違うし、自分が闘った結果を人のせいにしたししない。
ロンがハーマイオニーのために戦ったり、ネビルがルーナに愛の告白をするために必死で戦ったように。
「愛する人のために」闘う人は誰よりも強く、悪をも凌駕する。

そして、この「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」でハリーを最も助けた功労者は、スネイプ先生だろう。
今回は、そのスネイプ先生の隠された過去も明かされる。
前々回、最後にスネイプ先生がダンブルドアを殺したものの、私は彼が悪の使いだとは思っていなかった。
きっと、理由があって、そんなことをしているんだろう…と思っていたけど、なんと、スネイプ先生がずっとハリーのお母さんへの想いを隠し続けていたとは…。
このスネイプ先生の純愛話にはビックリだった。
だから、ハリーがホグワーツに入学した時から、人知れずハリーを守っていたのはスネイプ先生だった。
その愛する人の息子を命がけで守るために、自分から身を投げ出すとは。
ちょっとぉ。スネイプ先生~><
これまでハリーのお父さんの悪口を言ったりしていたのは、嫉妬心からだったんだねぇ。
そんなスネイプ先生の人間性のある一面を観れただけでも、この最終話は良い回だった。
↓ ラストの鍵を握るのはスネイプ先生(アラン・リックマン)

そして、今回最も必要だったのは、ハリー・ポッター自身の勇気だった。
自分が「選ばれし者」だという自覚と、ヴォルデモートの前に身を投げ出す勇気。
そして、ヴォルデモートの魂が宿る分霊箱の1つがハリーだったという衝撃。
あの稲妻の後は、そういう意味だったんだねぇ。
自分の肉体が消えていく寸前に、魂をハリーの身体に隠していたなんて。
それを知ったハリーは、死ぬ覚悟でヴォルデモートの前に現れる。
自分がそうすることで、全てが終わると信じて。
「あぁ、ハリーも大人になったんだなぁ」という、ちょっと寂しい思いも抱きつつ、ヴォルデモートに対峙するハリーを観ていた。
それは、自分の命を投げ捨ててでも、周りにいる人たちを助けたいという想いとそれを実行する勇気。
それが、ハリーの旅立ちの時だった。

そして、このシリーズの長きに渡りヴォルデモートを演じていたのはレイフ・ファインズ。
イギリスの名優の1人であるにも関わらず、特殊メイクにより顔の半分が変わって、始めてみる人は、これがレイフ・ファインズだとは分からないような役を演じてきた。
しかし、本当の表情はその特殊メイクの下にあっても、レイフ・ファインズがこの役を喜んで演じていただろうということは良く分かる。
世界最強の悪を演じられる機会もなかなかない。
映画の世界でも、ダースベーダーと並んで取り上げられる極悪人の一人となった。
このヴォルデモートが醸し出す薄気味悪さの全ては、レイフ・ファインズによる演技力の賜物だろうと思う。
レイフ・ファインズの他の出演作には、「クイズ・ショウ」、「イングリッシュ・ペイシェント」、「ナイロビの蜂」、「レッド・ドラゴン」、「007」シリーズ(M)、「愛を読む人」、「グランド・ブダペスト・ホテル」など。
↓ 最初から最後まで一貫して恐ろしい悪を演じたレイフ・ファインズ

結局のところ、世界を闇から救ったのはハリーとその仲間たちによる、「愛」と「勇気」だった。
世界が闇に包まれようとしている時、一人一人の正義に対する想い、周りの人を愛する気持ちがあれば、きっとその困難に立ち向かうことができる。
この「ハリー・ポッター」シリーズは、一人ぼっちだったハリーが長い年月をかけ、仲間を作り、悪と戦い、1人の責任ある大人として成長するまでを描いた。
2001年からスタートして約10年。
その間に8本の大作映画を作り上げたその労力も素晴らしい。
よく、途中で分裂したり、離脱者を出すことなく最後まで作り上げたなぁと感心する。
(途中でダンブルドア校長役の俳優が亡くなるというアクシデントはあったけど)
ハリーに会えなくなってしまうのは、なんだかとても寂しいけど、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の予告編を観ていると、そろそろ新しい旅をしても良い頃なのかなと思う。

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◆「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)
大人気「ハリー・ポッター」シリーズの最終話。いよいよ、ハリーとヴォルデモートの最終決戦が始まる。
【満足度 評価】:★★★★☆
シリーズの中で、これが一番見応えがあって面白かったなぁ。
シリーズものっていうのは全てがそうだけど、観終わった後に達成感よりも寂しさが残る。
あぁ、もうハリーに会えないのかっていう寂しさが一番にきた。
でも、作品自体にはこの終わり方で大満足。もう一回第一話から観たい(笑)
出演:ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、レイフ・ファインズ、アラン・リックマン、ヘレナ・ボナム・カーター、ジェイソン・アイザックス、マギー・スミス
監督:デヴィッド・イェーツ 2011年製作 イギリス・アメリカ合作映画
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」予告編 動画
(原題:HARRY POTTER AND THE DEATHLY HALLOWS: PART II)◆「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」 DVD
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〇前作 「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」観ました!!
映画の感想はこちらから →「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」ヴォルデモートを倒す旅に出る3人。しかし、まさかの仲間割れ!?人気シリーズ第7弾。ダニエル・ラドクリフ主演映画【感想】
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あらすじ
ヴォルデモート(レイフ・ファインズ)の魂が納められた分霊箱を探す、ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)、ロン(ルパート・グリント)、ハーマイオニー(エマ・ワトソン)の3人。
残された分霊箱の1つが魔女ベラトリックスの貸金庫に隠されていることを知ったポッターだったが、その銀行に行けるのはゴブリンだけ。
そのため、ハリーはベラトリックスに囚われていたところを助けたゴブリンに道案内をするように頼むが、その代わりにグリフィンドールの剣を欲しいと言われてしまい…。

感想(ネタバレあり) ヴォルデモートとの最終決戦。ハリーの力になったものとは
ハリー・ポッターシリーズの最終話は、ヴォルデモートとの直接対決。
分霊箱を探す旅に出たハリーたち3人だったが、最後の箱はホグワーツ魔法学校にあることを知る。
長い旅の終着駅は、その全ての始まりであるホグワーツだった。
しかし、そのホグワーツも闇の使いであるスネイプ先生が校長に就任し、近づくことさえ難しい場所となっていた。
世界中のいたるところが、ハリーたちにとって不利な状態の中、彼はいかにしてその闇を突破したのか。
そして、彼がその時に必要としたものは何だったのか…。

仲間たちの「愛する人を守りたい」という想い
世界が闇に覆われ、窮地に追い込まれたハリーにとって、最も心強かったのは仲間たちの助けだった。
常に共に戦ってきたハーマイオニーやロンはもちろんのこと、学校の友人たちや、不死鳥の騎士団のメンバーたち。
また、その友人たちも、ハリーだけでなく身近にいる愛する人を守りたい。助けたい。という想いで戦った結果、それがハリーを助けることにつながっていった。
そこがいいなと思った。
みんながみんな「ハリーのために」となると、負けたり傷ついたり、大切な人が亡くなったりしたら、「ハリーのせいで」となる。
しかしそれが、「愛する人のために」となると、戦う意味も違うし、自分が闘った結果を人のせいにしたししない。
ロンがハーマイオニーのために戦ったり、ネビルがルーナに愛の告白をするために必死で戦ったように。
「愛する人のために」闘う人は誰よりも強く、悪をも凌駕する。

最後の鍵を握っていたのはスネイプ先生の片想い
そして、この「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」でハリーを最も助けた功労者は、スネイプ先生だろう。
今回は、そのスネイプ先生の隠された過去も明かされる。
前々回、最後にスネイプ先生がダンブルドアを殺したものの、私は彼が悪の使いだとは思っていなかった。
きっと、理由があって、そんなことをしているんだろう…と思っていたけど、なんと、スネイプ先生がずっとハリーのお母さんへの想いを隠し続けていたとは…。
このスネイプ先生の純愛話にはビックリだった。
だから、ハリーがホグワーツに入学した時から、人知れずハリーを守っていたのはスネイプ先生だった。
その愛する人の息子を命がけで守るために、自分から身を投げ出すとは。
ちょっとぉ。スネイプ先生~><
これまでハリーのお父さんの悪口を言ったりしていたのは、嫉妬心からだったんだねぇ。
そんなスネイプ先生の人間性のある一面を観れただけでも、この最終話は良い回だった。
↓ ラストの鍵を握るのはスネイプ先生(アラン・リックマン)

最後に一番力になったのは、ハリー・ポッター自身の勇気
そして、今回最も必要だったのは、ハリー・ポッター自身の勇気だった。
自分が「選ばれし者」だという自覚と、ヴォルデモートの前に身を投げ出す勇気。
そして、ヴォルデモートの魂が宿る分霊箱の1つがハリーだったという衝撃。
あの稲妻の後は、そういう意味だったんだねぇ。
自分の肉体が消えていく寸前に、魂をハリーの身体に隠していたなんて。
それを知ったハリーは、死ぬ覚悟でヴォルデモートの前に現れる。
自分がそうすることで、全てが終わると信じて。
「あぁ、ハリーも大人になったんだなぁ」という、ちょっと寂しい思いも抱きつつ、ヴォルデモートに対峙するハリーを観ていた。
それは、自分の命を投げ捨ててでも、周りにいる人たちを助けたいという想いとそれを実行する勇気。
それが、ハリーの旅立ちの時だった。

世界最強にして最恐のヴォルデモートを演じた名優レイフ・ファインズ
そして、このシリーズの長きに渡りヴォルデモートを演じていたのはレイフ・ファインズ。
イギリスの名優の1人であるにも関わらず、特殊メイクにより顔の半分が変わって、始めてみる人は、これがレイフ・ファインズだとは分からないような役を演じてきた。
しかし、本当の表情はその特殊メイクの下にあっても、レイフ・ファインズがこの役を喜んで演じていただろうということは良く分かる。
世界最強の悪を演じられる機会もなかなかない。
映画の世界でも、ダースベーダーと並んで取り上げられる極悪人の一人となった。
このヴォルデモートが醸し出す薄気味悪さの全ては、レイフ・ファインズによる演技力の賜物だろうと思う。
レイフ・ファインズの他の出演作には、「クイズ・ショウ」、「イングリッシュ・ペイシェント」、「ナイロビの蜂」、「レッド・ドラゴン」、「007」シリーズ(M)、「愛を読む人」、「グランド・ブダペスト・ホテル」など。
↓ 最初から最後まで一貫して恐ろしい悪を演じたレイフ・ファインズ

世界を闇から救うのは愛と勇気
結局のところ、世界を闇から救ったのはハリーとその仲間たちによる、「愛」と「勇気」だった。
世界が闇に包まれようとしている時、一人一人の正義に対する想い、周りの人を愛する気持ちがあれば、きっとその困難に立ち向かうことができる。
この「ハリー・ポッター」シリーズは、一人ぼっちだったハリーが長い年月をかけ、仲間を作り、悪と戦い、1人の責任ある大人として成長するまでを描いた。
2001年からスタートして約10年。
その間に8本の大作映画を作り上げたその労力も素晴らしい。
よく、途中で分裂したり、離脱者を出すことなく最後まで作り上げたなぁと感心する。
(途中でダンブルドア校長役の俳優が亡くなるというアクシデントはあったけど)
ハリーに会えなくなってしまうのは、なんだかとても寂しいけど、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」の予告編を観ていると、そろそろ新しい旅をしても良い頃なのかなと思う。

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