クエンティン・タランティーノ監督の映画「ヘイトフル・エイト」を劇場で観てきた。

南北戦争直後、ワイオミング州の雪深い山荘で吹雪のために足止めをくらった7人の男と1人の女。そこから、生き残りをかけた闘いが始まる。

【満足度】:★★★☆☆(3.5)

面白かったんだけど、相変わらずの流血の多さにちょっとげんなりしちゃって、新鮮味を感じなかった。



*** 受賞歴 ***

第88回アカデミー賞 2016
作曲賞(エンリオ・モリコーネ) 受賞

ナショナル・ボード・オブ・レビュー 2015
助演女優賞(ジェニファー・ジェイソン・リー)、脚本賞(クエンティン・タランティーノ) 受賞

第73回ゴールデングローブ賞 2016 映画部門
作曲賞(エンニオ・モリコーネ)受賞

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「ヘイトフル・エイト」予告編 動画

(原題:The Hateful Eight)




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あらすじ


南北戦争直後、ワイオミング州の山奥にある雪深い山荘。

吹雪のために足止めをくらった7人の男と1人の女。

その女、デイジー(ジェニファー・ジェイソン・リー)は、最強最悪の犯罪者であり、バウンティハンターのジョン・ルース(カート・ラッセル)が警察へ送り届ける途中だった。

その山荘に着いた瞬間、ルースは、「この中にデイジーの仲間がいて、連れ出そうとしている」と言い始める…。

ヘイトフル・エイト

感想(ネタバレあり) まさにパルプ・フィクションなマンガ的娯楽映画


この映画を観てて、「マンガを読んでるみたいだなぁ」と思った。

マンガっていうのは、よくある昭和の香りの漂う喫茶店の本棚でクタクタになっている感じの週刊誌に載っているようなマンガ。

ザラザラの紙に印刷されているマンガで、

「ドバッ」「ドビュッ」「バンバン」「グサッ」「ドドドドドドド」

って感じの擬音語、擬態語がめちゃくちゃ多いマンガ。

血がドバーーーーッって出てたり、目が飛び出ちゃったりしちゃうヤツ。

最初は、なんだこれ~??と思いつつ、メロンフロートなんて飲みながら読み始めたら、思わずブッと吹き出したり、1人で爆笑するようになっちゃったりして、いつの間にか読み終わってて、「あぁ楽しかった」って言いながら、雑誌を閉じる。

そんな雰囲気の映画だったんだよなぁ~(笑)

つまり、「理屈抜きでこの世界を楽しんじゃえ」ってこと。

まぁ、まぁ、クエンティン・タランティーノ(以下タラ氏)の映画は全てそうだけどね。

本人も『パルプ・フィクション』なんてタイトルの映画を撮ってるんだから、監督本人もその雰囲気を狙っているのかもしれないけど。

ヘイトフル・エイト2

嘘つきは誰だ!!えぇ~もう死んじゃうの????


この山奥の山荘で繰り広げられるのは、「THEだまし合い」

誰かがデイジーの仲間であり、誰かが誰かを殺そうとしているワケ。

それを「誰??」と思いつつ、ちょっとした謎解きなんかをしながら楽しもうと思うと、タラ氏は観客にそんな間を与えない。

だって、この映画の主役だと思っていたバウンティハンターのルース(カート・ラッセル)は、割と早めに壮絶に死んでいく。

観客は、そこで「えぇーーー??もう死んじゃうの??」と思うけど、タラ氏はそんな観客のリアクションを待っていた。

そこで、9人目の刺客が登場する!!!


ヘイトフル・エイト3

一番好きだったのは、チャニング・テイタムの登場シーン


なんと、9番目の刺客としてデイジーの弟(チャニング・テイタム)が床下で待機していた。

私は、この映画の中でこのチャニング・テイタムが出てくるシーンが一番好き!!

先日、読んだ記事によれば、チャニング・テイタムはタラ氏の映画が大好きで、あらゆるコネを使ってストーカーのようにメールを送り続け、この役を手に入れたらしい。

しかし!!!そんな涙ぐましい努力の甲斐もなく(笑)、チャニング・テイタムはあっという間に頭を吹き飛ばされてしまう(笑)

きっと、タラ氏はチャニング・テイタムの「出してくれ」攻撃に嫌気がしたんだな(笑)

でも、まぁ、チャニング・テイタム的には悲願のタラ氏映画出演が叶ったわけだから、良かったんじゃないかな(笑)

そして、また観客は「えぇーーーー、今出てきたばっかりなのにーーー」と思い、チャニング・テイタムのファンは悲鳴を上げる。

そんな裏でドヤ顔をしているタラ氏の顔が思い浮かぶ(笑)

そこで、またしても、その後の行方が分からなくなる。

ヘイトフル・エイト4

そろそろ違う作風のタランティーノも観たい!!


まぁ、そんな風に、ひたすら頭が吹っ飛んだり、ドバーーーッと血を吐いたりする映画なんだけど(笑)

タラ氏の映画は、いつもそんな感じなので、「あぁまたか」って思うようになっちゃて、「いつもやり過ぎなんだよな」って思っている自分もいたんだよね。

つまり、その作風にちょっと飽きがきているわけ。

まぁ、それは、私個人の見解だけど。

だからね、そろそろ今までとは違う作風の作品を作った方が良いんじゃない??と思った。

例えば、タラ印のSF映画とか、ロマンティックコメディ(『ジャッキー・ブラウン』はロマコメだって話もあるけど)とか。

ちょっと想像つかないでしょ。

想像つかないからこそ、チャレンジして欲しいんだなぁ~。

『パルプ・フィクション』の衝撃をもう一度味わいたいんだよねぇ~。


ヘイトフル・エイト5



でも、最後の最後に生き残った二人の間に芽生えたちょっとした友情が好きだな。

二人とも、無事生き残っていますように。

そこがまた、西部劇っぽくてタラ氏らしい。


この映画に登場する俳優たちについては、以前書いた記事があるので、そちらをご参考に。
→ 「ヘイトフル・エイト」2/27公開予定。クエンティン・タランティーノ最新映画は密室西部劇。とにかく面白そう!!!【予告】



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