中国映画「芳華 Youth」を映画館で観た。

1970年代の中国で、文化大革命から冷戦という時代の流れの中で、国のために人生を捧げた若者たちの姿を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

1970年代、中国で文革から冷戦の時代の中で国のために人生を捧げた若者達。

彼らは人生の最も美しい時を犠牲にしているが、恋したり、傷ついたりしながら成長する姿は私たちと大差ない。

だからこそ彼らに共感し号泣するのだ。

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『芳華 Youth』予告編 動画

(原題:芳華 Youth)



更新履歴・公開、販売情報

・2019年5月7日 映画館にて鑑賞。

・2019年6月6日 感想を掲載。

現在、全国順次公開中。より詳しい劇場情報は下記公式サイトをご参照ください。
 ↓
映画「芳華 Youth」公式サイト


原作「芳華 Youth」【中国語版】

映画小説/ 芳華 中国版 Youth 嚴歌苓 You Touched Me

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感想(0件)





キャスト&スタッフ


出演者

〇ホアン・シュエン

〇ミャオ・ミャオ

〇チョン・チューシー

〇ヤン・ツァイユー

〇リー・シャオファン

〇ワン・ティエンチェン

〇ヤン・スー

〇チャオ・リーシン


監督

〇フォン・シャオガン


2017年製作 中国映画



映画「芳華 Youth」



あらすじ


1976年の中国。

17歳のシャオピン(ミャオ・ミャオ)は、田舎町から都会へやってきて歌と踊りで軍人を慰労する文工団に入団する。

田舎者のシャオピンは、団員たちからいじめられたりしながらも、優しい先輩のリウ・フォン(ホアン・シュエン)を心の支えにしながらがんばっていた。

しかし、その頃、中国では国を変える大きな時代の波が起きていて…。



映画「芳華 Youth」ミャオ・ミャオ



感想(ネタばれあり)


この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活


芳華-Youth- (2017)


★★★★ [80点]「制限ある中でも失われない若者らしさ」


号泣してしまった。

この作品は、1970年代中国の文化大革命から、冷戦、ベトナム戦争という時代の流れの中で、青春時代を国に捧げた若者たちの姿を描いている。

正直、この映画を観る前は「文革の映画」と聞いて、苦しくて辛い訓練の話なのかと思った。



しかし、そんな話ではなかった。

当時の中国らしく、彼らの生活には制限があるけれど、その制限の中でも、彼らなりに青春を謳歌する姿が描かれていたのだ。

与えられた任務に必死になりながらも、友人たちと楽しい時間を過ごしたり、ときめいたり、恋をしたり。



当然ながら、そんな良い面ばかりではない。



残酷な若者らしいイジメもあるし、人に傷つけられたり、傷つけたりもする。

そうやって様々な感情を抱きながら彼らは成長するのだけど、その中身は民主主義で育った私たちと大差ない



しかし、そんな彼らと、私たちの間には大きな違いもある。

それは戦争だ。

冷戦時代、中国はベトナム戦争に参戦。


そのため、彼らは本人の意思とは関係なく従軍し、多くの命が奪われてしまう。

それまで「私たちと変わらないな」と思いながら観ていたからこそ、そこで苦しむ彼らに共感し、同情し、号泣してしまった



私は特に、イジメられて育ちながらも、その心の美しさを失わずに生きているシャオピンに共感しながら観ていた。

なんとしてでも、シャオピンには幸せになって欲しいと願いながら…。

中国でも、日本でも、共産主義でも、民主主義でも、青春の美しさは変わらない

そう思った作品だった


Posted by pharmacy_toe on 2019/05/24 with ぴあ映画生活




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