ケヴィン・スペイシー主演、デヴィッド・フィンチャー製作総指揮による海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン3>第36話をNetflixで観た。
ヨルダンに兵を派遣したロシア軍だったが、イスラエル軍がけん制したことでペトロフ大統領が動き、ヨルダンへと向かう。
それを受けてフランクもヨルダンへと向かうのだが…。
◆「ハウス・オブ・カード 野望の階段」 SEASON3 DVD
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〇 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン3>第35話 観ました!!
感想はこちらから →海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン3>第35話。なかなかうまくいかない米ロ関係。ロシアの思惑はどこにあるのか…。ケヴィン・スペイシー主演【感想】
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・ケヴィン・スペイシー
…(「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」、「ベイビー・ドライバー」、「アウトブレイク」、「L.A.コンフィデンシャル」、「セブン」、「アメリカン・ビューティー」など)
・ロビン・ライト
…(「ブレードランナー 2049」、「ワンダーウーマン」、「フォレスト・ガンプ/一期一会」、「消されたヘッドライン」、「誰よりも狙われた男」など)
・マイケル・ケリー
…(「シークレット・アイズ」、「アジャストメント」)
・マハーシャラ・アリ
…(「ドリーム」、「ムーンライト」、ドラマシリーズ「ルーク・ケイジ」)
・ラース・ミケルセン
製作総指揮
・デヴィッド・フィンチャー(<映画>「ドラゴンタトゥーの女」、「ゴーン・ガール」、「セブン」、<ドラマシリーズ>「マインドハンター」など)

素人をトップに置くことの危険性
ある業界に素人がいきなり参入してきて、にわかに集めた知識でトップを目指そうと思っても、なかなか勝ち上がれない。
トップに勝ちあがるためには、他の人の倍以上の努力が必要だし、その「知識と経験の浅さ」という弱点を露呈したとたんに足元をすくわれてしまう。
フランクの妻クレア・アンダーウッドはこれまで外交の経験も知識もないのに、いきなり国連大使に任命された。
それはそこからフランクの援護射撃をするつもりだっただろうし、自分のキャリアのためでもあったはず。
しかし、彼女はあまりにも素人過ぎた上に、出しゃばり過ぎた。
一番やってはいけない失敗はロシア外交で、同性愛活動家のコリガンを死なせてしまった時にロシアのペトロフ大統領に向かい「恥を知れ!」と言ってしまったことだった。
そのクレアがアメリカへ帰った時にヒーローになったのは良かったが、ペトロフのプライドはズタズタだった。
そこで、ペトロフはそんなクレアの弱点である彼女の「素人さ」を利用して、国連大使の任務から引きずり下ろす作戦を考える。
フランクはペトロフがそんなことを考えているとも知らず、まんまと彼の作戦にのってしまう。
そして、アメリカにはどうにもならない状況に陥ってしまった時、ペトロフが出したカードが「クレアをロシア大使の任務から降ろす」だった。
当然、首脳同士の外交の基本は腹の探り合いだったはずなのに、「クレアを立てよう」としたフランクは判断を誤ってしまったのだ。
いくらファーストレディで頭がキレるといっても、所詮は外交の素人。
彼女の行動は全てペトロフに読まれてしまっていた。
フランクとしては、クレアのためを思って「素人なのに」という批判も受けての人事だったが、結局はそれが彼の弱点となってしまった。
そうして、クレアは国連大使の任務から降格し、ペトロフはご満悦でヨルダンから退却することとなった。
しかし、そんな大統領のプライドのために、何の罪もない兵士が殺されてしまうのは、とてもやるせない話だった。

女性では埋められない大統領の心にぽっかりと空いた穴
大統領という仕事は尋常ではないプレッシャーがかかる仕事ゆえに、誰よりも孤独感が強い職業でもある。
フランクとクレアの夫婦の場合、同士であり、同僚でもあるので仕事で対立すると、彼らの夫婦関係にも如実に関係してしまう。
そうなると、フランクの孤独感が増していく。
ただでさえフランクはクレアに対し引け目を感じていて、「彼女には釣り合わない男」だと思っている。
だからこそ、彼女の願いが叶えられたかった時は、「きっとクレアは失望している」と思い込んでしまう。
実際、クレアの心の中では、フランクに多少失望した部分もあるかもしれない。
でも、クレアの落ちた名誉は自分で取り戻すべきだと私は思うのだが。
孤独を感じたフランクが頼ったのは、伝記作家のトムだった。
大学時代は同級生のティムが、議員時代はダグが側にいてくれたように、今のフランクにも側にいてくれる存在が欲しい。
それがトムなんだろうと思う。
面白いのが、フランクとトムの関係について、クレアが若干ヤキモチを焼き始めている感があるところ。
もしかしたら、ゾーイの時よりもトムとの関係の方がジェラシーが強いかも。
女性では埋められない穴をトムが埋めている。
そんな雰囲気を感じる。
フランクがクレアとのことで心を痛め、その穴をトムが埋めたことで2人の関係が急接近しているけれど、今後、彼らの関係がどう変化していくのか、非常に興味津々なのだ。
そして、シーズン3も残り3話。
どうする!?大統領選!!
あぁ、この先がとても楽しみ。
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ヨルダンに兵を派遣したロシア軍だったが、イスラエル軍がけん制したことでペトロフ大統領が動き、ヨルダンへと向かう。
それを受けてフランクもヨルダンへと向かうのだが…。
「ハウス・オブ・カード」<シーズン3>予告編 動画
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〇 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン3>第35話 観ました!!
感想はこちらから →海外ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」<シーズン3>第35話。なかなかうまくいかない米ロ関係。ロシアの思惑はどこにあるのか…。ケヴィン・スペイシー主演【感想】
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キャスト&スタッフ
出演者
・ケヴィン・スペイシー
…(「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」、「ベイビー・ドライバー」、「アウトブレイク」、「L.A.コンフィデンシャル」、「セブン」、「アメリカン・ビューティー」など)
・ロビン・ライト
…(「ブレードランナー 2049」、「ワンダーウーマン」、「フォレスト・ガンプ/一期一会」、「消されたヘッドライン」、「誰よりも狙われた男」など)
・マイケル・ケリー
…(「シークレット・アイズ」、「アジャストメント」)
・マハーシャラ・アリ
…(「ドリーム」、「ムーンライト」、ドラマシリーズ「ルーク・ケイジ」)
・ラース・ミケルセン
製作総指揮
・デヴィッド・フィンチャー(<映画>「ドラゴンタトゥーの女」、「ゴーン・ガール」、「セブン」、<ドラマシリーズ>「マインドハンター」など)

感想(ネタバレあり)
素人をトップに置くことの危険性
ある業界に素人がいきなり参入してきて、にわかに集めた知識でトップを目指そうと思っても、なかなか勝ち上がれない。トップに勝ちあがるためには、他の人の倍以上の努力が必要だし、その「知識と経験の浅さ」という弱点を露呈したとたんに足元をすくわれてしまう。
フランクの妻クレア・アンダーウッドはこれまで外交の経験も知識もないのに、いきなり国連大使に任命された。
それはそこからフランクの援護射撃をするつもりだっただろうし、自分のキャリアのためでもあったはず。
しかし、彼女はあまりにも素人過ぎた上に、出しゃばり過ぎた。
一番やってはいけない失敗はロシア外交で、同性愛活動家のコリガンを死なせてしまった時にロシアのペトロフ大統領に向かい「恥を知れ!」と言ってしまったことだった。
そのクレアがアメリカへ帰った時にヒーローになったのは良かったが、ペトロフのプライドはズタズタだった。
そこで、ペトロフはそんなクレアの弱点である彼女の「素人さ」を利用して、国連大使の任務から引きずり下ろす作戦を考える。
フランクはペトロフがそんなことを考えているとも知らず、まんまと彼の作戦にのってしまう。
そして、アメリカにはどうにもならない状況に陥ってしまった時、ペトロフが出したカードが「クレアをロシア大使の任務から降ろす」だった。
当然、首脳同士の外交の基本は腹の探り合いだったはずなのに、「クレアを立てよう」としたフランクは判断を誤ってしまったのだ。
いくらファーストレディで頭がキレるといっても、所詮は外交の素人。
彼女の行動は全てペトロフに読まれてしまっていた。
フランクとしては、クレアのためを思って「素人なのに」という批判も受けての人事だったが、結局はそれが彼の弱点となってしまった。
そうして、クレアは国連大使の任務から降格し、ペトロフはご満悦でヨルダンから退却することとなった。
しかし、そんな大統領のプライドのために、何の罪もない兵士が殺されてしまうのは、とてもやるせない話だった。

女性では埋められない大統領の心にぽっかりと空いた穴
大統領という仕事は尋常ではないプレッシャーがかかる仕事ゆえに、誰よりも孤独感が強い職業でもある。フランクとクレアの夫婦の場合、同士であり、同僚でもあるので仕事で対立すると、彼らの夫婦関係にも如実に関係してしまう。
そうなると、フランクの孤独感が増していく。
ただでさえフランクはクレアに対し引け目を感じていて、「彼女には釣り合わない男」だと思っている。
だからこそ、彼女の願いが叶えられたかった時は、「きっとクレアは失望している」と思い込んでしまう。
実際、クレアの心の中では、フランクに多少失望した部分もあるかもしれない。
でも、クレアの落ちた名誉は自分で取り戻すべきだと私は思うのだが。
孤独を感じたフランクが頼ったのは、伝記作家のトムだった。
大学時代は同級生のティムが、議員時代はダグが側にいてくれたように、今のフランクにも側にいてくれる存在が欲しい。
それがトムなんだろうと思う。
面白いのが、フランクとトムの関係について、クレアが若干ヤキモチを焼き始めている感があるところ。
もしかしたら、ゾーイの時よりもトムとの関係の方がジェラシーが強いかも。
女性では埋められない穴をトムが埋めている。
そんな雰囲気を感じる。
フランクがクレアとのことで心を痛め、その穴をトムが埋めたことで2人の関係が急接近しているけれど、今後、彼らの関係がどう変化していくのか、非常に興味津々なのだ。
そして、シーズン3も残り3話。
どうする!?大統領選!!
あぁ、この先がとても楽しみ。
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