レオナルド・ディカプリオ主演の映画「インセプション」を映画館で観た。

他人の夢に潜入し、その人が持つアイディアを盗むという産業スパイの仕事をしているコブを主人公に描かれるSFアクション映画。


満足度 評価】:★★★★★

公開当時に見逃していて、すごく観たいと思っていた映画。

IMAXの大きなスクリーンで観ることができてとてもラッキーだったと思う。

「夢の中に潜入する」というこの映画の世界観が大好きで、隅から隅まで面白かった

たくさんの人が既に観ている映画なので、特に気になったラストについて重点的に感想を書こうと思う。



この感想には、結末に関するネタバレを含みます。映画をご覧になってからお読みください。



「インセプション」予告編 動画


(原題:INCEPTION)




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キャスト&スタッフ


出演者

レオナルド・ディカプリオ
…(「レヴェナント:蘇りし者」、「ワールド・オブ・ライズ」、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、「シャッターアイランド」、「華麗なるギャッツビー」、「ジャンゴ 繋がれざる者」など)

渡辺謙
…(「怒り」、「硫黄島からの手紙」など)

ジョセフ・ゴードン=レヴィット
…(「スノーデン」、「ザ・ウォーク」、「(500)日のサマー」、「リンカーン」など)

マリオン・コティヤール
…(「たかが世界の終わり」、「マリアンヌ」、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」、「サンドラの週末」、「コンテイジョン」など)

エレン・ペイジ
…(「ローラーガールズ・ダイアリー」、ドラマシリーズ「アンブレラ・アカデミー」など)

トム・ハーディ
…(「ヴェノム」、「ダンケルク」、「裏切りのサーカス」、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、「レヴェナント 蘇りし者」、「チャイルド44」、「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」、「ウォーリアー」、「レジェンド 狂気の美学」、「ロンドン・ロード ある殺人に関する証言」など)

キリアン・マーフィー
…(「ダンケルク」、「フリー・ファイヤー」、「麦の穂を揺らす風」、「真珠の耳飾りの少女」、「白鯨との闘い」、「トランセンデンス」など)

マイケル・ケイン
…(「ジーサンズ はじめての強盗」、「グランド・フィナーレ」、「インターステラー」、「キングスマン」など)

〇トム・べレンジャー

ピート・ポスルスウェイト
…(「ザ・タウン」、「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」など)

監督・脚本

クリストファー・ノーラン
…(「インターステラー」など)

2010年制作 アメリカ映画

インセプション

あらすじ


コブ(レオナルド・ディカプリオ)とアーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は「他人の夢の中に入り込んで、アイディアを盗む」という産業スパイをしている。

彼らは、ある時、富豪のサイトー(渡辺謙)から、ライバル企業のトップ(ピート・ポスルスウェイト)が亡くなろうとしているので、跡を継ぐ息子ロバート(キリアン・マーフィー)が父親の会社を潰すような意識を植え付けて欲しい(インセプション)という依頼を受ける。

意識を植え付けることは非常に難しいからと言って断っていたコブだったが、成功した暁には、これまで会えなかった子供たちに会わせてやると言われ、承諾することに。

恩師(マイケル・ケイン)の教え子であるアリアドネ(エレン・ペイジ)とイームス(トム・ハーディ)を仲間に加え、計画を練るコブとアーサーだったが、時折、コブの亡くなった妻であるモル(マリオン・コティヤール)が彼の仕事を妨害し…。


インセプション3


感想(ネタバレあり)


夢の中で意識を植え付ける「インセプション」


夢を見るのが大好き。

怖くて泣きながら目が覚める時もあるし、楽しくて自分の笑い声で目が覚めることもあれば、予知夢のような夢を見てしまうこともある。

きっと、眠りが浅いんだろうな。



幸せな夢だった時は、次の日に続きが見たいと思いながら寝るけど、その願いは大抵叶わない。

だから、この映画の中で描かれる夢の世界は凄く面白いなぁと思った。



重力がない世界も、死者と会話をするのも、夢の世界なら全然問題ない。

また、映画だからこそ、その世界観を実現できる。

その「映画にしかできない夢の世界の実現」がこの映画の面白さだった。



主人公たち産業スパイのチームは、ある大企業の御曹司ロバート(キリアン・マーフィー)の夢の中に潜入する。

彼は、父(ピート・ポスルスウェイト)が死去したために、オーストラリアのシドニーからアメリカへ向かう11時間のフライトの途中にいた。

ロバートが深い眠りについたところで、コブ(レオナルド・ディカプリオ)、アーサー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)、サイトー(渡辺謙)、アリアドネ(エレン・ペイジ)、イームス(トム・ハーディ)が彼の夢に潜入し、父が築き上げた会社を潰すような意識(インセプション)を植え付けようと試みる



しかし、ロバートは防御本能が強く、彼の意識に近づこうとすると、それを防ぐために兵隊たちが登場し、簡単に近づくことができない

さらに、コブの潜在意識の中にいる亡くなった妻もコブの行動を妨害し、思ったように仕事が進まない。

それでも、10時間のフライトの間に仕事を終わらせないと、コブが望む報酬がもらえないし、何より、目覚めないと昏睡状態のまま一生目覚めることができないという危険な状況に陥ってしまう…。



インセプション6



インセプションは予定通り成功したように見えたが…


サイトーが雇った主人公たちチームは10時間かけて奮闘する。

ところが、最後の最後、仕上げの段階になって、肝心のロバートが撃たれてしまい意識を失くしてしまう。



夢の世界で意識を失くし、死ななければ昏睡状態のまま目覚めない可能性もある。

その時、「もう時間もないし、ロバートのことは諦めて、現実世界に帰る準備をしなくては」と誰もが思った。

すると、夢の設計者であるアリアドネが「まだ方法がある」と言い、「もうひと段階深い夢の中にロバートを連れて行って、そこでキックすれば(殺せば)、この段階で目覚める」というアイディアを出す。



その可能性を信じたコブは「子供に会いたい一心」で、アリアドネのアイディアに乗り、アリアドネとコブは、もう1つ深い階層へと向かう。

すると、そこではモルがロバートを拘束していて、妨害しようとしていた。



アリアドネはロバートを助け、コブと共に帰ろうとすると、「サイトーが降りてくるはず。サイトーを待って一緒に帰る」と言ったので、アリアドネは先に帰っていった。

確かにその時、サイトーは重傷を負っていたので、意識を失っている可能性も高かった。



問題はその先だ。

コブが目覚めた時、全てが丸く収まり、コブは問題なく入国し、子供たちと再会する。

しかし、コブが「現実か夢か」を識別する駒を回した時、回ったまま映画は終了していた。

回した駒が止まったら現実、回り続けたら夢だとコブは識別している



もしや、コブは目覚めることなく、夢の中に閉じ込められてしまったのか…。

それとも、その後、駒は止まるのか…



インセプション5



他人にインセプションするはずが、いつの間にか自分がインセプションされている…


それまでの経緯を考えると、最後にコブがたどり着いたのは夢の中なのではないかと思った。



この映画の中で、最も重要なカギを握るのはマイケル・ケイン演じるマイルズ教授ではないかと思う。

マイルズ教授はコブの子供たちの祖父で、彼らを育ててくれている保護者でもある。

ということは、マイルズ教授はモルの父である。



モルは、なぜ死ぬことになったのか。

それは、コブがモルを愛しすぎるあまり、夢の中でだけ実現できる幸せな世界をモルに植え付けた(インセプション)。

そのため、モルは夢の世界から出ることができず、現実世界を夢の世界だと錯覚し、夢の世界から現実に帰るためにビルから飛び降りてしまうが、それは現実世界であり、そのままモルは亡くなってしまう。



そのことを知ったマイルズ教授は、教え子であるアリアドネをコブの元に送り、子供たちと幸せな生活を送る夢をコブに植え付け、モルと同じように夢の中に閉じ込めてしまったのではないかと思った。



本当だったら、サイトーが依頼した仕事にアリアドネは行かなくても良かった。

なのに、なぜ行ったのか。



「自分が設計した夢を確認したい」と言っていたけど、アリアドネはマイルズ教授から託された任務があったのではないか。



私が途中でとても気になったのは、トム・ハーディ演じるイームスが最後の雪山で

「おかしい、敵に先回りされている」と言ったことだ。

あの雪山はイームスの夢なのだ。

ロバートが敵を近づけないために防御することはできても、先を読むことはできない。

それができるのは、設計者のアリアドネだけなのだ。



アリアドネは複雑な構造を作り出し、敵を登場させることで援護が到着するのを遅らせ、次の階層にコブを誘い込む状況を作り出したのではないか。

これは、サイトーの依頼と見せかけ、マイルズ教授がアリアドネを使ってコブにインセプションする話だったのではと思った。

だから、タイトルも「インセプション」なのだ。



何せ、マイルズ教授が言うには、アリアドネは「コブ以上の才能」の持ち主だそうだから。

その証拠に、コブが再会した子供たちは夢の中と同じ服を着て、もう数年会っていないというのに、ちっとも成長していなかったではないか。



最後のあの場面は、アリアドネがコブの夢を見て設計した夢の中だけの世界なんだと思った。

あの駒は、机の上で一生周り続ける。

コブは昏睡状態のまま、目覚めることができないのかもしれない。



インセプション4



夢の中の出来事は神の啓示のように感じる


英語のInceptionという単語は「始まり」「開始」「発端」という意味なのだそう。

ということは、彼らがインセプションと言っているのは、夢の中で意識の発端を植え付けるということ。



意識を植え付けられた人間は、そこからスタートして意識を変えていくという意味なのだろう。

果たして、夢にそれだけの力があるだろうか。



では、実際に夢の中で「あぁしなさい」「こうしなさい」という啓示を受けた場合、現実世界でそれを実行するだろうか。

この映画の中では、ロバートが父親に「お前の好きなようにしなさい」と言われ、肩の荷が下りて、ゆくゆくは父が築いた帝国を息子がぶち壊してしまうように。



私は、夢の中で起きたことは実現するタイプ。

もしも、ロバートのように何らかのメッセージを受け取った場合は、それこそ、「神の啓示」だと思ってしまう。



誰かにメールをする夢を見たら、実際にメールを出してみるし、誰かに電話をする夢を見たら、実際に電話をする。

だからきっと、私はインセプションされやすいタイプなんだろうなぁと思う(笑)



それにしても。

いくら、夢の中が幸せだからと言って、夢の中に閉じ込められたら私も嫌な奴に変身して登場するかも

ただでさえ、デジャブを感じた時は、「現実社会での既視感」なのか、「夢の中での既視感」なのか分からないぐらい、現実と夢の区別がつかなくなっているので、夢の中に行ったり来たりできるようになったら、頭がおかしくなるかも

でも、幸せな夢だったら、そこにずっといたいという気持ちも分かる。

だからこそ、夢は夢というんだよね。



インセプション2





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