クリント・イーストウッド主演の映画「ザ・シークレットサービス」をWOWOWで観た。
1993年の作品。かつてJFKを守れなかったことを悔やみ続けるシークレット・サービスが、かつてCIAで最高の暗殺者といわれた男が仕掛ける大統領暗殺計画を阻止ために奔走する物語。

【満足度 評価】:★★★★☆
良い映画は、何年経っても面白いんだなぁとつくづく思わされた作品。
なんと言っても、シークレットサービスと暗殺者の駆け引きが面白い!先の読めない展開にハラハラドキドキするサスペンス映画。
…(<出演作>「運び屋」、「人生の特等席」、<監督作>「運び屋」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」、「ハドソン川の奇跡」、「ブラッド・ワーク」など)
〇ジョン・マルコヴィッチ
…(「マイル22」、「バーニング・オーシャン」、「マルコヴィッチの穴」、「コン・エアー」、「RED」など)
〇レネ・ルッソ
…(「マイ・インターン」、「ナイトクローラー」、「アウトブレイク」など)
〇ディラン・マクダーモット
…(「エンド・オブ・ホワイトハウス」、「サバイバー」など)
1993年製作 アメリカ映画
ベテラン シークレット・サービスのフランク(クリント・イーストウッド)は、ホワイトハウスの敵となりうる人物の調査をしている最中に、怪しい人物(ジョン・マルコヴィッチ)が住んでいるというアパートのオーナーから通報を受ける。
その人物の部屋に入ってみると、かつてフランクが大統領の警護をしていた時の写真が壁貼ってあった。
それを観て、大統領への危険を感じたフランクは、周りの反対を押し切って、大統領の警護への復活を申し出るのだが…。
久しぶりに観たーーー。いつぶりだろう。
久しぶり過ぎて、内容をすっかり忘れていて、新鮮な気持ちで観られた。
なんと言っても面白いのは、クリント・イーストウッド vs ジョン・マルコヴィッチの戦い。
クリント・イーストウッド演じるフランクは、かつてJFKの警護をしていた程のエリートだけど、暗殺の時、そばにいながら警護できなかったことが心の傷になっている。
この二人の戦いに緊張感があって、すごく面白かった。

2人とも、仕事のピークを迎えたのが、冷戦時代。
その頃アメリカは、常に敵がいる状態で、ピリピリとした緊張状態にあり、大統領を警護するのも、スパイを暗殺するのも、命がけだった。
ところが冷戦が終わると、いわゆる「平和ボケ」的な状況になり、自分の「生きがい」とはなんだったのかと自問自答するようになる。
だから、電話で会話をしていても、ケンカをしているようで、心の底では分かり合えているのではないかと思えるところが非常に面白い。

それを象徴する印象的なシーンがある。
街中でミッチを見つけたフランクが、彼を追いかける場面。
ひたすら走って、追い詰めたつもりが、うまくとなりのビルに飛び移ることができず、フランクはビルの屋上からぶら下がった状態になる。
そして、なんとフランクはミッチから命を助けられ、フランクの相棒はミッチに殺されてしまう。
これって、フランクにとっては、とても屈辱的なこと。
しかし、この時、二人は心の奥底で分かり合えているものがあるのかな?と思った。
そして、フランク vs ミッチの戦いは、ミッチが優位な立場になり、そこからフランクが必死になって形勢を逆転しようとるけど、空回りしてしまう。
命がけでトップに立ったことがある人間同士だからこその駆け引きが面白かった。
フランクを演じるのは、クリント・イーストウッド。
もう引退するような歳なのに、大統領の警護を担当して、ゼーゼーと息を切らせながら走っている姿が印象的。
最近では、映画に出演するよりも、監督するほうが多くなってしまったイーストウッド。
でも、やっぱり、こうして観ると、まだまだスクリーンで観たい俳優だ。

フランクの敵、ミッチを演じるのは、ジョン・マルコヴィッチ。
この映画に出演以降、しばらく悪役での映画出演が続いて、ジョン・マルコヴィッチと言えば怖い人のイメージがあった。
それは、彼の演技がうまいからこそ。
この映画に出演の後、「マルコヴィッチの穴」で演技派のイメージを確立して以降は、様々なを演じるようになる。

最後は、フランクとミッチの立場が逆転し、落ちそうになるミッチに手を差しのべるフランクだったけど、ミッチは、それを拒否。
その落ちていく姿を観て、そもそもミッチは死にたくてこの騒ぎを起こしたのかなと思った。
成功しても、失敗しても死ぬつもりだったのではないかと。
ちなみに、この映画「シークレット・サービス」はアメリカでテレビドラマシリーズ化される企画があるそうで。
それもちょっと気になるところ。
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1993年の作品。かつてJFKを守れなかったことを悔やみ続けるシークレット・サービスが、かつてCIAで最高の暗殺者といわれた男が仕掛ける大統領暗殺計画を阻止ために奔走する物語。

【満足度 評価】:★★★★☆
良い映画は、何年経っても面白いんだなぁとつくづく思わされた作品。
なんと言っても、シークレットサービスと暗殺者の駆け引きが面白い!先の読めない展開にハラハラドキドキするサスペンス映画。
目次
「ザ・シークレット・サービス」予告編 動画(日本語字幕なし)
(原題:In the Line of Fire)更新履歴・公開、販売情報
・2016年5月7日 WOWOWで観た感想を掲載。
・2019年11月22日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。
スタッフ&キャスト
出演者
〇クリント・イーストウッド…(<出演作>「運び屋」、「人生の特等席」、<監督作>「運び屋」、「アメリカン・スナイパー」、「ジャージーボーイズ」、「インビクタス/負けざる者たち」、「硫黄島からの手紙」、「父親たちの星条旗」、「ハドソン川の奇跡」、「ブラッド・ワーク」など)
〇ジョン・マルコヴィッチ
…(「マイル22」、「バーニング・オーシャン」、「マルコヴィッチの穴」、「コン・エアー」、「RED」など)
〇レネ・ルッソ
…(「マイ・インターン」、「ナイトクローラー」、「アウトブレイク」など)
〇ディラン・マクダーモット
…(「エンド・オブ・ホワイトハウス」、「サバイバー」など)
監督
〇ウォルフガング・ペーターゼン1993年製作 アメリカ映画
あらすじ
ベテラン シークレット・サービスのフランク(クリント・イーストウッド)は、ホワイトハウスの敵となりうる人物の調査をしている最中に、怪しい人物(ジョン・マルコヴィッチ)が住んでいるというアパートのオーナーから通報を受ける。
その人物の部屋に入ってみると、かつてフランクが大統領の警護をしていた時の写真が壁貼ってあった。
それを観て、大統領への危険を感じたフランクは、周りの反対を押し切って、大統領の警護への復活を申し出るのだが…。
感想(ネタバレあり)
シークレット・サービス vs 元CIA暗殺者の対決が面白い!
久しぶりに観たーーー。いつぶりだろう。
久しぶり過ぎて、内容をすっかり忘れていて、新鮮な気持ちで観られた。
面白かったなぁ。
なんと言っても面白いのは、クリント・イーストウッド vs ジョン・マルコヴィッチの戦い。
クリント・イーストウッド演じるフランクは、かつてJFKの警護をしていた程のエリートだけど、暗殺の時、そばにいながら警護できなかったことが心の傷になっている。
そして、ジョン・マルコヴィッチ演じるミッチはかつてCIAで最高の暗殺者と言われながら、冷戦が終わったことで仕事が減り、クビになってしまう。
その後、一般社会に適合できず、政府への復讐を考えるようになる。
この二人の戦いに緊張感があって、すごく面白かった。

冷戦時代にピークを迎えた人たちのその後
そもそもの設定が面白い。
2人とも、仕事のピークを迎えたのが、冷戦時代。
その頃アメリカは、常に敵がいる状態で、ピリピリとした緊張状態にあり、大統領を警護するのも、スパイを暗殺するのも、命がけだった。
ところが冷戦が終わると、いわゆる「平和ボケ」的な状況になり、自分の「生きがい」とはなんだったのかと自問自答するようになる。
フランクとミッチはコインの表と裏のような存在だ。
正反対のところにいるように見えて、実は、彼らの心の中にはつながっているものがある。
だから、電話で会話をしていても、ケンカをしているようで、心の底では分かり合えているのではないかと思えるところが非常に面白い。

奥底では分かり合えている?2人の駆け引きが面白い
それを象徴する印象的なシーンがある。
街中でミッチを見つけたフランクが、彼を追いかける場面。
ひたすら走って、追い詰めたつもりが、うまくとなりのビルに飛び移ることができず、フランクはビルの屋上からぶら下がった状態になる。
そこへ、ミッチが手を差し伸べる。
そして、なんとフランクはミッチから命を助けられ、フランクの相棒はミッチに殺されてしまう。
これって、フランクにとっては、とても屈辱的なこと。
しかし、この時、二人は心の奥底で分かり合えているものがあるのかな?と思った。
そして、フランク vs ミッチの戦いは、ミッチが優位な立場になり、そこからフランクが必死になって形勢を逆転しようとるけど、空回りしてしまう。
命がけでトップに立ったことがある人間同士だからこその駆け引きが面白かった。
出演者は、クリント・イーストウッドとジョン・マルコビッチ
フランクを演じるのは、クリント・イーストウッド。
もう引退するような歳なのに、大統領の警護を担当して、ゼーゼーと息を切らせながら走っている姿が印象的。
最近では、映画に出演するよりも、監督するほうが多くなってしまったイーストウッド。
でも、やっぱり、こうして観ると、まだまだスクリーンで観たい俳優だ。

フランクの敵、ミッチを演じるのは、ジョン・マルコヴィッチ。
この映画に出演以降、しばらく悪役での映画出演が続いて、ジョン・マルコヴィッチと言えば怖い人のイメージがあった。
それは、彼の演技がうまいからこそ。
この映画に出演の後、「マルコヴィッチの穴」で演技派のイメージを確立して以降は、様々なを演じるようになる。

最後に見せたミッチの意地
最後は、フランクとミッチの立場が逆転し、落ちそうになるミッチに手を差しのべるフランクだったけど、ミッチは、それを拒否。
ミッチのプライドを見せる。
その落ちていく姿を観て、そもそもミッチは死にたくてこの騒ぎを起こしたのかなと思った。
成功しても、失敗しても死ぬつもりだったのではないかと。
フランクの家の留守電に残されたメッセージは、そういう意味だったんじゃないかなと思う。
ちなみに、この映画「シークレット・サービス」はアメリカでテレビドラマシリーズ化される企画があるそうで。
それもちょっと気になるところ。
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2018/03/08 11:15:39
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