メリル・ストリープ、エイミー・アダムス主演の映画「ジュリー&ジュリア」をWOWOWで観た。
1950年代のフランスで、料理研究家として有名になったジュリア・チャイルドと、それから50年後、彼女のレシピを再現してブログに書き続けたジュリーの物語。
この映画、公開当時に観ているんだけど、久しぶりに観たくなった。
メリル・ストリープは、やっぱり好きだなぁ。
彼女が出ているというだけで、私の中では映画の評価がワンランク上がってしまう。
【満足度】:★★★★☆
◆「ジュリー&ジュリア 」DVD
◆原作本「ジュリー&ジュリア」
◆「いつだってボナペティ!-料理家ジュリア・チャイルド自伝」
1949年、ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)は夫の勤務の関係でアメリカからパリへ移り住む。
その引っ越しを機に仕事を辞めてしまったジュリアは、日中の暇な時間を使って、フランスで有名な料理学校、ル・コルドン・ブルーでフランス料理の勉強を始める。
2002年、NYで普通のOLをしているジュリー(エイミー・アダムス)は、退屈な日常から脱するために、「ジュリア・チャイルドのレシピを1年で全て再現する」というブログをスタートさせる。
時代は違えど、「料理が好き。食べることが大好き」という共通点が、二人の人生をリンクさせる…。

退屈な毎日にうんざりすることはない?
毎日が同じことの繰り返しで、それだけで泣けてきちゃう日はない?
毎朝、出勤するのがうんざりで、ため息しか出てこない朝はない?
もしも、「あるーーー \(≡ω≡.)」と思ったなら、きっと、この映画を気に入ってくれるはず。
この映画の主人公、ジュリーとジュリアは、生きている時代も、住んでいる場所も違うけど、二人とも退屈な毎日が嫌いで、「何か新しいことを始めたい」と思った時に、料理が二人を救ってくれたというお話。
私も2人と同じように、いきなり人生がストップして、次の第一歩に迷った時、「映画」が救ってくれたという時があったので、あぁ気持ち分かるわぁ~と思いながら見ていた。

特に、2002年のNYでブログを書き始めたジュリーには、もろに感情移入して観ていた。
毎日、PCの向かってブログを更新しながらも、「誰も読んでくれないんじゃないか」とドキドキし、それは、まさに、広大な海に向かって言葉を吐き続けているような気分で、「暖簾に腕押し」状態。
何の反応も無いと、「やっぱり読まれてないんだ…」と落ち込むけど、コメントが入れば大喜び。
ブログランキングを気にしていないつもりでも、順位が上がればまた大喜び。
日中の生活に疲れた時には、「今日は書かずに寝ちゃおうか」という甘いささやきも聞こえてくるけど、そんな時に限って、「やり始めたことは、最後までやり遂げてやるんだ」と、意地になる。
そんな、ブログに一喜一憂するジュリーの姿を見て、「みんな、同じなんだなぁ」と、なんだかホッとする私(笑)
普通のOLさんが、「ちょっと生活を変えようと思って始めたブログで人生変わっちゃいました」っていう、等身大感がすごく良いんだなぁ。
実際、そういう人は日本にもたくさんいるし、私もジュリーと同じく挑戦中なので、もしも、「私も人生変えたい」と思っている人がいて、ブログに興味がある人がいるなら、この映画を観れば、ジュリーが背中を押してくれるかもしれない。

ジュリーがレシピを再現する料理研究家は、ジュリア・チャイルド。
アメリカでは「食卓に革命を起こした」と言われる程の料理研究家らしく、この映画の中でも彼女のキッチンがスミソニアン博物館の中に再現されているシーンがあったけど、それだけでも、彼女がアメリカでどれだけ有名なのかが良く分かる。
私がジュリアを観て素晴らしいなぁと思ったのは、いつも明るく陽気でポジティブ。
苦手なことは、なんとしてでも克服しようとする闘志がすごいなぁと思った。
一番象徴的なのは、ル・コルドン・ブルーに入学したてのころ、米軍の男性調理師しかいないクラスに紅一点入ったジュリアが、玉ねぎの千切りができずに落ちこぼれになってしまった時、自宅で、ひたすら玉ねぎを刻み続けるシーン。
あれを観て、相当悔しかったんだなぁと思った。
きっと手にマメもできただろうし、腕も相当痛かったと思うけど、そんな苦労は一切見せない。
最終的には、そのクラスで誰よりも玉ねぎの千切りをうまくなってから、次のステップに進むという彼女のポジティブさと明るさは、本当に見習いたいなぁと思った。
そして、なんと言っても、ジュリアは旦那様が素敵すぎる。
ジュリアが本の出版を断られて、落ち込んでいる時、「出版がダメならテレビに出るのはどうだ?」とか、「きっと、みんな君のレシピを知りたがる」って励まし続ける旦那様に、「なんて、優しいのーーー(T-T)」と叫んでしまった(笑)
ジュリアの成功は、あの素敵な旦那様あってのものだね。

現代のNYでブロガーとなったジュリーを演じるのは、エイミー・アダムス。
本当に「等身大アラサー主婦」にピッタリ。可愛かったなぁ。
他の出演作には、「メッセージ」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」「her/世界でひとつの彼女」「ザ・ファイター」「ナイト ミュージアム2」「マン・オブ・スティール」「魔法にかけられて」など。
本当に、今が旬の売れっ子女優。
そして、ジュリア・チャイルドを演じるのは、メリル・ストリープ。
さっきも言ったけど、この人が出ているだけで、映画の評価がワンランク上がるような気がしてしまう。
いつも、いつも、素晴らしい演技を見せてくれてありがとうと思う。
今回も、いつも元気で前向きで、ちょっとのことにはくじけないジュリアがすごく良かった。
で、私もちょっと意地悪して、ジュリア・チャイルドの本人動画を探してみたら、あった!!
それが、すごいんだけど、もう、気持ち悪いぐらいにメリル・ストリープが演じたジュリア・チャイルドと話し方がそっくりなの(笑)
若干、鳥肌立ったわ。私(笑)
メリル・ストリープが演じたジュリア・チャイルドとは、この人
▼ ▼ ▼
恐らく、テレビで有名だったジュリア・チャイルドのそのままのイメージで観て欲しいと思って、しゃべり方までそっくりにしたんだろうけど、いや、もう凄すぎて、なんとも言えないっす(笑)
メリル・ストリープの他の出演作には、「マンマ・ミーア!ヒア・ウィーゴー」、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」「未来を花束にして」「幸せをつかむ歌」「8月の家族たち」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」「イン・トゥ・ザ・ウッズ」「母の眠り」など
監督は、ノーラ・エフロン。
ジュリーの原作を元に映画を作ったとしたら、ジュリーからの視点だけになってしまうところを、ジュリアの生き方も含めた作品になっているところがすごく良かった。
おかげで、日本人にはあまり馴染みのないジュリア・チャイルドも知ることができたし。
でも、この辺の人生の交差のさせかたの上手さは、さすがベテラン監督のノーラ・エフロンだなぁと思う。
他の監督作には「奥様は魔女」「ユー・ガット・メール」「めぐり逢えたら」など。

最後に、ちょっとだけ個人的に気になったのは、ジュリーのブログの書籍化が決まって、そのことをメディアがジュリアに聞いた時、ジュリアはあまりジュリーのことをよく思っていないと言ってたという話があった。
そのことが、頭の中で最後までひっかっかってしまった。
ジュリーはその後、ジュリアに会おうとしたのか、とか、書籍化するにあたり、ジュリアに話はしなかったのか…とか。
なんの説明も無いまま終了したから、気になっちゃったんだなぁ。
筋をちゃんと通そうよと思うのは、とても日本人的考え方かもしれないけど、その辺、どうだったのかなぁ…。
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◆「ジュリー&ジュリア 」DVD
◆原作本「ジュリー&ジュリア」
◆「いつだってボナペティ!-料理家ジュリア・チャイルド自伝」
1950年代のフランスで、料理研究家として有名になったジュリア・チャイルドと、それから50年後、彼女のレシピを再現してブログに書き続けたジュリーの物語。
この映画、公開当時に観ているんだけど、久しぶりに観たくなった。
メリル・ストリープは、やっぱり好きだなぁ。
彼女が出ているというだけで、私の中では映画の評価がワンランク上がってしまう。
【満足度】:★★★★☆
「ジュリー&ジュリア」予告編 動画
(原題:JULIE & JULIA)◆「ジュリー&ジュリア 」DVD
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◆「いつだってボナペティ!-料理家ジュリア・チャイルド自伝」
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あらすじ
1949年、ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)は夫の勤務の関係でアメリカからパリへ移り住む。
その引っ越しを機に仕事を辞めてしまったジュリアは、日中の暇な時間を使って、フランスで有名な料理学校、ル・コルドン・ブルーでフランス料理の勉強を始める。
2002年、NYで普通のOLをしているジュリー(エイミー・アダムス)は、退屈な日常から脱するために、「ジュリア・チャイルドのレシピを1年で全て再現する」というブログをスタートさせる。
時代は違えど、「料理が好き。食べることが大好き」という共通点が、二人の人生をリンクさせる…。

感想(ネタバレあり) もしも、いつも変わらない毎日にうんざりしていたら
退屈な毎日にうんざりすることはない?
毎日が同じことの繰り返しで、それだけで泣けてきちゃう日はない?
毎朝、出勤するのがうんざりで、ため息しか出てこない朝はない?
もしも、「あるーーー \(≡ω≡.)」と思ったなら、きっと、この映画を気に入ってくれるはず。
この映画の主人公、ジュリーとジュリアは、生きている時代も、住んでいる場所も違うけど、二人とも退屈な毎日が嫌いで、「何か新しいことを始めたい」と思った時に、料理が二人を救ってくれたというお話。
私も2人と同じように、いきなり人生がストップして、次の第一歩に迷った時、「映画」が救ってくれたという時があったので、あぁ気持ち分かるわぁ~と思いながら見ていた。

ブロガーへと成長していくジュリーにもろに感情移入
特に、2002年のNYでブログを書き始めたジュリーには、もろに感情移入して観ていた。
毎日、PCの向かってブログを更新しながらも、「誰も読んでくれないんじゃないか」とドキドキし、それは、まさに、広大な海に向かって言葉を吐き続けているような気分で、「暖簾に腕押し」状態。
何の反応も無いと、「やっぱり読まれてないんだ…」と落ち込むけど、コメントが入れば大喜び。
ブログランキングを気にしていないつもりでも、順位が上がればまた大喜び。
日中の生活に疲れた時には、「今日は書かずに寝ちゃおうか」という甘いささやきも聞こえてくるけど、そんな時に限って、「やり始めたことは、最後までやり遂げてやるんだ」と、意地になる。
そんな、ブログに一喜一憂するジュリーの姿を見て、「みんな、同じなんだなぁ」と、なんだかホッとする私(笑)
普通のOLさんが、「ちょっと生活を変えようと思って始めたブログで人生変わっちゃいました」っていう、等身大感がすごく良いんだなぁ。
実際、そういう人は日本にもたくさんいるし、私もジュリーと同じく挑戦中なので、もしも、「私も人生変えたい」と思っている人がいて、ブログに興味がある人がいるなら、この映画を観れば、ジュリーが背中を押してくれるかもしれない。

いつも明るくポジティブで、苦手なことは必ず克服するジュリアを見習いたい
ジュリーがレシピを再現する料理研究家は、ジュリア・チャイルド。
アメリカでは「食卓に革命を起こした」と言われる程の料理研究家らしく、この映画の中でも彼女のキッチンがスミソニアン博物館の中に再現されているシーンがあったけど、それだけでも、彼女がアメリカでどれだけ有名なのかが良く分かる。
私がジュリアを観て素晴らしいなぁと思ったのは、いつも明るく陽気でポジティブ。
苦手なことは、なんとしてでも克服しようとする闘志がすごいなぁと思った。
一番象徴的なのは、ル・コルドン・ブルーに入学したてのころ、米軍の男性調理師しかいないクラスに紅一点入ったジュリアが、玉ねぎの千切りができずに落ちこぼれになってしまった時、自宅で、ひたすら玉ねぎを刻み続けるシーン。
あれを観て、相当悔しかったんだなぁと思った。
きっと手にマメもできただろうし、腕も相当痛かったと思うけど、そんな苦労は一切見せない。
最終的には、そのクラスで誰よりも玉ねぎの千切りをうまくなってから、次のステップに進むという彼女のポジティブさと明るさは、本当に見習いたいなぁと思った。
そして、なんと言っても、ジュリアは旦那様が素敵すぎる。
ジュリアが本の出版を断られて、落ち込んでいる時、「出版がダメならテレビに出るのはどうだ?」とか、「きっと、みんな君のレシピを知りたがる」って励まし続ける旦那様に、「なんて、優しいのーーー(T-T)」と叫んでしまった(笑)
ジュリアの成功は、あの素敵な旦那様あってのものだね。

旬の女優、ベテラン名女優、ベテラン監督そろい踏み
現代のNYでブロガーとなったジュリーを演じるのは、エイミー・アダムス。
本当に「等身大アラサー主婦」にピッタリ。可愛かったなぁ。
他の出演作には、「メッセージ」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」「her/世界でひとつの彼女」「ザ・ファイター」「ナイト ミュージアム2」「マン・オブ・スティール」「魔法にかけられて」など。
本当に、今が旬の売れっ子女優。
そして、ジュリア・チャイルドを演じるのは、メリル・ストリープ。
さっきも言ったけど、この人が出ているだけで、映画の評価がワンランク上がるような気がしてしまう。
いつも、いつも、素晴らしい演技を見せてくれてありがとうと思う。
今回も、いつも元気で前向きで、ちょっとのことにはくじけないジュリアがすごく良かった。
で、私もちょっと意地悪して、ジュリア・チャイルドの本人動画を探してみたら、あった!!
それが、すごいんだけど、もう、気持ち悪いぐらいにメリル・ストリープが演じたジュリア・チャイルドと話し方がそっくりなの(笑)
若干、鳥肌立ったわ。私(笑)
メリル・ストリープが演じたジュリア・チャイルドとは、この人
▼ ▼ ▼
恐らく、テレビで有名だったジュリア・チャイルドのそのままのイメージで観て欲しいと思って、しゃべり方までそっくりにしたんだろうけど、いや、もう凄すぎて、なんとも言えないっす(笑)
メリル・ストリープの他の出演作には、「マンマ・ミーア!ヒア・ウィーゴー」、「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」「未来を花束にして」「幸せをつかむ歌」「8月の家族たち」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」「イン・トゥ・ザ・ウッズ」「母の眠り」など
監督は、ノーラ・エフロン。
ジュリーの原作を元に映画を作ったとしたら、ジュリーからの視点だけになってしまうところを、ジュリアの生き方も含めた作品になっているところがすごく良かった。
おかげで、日本人にはあまり馴染みのないジュリア・チャイルドも知ることができたし。
でも、この辺の人生の交差のさせかたの上手さは、さすがベテラン監督のノーラ・エフロンだなぁと思う。
他の監督作には「奥様は魔女」「ユー・ガット・メール」「めぐり逢えたら」など。

その後のジュリーとジュリアが気になる
最後に、ちょっとだけ個人的に気になったのは、ジュリーのブログの書籍化が決まって、そのことをメディアがジュリアに聞いた時、ジュリアはあまりジュリーのことをよく思っていないと言ってたという話があった。
そのことが、頭の中で最後までひっかっかってしまった。
ジュリーはその後、ジュリアに会おうとしたのか、とか、書籍化するにあたり、ジュリアに話はしなかったのか…とか。
なんの説明も無いまま終了したから、気になっちゃったんだなぁ。
筋をちゃんと通そうよと思うのは、とても日本人的考え方かもしれないけど、その辺、どうだったのかなぁ…。
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