ハ・ジョンウ主演の韓国映画「群盗」をWOWOWで観た。

家族を殺された男が義賊に入り、復讐を果たす話。

【満足度】:★★★☆☆

アクションは見事なシーンが多かったんだけど、ちょっと話が回りくどい印象。

もう少しスッキリできたんじゃないかなぁと思うと残念。


「群盗」予告編 動画

(原題:군도(群盗))




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あらすじ


屠畜人のトルムチ(ハ・ジョンウ)は、地元の大富豪チョ・ユン(カン・ドンウォン)の手下に母と妹を殺されて以来、チョ・ユンへの復讐を思って生きていた。

そんな時、トルムチは悪政を正すべく活動する義賊団チュソルに助けられる。

そして、それまで家畜をさばいていた包丁を武器に変え、チョ・ユンへの復讐を果たすべく鍛錬を始める。

群盗


感想(ネタバレあり) ロビン・フッドのような話だな


分かりやすく言えば、ロビンフッドだね。

弱い者たちから金を巻き上げる富豪たちをこらしめる義賊集団。

それだけの話なんだけど、似たようなシーンが続いて、回りくどい感じがした。

全部で137分もあるんだよ。

もっとスッキリできたんじゃないかなぁと思う。

一番の観どころは、「美しすぎる悪役の富豪チョ・ユン vs 復讐に燃えるトルムチの一騎打ち」なので、この二人の人生にフォーカスをあてて、描いてくれたら良かったんだけど、そこへ行くまでにいろいろありすぎて、ちょっと飽きてしまった (^^;

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竹林の中で光る肉切り包丁


そんな中でも、美しくて印象的なシーンがいくつかあった。

例えば、トルムチが竹林の中で訓練するシーン。

手に持っているのは、肉切り包丁。

竹に体を縛りつけたトルムチが、包丁を手に次から次へと竹を切っていく。

弓型に美しくしなった竹の下で、人を切る訓練をするトルムチというアンバランスさが、とても印象的だった。

竹林の中のアクションシーンといったら、「グリーン・デスティニー」を思い出すけど、あれとはまた違った美しさがこのシーンにはあったなぁ。

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出演者は韓国を代表するスター二人


その主役のトルムチを演じるのは、ハ・ジョンウ。

「チェイサー」の残虐性とはまた違った、殺人マシーンとなったハ・ジョンウ。

20歳っていう年齢設定は、「さすがにないだろうーー」と思ったけど(笑)

何を考えているのか分からない不気味さが、この人の魅力なんだなぁ。

他の出演作には、「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」「テロ,ライブ」「ラブ・フィクション」など

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そして、トルムチが復讐心を燃やす富豪のチョ・ユンには、カン・ドンウォン。

カン・ドンウォンって、こういう冷たい感じの役がよく似合うよね。

美形だからかな?

刀のアクションシーンもすごく綺麗に決まっていたと思う。

どうも、本格的な悪役は、これが初めてらしいけど、良いんじゃないかな。

悪役、いけると思う。

他の出演作には、「義兄弟」、「私たちの幸せな時間」など

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貧しい人を食い物にしている富豪を倒す義賊っていう設定は嫌いではないので、キャスティングとアクションシーンを半分にへらして、ちょっと余計な部分をそぎ落としたスッキリバージョンで観たいな。

カン・ドンウォンの時代劇も良かったので、これからもどんどんやって欲しい。


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