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イギリス映画「ウィークエンドはパリで」をWOWOWで観た。

結婚30周年の記念に、週末をパリへ旅行をするイギリス人夫婦のお話。

この夫婦の会話を聞いているうちに、なんとも自分の両親を見ているような感じがして、おかしかった(笑)

ただ、だからと言って、心に沁みるようなところがなく、全体的には可もなく不可もない印象になってしまった作品。

「ウィークエンドはパリで」予告編 動画

(原題:LE WEEK-END)




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あらすじ


結婚30周年の記念日の週末にパリ旅行をするニック(ジム・ブロードベント)とメグ(リンゼイ・ダンカン)

若い頃にも、二人で訪れたパリで、思い出の地を訪れたり、美味しいご飯を食べたり。

そして道で偶然にも、ニックの大学時代の後輩のモーガン(ジェフ・ゴールドブラム)と再会する。

今は、パリで暮らしているというモーガンに、パーティに誘われ・・・

ウィークエンドはパリで

感想(ネタバレあり) 夫婦喧嘩は万国共通


初めのうちは、退職間近の夫婦が、週末にパリ旅行かぁ~良いなぁ~、素敵だなぁ~なんて思いながら見てた。

それが、まぁ、当然のように、夫婦喧嘩が始まる。

その夫婦喧嘩を見ていると、自分の両親の夫婦喧嘩を見ているような気分になる。

妻 「あなたは、都合が悪いことになると、すぐに私の話を無視するじゃない」

夫 「君は、すぐに文句を言う。全ての出来事に文句があるんだ」

我が家でも、よく聞くセリフなんだなぁ。これ(笑)

夫婦喧嘩っていうのは、万国共通なんだなぁ・・・。

なんて、妙なところに感心する(笑)

ウィークエンドはパリで2

夫婦喧嘩は、関係を修復するためのお薬??


残念ながら、私はシングルで、夫婦喧嘩は体験したことが無い(笑)

ただ、この二人を見ていると、夫婦喧嘩っていうのは、二人の仲を修復するための、ちょっと強めのお薬って感じなのかなぁって気がした。

だって、この二人。ケンカをすればキスをして、ケンカをすれば手をつなぎ、そんなことの繰り返し。

夫婦喧嘩は犬も食わないっていうのは、こういうことなのかなと、つくづく感心する。

ウィークエンドはパリで4

胡散臭さ100%のモーガンが面白い


面白かったのは、ニックのケンブリッジ大学の後輩モーガン。

この人、いかにも胡散臭い(笑)

パリの超眺めの良い部屋で、若い奥さんをもらって、なんだかハイソらしい人たちを呼んで、気取ったパーティをしている。

職業は何?作家??そんなにベストセラー作家なの??

で、最も胡散臭いのが、「新しいプロジェクトを立ち上げるからお金をださないか??」って誘い(笑)

あぁ、どこの国にもこういう人いるんだねぇ。

久しぶりに連絡してきたと思ったら、「すごいデカいことやろうと思ってるんだ!!」って言ってくる人(笑)

「そんな資金が必要なら、銀行に融資してもらいなよ」って私ならアドバイスするね(笑)

しかし、ニックは見栄張って「明日小切手送るよ」って言ってるバカ(笑)

本当に、男の子の虚栄心っていうのは、どうにかならないもんかねぇ(笑)

そんな胡散臭いところも含めて、モーガンの出てるシーンは面白かった。

ウィークエンドはパリで5

三人のベテラン俳優たちを演出する名監督


夫、ニックを演じるのは、イギリスを代表するジム・ブロードベント(「パディントン2」、「ベロニカとの記憶」、「イーグル・ジャンプ」、「パディントン」、「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」、「ブルックリン」)。

私は、この人を見るたびに「アイリス」を思い出すんだよね。

本当に優しくて、奥さんに頭が上がらない人をやらせたら天下一品(笑)



妻、メグを演じるのは、リンゼイ・ダンカン。

私、この女優さん、初めてだわ~と思っていたら、違った。

バードマン」、「トスカーナの休日」で観てるらしい・・・。んーーーそうだっけ><

(※この後、「アバウト・タイム」で、しっかりとそのお顔を確認しました(笑))

リンゼイ・ダンカンの他の出演作には「gifted/ギフテッド」など



友人のモーガンを演じるのは、ジェフ・ゴールドブラム。

犬ヶ島」「グランド・ブダペスト・ホテル」「ジュラシック・パーク」の方。

今回は、本当に最高に胡散臭い奴だった。

監督は、私の大好きな「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル。

そうかぁ・・・。だったら、もう少し、人の心に沁みるような演出ができたと思うんだけどな・・・。

残念。

ウィークエンドはパリで3

結局、全てがなぁなぁのまま終了


最後は、ニックとメグとモーガンの三人で、「はなればなれに」だったと思うけど、踊ってたシーン。

あれが、私の世代だったら、ポンヌフ橋で「ポンヌフの恋人」ごっこして、フランスパン食べちゃう感じ??

気持ち分かるなぁ~(笑)

なんだか、ケ・セラ・セラな終わり方だったけど、なんかなぁ、結局何事も、そうやってなぁなぁにしちゃうんだなぁって、この映画の全体的な印象になってしまった。

いろいろ30年溜まった澱(おり)のようなものを吐きだしていた二人。

夫婦喧嘩だから、決着がつかないもんだんだろうけど、

なにか一つぐらい、「これをパリに残して帰る」っていうものがあっても良いじゃないかなと思った。



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