イギリス映画「ウィークエンドはパリで」をWOWOWで観た。
結婚30周年の記念に、週末をパリへ旅行をするイギリス人夫婦のお話。
この夫婦の会話を聞いているうちに、なんとも自分の両親を見ているような感じがして、おかしかった(笑)
ただ、だからと言って、心に沁みるようなところがなく、全体的には可もなく不可もない印象になってしまった作品。
◆ 「ウィークエンドはパリで」DVD
結婚30周年の記念日の週末にパリ旅行をするニック(ジム・ブロードベント)とメグ(リンゼイ・ダンカン)
若い頃にも、二人で訪れたパリで、思い出の地を訪れたり、美味しいご飯を食べたり。
そして道で偶然にも、ニックの大学時代の後輩のモーガン(ジェフ・ゴールドブラム)と再会する。
今は、パリで暮らしているというモーガンに、パーティに誘われ・・・
初めのうちは、退職間近の夫婦が、週末にパリ旅行かぁ~良いなぁ~、素敵だなぁ~なんて思いながら見てた。
それが、まぁ、当然のように、夫婦喧嘩が始まる。
その夫婦喧嘩を見ていると、自分の両親の夫婦喧嘩を見ているような気分になる。
妻 「あなたは、都合が悪いことになると、すぐに私の話を無視するじゃない」
夫 「君は、すぐに文句を言う。全ての出来事に文句があるんだ」
我が家でも、よく聞くセリフなんだなぁ。これ(笑)
夫婦喧嘩っていうのは、万国共通なんだなぁ・・・。
なんて、妙なところに感心する(笑)
残念ながら、私はシングルで、夫婦喧嘩は体験したことが無い(笑)
ただ、この二人を見ていると、夫婦喧嘩っていうのは、二人の仲を修復するための、ちょっと強めのお薬って感じなのかなぁって気がした。
だって、この二人。ケンカをすればキスをして、ケンカをすれば手をつなぎ、そんなことの繰り返し。
夫婦喧嘩は犬も食わないっていうのは、こういうことなのかなと、つくづく感心する。
面白かったのは、ニックのケンブリッジ大学の後輩モーガン。
この人、いかにも胡散臭い(笑)
パリの超眺めの良い部屋で、若い奥さんをもらって、なんだかハイソらしい人たちを呼んで、気取ったパーティをしている。
職業は何?作家??そんなにベストセラー作家なの??
で、最も胡散臭いのが、「新しいプロジェクトを立ち上げるからお金をださないか??」って誘い(笑)
あぁ、どこの国にもこういう人いるんだねぇ。
久しぶりに連絡してきたと思ったら、「すごいデカいことやろうと思ってるんだ!!」って言ってくる人(笑)
「そんな資金が必要なら、銀行に融資してもらいなよ」って私ならアドバイスするね(笑)
しかし、ニックは見栄張って「明日小切手送るよ」って言ってるバカ(笑)
本当に、男の子の虚栄心っていうのは、どうにかならないもんかねぇ(笑)
そんな胡散臭いところも含めて、モーガンの出てるシーンは面白かった。
夫、ニックを演じるのは、イギリスを代表するジム・ブロードベント(「パディントン2」、「ベロニカとの記憶」、「イーグル・ジャンプ」、「パディントン」、「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」、「ブルックリン」)。
私は、この人を見るたびに「アイリス」を思い出すんだよね。
本当に優しくて、奥さんに頭が上がらない人をやらせたら天下一品(笑)
妻、メグを演じるのは、リンゼイ・ダンカン。
私、この女優さん、初めてだわ~と思っていたら、違った。
「バードマン」、「トスカーナの休日」で観てるらしい・・・。んーーーそうだっけ><
(※この後、「アバウト・タイム」で、しっかりとそのお顔を確認しました(笑))
リンゼイ・ダンカンの他の出演作には「gifted/ギフテッド」など
友人のモーガンを演じるのは、ジェフ・ゴールドブラム。
「犬ヶ島」「グランド・ブダペスト・ホテル」「ジュラシック・パーク」の方。
今回は、本当に最高に胡散臭い奴だった。
監督は、私の大好きな「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル。
そうかぁ・・・。だったら、もう少し、人の心に沁みるような演出ができたと思うんだけどな・・・。
残念。
最後は、ニックとメグとモーガンの三人で、「はなればなれに」だったと思うけど、踊ってたシーン。
あれが、私の世代だったら、ポンヌフ橋で「ポンヌフの恋人」ごっこして、フランスパン食べちゃう感じ??
気持ち分かるなぁ~(笑)
なんだか、ケ・セラ・セラな終わり方だったけど、なんかなぁ、結局何事も、そうやってなぁなぁにしちゃうんだなぁって、この映画の全体的な印象になってしまった。
いろいろ30年溜まった澱(おり)のようなものを吐きだしていた二人。
夫婦喧嘩だから、決着がつかないもんだんだろうけど、
なにか一つぐらい、「これをパリに残して帰る」っていうものがあっても良いじゃないかなと思った。
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結婚30周年の記念に、週末をパリへ旅行をするイギリス人夫婦のお話。
この夫婦の会話を聞いているうちに、なんとも自分の両親を見ているような感じがして、おかしかった(笑)
ただ、だからと言って、心に沁みるようなところがなく、全体的には可もなく不可もない印象になってしまった作品。
「ウィークエンドはパリで」予告編 動画
(原題:LE WEEK-END)◆ 「ウィークエンドはパリで」DVD
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あらすじ
結婚30周年の記念日の週末にパリ旅行をするニック(ジム・ブロードベント)とメグ(リンゼイ・ダンカン)
若い頃にも、二人で訪れたパリで、思い出の地を訪れたり、美味しいご飯を食べたり。
そして道で偶然にも、ニックの大学時代の後輩のモーガン(ジェフ・ゴールドブラム)と再会する。
今は、パリで暮らしているというモーガンに、パーティに誘われ・・・

感想(ネタバレあり) 夫婦喧嘩は万国共通
初めのうちは、退職間近の夫婦が、週末にパリ旅行かぁ~良いなぁ~、素敵だなぁ~なんて思いながら見てた。
それが、まぁ、当然のように、夫婦喧嘩が始まる。
その夫婦喧嘩を見ていると、自分の両親の夫婦喧嘩を見ているような気分になる。
妻 「あなたは、都合が悪いことになると、すぐに私の話を無視するじゃない」
夫 「君は、すぐに文句を言う。全ての出来事に文句があるんだ」
我が家でも、よく聞くセリフなんだなぁ。これ(笑)
夫婦喧嘩っていうのは、万国共通なんだなぁ・・・。
なんて、妙なところに感心する(笑)

夫婦喧嘩は、関係を修復するためのお薬??
残念ながら、私はシングルで、夫婦喧嘩は体験したことが無い(笑)
ただ、この二人を見ていると、夫婦喧嘩っていうのは、二人の仲を修復するための、ちょっと強めのお薬って感じなのかなぁって気がした。
だって、この二人。ケンカをすればキスをして、ケンカをすれば手をつなぎ、そんなことの繰り返し。
夫婦喧嘩は犬も食わないっていうのは、こういうことなのかなと、つくづく感心する。

胡散臭さ100%のモーガンが面白い
面白かったのは、ニックのケンブリッジ大学の後輩モーガン。
この人、いかにも胡散臭い(笑)
パリの超眺めの良い部屋で、若い奥さんをもらって、なんだかハイソらしい人たちを呼んで、気取ったパーティをしている。
職業は何?作家??そんなにベストセラー作家なの??
で、最も胡散臭いのが、「新しいプロジェクトを立ち上げるからお金をださないか??」って誘い(笑)
あぁ、どこの国にもこういう人いるんだねぇ。
久しぶりに連絡してきたと思ったら、「すごいデカいことやろうと思ってるんだ!!」って言ってくる人(笑)
「そんな資金が必要なら、銀行に融資してもらいなよ」って私ならアドバイスするね(笑)
しかし、ニックは見栄張って「明日小切手送るよ」って言ってるバカ(笑)
本当に、男の子の虚栄心っていうのは、どうにかならないもんかねぇ(笑)
そんな胡散臭いところも含めて、モーガンの出てるシーンは面白かった。

三人のベテラン俳優たちを演出する名監督
夫、ニックを演じるのは、イギリスを代表するジム・ブロードベント(「パディントン2」、「ベロニカとの記憶」、「イーグル・ジャンプ」、「パディントン」、「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」、「ブルックリン」)。
私は、この人を見るたびに「アイリス」を思い出すんだよね。
本当に優しくて、奥さんに頭が上がらない人をやらせたら天下一品(笑)
妻、メグを演じるのは、リンゼイ・ダンカン。
私、この女優さん、初めてだわ~と思っていたら、違った。
「バードマン」、「トスカーナの休日」で観てるらしい・・・。んーーーそうだっけ><
(※この後、「アバウト・タイム」で、しっかりとそのお顔を確認しました(笑))
リンゼイ・ダンカンの他の出演作には「gifted/ギフテッド」など
友人のモーガンを演じるのは、ジェフ・ゴールドブラム。
「犬ヶ島」「グランド・ブダペスト・ホテル」「ジュラシック・パーク」の方。
今回は、本当に最高に胡散臭い奴だった。
監督は、私の大好きな「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル。
そうかぁ・・・。だったら、もう少し、人の心に沁みるような演出ができたと思うんだけどな・・・。
残念。

結局、全てがなぁなぁのまま終了
最後は、ニックとメグとモーガンの三人で、「はなればなれに」だったと思うけど、踊ってたシーン。
あれが、私の世代だったら、ポンヌフ橋で「ポンヌフの恋人」ごっこして、フランスパン食べちゃう感じ??
気持ち分かるなぁ~(笑)
なんだか、ケ・セラ・セラな終わり方だったけど、なんかなぁ、結局何事も、そうやってなぁなぁにしちゃうんだなぁって、この映画の全体的な印象になってしまった。
いろいろ30年溜まった澱(おり)のようなものを吐きだしていた二人。
夫婦喧嘩だから、決着がつかないもんだんだろうけど、
なにか一つぐらい、「これをパリに残して帰る」っていうものがあっても良いじゃないかなと思った。
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