ユ・ヘジン主演の韓国映画「LUCK-KEY/ラッキー」を映画館で観た。

金持ちの殺し屋が、貧乏な役者と人生が入れ変わってしまうコメディ映画。


満足度 評価】:★★★★☆

「何かいいことないかなぁ…」、「人生うまくいかないなぁ」と思っている人!!

そんな人にこそ、ぜひ、観て欲しいコメディ映画がこの「LUCK-KEY/ラッキー」!!



笑いながら悩みを吹き飛ばし、明日への活力がみなぎるこの作品!!

その力はどこから来るのか。

その詳しい理由は、この先の感想のコーナーで。


「LUCK-KEY/ラッキー」予告編 動画

(原題:LUCK-KEY)




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キャスト&スタッフ


出演者

ユ・ヘジン
…(「国選弁護人 ユン・ジンウォン」、「あいつだ」、「極秘捜査」など)

〇イ・ジュン

チョ・ユニ
…(「技術者たち」など)

〇イム・ジヨン

監督

〇イ・ゲビョク

2016年製作 韓国映画



LUCK-KEY/ラッキー



あらすじ


殺し屋のヒョンウク(ユ・ヘジン)が、ある時立ち寄った銭湯で、床に転がっていた石鹸に足を滑らせて転倒。

そのまま意識不明となり、病院で目覚めた時には、自分が誰だか分からないという記憶喪失になってしまう。

ちょうどその時、銭湯にいた売れない役者のジェソン(イ・ジュン)は、ヒョンウクが持っていた鍵と自分の鍵をすり替えてしまう。

脱衣場でヒョンウクのことを見ていたジェソンは、ブランド物を身につけたヒョンウクが金持ちだと分かっていたのだ。

ヒョンウクは、自分が誰か分からないままジェソンの住んでいた屋根部屋へ向かい、ジェソンはヒョンウクが乗っていたスポーツカーに乗り、彼が住んでいた高級マンションへと向かうのだが…。



LUCK-KEY/ラッキー2



感想(ネタバレあり)


「なんか良いことないかなぁ」と思っているあなたにこそ、おススメ!!


金持ちの殺し屋ヒョンウク(ユ・ヘジン)と、売れない役者のジェソン(イ・ジュン)。

銭湯でジェソンがヒョンウクと自分ののロッカーの鍵をすり替えてしまったことから、2人の人生が入れ変わってしまう。



では、なぜ、このコメディ映画が、「人生うまくいかないなぁ」と思っている人にこそ観て欲しいのか



その、売れない役者ジェソンこそが、まさにそんなタイプの人間だったから

32歳になる彼は、アパートの屋上にある狭い部屋で、毎日をダラダラと暮らしながら、撮影現場のエキストラをしつつ、

「あぁ、人生うまくいかないなぁ」と嘆き、「なんか良いことないかなぁ」とひたすら願い

家賃や公共料金も払えず、付き合っていた彼女とも別れ、「いっそのこと、死んでしまおうか」と考えていた。

もちろん、彼には貯金もないし、頼れる人もいない。



そんな時、金持ちのヒョンウクが記憶喪失となり、そんなジェソンと人生が入れ変わってしまうが、

ここでは、ヒョンウクは、そのジェソンの惨めな状況から見事に俳優としてはい上がっていく姿が描かれている



この映画は、爆笑必至のコメディ映画だけれども

ヒョンウクの姿に笑わされつつも、彼のし上がっていく姿を見ていると

ジェソンのような状況でも、不運を嘆くよりも前に、もっとできることがあるのでは…と思えてくる。



だから、「自分は、他の人と比べて不運だ!!」と思っているあなたこそ

この映画を観たら、自分にもジェソンと同じように、まだまだできるのことがあるのでは…と自分を見つめ直し

明日から、もっとがんばろう!!という前向きな気持ちになれるはず



LUCK-KEY/ラッキー3


よくいるタイプの、ちょっとだらしない平凡な青年 ジェソン


売れない役者のジェソンは、とにかくだらしない

食べたら食べっぱなし、脱いだら脱ぎっぱなし。

おかげで、部屋はごみ溜めのようになっている。



お金もなく、付き合っていた彼女にはフラれ、「生きている価値がないから死んでしまおう」と思っていた。

ここまでで、「まるで、自分のことを言われてるみたい!!」とか、

「うーーーん。それは、ちょっと耳が痛い」と思う人もいることでしょう。

それも当然。

ジェソンは、その辺によくいるタイプのごくごく普通の人なのだ



みんなが部屋をきれいに片づけられるわけではないし、毎日几帳面に生活できているわけでもない

むしろ、ジェソンのような人こそ、よくいる普通の人なのだ



そんな彼に、お金持ちのヒョンウクと人生が入れ変わるチャンスが到来する!

お財布を開けたら、お札がどっさり

うわぁ。これって夢のような人生!!と、誰もが思うはず。



しかし!!

これが面白いことに、たくさんお金が手に入ったからと言って、ジェソンの生活は変わらない

相変わらず、食べたものは食べっぱなし、脱いだものは脱ぎっぱなし。

もともと、とてもキレイだったヒョンウクの部屋が、たちまち汚部屋へ…><

高級マンションのヒョンウクの部屋に入った瞬間には

「これぞ、夢の生活!!」

と言っていたのに!!!



これは、まさしく『猫に小判』

お金の使い道を知らない人に大金を与えても、無駄に浪費してしまうだけ

人間は急には変われないのだ



LUCK-KEY/ラッキー5


どんな状況でもベストを尽くすことで道が開けてくる by ヒョンウク


そんなジェソンとは対照的なのが、殺し屋のヒョンウク。

これまで住んでいたと思われる屋根部屋へ行った彼は、まずは、汚くて臭かったジェソンの部屋を掃除。



部屋にあるものを調べて、自分の職業が役者だと知ると、「役者として必要なことは何か」を徹底的に勉強する

そして、体力づくりを行い、現場へ行けばどんなことでも積極的にチャレンジする

彼のそんな行動がスタッフの目に止まり、次第に活躍の場が増えていく…



これはコメディ映画なので、当然ギャグ交じりに描かれているけれども、2人の生活の違いを見れば

なぜ、ヒョンウクが成功し、ジェソンが成功できないかは一目瞭然



ヒョンウクがドラマの撮影現場に行った時、

役者仲間(この人、面白かった!チョ・ハンチョル)から「役者に必要なのはメソッド演技だ」と教えられると、『メソッド演技』について徹底的に研究する。

ラブシーンで「もっと感情を込めて、相手の目をちゃんと見て」と言われると、恋の練習も積極的にしてみる(笑)

このヒョンウクが演技に奮闘する場面は、彼が真剣な顔をすればするほど笑えてしまったけれど、

本当は殺し屋のはずなのに、とても真面目で一生懸命なヒョンウクの人間性がとても現れている場面だった。



果たして、ジェソンはそこまでの努力をしていたのだろうか

部屋の汚れを気にせず、日々を適当に過ごしていたように、役者としての仕事も適当にこなしていなかったか



ヒョンウクの役者としての成功は、日々の努力の積み重ねの成果であり、それが、後に道が開けることを教えてくれる



そして、全ての事情が明らかになった時、ヒョンウクは全ての人たちに幸せが訪れる方法を選択する。

きっとジェソンも、「もう死にたい」などと思わないだろうと思う。

ヒョンウクの、ちょっと怖いシーンから始まった映画だけど、その後は思い切り笑わせて、最後には心が温まるハートウォーミングな映画だった



LUCK-KEY/ラッキー4



部屋の乱れは気の乱れ、努力なくして成功なし by ヒョンウク


最後、ヒョンウクはめでたく記憶を取り戻すのだけど、

その中でヒョンウクは、「良いことがない」と嘆き、死のうとしていたジェソンに対して

「田舎で、一生懸命息子のことを応援しているお父さんのために、がんばろうと思ったことはないのか」

「そうやって、一生懸命応援してくれる人がいるだけでも、ありがたいと思え。」

と言ったことが、とても印象的で、感動的だった。



そうなんだよね。

つい、親の愛情は当たり前だと思って、いつまで経っても甘えてしまう。

あの言葉には、とても重みがあった。

さすがのジェソンも、それで目が覚めたところもあるんじゃないかと期待したい



そんな風に、この映画はヒョンウクが様々な表情を見せ、笑いを誘う映画だったけれども、

その全ては、ユ・ヘジンがいてこそ、成り立っていた

オープニングの「怖い」殺し屋、銭湯で思いっきりすっころんだ時、

食堂で「笑顔の練習をして」と言われた時、売れない役者だと分かった時、

小さな役でも必死に頑張っている姿、そして、記憶を取り戻した時。

ヒョンウクの中にある悪人の面と善人の面、それぞれが、とても複雑な感情なのに、全てを丁寧に演じ分けて、それぞれ適切な表情を見せてくる



日頃から、悪人から善人までを演じ分けてきた俳優ユ・ヘジンだからこそ、この映画の中で、色とりどりの演技をして、観客を楽しませてくれた

いや、恋するユ・ヘジンなんて、この映画でしか観られないかもしれない。



それにしても、楽しかったなぁ。

私は、ジェソンが暮らす屋根部屋にやってきたヒョンウクが真っ先にしたことが、部屋の掃除だったことがちょっと衝撃で。

やっぱり、生活や気の乱れっていうのうは、部屋の汚れに現れるんだろうな!!って思ったし、

メソッド演技について必死で本を読んで勉強している姿を見て

「成功している人は、こういう努力を決しておこたらないんだろうな」と思った。



だから、「なんか良いことないかなぁ」とか、「人生うまくいかないなぁ」と嘆いている人は、

この映画を観て、いっぱい笑って悩みを吹き飛ばし、ヒョンウクに蹴りの一つでも入れてもらったらいいと思う。

きっと、目が覚めるから

努力もしないで、『なんか良いこと』なんてあるわけないだろう~ってねぇ。



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