サム・ワーシントンポール・ベタニー主演の海外ドラマ「マンハント:ユナボマー」<シーズン1>エピソード8『判決』をNetflixで観た。

シーズン最終話。

ついにテッドの裁判が開始される。

テッドはフィッツが書いた捜査令状が無効であると主張し、フィッツはテッドの知識の高さに怯えるが、テッドの弁護団は依頼人と違う考えだった…。

ここでもまた、テッドは誰にも理解されないのだ。フィッツ以外には…。


海外ドラマシリーズ「マンハント:ユナボマー」は、現在Netflixにて配信中。

DVDは輸入盤のみ販売中。



「マンハント:ユナボマー」<シーズン1>予告編 動画

(原題:Manhunt:Unabomber)




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〇 「マンハント:ユナボマー」<シーズン1>エピソード7 観ました!!

感想はこちらから →海外ドラマ「マンハント:ユナボマー」<シーズン1>エピソード7『令状』24時間以内にユナボマーを逮捕せよ!!サム・ワーシントン、ポール・ベタニー主演【感想】

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キャスト&スタッフ


出演者



〇クリス・ノース

〇ジェレミー・ボブ

〇ベン・ウェバー

〇リン・コリンズ



マンハント:ユナボマー




感想(ネタバレあり)


弁護士すらも味方につかないテッド


テッドは、フィッツの捜査令状が無効だとして入念に準備し、弁護士が自分の味方につくように説明をする。

しかし、実際に裁判が始まるとすぐに、検事とテッドの弁護士が裁判長に呼び出される。

その話し合いの結果、フィッツの「テッドの捜査令状は無効」という申し立ては却下され、議論されることもないまま裁判が開始される。



本来ならば、弁護士がテッドの主張を援護するべきなのに、反論することもないまま、弁護士は裁判長の申し出を受け入れる

なぜ、弁護士はテッドの主張よりも、裁判官の申し出を受け入れたのか。

弁護士は、「テッドは精神疾患である」ことを理由に裁判を戦おうとしていた



実際に、テッドは統合失調症だという診断を受けていたからだ。

そのために、テッドの弁護士たちはモンタナの山奥にある小屋を運び出し、いかにテッドが「正気ではない」ことを示そうとしていた。

裁判の直前もテッドがフィッツの捜査令状は無効だと主張するのを黙って聞いていたのは、それもまた「テッドの心神喪失の一つ」と考えたからだ。



この弁護団の方針に深く傷ついたのはテッドだった。

心の底から社会に不満を持ち、自分の声明文で革命を起こせると思っていたテッドにとって、そのことが心神喪失の証拠になるとは思いもよらなかったことだったからだ。



その「弁護方針の違い」にショックを受けたテッドは、弁護士を解雇し、自分で弁護すると言い始める。



マンハント:ユナボマー1-8-1



よき理解者に出会えなかった天才の不幸


しかし、その「自分で弁護する」というテッドの主張も、裁判長によってやんわりとたしなめられてしまう。

テッドがどんなにあがいたところで、テッドの有罪は変わらず、少しでも罪を軽くしたいなら弁護士の言うことを聞いておいた方が得策からだ。



このやり取りは、テッドのこれまでの人生をよく合わしていると思った。

社会を憎み、その思いをテロ行為によって晴らしてきた。



この裁判でも、フィッツの捜査令状に誤りを見つけ、その間違いを指摘すれば全ての証拠が無効になって裁判が覆ると信じて、フィッツは裁判に向けて準備していた。

しかし、たとえフィッツの捜査令状に間違いがあったとしても、テッドはあまりにも多くの被害者を出してしまったのだ。

「証拠は違法に押収されたもので、拘留は無効」というテッドの主張は社会が許さないのだ。



この時、テッドは「またしても社会に裏切られた」と思ったに違いない

味方のはずの弁護士は彼を心神喪失だと言い、全てにおいて中立なはずの裁判長はフィッツの意見を聞こうとすらしない

しかし、冷静に考えれば、何人もの人を爆死させ、人の指を吹き飛ばし、顔には一生残る傷をつけるような人間が無罪になるはずがない。



確かにテッドはIQのとても高い人間であることは分かるけど、その一方でとても残虐な面を持ち、そんな自分の凶暴性については棚に置いて、自分のしてきたことを冷静に客観視することができない。

その二面性が、「統合失調症」と診断される理由なのだろうと思った。



その裁判に絶望を感じたテッドは留置場で自殺するが、未遂に終わる。

そして、ついに有罪を認める。

判決は3回の終身刑と一生を独房で終えるという極刑だった。



しかし、もしも裁判長がテッドの書いた声明文を隅から隅まで理解することができる人で、テッドの意見に同調したら、テッドは無罪になったのだろうか。

テッドの唯一の理解者フィッツは、そんなテッドの賢さを理解していたからこそ、急場しのぎで書いた捜査令状の誤りを暴かれることを恐れていたのではないかと思う。



しかし、世間はテッドの思考を理解できず、フィッツの主張を支持した。

それこそが、テッドの不幸だったのだ。



テッドは幼い頃から、大人も彼の考えを理解できないほどにIQが高かった。

もしも、彼に社会適応能力があったら、うまく乗り越えたのだろうけど、テッドは自分を理解してくれない周りの人たちに対して高くて厚い壁を作り、周りの人に裏切られるたびに、その奥へと閉じこもるようになってしまった。

最後に行きついたのは、モンタナの山奥の小屋なのだ。

そして、その自分だけが生きる城の中で、有能な自分を世界の片隅に追いやった社会に恨みを募らせ、復讐心を爆発させる



このテッドという犯罪者は、オウム真理教の実行犯に共通するものがあるなと思った。

どちらも優秀な成績でありながら、社会に順応できず、恨みを抱くようになる。

ということは、彼らに必要なのは、よき理解者であり、よきメンターなのではと思う。

オウム真理教の実行犯たちは、間違った理解者、メンターを選んでしまったために道を誤ってしまったのだ。



テッドについても、大学時代に信頼していたマレー教授が、人間的に素晴らしい人だったら、違う人生を歩むこともできたのかもしれない。

IQが高いことは素晴らしいことだけど、その能力を支えられる精神力がないと、その素晴らしい能力を持て余して、反社会的な行動に費やされてしまうこともある

本来ならば、国益になるはずの能力が、逆に牙をむいて国民に損害をもたらす人物になってしまったのだ。

知識を増やす教育は確かに必要だけれど、それ以上に情操教育が必要なのだと改めて感じた作品だった。



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