神木隆之介主演の映画「3月のライオン 後編」を映画館で観た。

中学生プロ棋士になった天才少年桐山零の成長物語。


満足度 評価】:★★★★☆

前編より面白かった。

なにより「僕には将棋しかありません」という主人公 桐山零の不器用なところに、とても共感が持てた。

そんな天才少年が人々と出会い、恋をしたり傷ついたりしながら、「自分の世界は将棋だけでなく、人に支えられて生きているんだ」ということに気付けたところに感動してホロッとした。


目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想
  6. 関連記事


「3月のライオン 後編」予告編 動画




更新履歴・公開、販売情報

・2017年4月27日 映画館で観た感想を掲載。

・2019年2月11日 NHK BS プレミアムでの放送に合わせて加筆・修正。

現在、DVD、ネット配信、共に販売中。


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キャスト&スタッフ


出演者

神木隆之介
…(「3月のライオン 前編」、「君の名は。」、「バクマン。」など)

有村架純
…(「かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-」、「3月のライオン 前編」、「ビリギャル」など)

倉科カナ
…(「3月のライオン 前編」など)

染谷将太
…(「きみの鳥はうたえる」、「泣き虫しょったんの奇跡」、「パンク侍、斬られて候」、「3月のライオン 前編」、「バクマン。」など)

清原果耶
…(「愛唄-約束のナクヒト-」、「デイアンドナイト」、「3月のライオン 前編」など)

佐々木蔵之介
…(「3月のライオン 前編」など)

加瀬亮
…(「鈴木家の嘘」、「モリのいる場所」、「3月のライオン 前編」、「沈黙-サイレンス-」、「アウトレイジ ビヨンド」、「アウトレイジ」、「永遠の僕たち」、「硫黄島からの手紙」、「誰も知らない」、「それでも僕はやってない」など)

伊藤英明
…(「3月のライオン 前編」など)

〇豊川悦司
…(「パンク侍、斬られて候」、「3月のライオン 前編」など)

〇伊勢谷友介
…(「3月のライオン 前編」など)



監督・脚本

大友啓史
…(「3月のライオン 前編」、「ミュージアム」など)


2017年制作 日本映画


3月のライオン後編




あらすじ


天才プロ棋士の桐山零(神木隆之介)が新人王のタイトルをとった後、将棋会館は話題作りのために、名人の宗谷冬司(加瀬亮)との対局をセッティングするが、桐山は負けてしまう。

その後、獅子王戦に挑むが、義理の父(豊川悦司)が入院、仲良くしている三姉妹のひなた(清原果耶)は学校でいじめられ、さらに、三姉妹を捨てて家を出て行った父(伊勢谷友介)が彼女たちの家を訪ねてくる…。

自分を支えてくれる人たちが悩み苦しむ姿に心を痛めた桐山は、なんとしてでもタイトルをとって、彼らを幸せにしたいと思うのだが…。

3月のライオン後編2




感想(ネタバレあり)


前編は人物紹介。後編は将棋と向き合う桐山零


前編よりも後編の方が面白かった。

前編は「登場人物紹介」のような感じがして、次から次へと登場人物が増えていき、「桐山零」以外の部分に気を取られてしまったが、後編は「将棋」を中心に描かれていて、「桐山零」と「将棋」の関係に集中できて良かった



また、前編では「僕にできることは将棋しかないから、将棋をやります」といった感じの「仕方なさ」が漂っていたけれど、後編では桐山がそこから成長して、「周りで支えてくれる人たちのために、もっと将棋に強くなりたい」と心境が少しずつ変化していく過程が見られて面白かった

桐山零と将棋の世界の集中できたせいか、前編で気になった「全般的に昭和感が漂っていて、現実味がない」ところは、今回はさして気にならなかった。

(和菓子屋さんが夏に出す新メニューで雪だるまモチーフっていうのは、ちょっとないかなと思ったけども)



また、前作に引き続き、この映画の良いところは「将棋を知らなくても楽しめるところ」だった。

もちろん、ルールを知っていた方がより楽しめるんだろうけど、知らなくても十分楽しめる。



それと、個人的には、「僕は○○しかできません」という人がすごく好き。

いろんなジャンルのことをオールマイティにできる人よりも、1つのことしかできない不器用な人がすごく好きで、桐山零の「将棋はできるけど、他の人生はまるでダメ」なところがすごく好きだった



3月のライオン後編4



人間的に成長することで、将棋も成長していく


十代から二十代前半の頃は、「誰かを好きになること」で身体と共に内面が大きく成長する年頃。

人を好きになることで、相手の気持ちを考えたり、悩んでいる人の気持ちが分かったり。

人を傷つけてしまうこともあるし、自分が傷つけられることもある。



でも、そういう経験を初めてすることで、様々な感情を学び、人間的に成長する年頃なのだ。

後編では、主人公の桐山零と近所に暮らす三姉妹との仲がより親密になり、零は次女のひなたを好きになる。



学校でいじめられているひなたを見て、はじめて「守りたい」という感情が生まれ、「結婚したい」とまで思うようになる。

そのために、「将棋でもっと強くなって、稼がなければ」と思い、今まで以上に将棋への熱意が増していく。



そうやって、周りの人たちとの関係が桐山の将棋にいい影響を及ぼしていく。

そして、「将棋をがんばれば、周りの人たちを幸せにすることができる」と感じるのだ。

その桐山の人間の成長の瞬間はとてもキラキラと輝いていた。



さらに、将棋に集中していく中で、自分が「守りたい」と思った人たちに既に守られていたことに気付く

自分はこれまで、周りの人たちに支えられ、励まされて生きてきたことに気付き、「その人たちのために恩返しできることは何か」を考えた時、出てきた答えは「将棋に打ち込むこと」だった

それは、桐山零のアイデンティティが確立された瞬間だった。



3月のライオン後編3



桐山の「世界の中心に将棋がある」ことへの気付き


この後編の中で、最も大きな桐山の気付きは、「自分には将棋しかなく、ずっとこの世界で生きていくこと」だった

両親を交通事故で亡くした時に、彼を育ててくれたのは、父の友人の棋士だった。

養父は桐山の師匠となり、彼はプロ棋士になる。



彼と仲良くしている三姉妹は、桐山が棋士仲間と打ち上げに行って酔いつぶれた時に長女が介抱してくれた縁で知り合った。

学校の先生は棋士の桐山を気にかけてくれているし、棋士仲間たちも桐山の才能を買ってくれている。



つまり、彼は子供の頃から世界の中心に将棋があって、周りの大切な人たちと将棋を通じて知り合い、世界の全てが将棋を通じて作られてきたのだ。

だから、「将棋のない人生」は、彼にとって「世界の終わり」を意味することになる。

クライマックスの後藤戦で、桐山自身がそのことに気付いた時、彼は誰よりも強くなる。

将棋盤には、彼の人生の全てが反映されているからだ。



3月のライオン後編5



将棋盤には棋士たちの人生が反映されている


なんで、この映画は「将棋のルールを知らなくても楽しめたんだろうか」と思った。

ルールが分からなくても、どっちが有利でどっちが不利なのかは分かる。

もちろん、そう見える演出をしているからなんだけれども。



宗谷冬司という名人がいて、後藤や島田というトップ棋士たちがいる。

彼らにはそれぞれの人生があって、その全てが将棋盤に反映されているのだ。

気持ちが負けている時は負け戦をしてしまうし、どうしても勝ちたい時は神風が吹くこともある



そんな彼らの人生の駆け引きが将棋盤の上で行われているのを見ていてドキドキしてしまった。

桐山の義姉の香子はなんでもすぐに諦めてしまう性格のせいか、最後まで粘らずに諦めてしまう将棋を打ち、父親に言われた一言で将棋の世界で生き残っていくことも諦めてしまう。



自分に何が起きても(例えば赤ワインがかかって服が真っ赤に染まっても)気にしない名人の宗谷冬司は、自分以外の世界をシャットアウトして他人からメンタル的に影響を受けず、冷静な将棋を打つため、常に勝ち続ける



人生を学んでいる最中の桐山は、将棋も学んでいる最中で発展途上なのだ。

だから、たとえ、名人戦で勝てなかったとしても、いつか勝てる時が来る。



そんな未来への希望を感じながら観終えたのがとても良かった。

人は誰かのために生きると強くなれる

そんな考え方もとても良かった







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