エル・ファニング主演の映画「メアリーの総て」を試写会で観た。

怪奇小説「フランケンシュタイン」の作者メアリー・シェリーが怪物を生み出すまでを描く。


満足度 評価】:★★★★☆

18歳で怪物フランケンシュタインを生み出したメアリー・シェリー。

様々な悲劇に見舞われた彼女の悲しみ、孤独、絶望が怪物を生む。

しかし彼女は自分の言葉で怪物を吐き出すことで悲劇から解放される。その姿に私も心が救われた

目次

  1. 予告編
  2. 更新履歴・販売情報
  3. キャスト&スタッフ
     出演者
     監督
  4. あらすじ
  5. 感想


『メアリーの総て』予告編 動画

(原題:Mary Shelley)



更新履歴・公開、販売情報

・2018年11月27日 試写会にて鑑賞。

・2018年12月11日 感想を掲載。


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キャスト&スタッフ


出演者

エル・ファニング

…(「高慢と偏見とゾンビ」など)


〇トム・スターリッジ




監督

ハイファ・アル=マンスール
…(「少女は自転車に乗って」など)


2017年製作 イギリス、ルクセンブルク、アメリカ合作映画



映画「メアリーの総て」


あらすじ


19世紀のイギリス。

父が作家であることから、自身も作家になりたいと思っていたメアリー(エル・ファニング)は、妻子ある作家のパーシー(ダグラス・ブース)と恋に落ち、妹の駆け落ちしてしまう。

しかし、それ以来、メアリーには悲しいできごとが続いてしまう。

そんなある時、バイロン卿の家に滞在していたメアリーとパーシーにバイロン卿(トム・スターリッジ)が「一人一本ずつ怪奇小説を書こう」と提案し…。



映画「メアリーの総て」エル・ファニング



感想(ネタばれあり)



この映画の感想は、私がぴあ映画生活に掲載したものをご紹介します。


★★★★ [80点]「怪物を生んで救われた少女」


どっぷりとメアリーの世界に浸って見入ってしまった。

言葉に囲まれて育った少女が、孤独と絶望の淵に立った時、自ら生み出した言葉に救われていく

彼女の人生から伝わってくる切なさと、静かな感動に包まれた作品



この作品は、18歳で「フランケンシュタイン」を執筆したメアリー・シェリーの実話を描いた作品。

若くて奔放で、妻子持ちの詩人パーシー・シェリーと恋に落ちたメアリー。

しかし、メアリーの父も妻が二人いたことから、恋愛は自由なものだと信じてメアリーはパーシーと駆け落ち。

しかし、そこから彼女に様々な悲劇が押し寄せる。



「フランケンシュタイン」と言えば、フランケンシュタイン博士が作った怪物。

怪物は博士の愛情を求めるけれど、怪物を作ってしまった博士は、その思いを拒絶。

そこから、怪物は孤独と絶望の中を生きることになる。



この映画を観て思ったのは、そんなフランケンシュタインは、メアリーの内面を形にしているということ。



その「フランケンシュタイン」を執筆した当時のメアリーは、産まれた時に母を亡くしたため、母親の愛情を受けられず、恋人のパーシーからも見捨てられ、孤独と絶望の中を生きていた。

その中で「死んだカエルを生き返らせる」というマジシャンの演目に心を奪われ、怪奇小説「フランケンシュタイン」が誕生する。



18歳という若さで、メアリーは絶望を感じる孤独の中にいた

もう、それだけで、この物語は悲しくて切ない。

それも、全てパーシーという遊び人と出会ったことが運の尽きだけれど、でも、もしも彼女が、パーシーと出会っていなかったら、私たちはフランケンシュタインを知ることがなかったのだから、それはとても皮肉なことだし、それが彼女の運命だったと思ってしまう。



しかし、そんな彼女の絶望も、彼女の心の中にある言葉がフランケンシュタインという怪物を生み出すことで救われていく

画家は絵を描き、歌手は歌うことで自らの人生を救うように、作家は、自らの言葉で自分自身を救うんだなと思った。



そう思うと、メアリーが作家の家に生まれたのも、母は彼女を産んで亡くなったのも、詩人と恋に落ちたのも、そこから様々な悲劇に見舞われるのも、その全てが、彼女に定められた運命だったのだろう。

フランケンシュタイン博士が生んだ怪物に、彼女の全人生が込められているからこそ、出版から180年以上経った今も、多くの人に愛される作品なんだと思う


Posted by pharmacy_toe on 2018/12/01 with ぴあ映画生活




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