ハリウッド女優たちが共演した群像劇「ニューヨーク、愛を探して」をWOWOWで観た。

ニューヨークで暮らす女性たちの、それぞれの母と娘の関係を描く

劇場未公開の作品を、どこよりも早く放送する「WOWOWジャパンプレミア」の作品。



満足度 評価】:★★★☆☆


「お母さんとは、仲が良いですか?」

そう聞かれると、「はい。仲良しです」と答える。

きっと、多くの人が、そう答えるだろうと思うけど、その『仲の良さ』は、人それぞれ

我が家には我が家の、あなたの家には、あなたの母と娘の物語があって、

10人いれば、10通りの物語がある。



この映画は、5組の母と娘の物語を描いた群像劇。

その中には、きっとあなたが共感できる娘や母がいるはず


「ニューヨーク、愛を探して」予告編 動画

(原題:Mothers and Daughters)




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キャスト&スタッフ


出演者

〇セルマ・ブレア

〇ミラ・ソルヴィノ

シャロン・ストーン
…(「アルティメット・サイクロン」、「ジゴロ・イン・ニューヨーク」、「氷の微笑」など)

〇クリスティナ・リッチ

スーザン・サランドン
…(「デッドマン・ウォーキング」、「ムーンライト・マイル」、「タミー/Tammy」など)

〇コートニー・コックス

監督

〇ポール・ダドリッジ

2016年製作 アメリカ映画



ニューヨーク愛を探して


あらすじ


カメラマンのリグビー(セルマ・ブレア)は、大きなチャンスが巡ってきた時に、妊娠が発覚。

相手とは関係を解消したばかりで、『生むべき』か、『生まないべきか』で頭を悩ませる。

下着のデザイナーとして成功しているジョージナ(ミラ・ソルヴィノ)だが、若い頃に産んで、養子に出した子供からメールが来たことに、戸惑っている。

ニューヨークで暮らすレベッカ(クリスティーナ・リッチ)は、産まれた時から『姉』だと思っていた人が、実は『母』だとわかり混乱する。

彼女たちの人生がNYで交差する…。



ニューヨーク愛を探して3


感想(ネタバレあり)


お母さんの仕事は「家族の心配をすること」



母はいつもあなたの側にいて

いつも一番にあなたのことを考えている

そして、あなたをいら立たせる

というのが、この映画のコンセプト。

この3行が、この映画の全てを表しているし、母と娘の関係も、みんなこうなんだなと思うと、ちょっと安心する




「お母さん」という人は、いつも娘のことが心配でしょうがない

子供の時はもちろん、大人になっても、結婚しても、孫が生まれても。

だから、会話をすると、ツイツイ小言を言ってしまう

娘からすると、その『お母さん気持ち』はよく分かっているんだけど、ちょっとウザい

そのせいで、連絡するのが嫌になる娘だっている。



この映画は、そんな母と娘の関係をそのまま映画にしたような作品だった。

みんなが誰かの母であり、娘である彼女たちの行動やセリフに、「あぁ、わかるわぁ」「そうだよねぇ」と共感できることが多かった

彼女たちの気持ちがとても分かるから、とても見やすい映画だった。



ニューヨーク愛を探して2



つい、余計なお世話を焼いてしまうのが「お母さん」


ここには、様々な母と娘が登場するけれど、

娘たちは、みんな大人になっていて、自分のやりたいことが見つかり、自立しようとしている娘と、そんな娘が心配で、ちょっと寂しい母を中心に描かれている。



なぜ、お母さんたちは、娘がそんなに心配なのか。

それは、母が生きてきた人生と、娘たちの人生を重ね合わせて、「私と同じ失敗を繰り返さないように」とか、逆に「私と同じように成功する道を歩んで欲しい」と願うからだろう。



母にとっては、娘たちの年頃は、すでに一度通ってきた道

だから、ついつい、「前に大きな石があるから転ばないでね」とか、「こっちの道の方が近道だよ」と言いたくなってしまう

ところが、娘たちにとっては、目の前にあるもの全てが新しい冒険

やっと、自分の力で動き出そうとしている時に、「こっちに石があるよ」とか、「あっちは近道だよ」とネタバレされてしまうとガッカリしてしまう

だから、つい、イラっとして文句を言ってしまう



この映画の中でも、シャロン・ストーンや、スーザン・サランドンは、そのタイプの『ちょっとウザい』お母さん

彼女たちは、自分たちが成功し、今、幸せな生活をしているから余計に、娘たちにも成功して欲しいと願ってしまう。

しかし、それが想いが裏目に出て、娘たちとケンカになってしまう。




ニューヨーク愛を探して5



母である前に、1人の自立した女性としての生き方を優先する


この映画が非常にアメリカらしいなぁと思うのは、

大きく飛躍できるキャリアを捨てて、シングルマザーになろうとしているリグビー(セルマ・ブレア)や、

産まれたばかりの子供を養子に出してしまったジョージナ(ミラ・ソルヴィノ)が描かれているところ。

それならば、有色人種の話や、同性愛カップルの話があっても良いなぁと思った。

そこが、この映画のちょっと残念なところ。



私だったら、もしも独身で、目の前に飛躍できるキャリアがあるとしたら、子供を産むかなぁ…と考えてしまう。

一人で育てる自信がなくて、実家に帰ったり仕事を諦めたりしてしまうかも。

大きく飛躍できるキャリアは見送ったものの、その後も写真家としての活動を続けたうえで、子供を産むという選択をしたリグビーは、自立している女性のお手本のようで、ちょっとうらやましかった

別れた恋人に頼るわけでもなく、認知を求めるわけでもない

自分自身の責任で人生を選んで、しっかりと歩んでいるところが良いなと思った。




そして、ジョージナの話でちょっとビックリしたのは、ある日、突然、養子に出した子供からメールが届くところ

日本に比べて、アメリカは養子縁組や里親の制度がしっかりしているとは知っていたけど、名前を匿名にして、メールのやり取りができるなんて

これにはちょっとビックリした。

日本で、そんなことができるのかどうか知らないけど、DNA的な両親を知りたいと思った子供にとっては良い制度だなと思った。



いずれにせよ、常に、どんな時も「個人の意思を尊重すること」を優先して考えられているところが、とてもアメリカらしいと思った。



ニューヨーク愛を探して4



話がこじれても、小言がウザがられても、最後に折れるのはお母さん


母は娘のために、あれこれ忠告をして、それをウザいと思った娘と関係がこじれることもあるけれど、いつだって、最後に折れるのはお母さん



キャリアを捨てて産むことを選んだリグビーも、養子に出した娘と会うことを決めたジョージナも、娘のやりたいことをバックアップするニーナ(シャロン・ストーン)も、娘のために自分が折れるしかない



やっぱり、

いつも一番にあなたのことを考えている

それが、お母さん。なんだなぁ。



もしも、あなたや、身近な人たちの間で母と娘の関係がこじれてしまっているのなら、この映画のように、電話で話してみたらいいと思う。

きっと、そのうちお母さんが折れてくれるはずだから…(笑)



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