韓国映画「善惡の刃」を「反逆の韓国ノワール2017」で観た。
冤罪により10年間服役していた青年の再審を求め、奮闘する弁護士を描く。実話を元に映画化。
【満足度 評価】:★★★★☆
「反逆の韓国ノワール2017」は4作品全部を観た中で、私はこれが一番面白かった。
決して良い弁護士とは言えない主人公が、冤罪によって人生を変えられてしまった青年と出会い、弱き者を助ける弁護士へと目覚めていく。
その姿には目が離せず、命がけで息子の汚名を晴らそうとする母の姿には号泣だった。
それにしても、「腐り切った警察・検察」を描かせたら、やっぱり韓国映画は圧倒的に面白いなと思った。
◆「善惡の刃」DVD
…(「レッド・ファミリー」など)
〇カン・ハヌル
…(「ミッドナイト・ランナー」、「二十歳」など)
〇キム・ヘスク
…(「黄泉がえる復讐」、「王の運命(さだめ) 歴史を変えた八日間」、「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」、「お嬢さん」、「ソウォン/願い」、「カンチョリ オカンがくれた明日」など)
2017年製作 韓国映画
2000年8月全北益山市にある五叉路でタクシー運転手が殺害される事件(五叉路事件)が起きる。
警察は、現場でナイフを所持していた第一発見者の少年ヒョヌ(カン・ハヌル)を逮捕する。
ヒョヌは10年間の刑期を終えるが、被害者への賠償金の支払いのことで、目の見えない母(キム・ヘスク)と共に悩まされる日々を過ごしていた。
弁護士のジュニョン(チョン・ウ)は、妻と幼い娘を養っていかなければいけない立場でありながら、裁判で負けが続き生活に困っていた。
そんな中、ジュニョンは弁護士の友人を頼って大手弁護士事務所に就職しようとするが、「試験的に」無料法律相談を任される。
そこで、ジュニョンはヒョヌと母に出会い、ヒョヌの再審をして無実を証明すれば就職できるのでは…と考え始める。

毎度ながら、腐り切った警察と検察が出てくると、韓国映画はこうでなくっちゃ!と思う。
時には多額の賄賂がやり取りされ、財閥や政治家の起こした不祥事はもみ消され、無実の市民が逮捕されてしまう。
賄賂に至っては、韓国の伝統芸能のようなもので、時代劇から現代劇まで必ずと言っていいほど登場する。
その中には、「えぇ?こんなこと(国の恥になるようなこと)描いちゃって良いの??」と思うこともあり、そういうところが、韓国映画の力強さであり、面白さなんだと思う。
この映画「善惡の刃」は、先日、「反逆の韓国ノワール2017」で観た作品「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」と同じく『冤罪』をテーマにしている。
「賄賂」と同じく、「冤罪」も韓国の警察では良く起きる不祥事の1つということなのだろうか。
それとも、たまたまヒットした映画が『冤罪』を扱っていただけなのだろうか。
「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」は財閥の中で起きた殺人事件を隠蔽するために、市民に濡れ衣を着せるというフィクションだったけれども、「善惡の刃」は実際にあった事件を元に描かれている。
2000年の8月。
サッカーワールドカップまであと2年となった年、韓国では犯罪者の検挙率を上げることに躍起になっていた。
益山市の田舎町にある五叉路では、タクシー運転手をめった刺しにするという殺人事件が起き、警察は第一発見者で15歳のヒョヌを「ナイフを持っていた」という理由で容疑者として逮捕する。
その後の調べて、ヒョヌが持っていたナイフが被害者の傷の大きさと一致しなかったにも関わらず、ヒョヌが釈放されることはなかった。
この時の警察の対応を見ていて恐ろしかったのは、ヒョヌを犯人にしようとしたリーダー(班長だった気がする)を始め、誰一人として「そんなことをしたらヤバい」という雰囲気がなかったこと。
ということは、これはヒョヌについての物語だけど、そうやって誰かを犯人にでっち上げ、後から適当につじつま合わせをするということを日頃からやっていたんだろうと思う。
警察の取り調べ室ではなく、地元のモーテルに監禁され、ヒョヌが「自分が犯人です」と言い出すまで殴る蹴るの暴行を加える。
それは、韓国の時代劇で良く見る「拷問の様子」とまるで一緒だった。
やはり、これも韓国の伝統芸能なのか。
殴られても蹴られてもヒョヌは無実を訴え続けるが、結局、殺人犯として実刑判決を受け、10年間刑務所で過ごし、さらに被害者への賠償金を支払わなければならず、糖尿病で失明している母と2人暮らしのヒョヌには到底払えない額だった。
そんなヒョヌに救済の手を差し伸べたのは、弁護士のジュニョンだった。
ジュニョンは「弁護士がサービスを提供し、勝ち取るべきものは金だ!!」と言い切っていた金儲け主義の弁護士だった。
しかし、野心を持って大手建築会社を相手に集団訴訟を起こしたところ負けてしまい、生活費も危うくなったジュニョンは友人の弁護士を頼って大手法律事務所に転がり込む。
事務所の代表は、能力がない人間を入れる訳にはいかないので、「多額の報酬を手にすることができたら、事務所のパートナーにしてやる」とジュニョンに言ったところ、ジュニョンは、その言葉に奮起する。
とはいえ、そんな彼が最初に行かされたのが、地方の無料法律相談だったのだが、それがきっかけで、お金のないヒョヌの母親の相談に乗ることになる。
改めて、ヒョヌの母親から話を聞かされたジュニョンは、事故当時、母親と携帯電話で話をしていたヒョヌが殺人犯にされているという矛盾点に疑問を感じ、もっとよく調べれば再審できると思った。
そして、もしも彼の再審請求が通れば、貧しい人を助けたことが事務所にとってイメージアップにつながり、自分は再就職できるだろうと思っていた。
つまり、ジュニョンは、この事件を知った当初、ヒョヌを利用して再就職しようと思っていたのだ。
しかし、この冤罪の根は思ったよりも深く、ジュニョンとヒョヌの前には高い壁がそびえていた。

何よりも腹が立ったのは、真犯人が現れても警察は無実のヒョヌを助けようとしないことだった。
ヒョヌが刑務所に入ってから3年後、真犯人が明らかになったのだ。
しかし、それを知った検察は「警察に手落ちがあったと思われる」という体裁から、真犯人の存在をもみ消してしまう。
さらに、ヒョヌが犯人であることを、より確かなものにするために、「本当だったら懲役15年のところを10年にしていやるから」と持ち掛け、ヒョヌに「自分が犯人だと認める」手紙を書かせた。
いや、もうここまでくると脅迫だから。
そして、真犯人の姿がはどこかに消えていた。
もう、検察と刑事が手を組むと、ヤクザよりも怖い。
人を殺すことだってやりかねないし、何より他人の人生を壊すことを恐れていない。
警察も検事も、市民の名誉や正義よりも自分たちの体裁の方が大事なのだ。
いや、既に賄賂をもらいなれている刑事や警察官、検事たちは、金にならない市民に対する正義を守るなんていう意識はないのかもしれない。
彼らを敵に回すと、自分の人生が恐ろしいことになるから、誰も反抗できないし、真相が語られないままお蔵入りになってしまう。
その悪循環が冤罪を生み出すんだし、検事まで息がかかっているから、冤罪を晴らすのも非常に難しいことなのだと良くわかる。
なんだろう、この腹の立つ、どうにもならないジレンマ。
一体、警察や検事がこうなってしまうと、どこに正義があるっていうんだろう。

ヒョヌのケースを扱うようになり、警察と検事の悪事を知り、ジュニョンは徐々に弁護士としての正義感に目覚めていく。
金のためでも、出世のためでもなく、ヒョヌの名誉を回復するためにジュニョンは奔走するようになる。
そして、その結果、徐々に証人が出てくるようになる。
もちろん、悪いのは一部の警察と検事だけで、中には「正しいことをしたい」と思っている市民もいるのだ。
しかし、この事件が起きた時から一貫して「息子の無実」を信じ、途中目が見えなくなっても海岸へ貝を取りに行き、少しでも生活の足しにしようとしている母の姿には頭が下がるし、涙が止まらない。
そもそも、全ての始まりは、そのヒョヌ一家の貧しさにあるのだ。
15歳なのに喫茶店でバイトしてるような息子に濡れ衣を着せても構わないという、貧しい人間をまるで虫けらのように扱う刑事たち。
それは、「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」でもそうだった。
特に韓国の中で、貧富の差に対する差別的な意識は顕著なのかもしれないし、韓国は日本に比べて貧富の差が激しいかもしれない。
それでも、多くの人間の中で、「貧しさに対する偏見」があるからこそ、こういった冤罪が生まれるんだろうと思う。
もしも、事件があった時に通報したのが金持ちの家の子供だったら、「犯罪を通報した良い話」として話題になったかもしれないし、もちろん、濡れ衣を着せられることもなかっただろう。
韓国の警察や検事が腐り切っているのも当然間違っているけど、多くの人の意識の中で「貧しい人は犯罪を犯す」イメージがあるからこそ、警察は彼らに濡れ衣を着せるんだろうと思う。
その人間の浅はかさが良くわかる映画だった。
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◆「善惡の刃」DVD
冤罪により10年間服役していた青年の再審を求め、奮闘する弁護士を描く。実話を元に映画化。
【満足度 評価】:★★★★☆
「反逆の韓国ノワール2017」は4作品全部を観た中で、私はこれが一番面白かった。
決して良い弁護士とは言えない主人公が、冤罪によって人生を変えられてしまった青年と出会い、弱き者を助ける弁護士へと目覚めていく。
その姿には目が離せず、命がけで息子の汚名を晴らそうとする母の姿には号泣だった。
それにしても、「腐り切った警察・検察」を描かせたら、やっぱり韓国映画は圧倒的に面白いなと思った。
「善惡の刃」予告編 動画
(原題:재심)◆「善惡の刃」DVD
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キャスト&スタッフ
出演者
〇チョン・ウ…(「レッド・ファミリー」など)
〇カン・ハヌル
…(「ミッドナイト・ランナー」、「二十歳」など)
〇キム・ヘスク
…(「黄泉がえる復讐」、「王の運命(さだめ) 歴史を変えた八日間」、「トンネル 闇に鎖(とざ)された男」、「お嬢さん」、「ソウォン/願い」、「カンチョリ オカンがくれた明日」など)
監督・脚本
〇キム・テユン2017年製作 韓国映画

あらすじ
2000年8月全北益山市にある五叉路でタクシー運転手が殺害される事件(五叉路事件)が起きる。
警察は、現場でナイフを所持していた第一発見者の少年ヒョヌ(カン・ハヌル)を逮捕する。
ヒョヌは10年間の刑期を終えるが、被害者への賠償金の支払いのことで、目の見えない母(キム・ヘスク)と共に悩まされる日々を過ごしていた。
弁護士のジュニョン(チョン・ウ)は、妻と幼い娘を養っていかなければいけない立場でありながら、裁判で負けが続き生活に困っていた。
そんな中、ジュニョンは弁護士の友人を頼って大手弁護士事務所に就職しようとするが、「試験的に」無料法律相談を任される。
そこで、ジュニョンはヒョヌと母に出会い、ヒョヌの再審をして無実を証明すれば就職できるのでは…と考え始める。

感想(ネタバレあり)
賄賂・冤罪…は、韓国の腐り切った警察・検察によくある不祥事なのか?
毎度ながら、腐り切った警察と検察が出てくると、韓国映画はこうでなくっちゃ!と思う。
時には多額の賄賂がやり取りされ、財閥や政治家の起こした不祥事はもみ消され、無実の市民が逮捕されてしまう。
賄賂に至っては、韓国の伝統芸能のようなもので、時代劇から現代劇まで必ずと言っていいほど登場する。
その中には、「えぇ?こんなこと(国の恥になるようなこと)描いちゃって良いの??」と思うこともあり、そういうところが、韓国映画の力強さであり、面白さなんだと思う。
この映画「善惡の刃」は、先日、「反逆の韓国ノワール2017」で観た作品「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」と同じく『冤罪』をテーマにしている。
「賄賂」と同じく、「冤罪」も韓国の警察では良く起きる不祥事の1つということなのだろうか。
それとも、たまたまヒットした映画が『冤罪』を扱っていただけなのだろうか。
「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」は財閥の中で起きた殺人事件を隠蔽するために、市民に濡れ衣を着せるというフィクションだったけれども、「善惡の刃」は実際にあった事件を元に描かれている。
2000年の8月。
サッカーワールドカップまであと2年となった年、韓国では犯罪者の検挙率を上げることに躍起になっていた。
益山市の田舎町にある五叉路では、タクシー運転手をめった刺しにするという殺人事件が起き、警察は第一発見者で15歳のヒョヌを「ナイフを持っていた」という理由で容疑者として逮捕する。
その後の調べて、ヒョヌが持っていたナイフが被害者の傷の大きさと一致しなかったにも関わらず、ヒョヌが釈放されることはなかった。
この時の警察の対応を見ていて恐ろしかったのは、ヒョヌを犯人にしようとしたリーダー(班長だった気がする)を始め、誰一人として「そんなことをしたらヤバい」という雰囲気がなかったこと。
ということは、これはヒョヌについての物語だけど、そうやって誰かを犯人にでっち上げ、後から適当につじつま合わせをするということを日頃からやっていたんだろうと思う。
警察の取り調べ室ではなく、地元のモーテルに監禁され、ヒョヌが「自分が犯人です」と言い出すまで殴る蹴るの暴行を加える。
それは、韓国の時代劇で良く見る「拷問の様子」とまるで一緒だった。
やはり、これも韓国の伝統芸能なのか。
殴られても蹴られてもヒョヌは無実を訴え続けるが、結局、殺人犯として実刑判決を受け、10年間刑務所で過ごし、さらに被害者への賠償金を支払わなければならず、糖尿病で失明している母と2人暮らしのヒョヌには到底払えない額だった。

「貧しい人」を助けて事務所のイメージアップに使おうとしていた弁護士ジュニョン
そんなヒョヌに救済の手を差し伸べたのは、弁護士のジュニョンだった。
ジュニョンは「弁護士がサービスを提供し、勝ち取るべきものは金だ!!」と言い切っていた金儲け主義の弁護士だった。
しかし、野心を持って大手建築会社を相手に集団訴訟を起こしたところ負けてしまい、生活費も危うくなったジュニョンは友人の弁護士を頼って大手法律事務所に転がり込む。
事務所の代表は、能力がない人間を入れる訳にはいかないので、「多額の報酬を手にすることができたら、事務所のパートナーにしてやる」とジュニョンに言ったところ、ジュニョンは、その言葉に奮起する。
とはいえ、そんな彼が最初に行かされたのが、地方の無料法律相談だったのだが、それがきっかけで、お金のないヒョヌの母親の相談に乗ることになる。
改めて、ヒョヌの母親から話を聞かされたジュニョンは、事故当時、母親と携帯電話で話をしていたヒョヌが殺人犯にされているという矛盾点に疑問を感じ、もっとよく調べれば再審できると思った。
そして、もしも彼の再審請求が通れば、貧しい人を助けたことが事務所にとってイメージアップにつながり、自分は再就職できるだろうと思っていた。
つまり、ジュニョンは、この事件を知った当初、ヒョヌを利用して再就職しようと思っていたのだ。
しかし、この冤罪の根は思ったよりも深く、ジュニョンとヒョヌの前には高い壁がそびえていた。

警察と検事が手を組むと、ヤクザよりも恐ろしい
何よりも腹が立ったのは、真犯人が現れても警察は無実のヒョヌを助けようとしないことだった。
ヒョヌが刑務所に入ってから3年後、真犯人が明らかになったのだ。
しかし、それを知った検察は「警察に手落ちがあったと思われる」という体裁から、真犯人の存在をもみ消してしまう。
さらに、ヒョヌが犯人であることを、より確かなものにするために、「本当だったら懲役15年のところを10年にしていやるから」と持ち掛け、ヒョヌに「自分が犯人だと認める」手紙を書かせた。
いや、もうここまでくると脅迫だから。
そして、真犯人の姿がはどこかに消えていた。
もう、検察と刑事が手を組むと、ヤクザよりも怖い。
人を殺すことだってやりかねないし、何より他人の人生を壊すことを恐れていない。
警察も検事も、市民の名誉や正義よりも自分たちの体裁の方が大事なのだ。
いや、既に賄賂をもらいなれている刑事や警察官、検事たちは、金にならない市民に対する正義を守るなんていう意識はないのかもしれない。
彼らを敵に回すと、自分の人生が恐ろしいことになるから、誰も反抗できないし、真相が語られないままお蔵入りになってしまう。
その悪循環が冤罪を生み出すんだし、検事まで息がかかっているから、冤罪を晴らすのも非常に難しいことなのだと良くわかる。
なんだろう、この腹の立つ、どうにもならないジレンマ。
一体、警察や検事がこうなってしまうと、どこに正義があるっていうんだろう。

「貧しさ」への偏見が冤罪を生む
ヒョヌのケースを扱うようになり、警察と検事の悪事を知り、ジュニョンは徐々に弁護士としての正義感に目覚めていく。
金のためでも、出世のためでもなく、ヒョヌの名誉を回復するためにジュニョンは奔走するようになる。
そして、その結果、徐々に証人が出てくるようになる。
もちろん、悪いのは一部の警察と検事だけで、中には「正しいことをしたい」と思っている市民もいるのだ。
しかし、この事件が起きた時から一貫して「息子の無実」を信じ、途中目が見えなくなっても海岸へ貝を取りに行き、少しでも生活の足しにしようとしている母の姿には頭が下がるし、涙が止まらない。
そもそも、全ての始まりは、そのヒョヌ一家の貧しさにあるのだ。
15歳なのに喫茶店でバイトしてるような息子に濡れ衣を着せても構わないという、貧しい人間をまるで虫けらのように扱う刑事たち。
それは、「特別捜査 ある死刑囚の慟哭」でもそうだった。
特に韓国の中で、貧富の差に対する差別的な意識は顕著なのかもしれないし、韓国は日本に比べて貧富の差が激しいかもしれない。
それでも、多くの人間の中で、「貧しさに対する偏見」があるからこそ、こういった冤罪が生まれるんだろうと思う。
もしも、事件があった時に通報したのが金持ちの家の子供だったら、「犯罪を通報した良い話」として話題になったかもしれないし、もちろん、濡れ衣を着せられることもなかっただろう。
韓国の警察や検事が腐り切っているのも当然間違っているけど、多くの人の意識の中で「貧しい人は犯罪を犯す」イメージがあるからこそ、警察は彼らに濡れ衣を着せるんだろうと思う。
その人間の浅はかさが良くわかる映画だった。
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