ドミニク・クーパー、サミュエル・L・ジャクソン共演の映画「ダウト・ゲーム」をWOWOWで観た。
結婚して、子供ができたばかりの検事が、ひき逃げをしたことから、ある事件に巻きこまれていく話。
【満足度 評価】:★★☆☆☆
キャラクター設定があまりに酷くて、ちょっと残念な映画だった。
◆「ダウト・ゲーム 」DVD
…(「マンマ・ミーア!ヒア・ウィーゴー」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「ドラキュラZERO」、「ウォークラフト」など)
〇サミュエル・L・ジャクソン
…(「キャプテン・マーベル」、「ミスター・ガラス」、「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「キングコング:髑髏島の巨神」、「ヘイトフル・エイト」、「キングスマン」、「ビッグ・ゲーム」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー」、「ターザン:REBORN」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「ロボコップ」、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」など)
〇グロリア・ルーベン
…(「ニック・オブ・タイム」など)
2014年制作 ドイツ、カナダ、アメリカ合作映画
「常に勝ち続ける」ことで有名な検事のミッチ(ドミニク・クーパー)は、結婚して、子供が生まれたばかり。
仕事も家庭も、まさに順風満帆。
ある日、仕事帰りに仕事仲間と酒を飲んだ帰り、車泥棒に遭う寸前だったミッチは、自分で車を運転して帰ることに。
しかし、飲酒運転がばれるのでは・・と心配で注意散漫になっている時、通りかかった人をひいてしまう。
それでも、飲酒運転がばれることを恐れるあまり、公衆電話から救急車を呼んだ直後に、その場から車で走り去ってしまう。
翌朝、そのひき逃げ事件について、別の人が犯人として逮捕されていることを知るのだが…。

「キャラクター設定が甘いなぁ」と思ったのが、この映画の残念な第一印象だった。
警察と協力して事件の犯人を起訴し、有罪にするにするのが、検事の仕事。
ということは、検事は警察の次に事件の捜査方法に詳しいはず。
この映画の主人公、ミッチの職業は検事で、地元検事の中でも極めて優秀な人。
それなのに!彼の行動が、あまりにも素人すぎて呆れる。
【ミッチ検事の素人すぎる行動ベスト5】
・ドロドロに酔っぱらっているのに、飲酒運転して帰る
・人をひいたうえに、名刺を落としたことに気付かずに逃げる
・昼間から、他人の家に正面から素手で不法侵入、指紋をつけまくって逃げる。
・義兄は、前科者で足がつきやすいのに、デイヴィスの捜査に使っている
・義兄が犯人に襲われた可能性があるのに、犯人を警戒せずに正面突破しようとする
この【素人すぎる行動】が出るたびに、思わず「そりゃないわーー」と言ってしまった。
まぁ、開始30分くらいで、ひき逃げ事件を起こした時に、「検事なんか辞めてしまえ、クビになれ!」と思ったけど(笑)
さらに、昼間から堂々と窓から不法侵入して、素手であちこち触った時には、その素人っぷりにのけぞったし。
もしも、本当に優秀な検事がこれを観たら、「俺たちは、こんなバカじゃない」って言うんじゃないかって思いながら見てた(笑)

キャラクター設定が甘いのは、ミッチだけではなく、彼を追い詰める男デイヴィスもそう。
そもそもデイヴィスは、過去に妻と娘を殺されたことがあり、その時の恨みから、旦那の留守中に女子供を襲いそうな前科者を狙って殺すという犯罪をしてきた人。
そのデイヴィスが、ミッチの奥さんと子供を狙うっていうのは、「ミイラ取りがミイラ」になったって話でしょう。
結局、自分が憎んでいた男になり下がってる(笑)
それには、口あんぐりだったよね。
信念はないのか。

主人公のミッチを演じるのは、ドミニク・クーパー。
正直、このミッチをトム・クルーズが演じたとしたら、「トム・クルーズの映画なんだな」って思って、まだ理解できたかもしれない。
「一度の過ちが彼を窮地に追い込むが、命がけで妻子を救うことで再起する」みたいなキャッチで(笑)
しかし、残念ながら、ドミニク・クーパーには、まだその画力がない。
でも、この映画の根本的な問題は、脚本のキャラクター設定にあると思っているので、演技として問題はなかったと思う。
ミッチを追い詰める犯人デイヴィスを演じるのは、サミュエル・L・ジャクソン。
正直言って、この映画は彼がいなければ成立しなかったのではと思った。
サミュエル・L・ジャクソンの「表情で相手を威圧する」演技は見応えたっぷり。
デイヴィを尾行しているミッチに気付いて、窓を覗いたミッチをギロッとにらんだシーンとか、突然、家にやってくるデイヴィスとか、そこにいるだけで怖いのはさすがの演技力。
そこは、やはり画力のないドミニク・クーパーと、画力ありまくりのサミュエル・L・ジャクソンの違いがどうしても出てしまう。

サスペンス映画って、「もしも、被害者と同じような目に遭ったら」とか、「こんな犯人に遭遇してしまったら」とか、映画の登場人物に感情移入して、登場人物たちと同じようにハラハラドキドキしながら観るのが、その面白さだと思う。
そのためにも、「感情移入しやすくするために」登場人物のキャラクターは、とても深く考えて設定して欲しい。
底が浅いと、感情移入できなくて、物語に集中できず、あら探しばっかりしちゃうことになっちゃうんだよねぇ
あぁ、残念だ。
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結婚して、子供ができたばかりの検事が、ひき逃げをしたことから、ある事件に巻きこまれていく話。
【満足度 評価】:★★☆☆☆
キャラクター設定があまりに酷くて、ちょっと残念な映画だった。
「ダウト・ゲーム」予告編 動画
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キャスト&スタッフ
出演者
〇ドミニク・クーパー…(「マンマ・ミーア!ヒア・ウィーゴー」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「ドラキュラZERO」、「ウォークラフト」など)
〇サミュエル・L・ジャクソン
…(「キャプテン・マーベル」、「ミスター・ガラス」、「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「キングコング:髑髏島の巨神」、「ヘイトフル・エイト」、「キングスマン」、「ビッグ・ゲーム」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー」、「ターザン:REBORN」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「ロボコップ」、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」など)
〇グロリア・ルーベン
…(「ニック・オブ・タイム」など)
監督
〇ピーター・ハウイット2014年制作 ドイツ、カナダ、アメリカ合作映画
あらすじ
「常に勝ち続ける」ことで有名な検事のミッチ(ドミニク・クーパー)は、結婚して、子供が生まれたばかり。
仕事も家庭も、まさに順風満帆。
ある日、仕事帰りに仕事仲間と酒を飲んだ帰り、車泥棒に遭う寸前だったミッチは、自分で車を運転して帰ることに。
しかし、飲酒運転がばれるのでは・・と心配で注意散漫になっている時、通りかかった人をひいてしまう。
それでも、飲酒運転がばれることを恐れるあまり、公衆電話から救急車を呼んだ直後に、その場から車で走り去ってしまう。
翌朝、そのひき逃げ事件について、別の人が犯人として逮捕されていることを知るのだが…。

感想(ネタバレあり)
ミッチ検事の素人過ぎる行動に呆れる
「キャラクター設定が甘いなぁ」と思ったのが、この映画の残念な第一印象だった。
警察と協力して事件の犯人を起訴し、有罪にするにするのが、検事の仕事。
ということは、検事は警察の次に事件の捜査方法に詳しいはず。
この映画の主人公、ミッチの職業は検事で、地元検事の中でも極めて優秀な人。
それなのに!彼の行動が、あまりにも素人すぎて呆れる。
【ミッチ検事の素人すぎる行動ベスト5】
・ドロドロに酔っぱらっているのに、飲酒運転して帰る
・人をひいたうえに、名刺を落としたことに気付かずに逃げる
・昼間から、他人の家に正面から素手で不法侵入、指紋をつけまくって逃げる。
・義兄は、前科者で足がつきやすいのに、デイヴィスの捜査に使っている
・義兄が犯人に襲われた可能性があるのに、犯人を警戒せずに正面突破しようとする
この【素人すぎる行動】が出るたびに、思わず「そりゃないわーー」と言ってしまった。
まぁ、開始30分くらいで、ひき逃げ事件を起こした時に、「検事なんか辞めてしまえ、クビになれ!」と思ったけど(笑)
さらに、昼間から堂々と窓から不法侵入して、素手であちこち触った時には、その素人っぷりにのけぞったし。
もしも、本当に優秀な検事がこれを観たら、「俺たちは、こんなバカじゃない」って言うんじゃないかって思いながら見てた(笑)

信念のない犯人に呆れる
キャラクター設定が甘いのは、ミッチだけではなく、彼を追い詰める男デイヴィスもそう。
そもそもデイヴィスは、過去に妻と娘を殺されたことがあり、その時の恨みから、旦那の留守中に女子供を襲いそうな前科者を狙って殺すという犯罪をしてきた人。
そのデイヴィスが、ミッチの奥さんと子供を狙うっていうのは、「ミイラ取りがミイラ」になったって話でしょう。
結局、自分が憎んでいた男になり下がってる(笑)
それには、口あんぐりだったよね。
信念はないのか。

サミュエル・L・ジャクソンがいて良かった
主人公のミッチを演じるのは、ドミニク・クーパー。
正直、このミッチをトム・クルーズが演じたとしたら、「トム・クルーズの映画なんだな」って思って、まだ理解できたかもしれない。
「一度の過ちが彼を窮地に追い込むが、命がけで妻子を救うことで再起する」みたいなキャッチで(笑)
しかし、残念ながら、ドミニク・クーパーには、まだその画力がない。
でも、この映画の根本的な問題は、脚本のキャラクター設定にあると思っているので、演技として問題はなかったと思う。
ミッチを追い詰める犯人デイヴィスを演じるのは、サミュエル・L・ジャクソン。
正直言って、この映画は彼がいなければ成立しなかったのではと思った。
サミュエル・L・ジャクソンの「表情で相手を威圧する」演技は見応えたっぷり。
デイヴィを尾行しているミッチに気付いて、窓を覗いたミッチをギロッとにらんだシーンとか、突然、家にやってくるデイヴィスとか、そこにいるだけで怖いのはさすがの演技力。
そこは、やはり画力のないドミニク・クーパーと、画力ありまくりのサミュエル・L・ジャクソンの違いがどうしても出てしまう。

キャラ設定こそが命のサスペンス映画
サスペンス映画って、「もしも、被害者と同じような目に遭ったら」とか、「こんな犯人に遭遇してしまったら」とか、映画の登場人物に感情移入して、登場人物たちと同じようにハラハラドキドキしながら観るのが、その面白さだと思う。
そのためにも、「感情移入しやすくするために」登場人物のキャラクターは、とても深く考えて設定して欲しい。
底が浅いと、感情移入できなくて、物語に集中できず、あら探しばっかりしちゃうことになっちゃうんだよねぇ
あぁ、残念だ。
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