ヘンリー・ホッパー主演の映画「永遠の僕たち」をNHK BSプレミアムで観た。

「死ぬ」ということに興味を持つ青年と、余命わずかの少女の恋と青春を描く。

満足度 評価】:★★★☆☆

「死」というテーマを扱った映画にも関わらず、決して悲しい雰囲気にはならず、むしろ希望を持てた終わり方が良いと思えた映画だった。


「永遠の僕たち」予告編 動画

(原題:Restless)




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キャスト&スタッフ


出演者

〇ヘンリー・ホッパー

〇ミア・ワシコウスカ


監督

ガス・ヴァン・サント


2010年製作 アメリカ映画



あらすじ


両親を事故で亡くし、高校を退学になった青年イーノック(ヘンリー・ホッパー)の親友はイーノックにしか見えない幽霊のヒロシ(加瀬亮)。

彼の趣味は葬式に行くこと。知らない人の葬式に行き、親族や友人の1人のフリをして弔辞を聞く。

ある時、幼い少年の葬式で、自分と同世代の少女アナベルと知り合う。

アナベルは病気を抱え、余命が3カ月だと宣告されているという。

初めは気の合う友人として会うようになったイーノックとアナベルだったが、次第に愛し合うようになり…。



永遠の僕たち



感想(ネタバレあり)


「死ぬこと」にとらわれる主人公イーノック


なんだかとても不思議な映画だった。

テーマは「死」なのに暗くはなく、むしろ希望を持って終わったところが良かった。


主人公の青年イーノックは、「死ぬこと」に非常に強く興味を持っている。

両親は事故で亡くなってしまい、親友は幽霊のヒロシ。

ヒロシは第二次大戦中に神風特攻隊に所属していたパイロットだ。

イーノックとヒロシは英語で会話をしていて、ゲームをしたり、イーノックが悩みをヒロシに打ち明けたりしている。

趣味は「葬式に行くこと」

見知らぬ人の葬式に行き、友人や親族のフリをして弔辞を聞いている。

この趣味、面白いなぁと思った。

楽しい、楽しくないは別として、呼ばれていない知らない人の葬式でも、いきなり教会に行って、弔辞を聞いたり、家族の様子を見たりすることができるんだと思った。

そうやって、いろんな人の人生を知ることもできるよね。



永遠の僕たち3



「生きる喜び」を感じるアナベル


そんなイーノックが、ある少年の葬式で知り合ったのがアナベルだった。

アナベルは余命が3カ月であり、病院の小児癌病棟で治療を受けている。

彼女にとって、死はとても身近なこと。

そして、毎朝生きていることに喜びを感じている。

彼女のセリフの中で、心に残ったセリフがある

「鳥が朝歌うのはなぜか。朝起きた時生きていることを知り、そのことに喜びを感じているから」

これ、素敵だなぁと思った。

朝の鳥の鳴き声が、生きている喜びの声だと思って聴くと、これまでとは違って聞こえてくるはず。

イーノックが「死」に憑りつかれているのなら、アナベルは「生命」の神秘を感じて日々を生きている。



永遠の僕たち2



辛いのは残された者か、先に逝く者か…


そんな2人が、会うようになってしばらく経つと、次第に愛し合うようになる。

すると、イーノックはアナベルの死を受け入れられなくなってくる。

こんなに愛しているのに、死んでしまうなんて…。

その時、ヒロシから渡された1通の手紙。

それは、ヒロシが「もう二度と戻れない」と思いながら、愛する人に宛てて書いた手紙だった。

しかし、その手紙は渡すことができず、常に大切に持ち歩いていた。

人が死ぬとき、つらいのは残された者か、それとも先に逝く者か。

先に行く者は残していく者に対し、新しい人生を幸せに過ごして欲しいと願う。

その思いを知ったイーノックは、笑顔でアナベルを見送ることに。



永遠の僕たち4



失ってから始まる人生と、亡くなった後に始まる人生


この映画を観ていて思ったのは、「死ぬことは怖くないこと」「きっといつかまた会える」という思いだった。

ヒロシが長い年月を経て「死」にとらわれたイーノックと出会ったように、アナベルも新しい人生が始まり、イーノックもまたアナベルのいない新しい人生が始まる。

両親の死も、アナベルの死も受け入れたイーノックは大人になり、ヒロシとは会わなくなるだろう。

というより、ヒロシがいなくても1人で歩いて行けるようになる。

きっと車にも乗れるようになるし、また新しい恋をするようになる。

それが生きる喜びであり、アナベルがイーノックに遺したものである。

その「生きている喜び」に感謝するところが、この映画の好きなところだった。





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