アンジェリーナ・ジョリー主演の映画「ソルト」をNHK BSプレミアムで観た。
二重スパイの容疑をかけられたCIA捜査官が、自分の身の潔白を証明するために孤軍奮闘するスパイアクション。
【満足度 評価】:★★★☆☆
アンジェリーナ・ジョリーのアクションは切れ味がよくて見応えあったけど、ストーリーがあまりにも荒唐無稽すぎて途中でどうでも良くなってしまった。
◆ネット配信で観る:「ソルト」(字幕版)
◆DVDで観る:「ソルト」
…(「不屈の男 アンブロークン」(監督のみ)、「マレフィセント」、「ボーン・コレクター」など)
〇リーヴ・シュレイバー
…(「スパイダーマン:スパイダーバース」(声の出演)、「犬ヶ島」、「チャック~”ロッキー”になった男~」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「ミッシング・ポイント」、「ディファイアンス」、「完全なるチェックメイト」、「ジゴロ・イン・ニューヨーク」など)
〇キウェテル・イジョフォー
…(「死の谷間」、「ドクター・ストレンジ」、「トリプル9 裏切りのコード」、「シークレット・アイズ」、「オデッセイ」、「それでも夜は明ける」、「アミスタッド」)
…(「ボーン・コレクター」など)
2010年製作 アメリカ映画

CIA捜査官のイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)の元にロシアのスパイだというオレグ・ワリシエヴィチ・オルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)が訪ねてくる。
オルロフが言うには、ソルトはロシアのスパイであるという。
オルロフにつけたウソ発見器は彼が真実を語っていると示したため、ソルトの同僚であるテッド・ウィンター(リーヴ・シュレイバー)と、ウィリアム・ピーボディ(キウェテル・イジョフォー)はソルトを疑い始める。
その状況を察したソルトは、その場から逃げ出してしまうのだが…。
幼い頃からロシアでスパイとして育てられたソルトが、大人になってCIAに入り、当初の計画通り二重スパイとなる。
しかし、ソルト本人はアメリカとロシアの間で心が揺れ動き、結局、アメリカに寝返ってしまうという話。
うーーーーん。
スパイの心が揺れ動くなんて、どんなスパイ教育してんだよーーーー(笑)
しかも、アメリカ人と恋に落ちたのきっかけでアメリカに寝返ったとしたら、物凄いチープな感じがするんだが…(笑)
それだったら、よっぽど韓国映画の「シュリ」の方が良くできていたと思うわ。
そもそも、2010年に製作された映画で、なぜ今さらロシア??っていうのも、時代遅れな感じがするし。
要所要所でピントがずれた作品だったような気がする。

アンジェリーナ・ジョリーのアクションシーンは素晴らしかったと思うんだよね。
キレもあったし、まるで「ミッション・インポッシブル」のトム・クルーズ顔負けだと思うぐらいのアクションを連発していた。
走ってる車に飛び乗ったり、追いかけてくるCIAエージェントをバサバサ倒していくところなんか、かなり見応えあったし、凄かったよね。
アンジーのアクションは「Mr.&Mrs.スミス」以来、久しぶりに輝くアンジーを観た気がして気持ち良かった。
やっぱり、この人はシリアスな演技をしているより、こうやって体を動かしている方が良いなぁとさえ思った。
それぐらい、魅力的なアンジーのアクションが観られる映画ではある。

しかし。
あまりにも話が荒唐無稽すぎる。
まず、ソルトがロシアとアメリカの二重スパイだっていうのは良しとしよう。
問題はそこから先。
ロシアにいる反米的な人たちを鼓舞するためにソルトが「ロシアの大統領を暗殺」するとか。
それをわざわざ人がたくさん集まるところで実行するとか。
で、ロシアのスパイと見せかけておいて、実はアメリカの味方でしたとか。
さらには、ホワイトハウスの地下に簡単に入り込めちゃったりとか。
しまいには、高い空の上をかなりのスピードで飛んでいるヘリコプターから真冬の川に飛び込んで、すぐに川から上がると、薄いシャツ一枚しか着てなくて、でも元気にそこから走り出すとか。
サイボーグですか??
なんか、そのうち途中でどうでも良くなっちゃって…(笑)
この荒唐無稽で薄っぺらなストーリー展開はどうにかならなかったんだろうか…。

結局、彼女は逮捕されず、アメリカの味方だろうと思わせ、そこから1人でロシアのKGBと戦うような雰囲気を匂わせ終了。
この中途半端な終わり方は、明らかに次回作を狙ってのものだろうと思ったんだけど。
その後、さっぱり次回作の話を聞かないのは、この映画が失敗作だったから??
あまりに時代遅れだから??
ここ数年でCIAの活躍といったら、イスラム系過激派組織との戦いばかりが描かれているのに、今さら焦点をロシアとの核戦争に持ってくるっていうのは、明らかな選択ミスだったように思う。
そのストーリーの選択ミスが荒唐無稽なストーリー展開につながり、せっかくのアンジェリーナ・ジョリーのアクションも生かされないまま終わった感じがしている。
うーーん。
なんだか、とてももったいないな。
そんな映画だったよ。
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◆DVDで観る:「ソルト」
二重スパイの容疑をかけられたCIA捜査官が、自分の身の潔白を証明するために孤軍奮闘するスパイアクション。
【満足度 評価】:★★★☆☆
アンジェリーナ・ジョリーのアクションは切れ味がよくて見応えあったけど、ストーリーがあまりにも荒唐無稽すぎて途中でどうでも良くなってしまった。
「ソルト」予告編 動画
(原題:SALT)◆ネット配信で観る:「ソルト」(字幕版)
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キャスト&スタッフ
出演者
〇アンジェリーナ・ジョリー…(「不屈の男 アンブロークン」(監督のみ)、「マレフィセント」、「ボーン・コレクター」など)
〇リーヴ・シュレイバー
…(「スパイダーマン:スパイダーバース」(声の出演)、「犬ヶ島」、「チャック~”ロッキー”になった男~」、「スポットライト 世紀のスクープ」、「ミッシング・ポイント」、「ディファイアンス」、「完全なるチェックメイト」、「ジゴロ・イン・ニューヨーク」など)
〇キウェテル・イジョフォー
…(「死の谷間」、「ドクター・ストレンジ」、「トリプル9 裏切りのコード」、「シークレット・アイズ」、「オデッセイ」、「それでも夜は明ける」、「アミスタッド」)
監督
〇フィリップ・ノイス…(「ボーン・コレクター」など)
2010年製作 アメリカ映画

あらすじ
CIA捜査官のイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)の元にロシアのスパイだというオレグ・ワリシエヴィチ・オルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)が訪ねてくる。
オルロフが言うには、ソルトはロシアのスパイであるという。
オルロフにつけたウソ発見器は彼が真実を語っていると示したため、ソルトの同僚であるテッド・ウィンター(リーヴ・シュレイバー)と、ウィリアム・ピーボディ(キウェテル・イジョフォー)はソルトを疑い始める。
その状況を察したソルトは、その場から逃げ出してしまうのだが…。

感想(ネタバレあり)
恋愛がらみで心揺れ動くスパイってどうなの??
幼い頃からロシアでスパイとして育てられたソルトが、大人になってCIAに入り、当初の計画通り二重スパイとなる。
しかし、ソルト本人はアメリカとロシアの間で心が揺れ動き、結局、アメリカに寝返ってしまうという話。
うーーーーん。
スパイの心が揺れ動くなんて、どんなスパイ教育してんだよーーーー(笑)
しかも、アメリカ人と恋に落ちたのきっかけでアメリカに寝返ったとしたら、物凄いチープな感じがするんだが…(笑)
それだったら、よっぽど韓国映画の「シュリ」の方が良くできていたと思うわ。
そもそも、2010年に製作された映画で、なぜ今さらロシア??っていうのも、時代遅れな感じがするし。
要所要所でピントがずれた作品だったような気がする。

アンジーのアクションは一見の価値あり!
アンジェリーナ・ジョリーのアクションシーンは素晴らしかったと思うんだよね。
キレもあったし、まるで「ミッション・インポッシブル」のトム・クルーズ顔負けだと思うぐらいのアクションを連発していた。
走ってる車に飛び乗ったり、追いかけてくるCIAエージェントをバサバサ倒していくところなんか、かなり見応えあったし、凄かったよね。
アンジーのアクションは「Mr.&Mrs.スミス」以来、久しぶりに輝くアンジーを観た気がして気持ち良かった。
やっぱり、この人はシリアスな演技をしているより、こうやって体を動かしている方が良いなぁとさえ思った。
それぐらい、魅力的なアンジーのアクションが観られる映画ではある。

2010年にロシアとの核戦争を題材にするのって時代遅れじゃない??
しかし。
あまりにも話が荒唐無稽すぎる。
まず、ソルトがロシアとアメリカの二重スパイだっていうのは良しとしよう。
問題はそこから先。
ロシアにいる反米的な人たちを鼓舞するためにソルトが「ロシアの大統領を暗殺」するとか。
それをわざわざ人がたくさん集まるところで実行するとか。
で、ロシアのスパイと見せかけておいて、実はアメリカの味方でしたとか。
さらには、ホワイトハウスの地下に簡単に入り込めちゃったりとか。
しまいには、高い空の上をかなりのスピードで飛んでいるヘリコプターから真冬の川に飛び込んで、すぐに川から上がると、薄いシャツ一枚しか着てなくて、でも元気にそこから走り出すとか。
サイボーグですか??
なんか、そのうち途中でどうでも良くなっちゃって…(笑)
この荒唐無稽で薄っぺらなストーリー展開はどうにかならなかったんだろうか…。

次回作がありそうな終わり方だったけど…
結局、彼女は逮捕されず、アメリカの味方だろうと思わせ、そこから1人でロシアのKGBと戦うような雰囲気を匂わせ終了。
この中途半端な終わり方は、明らかに次回作を狙ってのものだろうと思ったんだけど。
その後、さっぱり次回作の話を聞かないのは、この映画が失敗作だったから??
あまりに時代遅れだから??
ここ数年でCIAの活躍といったら、イスラム系過激派組織との戦いばかりが描かれているのに、今さら焦点をロシアとの核戦争に持ってくるっていうのは、明らかな選択ミスだったように思う。
そのストーリーの選択ミスが荒唐無稽なストーリー展開につながり、せっかくのアンジェリーナ・ジョリーのアクションも生かされないまま終わった感じがしている。
うーーん。
なんだか、とてももったいないな。
そんな映画だったよ。
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