率直な感想。「ひどい話だなぁ。これ」

公開当時に見たいなぁと思っていたのに見られず、WOWOWで放映していたのを見た

予告動画



あらすじ


フリーターの金子(加瀬亮)は、就職の面接に行くためにたまたま乗り合わせた乗車率250%の通勤電車で、痴漢と間違われる
その場で違うと主張したものの、そのまま警察へと連れていかれ、容疑者とされてしまう
起訴されるということ自体よく分かっていない金子は、当番弁護士に弁護を依頼するが、容疑を認めて示談を受け入れるように説得されてしまい…

感想: 痴漢もしていないのに、痴漢をしたと疑われたら・・・


公開当時に、この映画を見たいと思っていたのは、周防さんの作品だったからと、この痴漢冤罪という題材に興味があったから

というのも、被害者の女の人にもいろんな人がいて、痴漢なんてされていないのに、痴漢されたと言い切る人もいるし、逆に、ひどい痴漢をされていても、嫌だと言えずに泣き寝入りしてしまう人もいる。そういう女性たちを普段から見ていて、世間的にも、前者のような困った人もいるとある程度認識されているのに、女性側が痴漢被害を訴えた場合は、被害者となる女性側にとても有利で、そんな女性に、たまたま出会ってしまった男性は大変なことになってしまう

その辺りについて、男性の監督がどう描いているのかなっていうことに、すごく興味があった

映画としては、全ての痴漢が冤罪だと言っているわけではなく、こんな風に、「たまたま痴漢と勘違いされた人が、冤罪になってしまう可能性がある」と描いている

私の認識では、犯罪の証拠がそろわず、容疑者の白黒がつきにくかった場合、「疑わしきは罰せず」で、無罪放免になるんだと思ってた。

この映画によれば、痴漢の場合は、そうではなく、本人が認める認めない、証拠がある無いに関わらず、「疑わしきは罰しろ」になってしまう。ひどい話だよね。全然納得がいかないよ。何もしてないのに犯罪者だなんて

それでもボクはやってない

もし、これが身近な人に起こったら・・・


もし、これが、働き盛りのお父さんだったら、どうだろう

痴漢なんてしていないのに、誰にも、信じてもらえなかったらどうだろう。仕事も失えば、家族も失うかもしれない、友人だって、親戚だっていなくなるかもしれない。最悪の場合、何もしてないのに、人生の全てを失ってしまうかも。

不条理な話だよね…。ホント

できることなら、こんな冤罪を無くすためにも、電車の中に監視カメラつけて欲しい…

これが、裁判員裁判になっている今は、さらに被害者の言い分が同情を集めて、有利になっていて、こういう冤罪が増えているんじゃないかって心配になってくる

もしも、我が家の父が、そんな冤罪をかぶせられたら、どうしよう。

想像しただけで、生きた心地がしない。きっと母は病気で寝込むに違いない。

だからこそ、お願いがある

警察も、弁護士も、検事も、「痴漢には証拠がないから」なんて言ってないで、例えば痴漢が多い路線だけでも、監視カメラをつけるなりの対策を考えて欲しい

この映画を思い起こそうとすると、最後に呆然とした顔で、判決を言い渡した裁判長の顔を見つめる金子の顔しか思い浮かばない


裁判を取材をした監督の思い


監督は、周防正行。「ファンシイダンス」「シコふんじゃった」「shall we ダンス?」を監督

今回は、3年半に及ぶ裁判への取材の上で、理不尽な裁判の実態について映画化したくなったそう。

確かに、私もこの映画から学ぶことがたくさんあった。一人でも多くの人が、この裁判の事実を知って、一人でも冤罪の人が少なくなれば良いとこころから願う




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