人気シリーズ「スター・ウォーズ エピソード3/シスの逆襲」をWOWOWで観た。
アナキン・スカイウォーカーがダースベーダーになるまでを描く。
【満足度 評価】:★★★★☆
スターウォーズシリーズを観る上で、絶対に欠かせないエピソード。
1人の青年が独裁者へと変貌していく姿は必見。
◆「スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐」DVD
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〇 「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」観ました!!
映画の感想はこちらから →「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」アナキンの心に芽生える悲しみ・怒り・孤独が闇へとつながり悪の帝王〔ダースベーダー〕を生み出す土壌に【感想】
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出演者
〇ユアン・マクレガー
…(「プーと大人になった僕」、「ゴーストライター」、「トレインスポッティング2」、「美女と野獣」、「われらが背きし者」、「8月の家族たち」、「天使と悪魔」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」、「トレインスポッティング」など)
〇ナタリー・ポートマン
…(「プラネタリウム」、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「ブラック・スワン」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」、「レオン」など)
〇ヘイデン・クリステンセン
…(「クライム・スピード」、「海辺の家」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」など)
〇サミュエル・L・ジャクソン
…(「キャプテン・マーベル」、「ミスター・ガラス」、「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「ヘイトフル・エイト」、「キングスマン」、「ビッグ・ゲーム」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー」、「ロボコップ」、「ダウト・ゲーム」、「ターザン:REBORN」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」など)
〇クリストファー・リー
…(「リスボンに誘われて」、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」など)
〇イアン・マクディアミッド
…(「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」など)
〇ジョージ・ルーカス
2005年製作 アメリカ映画

分離主義者と共和国との対立が激化する中、共和国のパルパティーン議長(イアン・マクディアミッド)が誘拐されてしまう。
オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)とアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)はパルパティーン議長を救うため敵陣に乗り込み、ドゥークー伯爵(クリストファー・リー)を倒し、無事に議長を救出するが、主犯のグリーバス将軍を逃がしてしまう。
ジェダイ・マスターのオビ=ワンはグリーバスの逮捕に向かうが、その間、パルパティーン議長の警護についたアナキンは、次第にパルパティーンと親しくなり、次第に彼の言動に心酔するようになってしまう…。

エピソード3の見どころは、なんと言っても「アナキンがダースベーダーになる」までの過程。
これまで、幼い頃に別れた母を殺されたり、稀れに見るフォースの持ち主であるにも関わらずジェダイとしてなかなか認められない焦りなどを感じてきたアナキン。
その彼にとって、「真の理解者」が現れる。
彼の能力の高さと、孤独、心の闇を誰よりも知る者。
それが、闇の帝王ダース・シディアスだった。
「誰よりも認められたい」「もっと大きな権力を手に入れたい」と願う彼の野心が、彼の心に隙を作っていた。
何よりも彼のたぐいまれなフォースの力を必要としていたダース・シディアスは、その心の隙間からアナキンの心を鷲掴みにしていった。
その様子はまるで、有名大卒の優秀な若者を新興宗教に洗脳させるインチキ教祖のようだったのが非常に興味深かった。
優秀だから、優秀であればあるほど、「認められたい」という願望が強く、その野心が心に隙を作るんだなと感じた。

この世で稀に見るフォースの持ち主だと、ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンに言われたアナキン・スカイウォーカー。
幼い頃は奴隷として暮らし、苦労を共にした母とは、彼がジェダイの修行を受けるために別れて暮らすこととなるが、その後、殺されてしまう。
その最愛の母が殺された時に、彼は悲しみ・憎しみ・怒りという感情を知り、またその怒りが制御できずに母を殺した関係者を全て無実の人間も含め虐殺してしまう。
それが、彼にとって初めてできた心の闇だった。
その後、ジェダイとして精進するも、彼の持つ類稀なフォースの才能を「認められたい」、「もっと大きな世界を支配したい」という野心が芽生えるようになる。
そんな彼の野心に付け込んだのが、悪の枢機卿ダーク・シディアスだった。
初めは、彼と同じ共和国側の人間として近づき、徐々に彼の心を洗脳していく。
アナキンにとっては、師匠のオビ=ワンよりもダーク・シディアスの方が、彼の本当の心の内を理解してくれていると感じるようになっていく。
何よりも、彼には果てしない底なしの野心の沼があり、それを理解できたのはダーク・シディアスだけだったのだ。

そして、彼に追い打ちをかけたのは「パドメを失う」という恐怖感だった。
愛する母を失うという経験をして以来、アナキンの心の拠り所はパドメだった。
しかし、身分違いにより禁じられた恋だった二人は、秘密裏に結婚をし、2人の間には子供ができていた。
一見、幸せの絶頂のような2人。
ところが、そんな中、アナキンは毎晩パドメが死んでしまう夢にうなされてしまう。
それは、母が殺された時と同じだった。
日々、募っていくその恐怖がアナキンを怯えさせ、その心の拠り所がダース・シディアスへと向かっていってしまう。
そんな夢を見てしまうのも、「偉大なるフォースの持ち主」のアナキンだからこそであり、そのレベルで理解できるのはジェダイならばヨーダのみ。
ところが、ヨーダは彼に解決の道を示してくれなかった。
しかし、ダース・シディアスは「私を信じればパドメは救われる」と明確な道を示してきたから、彼の心はダークサイドへと落ちていってしまう。
そこは、ヨーダがダース・シディアスがという話ではなく、アナキンの心の弱さがダークサイドへと落としていく要因になってしまった。
結局は、アナキンがダークサイドに落ちた悲しみから、パドメは意識を失い、そのまま目覚めることなく亡くなってしまう。
それを知ったアナキンは、深い悲しみの底に落ち、暗黒の帝王「ダース・ベイダー」として君臨することとなった。
それから先、オビ=ワンは弟子が暗黒の帝王になったことと、「あの時、とどめを刺しておけば良かった」という思いに悩まされ続けるに違いない。

パドメは亡くなる直前に双子を出産。
息子のルークと娘のレイアと名付けられる。
レイアは共和国の議員一家に、ルークはアナキンの母の息子、アナキンにとって義理の弟の手に預けられる。
そこから、スター・ウォーズ第2章が始まる。
その第2章が始まる前のスピンオフ作品して制作されたのが「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」だ。
このエピソード3のラストにもチラッと出てくるデス・スターの設計図にまつわる物語のはず。
どんな話になっているのか、とても楽しみ。
そして、その後はエピソード4から先をもう一回、ちゃんと見直したい。
エピソード2で、「私はいつかお前に殺されると思う」と冗談ぽく言った話が現実になってしまったオビ=ワンとダース・ベイダーの対決。
そして、「I'm your father」の名言で知られるダース・ベイダーとルークの対決。
いろんな出来事の積み重ねがあって出来上がっている世界観なんだなぁと思う。
そして、やっぱり、私はこの世界観が大好きだ。
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1人の青年が独裁者へと変貌していく姿は必見。
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キャスト&スタッフ
出演者
〇ユアン・マクレガー
…(「プーと大人になった僕」、「ゴーストライター」、「トレインスポッティング2」、「美女と野獣」、「われらが背きし者」、「8月の家族たち」、「天使と悪魔」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」、「トレインスポッティング」など)
〇ナタリー・ポートマン
…(「プラネタリウム」、「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」、「ブラック・スワン」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」、「レオン」など)
〇ヘイデン・クリステンセン
…(「クライム・スピード」、「海辺の家」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」など)
〇サミュエル・L・ジャクソン
…(「キャプテン・マーベル」、「ミスター・ガラス」、「インクレディブル・ファミリー」(声の出演)、「ヘイトフル・エイト」、「キングスマン」、「ビッグ・ゲーム」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー」、「ロボコップ」、「ダウト・ゲーム」、「ターザン:REBORN」、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」など)
〇クリストファー・リー
…(「リスボンに誘われて」、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」など)
〇イアン・マクディアミッド
…(「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」、「スター・ウォーズ/エピソード2 クローンの攻撃」など)
監督・脚本・製作総指揮
〇ジョージ・ルーカス
2005年製作 アメリカ映画

あらすじ
分離主義者と共和国との対立が激化する中、共和国のパルパティーン議長(イアン・マクディアミッド)が誘拐されてしまう。
オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)とアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)はパルパティーン議長を救うため敵陣に乗り込み、ドゥークー伯爵(クリストファー・リー)を倒し、無事に議長を救出するが、主犯のグリーバス将軍を逃がしてしまう。
ジェダイ・マスターのオビ=ワンはグリーバスの逮捕に向かうが、その間、パルパティーン議長の警護についたアナキンは、次第にパルパティーンと親しくなり、次第に彼の言動に心酔するようになってしまう…。

感想(ネタバレあり)
優秀な若者の野心につけこむ闇
エピソード3の見どころは、なんと言っても「アナキンがダースベーダーになる」までの過程。
これまで、幼い頃に別れた母を殺されたり、稀れに見るフォースの持ち主であるにも関わらずジェダイとしてなかなか認められない焦りなどを感じてきたアナキン。
その彼にとって、「真の理解者」が現れる。
彼の能力の高さと、孤独、心の闇を誰よりも知る者。
それが、闇の帝王ダース・シディアスだった。
「誰よりも認められたい」「もっと大きな権力を手に入れたい」と願う彼の野心が、彼の心に隙を作っていた。
何よりも彼のたぐいまれなフォースの力を必要としていたダース・シディアスは、その心の隙間からアナキンの心を鷲掴みにしていった。
その様子はまるで、有名大卒の優秀な若者を新興宗教に洗脳させるインチキ教祖のようだったのが非常に興味深かった。
優秀だから、優秀であればあるほど、「認められたい」という願望が強く、その野心が心に隙を作るんだなと感じた。

「認められたい」「世界を手に入れたい」という野心の裏側にある闇
この世で稀に見るフォースの持ち主だと、ジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンに言われたアナキン・スカイウォーカー。
幼い頃は奴隷として暮らし、苦労を共にした母とは、彼がジェダイの修行を受けるために別れて暮らすこととなるが、その後、殺されてしまう。
その最愛の母が殺された時に、彼は悲しみ・憎しみ・怒りという感情を知り、またその怒りが制御できずに母を殺した関係者を全て無実の人間も含め虐殺してしまう。
それが、彼にとって初めてできた心の闇だった。
その後、ジェダイとして精進するも、彼の持つ類稀なフォースの才能を「認められたい」、「もっと大きな世界を支配したい」という野心が芽生えるようになる。
そんな彼の野心に付け込んだのが、悪の枢機卿ダーク・シディアスだった。
初めは、彼と同じ共和国側の人間として近づき、徐々に彼の心を洗脳していく。
アナキンにとっては、師匠のオビ=ワンよりもダーク・シディアスの方が、彼の本当の心の内を理解してくれていると感じるようになっていく。
何よりも、彼には果てしない底なしの野心の沼があり、それを理解できたのはダーク・シディアスだけだったのだ。

理解者を失うという恐怖感
そして、彼に追い打ちをかけたのは「パドメを失う」という恐怖感だった。
愛する母を失うという経験をして以来、アナキンの心の拠り所はパドメだった。
しかし、身分違いにより禁じられた恋だった二人は、秘密裏に結婚をし、2人の間には子供ができていた。
一見、幸せの絶頂のような2人。
ところが、そんな中、アナキンは毎晩パドメが死んでしまう夢にうなされてしまう。
それは、母が殺された時と同じだった。
日々、募っていくその恐怖がアナキンを怯えさせ、その心の拠り所がダース・シディアスへと向かっていってしまう。
そんな夢を見てしまうのも、「偉大なるフォースの持ち主」のアナキンだからこそであり、そのレベルで理解できるのはジェダイならばヨーダのみ。
ところが、ヨーダは彼に解決の道を示してくれなかった。
しかし、ダース・シディアスは「私を信じればパドメは救われる」と明確な道を示してきたから、彼の心はダークサイドへと落ちていってしまう。
そこは、ヨーダがダース・シディアスがという話ではなく、アナキンの心の弱さがダークサイドへと落としていく要因になってしまった。
結局は、アナキンがダークサイドに落ちた悲しみから、パドメは意識を失い、そのまま目覚めることなく亡くなってしまう。
それを知ったアナキンは、深い悲しみの底に落ち、暗黒の帝王「ダース・ベイダー」として君臨することとなった。
それから先、オビ=ワンは弟子が暗黒の帝王になったことと、「あの時、とどめを刺しておけば良かった」という思いに悩まされ続けるに違いない。

第1章の終わりと第2章の始まりと、その間のスピンオフ
パドメは亡くなる直前に双子を出産。
息子のルークと娘のレイアと名付けられる。
レイアは共和国の議員一家に、ルークはアナキンの母の息子、アナキンにとって義理の弟の手に預けられる。
そこから、スター・ウォーズ第2章が始まる。
その第2章が始まる前のスピンオフ作品して制作されたのが「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」だ。
このエピソード3のラストにもチラッと出てくるデス・スターの設計図にまつわる物語のはず。
どんな話になっているのか、とても楽しみ。
そして、その後はエピソード4から先をもう一回、ちゃんと見直したい。
エピソード2で、「私はいつかお前に殺されると思う」と冗談ぽく言った話が現実になってしまったオビ=ワンとダース・ベイダーの対決。
そして、「I'm your father」の名言で知られるダース・ベイダーとルークの対決。
いろんな出来事の積み重ねがあって出来上がっている世界観なんだなぁと思う。
そして、やっぱり、私はこの世界観が大好きだ。

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