ミシェル・ウィリアムズの映画「フランス組曲」をWOWOWで観た。

第二次大戦下のフランスで、ドイツ兵とフランス人女性の許されない恋を描く。


満足度 評価】:★★★★☆

言葉にしなくても、見つめ合えば気持ちが通じ合える。

その見つめ合う二人の視線に泣けた。

「フランス組曲」予告編 動画

(原題:SUITE FRANCAISE)




「フランス組曲」 DVD

フランス組曲 [DVD]

新品価格
¥3,172から
(2017/2/7 23:42時点)



キャスト&スタッフ


出演者

ミシェル・ウィリアムズ
…(「アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング」、「ヴェノム」、「ゲティ家の身代金」、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」、「ブロークバック・マウンテン」、「マリリン 7日間の恋」、「OZ はじまりの戦い」など)

マティアス・スーナールツ
…(「レッド・スパロー」、「ベルサイユの宮廷庭師」、「リリーのすべて」、「ラスト・ボディガード」など)

クリスティン・スコット・トーマス
…(「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」、「パリ3区の遺産相続人」、「イングリッシュ・ペイシェント」、「海辺の家」など)

マーゴット・ロビー
…(「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」、「グッバイ・クリストファー・ロビン」、「死の谷間」、「ピーターラビット」(声の出演)、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」、「スーサイド・スクワッド」、「ターザン:REBORN」、「フォーカス」、「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」など)

サム・ライリー
…(「フリー・ファイヤー」、「高慢と偏見とゾンビ」など)

〇トム・シリング

ランベール・ウィルソン
…(「レイジング・ドッグス」、「マトリックス リローデッド」など)

監督

〇ソウル・ディヴ
…(「ある侯爵夫人の生涯」)

2014年製作 フランス、イギリス、ベルギー合作映画

フランス組曲

あらすじ


1940年フランスの田舎町。

出征した夫を待ちながら義母(クリスティン・スコット・トーマス)と共に暮らすリュシル(ミシェル・ウィリアムズ)。

パリがドイツ軍に占領されてから一週間ほどたった頃、リュシルが暮らす街にもドイツ軍が駐留することになった。

彼らが駐留する間、義母の家はその町でも一番の金持ちだったことから、空き部屋をドイツ軍中尉ブルーノ(マティアス・スーナールツ)に貸すことになってしまう。

ドイツ兵が、同じ屋根の下で暮らすことを恐怖に感じていたリュシルだったが、ブルーノが音楽好きでピアノを弾いている姿を見て、少しずつブルーノへの警戒心がとけていった…。

フランス組曲3


感想(ネタバレあり)


アウシュビッツから見つかった禁断の恋


この映画「フランス組曲」の原作は、アウシュビッツの収容所から見つかったものだった。

原作者のイレーヌ・ネミロフスキーが娘に遺した1つの鞄の中から発見されたのが、小説「フランス組曲」だったという。

そこに描かれていたのは、フランス人女性とドイツ兵の許されない恋。

ユダヤ人の原作者からしたらドイツ兵は憎むべき敵なのに。

もしかしたら、戦争の最中、原作者のイレーヌはリュシルのように心優しいドイツ兵に出会ったのかもしれない。

そうではなくて、むしろ、悲惨な現状から心を解放するために書いたファンタジー小説なのかもしれない。

それとも、純粋にリュシルのようなフランス人になりたかったのかもしれない。

小説「フランス組曲」は、遺族により2004年にフランスで発売されベストセラーとなる。


原作本「フランス組曲」

フランス組曲

中古価格
¥3,665から
(2017/2/7 23:46時点)



フランス組曲4

心を囚われていたリュシル


主人公のリュシルは、あまり幸せとはいえない暮らしをしていた。

そもそも、夫は父が勝手に決めた結婚相手であり、彼女が望んだ結婚ではなかった。

結婚して間もなく夫は戦地へ行ってしまい、夫の帰りを待ちながら義母と2人暮らしをしていた。

義母の厳格な性格と、母に任される仕事(貧しい人たちからの集金)が苦痛で、義母との暮らしはまるで戦争のようだった。

いや~辛いと思うわ。

そもそも、戦争でいろんな自由が奪われている時に、お義母さんとても厳しそうな方だし、顔も怖いし、大好きなピアノを弾いたら怒られる。

どうやって、平静を保ったらいいのか分からない。

そんな生活だったと思う。


フランス組曲5

2人の心をつないだのは音楽


そんなリュシルの心を解放してくれたのが、ブルーノだった。

穏やかで、多くを語らないブルーノだったが、2人の間には共通の趣味、音楽があった。

ブルーノは作曲家で、常に音楽を書いていた。

この映画の中でロマンティックだなぁと思ったのは、彼が作曲した音楽をちょっとずつリュシルにプレゼントしていくところ。

大きな箱をドキドキしながら明けると、そこには楽譜の切れ端があって、そこに曲が買いてある。

リュシルは楽譜が読めるから、そこから先が気になってしまう…。

あぁ~、なんてロマンティックなんだろうと思った。

そんなドキドキする出来事が、窮屈な毎日からリュシルを解放していってくれた。

そして当然、2人は愛し合うようになる。

私の生活からすると、誰かが隣でピアノを弾いてくれたりとか、歌を歌ってくれたりとか、そんな生活が考えられないから、曲を書いてくれるなんて、それだけですごく素敵なことだと思った。

しかし、彼らはフランス人とドイツ兵。

当然、許されない間柄だった。


フランス組曲2

見つめ合えば互いの心が分かり合える2人


この2人の物語がとても切ないのは、お互いに「愛している」という言葉を交わさないこと。

しかし、見つめ合えばお互いに思い合っていることが伝わってしまう。

その2人の見つめ合っている視線が熱い。

本当に愛し合っていることが分かる視線を交わしている。

この2人の女優と俳優の演技の素晴らしいこと。

彼らの見つめ合っているシーンだけで、十分この映画を表していると思った。

その演技の素晴らしさで、観ている私までドキドキしてしまうシーンだった。

そして、2人は戦争が終わったら生きて再会することを誓うが、ブルーノは戦死してしまう。

戦争がなければ出会うことすらもなかった2人。

そのやるせなさがなんとも切ない作品だった。



↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村





「フランス組曲」 DVD

フランス組曲 [DVD]

新品価格
¥3,172から
(2017/2/7 23:42時点)



原作本「フランス組曲」

フランス組曲

中古価格
¥3,665から
(2017/2/7 23:46時点)