小日向文世主演、矢口史靖監督の映画「サバイバルファミリー」を映画館で観た。

ある日突然、電気がなくなったら…。電気が使えなくなった世界をシミュレーションするコメディ映画。


満足度 評価】:★★★★☆

面白かったなぁ。最初は笑いながら観ていたが、途中で笑えなくなり、最後には「私だったら、こんな時どうするだろう…」と真剣に考えながら観た

私は、かなりの確率で生きていけない自信がある。


「サバイバルファミリー」予告編 動画





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キャスト&スタッフ


出演者

小日向文世
…(「アウトレイジ ビヨンド」、「アウトレイジ」、「ザ・マジックアワー」など)

深津絵里
…(「ザ・マジックアワー」など)

〇泉澤祐希

〇葵わかな

柄本明
…(「天空の蜂」、「愛を積む人」、「座頭市」など)

〇大地康雄

〇時任三郎

〇藤原紀香

監督・脚本

〇矢口史靖


2017年製作 日本映画



サバイバルファミリー



あらすじ


サラリーマンの鈴木義之(小日向文世)は、ある日目覚めると家の電気が停電していることに気付く。

しかし、家の電気は妻の光恵(深津絵里)にまかせ、自分はいつも通り出勤し、息子・賢司(泉澤祐希)は大学へ、娘・結衣(葵わかな)は高校へ登校する。

しかし、停電しているのは鈴木家だけでなく、その地域一帯であり、電車も動かいていない。

義之はなんとか徒歩で出勤したものの、パソコンが動かず仕事にならない…。

そして、地域一帯の停電はその日だけでは復旧せず、次の日も続くのだった…。


サバイバルファミリー2

感想(ネタバレあり)


だんだん笑えなくなるサバイバルコメディ


「ある時、この世から電気がなくなったらどうなるか…」についてシミュレーションしたコメディ映画。

もしもこれがハリウッド映画なら、シュワルツェネッガーやスタローンやドウェイン・ジョンソンのようなヒーローが登場して、なんとかしてくれるんだろう。



しかし、この映画はそんな現実離れしたパニック映画ではない。

本気のサバイバルであり、本気のシミュレーションだった。



というのも、私たちは震災の時に似たような経験をしている。

あの時の恐怖を思い起こさせるようなシーンが満載されていたから、余計にリアリティを感じる。



電車が止まり、徒歩で通勤し、「飲料水」の争奪戦が始まる。

初めは笑っていたものの、途中からあまりにリアルで笑えなくなる。



そして、なんとも面白いのは、役人が誰一人として助けに来ないところだ。

街から警察も消防も自衛隊も消える。

もしも、電気がなくなったら、国でさえも機能しなくなるのだ。



だから、本当にそんなことが起きたら私たちは自分で自分の身を守らなくてはいけない

これは、矢口史靖 監督が考えた「もしも電気が無なくなったら」シミュレーションである。




サバイバルファミリー3



ボタン一つで何事も解決する現代のありがたさを知る


矢口版のシミュレーションでは、こんな時に強いのは「田舎暮らし」だと提案する。

自分で畑を耕し、井戸水を飲み、薪で火を起こし、五右衛門風呂に入っているようなど田舎。

今は、田舎だってそんな生活している人はなかなか珍しいだろう。



たしかに、そんな生活だったら電気がなくても生活していける。

しかし、この映画はそんな「田舎暮らし」を称賛しているわけではない

「こんな時に強いのは田舎暮らしだよ」と提案しているだけだ。



でも、そんな「田舎暮らしプレゼンテーション」を観ていると、田舎暮らしの良さを知ることになる。

と、同時に、都会暮らしの便利さも知ることになる。

電気がなくなったことで改めて思い知らされる「温故知新」である。



例えば豚の燻製、蒸気機関車、釣れたての魚の美味しさ、かまどで炊くご飯、五右衛門風呂などなど。

今ではすっかり忘れられてしまったものの良さを改めて感じさせてくれる

しかし、それと同時に、今では何事もボタン一つでできてしまうありがたさを感じるのである。




サバイバルファミリー5



自分なりにシミュレーションしながら観る


そして、この鈴木一家がサバイバルしている様子を観ながら、

私だったら、この時どうするだろう

と、自分なりのシミュレーションを考える



きっと、それぞれの人が、その時、家族、友人、恋人、職場、学校、様々な人と場所をシミュレーションし、「私だったらこう動く、こうなったら嫌だ」と妄想するようになる。



この映画の狙いはそこにあるのではと思う。

観客一人一人に「もしも、電気がなくなったらどうするか」を考えさせる

正直言って、私はスマホを片時も離せない生活をしているので、こんな事態が発生したら生きていけない。



しかも、両親は年老いているので、今いる場所(横浜)から離れることができない。

ところが、横浜は人口が過密な上に近所に畑も井戸もない。

確実に生きていけない…。

1日や2日ならまだしも、2年半とか…。無理…。



サバイバルファミリー4



最後に必要なのは、「お金」ではなく「人」


この映画を観て分かったのは、人が生きるか死ぬかの状態になった時に必要なのは、お金でもなく、立派な家でもなく、支え合う人の存在とその人への気持ちだということ。



鈴木一家は、母光恵の実家が気になり東京から鹿児島まで歩いて向かう。

はじめのうちは家族がそれぞれ自分のことしか考えてなくて、決して仲の良い家族とは言えなった

ところが、様々な難問や困難を乗り越えていくうちに、互いに助け合うようになり、「鹿児島のおじいちゃん、おばあちゃんに会う」という共通の目標に向かって、家族の心が一つになっていく。



私は、彼らのそんな様子を観ながら、

「もしも、私が彼らの立場だったら、私が頼りにするのは誰なんだろう…」とか、

「あの人は、こんな時どうするんだろう…」なんてことを考えながら観ていた。



そうやって自分でシミュレーションしてみたら、本当に自分にとって大切な人の存在が見えてきて、自分はこれから何を大切にして、どういう行動をしたらいいのかが見えてくる

この映画は、「もしも、この世から電気がなくなったらどうすべきか」と考え、自分と向き合うことができる作品だ。



人は1人じゃ生きていけない。

そして、きっと全ての人に大切にしたい人がいるはず。

この映画を観ながら、いつかくる大地震に備えて、そんなことを考えてみるのもいいかもしれない。






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