人気シリーズ第1弾「アベンジャーズ」をWOWOWで観た。
マーベルコミックの人気ヒーローたちが力を合わせて地球を救う。

【満足度 評価】:★★★★☆
何度観ても面白い、いやむしろ、観れば観る程味が出る。
一通りマーベル作品を見て、またここに戻ってくると、この後に続く物語に向けて最初からちゃんと伏線が張られていることが分かる。
迫力あるアクションだけ見てても面白いし、それぞれのキャラクターにキチンと個性があって物語に奥行きがある。
だから、このシリーズは何度観ても面白いんだと思う。
…(「スパイダーマン:ホームカミング」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「ジャッジ 裁かれる判事」、「アイアンマン」、「シャーロック・ホームズ」など)
〇クリス・エヴァンス
…(「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」など)
〇マーク・ラファロ
…(「スポットライト 世紀のスクープ」、「コラテラル」、「フォックスキャッチャー」、「はじまりのうた」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「シャッター アイランド」など)
〇クリス・ヘムズワース
…(「ラッシュ/プライドと友情」、「白鯨との闘い」、「スノーホワイト」、「ゴーストバスターズ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「パーフェクト・ゲッタウェイ」など)
〇スカーレット・ヨハンソン
…(「SING/シング」、「ジャングル・ブック」(声のみ)、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「LUCY ルーシー」、「ヘイル・シーザー!」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「真珠の耳飾りの少女」、「アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」、「her/世界で一つの彼女」、「ママが遺したラヴソング」など)
〇ジェレミー・レナー
…(「メッセージ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル」、「ミッション:インポッシブル/ローグネイション」、「ザ・タウン」など)
〇ステラン・スカルスガルド
…(「われらが背きし者」、「天使と悪魔」、「ドラゴン・タトゥーの女」、「レイルウェイ 運命の旅路」、「しあわせはどこにある」、「シンデレラ」、「アミスタッド」など)
〇サミュエル・L・ジャクソン
…(「キャプテン・マーベル」、「キングコング:髑髏島の巨神」、「ヘイトフル・エイト」、「キングスマン」、「ビッグ・ゲーム」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー」、「ターザン:REBORN」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「ダウト・ゲーム」、「ロボコップ」、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」など)
〇グウィネス・パルトロウ
…(「アイアンマン」、「コンテイジョン」、「恋におちたシェイクスピア」など)
〇トム・ヒドルストン
…(「キングコング:髑髏島の巨神」、「アイ・ソー・ザ・ライト」、「ハイ・ライズ」など)
…(「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」など)
2012年制作 アメリカ映画
地球から遠く離れた星アスガルドから、地球にある光る石のパワーで地球を征服しようと目論んだロキ(トム・ヒドルストン)は、SHIELDからその石を奪って逃走。
SHIELDの長官フューリーは、地球絶滅の危機を阻止するべくこれまで極秘にされてきたアベンジャーズ計画を実行する。
アベンジャーズ計画とは、地球にいるスーパーヒーローたちの力を集結し、地球を危機から守るというもの。
フューリーにより、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ハルク(マーク・ラファロ)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)が呼び寄せられ、ロキを追ってアスガルドからやってきたソー(クリス・ヘムズワース)もその一員に加わる。
そして、彼らはロキの居所を掴むのだが…。

このMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの作品は、噛めば噛むほど味が出る作品だ。
新作が公開された後に、過去の作品を見返すと、最初からちゃんとつながるように伏線が張られている。
大きなクモの巣の中心に「アベンジャーズ」という大きなクモがいて、そこから放射状かつ複雑に張られた糸の上に各キャラクターがいる。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、マイティ・ソーなどなど…。
それぞれが独立し、自分たちの世界を築いているが、その全てがこの「アベンジャーズ」を中心にしてつながっている。
もちろん、それぞれの独立した世界だけを観ても十分楽しめる。
しかし、もしも全体像を観たいなら、MCUの全部の作品を観ることをおススメする。
特に、この「アベンジャーズ」シリーズの第一作であるこの作品は、とても重要な位置にある。

私はMCUのシリーズ作品を一通りみた後に、久しぶりにこの第一作目に帰ってきた。
そこで改めて気付かされたのは、トニーとキャップの対立は既に最初から始まっていたということだ。
というのも、そもそもキャップが冷凍保存され、愛する恋人の元に帰れなかったのは、元々自分の責任ではあるが、トニーの父に引きずり込まれたと思っている部分が強いのではないかと思った。
だから、キャップはトニーに対し初対面の時から全く愛想がない。
と同時に、トニーも父から「偉大なるキャプテンアメリカの伝説」を嫌という程聞かされてきて、ちょっとしたジェラシーのような感情を持っていた。
さらに、キャップはマッチョで保守的な「古いタイプの軍人」である。
(SHIELDの戦艦に乗った時、その景色の美しさに、思わず黒人のフューリーにチップを渡してしまうという場面は、古いアメリカそのものである)
逆にトニーは、リッチな発明家であり「武器製造を放棄して、戦争のない平和な地球」を目指すリベラル派のビジネスマンである。
その根本的な思想の違いは、この「アベンジャーズ」の第一作目から既に描かれていた。
その2人を中心の軸として描き、アメリカの二大政党制をそのままこの2人に投影させ、生い立ちや思想は違っても、緊急時は助け合うことの必要性を描くのが、この「アベンジャーズ」である。
この映画はヒーローものではあるけれども、決して小さい子供が観て喜ぶような作品ではない。

この映画の面白さは、各キャラクターの個性にある。
トニーとキャップについては前述したが、怒れる科学者のハルク、神様失格のソー、気が優しくてしっかり者のブラック・ウィドウやホーク・アイ。
そして、今回の悪者でかまってちゃんの魔法使いロキ。
正直なところ、「ヒーローらしいヒーロー」と言ったら、「キャプテン・アメリカ」だけである。
あとはそれぞれが弱点や人間的な欠点を抱えながらヒーローとして生きている。
ハルクなんか、ヒーローかそうじゃないか、かなり微妙なところだ(笑)
彼らの個性がしっかりしているのは、原作があるという強みから来ている。
スタン・リー(今回はラストの「NY市民へのインタビュー動画」のうちの1つに登場)というクリエイターがいて、彼がコミックだけでなく、映画の製作総指揮として加わり、MCUの持つ世界観を保っているからこそなのだと思う。
また、「欠点を持った人たち」がヒーローになることで、これまで描かれてきた「ヒーロー像」のステレオタイプを打ち破り、「人間は完璧にはなれないし、だからこそ素晴らしい」と思える作品になっている。

しかし、なんと言っても、この映画で楽しいのは怒涛のアクションシーンである。
この第一作の「アベンジャーズ」は2012年に製作された映画であるが、そこから、最新作の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」が作られた2016年まで、このシリーズは毎年のように進化を続けていることが良くわかる。
正直言って、この映画のラストにロキが連れてきた宇宙のならず者たちの場面は、「トランスフォーマー」を見てるみたいで、ちょっとダサいなと思うこともあったけれども、その後、作品を重ねるたびにドンドン垢抜けている。
それ以外にも、トニー vs キャップ vs ソーや、ブラック・ウィドウの椅子に縛られたままのアクションとか、見応えある場面ばかり。
アクションシーンだけでも、この映画を観る価値が十分ある。
とはいえ、私がこの映画の中で一番好きなシーンは、エンドクレジットが終わった後、疲れ切ったアベンジャーズたちがトニーのおススメのお店でサンドイッチを食べるシーン。
(下部 ↓ 写真参照。)
ソーはロキを連れて星に帰ったはずなのに、なんでそこにいるの??とかね(笑)
ご飯食べてから帰ったのかな…(笑)
それと、気付いたというか、思い出したのは、最後の最後にサノスが出てくるところ。
サノスは既にこの時のエンドクレジットに出てきてたんだね。
サノスの登場は次のシリーズ第3弾「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で出てきて、そこでは、「ドクター・ストレンジ」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」も合流するらしい。
それもまた楽しみ。
↓ この疲れ切ったアベンジャーズが好き(笑)
〇シリーズ第2弾
「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」シリーズ第2弾。敵は史上最強の人工知能。心を操られたヒーローたちはチームワークを保てるか。ロバート・ダウニー・Jr主演映画【感想】
〇シリーズ第3弾
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」人気シリーズ第3弾!完璧じゃなく人間臭いヒーローたちが手を取り合って悪に立ち向かう姿に感動!敵は最強最悪の独裁者!【感想】
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マーベルコミックの人気ヒーローたちが力を合わせて地球を救う。

【満足度 評価】:★★★★☆
何度観ても面白い、いやむしろ、観れば観る程味が出る。
一通りマーベル作品を見て、またここに戻ってくると、この後に続く物語に向けて最初からちゃんと伏線が張られていることが分かる。
迫力あるアクションだけ見てても面白いし、それぞれのキャラクターにキチンと個性があって物語に奥行きがある。
だから、このシリーズは何度観ても面白いんだと思う。
目次
「アベンジャーズ」予告編 動画
(原題:THE AVENGERS)更新履歴・公開、販売情報
・2017年4月11日 WOWOWで観た感想を掲載。
・2019年11月18日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。
キャスト&スタッフ
出演者
〇ロバート・ダウニー・Jr…(「スパイダーマン:ホームカミング」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「ジャッジ 裁かれる判事」、「アイアンマン」、「シャーロック・ホームズ」など)
〇クリス・エヴァンス
…(「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」など)
〇マーク・ラファロ
…(「スポットライト 世紀のスクープ」、「コラテラル」、「フォックスキャッチャー」、「はじまりのうた」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「シャッター アイランド」など)
〇クリス・ヘムズワース
…(「ラッシュ/プライドと友情」、「白鯨との闘い」、「スノーホワイト」、「ゴーストバスターズ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「パーフェクト・ゲッタウェイ」など)
〇スカーレット・ヨハンソン
…(「SING/シング」、「ジャングル・ブック」(声のみ)、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「LUCY ルーシー」、「ヘイル・シーザー!」、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」、「真珠の耳飾りの少女」、「アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」、「her/世界で一つの彼女」、「ママが遺したラヴソング」など)
〇ジェレミー・レナー
…(「メッセージ」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」、「ミッション・インポッシブル:ゴースト・プロトコル」、「ミッション:インポッシブル/ローグネイション」、「ザ・タウン」など)
〇ステラン・スカルスガルド
…(「われらが背きし者」、「天使と悪魔」、「ドラゴン・タトゥーの女」、「レイルウェイ 運命の旅路」、「しあわせはどこにある」、「シンデレラ」、「アミスタッド」など)
〇サミュエル・L・ジャクソン
…(「キャプテン・マーベル」、「キングコング:髑髏島の巨神」、「ヘイトフル・エイト」、「キングスマン」、「ビッグ・ゲーム」、「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」、「キャプテン・アメリカ ウインター・ソルジャー」、「ターザン:REBORN」、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「ダウト・ゲーム」、「ロボコップ」、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」など)
〇グウィネス・パルトロウ
…(「アイアンマン」、「コンテイジョン」、「恋におちたシェイクスピア」など)
〇トム・ヒドルストン
…(「キングコング:髑髏島の巨神」、「アイ・ソー・ザ・ライト」、「ハイ・ライズ」など)
監督
〇ジョス・ウェドン…(「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」など)
2012年制作 アメリカ映画
あらすじ
地球から遠く離れた星アスガルドから、地球にある光る石のパワーで地球を征服しようと目論んだロキ(トム・ヒドルストン)は、SHIELDからその石を奪って逃走。
SHIELDの長官フューリーは、地球絶滅の危機を阻止するべくこれまで極秘にされてきたアベンジャーズ計画を実行する。
アベンジャーズ計画とは、地球にいるスーパーヒーローたちの力を集結し、地球を危機から守るというもの。
フューリーにより、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、ハルク(マーク・ラファロ)、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)が呼び寄せられ、ロキを追ってアスガルドからやってきたソー(クリス・ヘムズワース)もその一員に加わる。
そして、彼らはロキの居所を掴むのだが…。

感想(ネタバレあり)
噛めば噛む程味が出る
このMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの作品は、噛めば噛むほど味が出る作品だ。
新作が公開された後に、過去の作品を見返すと、最初からちゃんとつながるように伏線が張られている。
大きなクモの巣の中心に「アベンジャーズ」という大きなクモがいて、そこから放射状かつ複雑に張られた糸の上に各キャラクターがいる。
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、マイティ・ソーなどなど…。
それぞれが独立し、自分たちの世界を築いているが、その全てがこの「アベンジャーズ」を中心にしてつながっている。
だから、キャプテン・アメリカやマイティ・ソーのシリーズを見た後に、このアベンジャーズを観ると互いに理解が深まっていく。
もちろん、それぞれの独立した世界だけを観ても十分楽しめる。
しかし、もしも全体像を観たいなら、MCUの全部の作品を観ることをおススメする。
特に、この「アベンジャーズ」シリーズの第一作であるこの作品は、とても重要な位置にある。

物語の軸はトニーとキャップの対立
私はMCUのシリーズ作品を一通りみた後に、久しぶりにこの第一作目に帰ってきた。
そこで改めて気付かされたのは、トニーとキャップの対立は既に最初から始まっていたということだ。
というのも、そもそもキャップが冷凍保存され、愛する恋人の元に帰れなかったのは、元々自分の責任ではあるが、トニーの父に引きずり込まれたと思っている部分が強いのではないかと思った。
だから、キャップはトニーに対し初対面の時から全く愛想がない。
と同時に、トニーも父から「偉大なるキャプテンアメリカの伝説」を嫌という程聞かされてきて、ちょっとしたジェラシーのような感情を持っていた。
さらに、キャップはマッチョで保守的な「古いタイプの軍人」である。
(SHIELDの戦艦に乗った時、その景色の美しさに、思わず黒人のフューリーにチップを渡してしまうという場面は、古いアメリカそのものである)
逆にトニーは、リッチな発明家であり「武器製造を放棄して、戦争のない平和な地球」を目指すリベラル派のビジネスマンである。
その根本的な思想の違いは、この「アベンジャーズ」の第一作目から既に描かれていた。
その2人を中心の軸として描き、アメリカの二大政党制をそのままこの2人に投影させ、生い立ちや思想は違っても、緊急時は助け合うことの必要性を描くのが、この「アベンジャーズ」である。
この映画はヒーローものではあるけれども、決して小さい子供が観て喜ぶような作品ではない。

それぞれ欠点を抱えたキャラクターだからこそ魅力的
この映画の面白さは、各キャラクターの個性にある。
トニーとキャップについては前述したが、怒れる科学者のハルク、神様失格のソー、気が優しくてしっかり者のブラック・ウィドウやホーク・アイ。
そして、今回の悪者でかまってちゃんの魔法使いロキ。
正直なところ、「ヒーローらしいヒーロー」と言ったら、「キャプテン・アメリカ」だけである。
あとはそれぞれが弱点や人間的な欠点を抱えながらヒーローとして生きている。
ハルクなんか、ヒーローかそうじゃないか、かなり微妙なところだ(笑)
彼らの個性がしっかりしているのは、原作があるという強みから来ている。
スタン・リー(今回はラストの「NY市民へのインタビュー動画」のうちの1つに登場)というクリエイターがいて、彼がコミックだけでなく、映画の製作総指揮として加わり、MCUの持つ世界観を保っているからこそなのだと思う。
また、「欠点を持った人たち」がヒーローになることで、これまで描かれてきた「ヒーロー像」のステレオタイプを打ち破り、「人間は完璧にはなれないし、だからこそ素晴らしい」と思える作品になっている。

怒涛のアクションあってこそのアベンジャーズ
しかし、なんと言っても、この映画で楽しいのは怒涛のアクションシーンである。
この第一作の「アベンジャーズ」は2012年に製作された映画であるが、そこから、最新作の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」が作られた2016年まで、このシリーズは毎年のように進化を続けていることが良くわかる。
正直言って、この映画のラストにロキが連れてきた宇宙のならず者たちの場面は、「トランスフォーマー」を見てるみたいで、ちょっとダサいなと思うこともあったけれども、その後、作品を重ねるたびにドンドン垢抜けている。
それ以外にも、トニー vs キャップ vs ソーや、ブラック・ウィドウの椅子に縛られたままのアクションとか、見応えある場面ばかり。
アクションシーンだけでも、この映画を観る価値が十分ある。
とはいえ、私がこの映画の中で一番好きなシーンは、エンドクレジットが終わった後、疲れ切ったアベンジャーズたちがトニーのおススメのお店でサンドイッチを食べるシーン。
(下部 ↓ 写真参照。)
ソーはロキを連れて星に帰ったはずなのに、なんでそこにいるの??とかね(笑)
ご飯食べてから帰ったのかな…(笑)
それと、気付いたというか、思い出したのは、最後の最後にサノスが出てくるところ。
サノスは既にこの時のエンドクレジットに出てきてたんだね。
サノスの登場は次のシリーズ第3弾「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」で出てきて、そこでは、「ドクター・ストレンジ」や「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」も合流するらしい。
それもまた楽しみ。
↓ この疲れ切ったアベンジャーズが好き(笑)

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コメント
コメント一覧 (2)
アベンジャーズ関連の映画は私も大好きです。
その中でも特に好きなのは、「シビルウォー」と、この「アベンジャーズの1作目」です。
この映画を観る直前までは、知名度から言ってアイアンマンが主役っぽいのかなあ・・・と思っていたのですが、そうならなかったのも良かったですね。
ブラックウィドーやホークアイは普通の人間なのですが、しっかり活躍して見せ場もあったし。
でもそれぞれが自身の考えで迫り来る危機に対峙して、でも考え方やその対峙状況が自身の経験から少し違っていて、この作品では小さなほころびだったものがシビルウォーでは大きな溝になってしまった・・・というか・・・。
それぞれがそれぞれで皆正しい。でも考え方や行動に違いがあった・・・な感じで・・・。
シビルウォーではその辺りが観ていて切なかったなあ・・・。
でも
「私と考え方や行動は違っても、あなたは私の大切な人だよ」という思いも感じられた映画でしたね。
そんな思いもくみ取れる映画はやっぱり良いですね。
次回作のアベンジャーズ関連映画が楽しみですね。
いつもありがとうございます。
いいですよねぇ「アベンジャーズ」シリーズ。
久々に第1弾を見直してみて、
みんながそれぞれキチンとした個性を持っていて、平和に対する考え方もそれぞれ違っていて、それでも互いに尊重し合うというところが、この映画の肝なんだなとつくづく思いました。
トシさんのおっしゃっている通り、この後彼らの間にできた溝が大きく広がってしまうのですが
それでも、さらなる大きな目標のために、きっと彼らは戻って来るだろうと思えるのも、
2人の間にある信頼関係がとても強いからだと思います。
単なるアクション満載のヒーローもので終わらず、そんな人間性も感じさせてくれるのは良いですね。
はい。
今後の彼らの活躍もとても楽しみです。