ヒュー・ジャックマン主演の映画「フロントランナー」を特別上映会で観た。
1988年、スキャンダルにより失脚した大統領候補ゲイリー・ハートの実話を映画化。

【満足度 評価】:★★★★☆
面白かった!
先の展開がわかってもスリリングな展開にハラハラドキドキしながら楽しめた。
ゲイリーが女性スキャンダルで叩かれたのは、女性の地位が上がり、公に「不快だ」と言えるようになった証で、そうなる運命だったと思う
目次
『フロントランナー』予告編 動画
(原題:The Front Runner)更新履歴・公開、販売情報
・2019年1月22日 スペシャルスクリーニングにて鑑賞。
・2019年3月2日 感想を掲載。
・2019年12月8日 WOWOWでの放送に合わせて加筆・修正。
詳しい作品情報につきましては、下記公式サイトをご参照ください。
↓キャスト&スタッフ
出演者
〇ヒュー・ジャックマン
…(「LOGAN/ローガン」、「イーグル・ジャンプ」、「レ・ミゼラブル」、「チャッピー」、「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」、「プリズナーズ」、「PAN ネバーランド 夢のはじまり」など)
…(「LOGAN/ローガン」、「イーグル・ジャンプ」、「レ・ミゼラブル」、「チャッピー」、「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」、「プリズナーズ」、「PAN ネバーランド 夢のはじまり」など)
〇J・K・シモンズ
…(「ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!」、「ラ・ラ・ランド」、「パトリオット・デイ」、「ザ・コンサルタント」、「Re:LIFE リライフ」、「セッション」、「マーダー・オブ・キャット」、ドラマシリーズ「カウンターパート/暗躍する分身」など)
〇モリー・イフラム
監督
〇ジェイソン・ライトマン…(「タリーと私の秘密の時間」、「とらわれて夏」など)
2018年製作 アメリカ映画
あらすじ
1988年の大統領選挙。
民主党上院議員のゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)は、46歳という若さで大統領候補の筆頭に名乗りを上げる。
しかし、マイアミヘラルド紙が、彼に関するあるスキャンダルを入手し、やがてそれが他の有力紙にも知られることとなり、ゲイリー・ハートの支持率は一気に急落してしまう…。

感想(ネタばれあり)
この映画の感想につきましては、私が「ぴあ映画生活」に掲載したものをご紹介いたします。
フロントランナー (2018)
[80点]「女性の地位が向上した証」
1988年のアメリカ大統領選挙で、民主党の有力な候補者だったゲイリー・ハートに降りかかるスキャンダルを描く作品。
実話の映画化。
現在では、不倫スキャンダルで政治家が失脚するのは、よくある話だ。
むしろ、リスキーなのがわかってて、よく不倫なんかするよなぁと思う。
しかし、この映画の舞台である1987年当時は、そうではなかった。
プライベートなことよりも政策で戦う時代だった。
ところが、ゲイリー・ハートの不倫が明らかになると、これまでスキャンダルを扱っていなかったワシントンポスト紙までが、ハートの不倫を書き立てるようになる。
ゲイリー・ハートは、女性スキャンダルによって、その資質が問われた初めての大統領候補なのだ。
そんなハートの姿を見て、なぜ、1987年というタイミングだったのかと考えた。
中には、ジャーナリズムの質が落ちて、販売部数を増やすために政治とは関係のないスキャンダルに手を出すようになったという見方もあるかもしれない。
しかし、それは女性たちの地位が上がった証ではないかと、私は思った。
それまでの男性社会では、不倫や女遊びは男の甲斐性、ただの火遊びだと思われていた。
しかし、女性の地位が向上し、意見が言える立場になった人が増え、「女性を遊び道具のように扱うのは不快です」と言える人が増えてきたということだと思った。
だから、私はこのゲイリーの件が、ジャーナリズムの質が落ちて、くだらない三面記事まで扱うようになっただけだとは思えなかった。
確かに、そういう一面もあるかもしれないし、確かにジャーナリストはスキャンダルよりも政策を語るべきかもしれない。
しかし、その反面で、お堅い新聞が政治家の女性スキャンダルを暴くことで、若い女性をポイ捨てする権力者の地位が落ちるのは大歓迎だと思った。
人間は誰しも失敗をするもので、ゲイリーの件も騒ぎすぎだったという見方もあるかもしれない。
しかし、この時、ゲイリーの女性スキャンダルが明らかにならなかったら、彼に捨てられる女性たちは、もっと増えていたかもしれないのだ。
ゲイリーはただの運が悪かった男ではなく、起こるべくして起きた件だったのではと思う
なんとく、話の展開は分かっているものの、それでも、スリリングな展開にハラハラドキドキしながら最後まで見入ってしまった作品だった。

1988年のアメリカ大統領選挙で、民主党の有力な候補者だったゲイリー・ハートに降りかかるスキャンダルを描く作品。
実話の映画化。
現在では、不倫スキャンダルで政治家が失脚するのは、よくある話だ。
むしろ、リスキーなのがわかってて、よく不倫なんかするよなぁと思う。
しかし、この映画の舞台である1987年当時は、そうではなかった。
プライベートなことよりも政策で戦う時代だった。
ところが、ゲイリー・ハートの不倫が明らかになると、これまでスキャンダルを扱っていなかったワシントンポスト紙までが、ハートの不倫を書き立てるようになる。
ゲイリー・ハートは、女性スキャンダルによって、その資質が問われた初めての大統領候補なのだ。
そんなハートの姿を見て、なぜ、1987年というタイミングだったのかと考えた。
中には、ジャーナリズムの質が落ちて、販売部数を増やすために政治とは関係のないスキャンダルに手を出すようになったという見方もあるかもしれない。
しかし、それは女性たちの地位が上がった証ではないかと、私は思った。
それまでの男性社会では、不倫や女遊びは男の甲斐性、ただの火遊びだと思われていた。
しかし、女性の地位が向上し、意見が言える立場になった人が増え、「女性を遊び道具のように扱うのは不快です」と言える人が増えてきたということだと思った。
だから、私はこのゲイリーの件が、ジャーナリズムの質が落ちて、くだらない三面記事まで扱うようになっただけだとは思えなかった。
確かに、そういう一面もあるかもしれないし、確かにジャーナリストはスキャンダルよりも政策を語るべきかもしれない。
しかし、その反面で、お堅い新聞が政治家の女性スキャンダルを暴くことで、若い女性をポイ捨てする権力者の地位が落ちるのは大歓迎だと思った。
人間は誰しも失敗をするもので、ゲイリーの件も騒ぎすぎだったという見方もあるかもしれない。
しかし、この時、ゲイリーの女性スキャンダルが明らかにならなかったら、彼に捨てられる女性たちは、もっと増えていたかもしれないのだ。
ゲイリーはただの運が悪かった男ではなく、起こるべくして起きた件だったのではと思う
なんとく、話の展開は分かっているものの、それでも、スリリングな展開にハラハラドキドキしながら最後まで見入ってしまった作品だった。
Posted by pharmacy_toe on 2019/02/03 with ぴあ映画生活
★Twitterでも、映画情報や海外ドラマの情報を発信しています~
toe@とにかく映画が好きなんです@pharmacy_toe
『フロントランナー』面白かった!先の展開がわかってもスリリングな展開にハラハラドキドキしながら楽しめた。ゲイリーが女性スキャンダルで叩かれたのは、女性の地位が上がり、公に「不快だ」と言えるようになった証で、そうなる運命だったと思う https://t.co/TpOgZUbiw52019/01/23 00:16:12
★Instagramでも映画のレビューを日々更新しています~
↓ 人気ブログランキングに参加しています。クリックをお願いします

映画 ブログランキングへ

にほんブログ村

◆DVDで観る:「フロントランナー」
![]() |
フロントランナー ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray] 新品価格 |

◆Amazonプライムで観る:「フロントランナー」(字幕版)
![]() |
新品価格 |

◆原作本:「The Front Runner」【洋書】
![]() |
The Front Runner (All the Truth Is Out Movie Tie-in) 新品価格 |

◆オリジナルサウンドトラック:「The Front Runner」
![]() |
The Front Runner (Original Motion Picture Soundtrack) 新品価格 |




コメント